法相宗の大本山で世界遺産でもある薬師寺。そんな薬師寺の御朱印とはどのようなものなのでしょうか?
そのため今回は、「薬師寺の御朱印と御朱印帳の時間・値段・場所は?もらえる時間や場所、見所やアクセスも!」をご紹介します!^^
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もくじ
薬師寺の御朱印の種類や値段は?
種類:9種類(普段は6種類)
値段:初穂料300円
御朱印の種類は9種類です!
しかし、基本的に頂けるのは6種類です。
種類が豊富!基本の御朱印6種類
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基本的に頂ける御朱印の種類としては、「薬師如来」、「瑠璃宮」、
御詠歌、「聖観世音」、「弥勒沸」、「南無沸」です。
「薬師如来」は薬師寺の代表的な国宝・薬師三尊像の中の一つです。
「聖観世音」や「弥勒沸」も国宝や重要文化財である
聖観世音菩薩・弥勒三尊から来ています。
御詠歌は、「くすりしは つねのもあれど まらひとの
いまのくすりし たふとかりけり めたしかりけり」と書いてあります。
すごくレア!?期間限定の御朱印3種類
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期間限定で3種類の御朱印が頂けます。
その3種類が、「吉祥招福」、「瑠璃華」、「不東」と書かれた御朱印です。
「吉祥招福」は吉祥天女がともに描かれている御朱印で、
毎年1月1日~1月15日と秋に開催される
大宝蔵殿の特別公開時にのみ頂くことができます。
「瑠璃華」は西ノ京ロータスロード
というイベントの期間中にのみ頂くことができる御朱印です。
この御朱印に関しては、薬師寺だけではなく、唐招提寺と
喜光寺も含めた3つのお寺がコラボした特別な御朱印です!
このエリアで見られる美しい蓮の花と一緒に特別な御朱印がいただけます。
ちなみに、開催日は6月10日~8月16日です。
「不東」は、玄奘三蔵院の特別公開期間にのみ
頂くことができる御朱印です。この「不東」という文字には
どのような困難に対しても決して動じることはないという
精神的な意味があるようです。ちなみに、玄奘三蔵というのは
有名な呼び名だと三蔵法師のことを指しています。
薬師寺の拝観や御朱印が頂ける受付時間は?
- 拝観時間: 8:30~17:00(受付は16:30までです。)
- 拝観料:(玄奘三蔵院伽藍公開時)
大学以上…1100円
中・高校生…700円
小学生…300円
(玄奘三蔵院伽藍非公開時)
大学以上…800円
中・高校生…500円
小学生…200円
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薬師寺の御朱印のもらえる場所は?
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場所: 大講堂、大唐西域壁画殿
主に基本的に貰える御朱印の場所は大講堂です。
特別公開時に頂ける「不東」の御朱印をもらえる場所は
大唐西域壁画殿になります。
薬師寺で買える御朱印帳の種類は?値段・サイズ・色は?
料金:1200円(ビニールカバー付きで1500円)
サイズ:18cm×12cm
色の種類:紺色、朱色
買える場所:大講堂
「水煙」を美しく描いたオリジナルの御朱印帳!
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薬師寺のオリジナルな御朱印帳の特徴は、「水煙」です!
水煙とは何かという人がほとんどだと思います。
水煙とは、仏塔の最上部についている炎の形をした
装飾物のことをいいます。なぜ炎の形をしているかと言いますと、
この炎の形は火災除けの意味があるそうです。
薬師寺の東塔は国宝にもなるほどの貴重な塔です。
その塔の上にある水煙を御朱印帳に描くということは、
現世でも薬師寺を災害が起こることなく残していきたい
という強い思いが表れているように思います。
また、その水煙の中に笛を吹いている天人のような
人物も描かれています。この人物は、飛天といい、
空を舞いながら、御仏を讃えている天人だそうです。
金色で水煙と飛天が描かれていて、
シンプルながらも趣深い御朱印帳となっております。
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薬師寺の境内の様子・見どころ
それでは、薬師寺内で見どころとなるスポットをご紹介しましょう。
薬師寺の伽藍は、独特のスタイルになっており、
「薬師寺式伽藍」などと呼ばれております。
玄装三蔵院伽藍と白鳳伽藍に分かれています。
薬師寺の中でも有名な金堂や東塔などは、白鳳伽藍のほうになります。
今回は、そのようなメインの見所となる白鳳伽藍の中を中心にご紹介します!
金堂
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金堂は昔西塔とともに戦火に巻き込まれてしまい、焼け落ちてしまった過去があります。
その後1976年に念願の復興をすることができました。
そんな金堂の中には、有名な国宝である薬師三尊像があります。
薬師三尊像は天武天皇が夫婦の仲である持統天皇の病気が治るように、作られた像です。
その中でも、中央の薬師如来は別名「医王如来」ともいいます。
身体的な病気・精神的な病気など、人間の中で死を招く一番の原因である
病気という苦を人間から抜き、楽を与えてくれるという意味で、
「抜苦与楽(ばっくよらく)の仏様」として祀られています。
そして、右に日光菩薩、左に月光菩薩が祀られています。
日光菩薩は、太陽のように光を照らすことで、苦しみの闇を消すと言われています。
月光菩薩は、月の光のような優しい心で、慈しみにより煩悩を消すと言われています。
大講堂
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大講堂は、現在の建築基準法に合わせて、現代にある技法を細かく取り入れて、
そこに伝統的な工法を合わせた復元建築になっています。
そして、伽藍の中でも最大級の建築物で、白鳳伽藍の雄大さをこの大講堂が象徴しています。
この大講堂の中には、重要文化財である弥勒三尊像が祀られています。
実は、この弥勒三尊像は何度も名称を変えられています。
江戸時代に行動を再建する際は、阿弥陀三尊と呼ばれ、
また明治時代には、なんと薬師三尊と呼ばれていました。
これは、もとの本尊や本薬師寺の旧仏などの関係によるものです。
このように、周りの環境により名称を変え続けえたわけですが、
2003年に大講堂が復興されるにあたり、もとの弥勒菩薩の名に戻りました。
また、大講堂には国宝である仏足石・仏足跡歌碑と釈迦十大弟子の像があります。
この仏足石は日本最古の仏足石です。
そして、仏足跡歌碑は仏足石についての徳とその足跡のもとと言われる
釈迦の生死について歌った21首が載っています。
釈迦十大弟子の像は、2500年前にお釈迦様のもとで弟子が
インドで厳しい修行に励んでいました。
その中でも、特に優れた10人の弟子を像として制作し、
苦行に耐え抜いた先の見本となる姿として薬師寺に奉納されたそうです。
薬師寺で修行を積んでいる僧たちは、常にこの修行増たちを
目標にして過ごしているのかもしれませんね。
東塔
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東塔は、薬師寺の中でも唯一奈良時代に建てられた
(奈良時代初期・730年建立)国宝である建物です。
パッと見ただけでは6重の屋根になっているように見えますが、
実は三重塔です。各階の屋根の下に裳階(もこし)という雨風を防ぐ
目的の構造物をつけています。これは、屋根と裳階を大小様々にすることで
外観の優美さを際立たせています。
この東塔には釈迦苦行像と四天王像が祀られています。
釈迦苦行像は、悟りを開くために断食をしながら厳しく苦しい修行に耐えている
釈迦の姿を現した像です。そして、その中の四隅に、
持国天・増長天・広目天・多聞天という四天王像が安置されています。
西塔
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西塔も、東塔と同じ6重に見えて実は三重塔です。
しかし、東塔よりとても鮮やかな色合いをしています。
そして、塔についている連子窓(れんじまど)に使われている
色の青色と、扉や柱に使われている丹色(にいろ)を使って、
「あおによし ならのみやこは さくはなの におうがごとく いまさかなり」
という歌が万葉集の中にあります。この歌からすると、
この西塔はその当時の平城京の華やかさや美しさを表現していたのではないか
という説もあります。そんな西塔ですが、塔の先端には相輪舞という
10メートルにも及ぶ部分があります。その最上部にあるのが、
御朱印帳の部分でも紹介した「水煙」です。
東塔にも同じようにあり、この実物の「水煙」には、
約24体もの飛天が透かし彫りされているのです。
今の時代に見ても、とてもかっこいいデザインだと思います。
東院堂
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東院堂は、吉備内親王(きびないしんのう)が元明天皇の
冥福を祈る為に建立されたそうです。
薬師寺は火災などの災害により何度も壊滅的な被害に遭いました。
そのような経験から、この1階建ての東院堂は、基礎の壇を高くして、
水害から守り湿気を逃がすように設計されました。
そんな東院堂の堂内には、白鳳時代に作られた仏像を代表する国宝である、
聖観世音菩薩が安置されています。
この菩薩の名前の中にもある「観」は、心の目で見ること、という意味です。
心の目で見るというのは、色がなくても心で感じ取って色を見て、
音も同様に心で感じ取って聞くということだそうです。
何もないと思っていても、気付いていないだけであって実際にはそこにある
ということなのでしょうね。この「観」の働きによって人々の悩みや
苦しみを無くすという聖観世音菩薩。
一度会いに行って、心を洗われてみてはいかがでしょうか。
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まとめ
薬師寺はお寺をあまり巡ったことのない初心者の方でも、一度は見たことのある名所や像なども多いので、とても行きやすいと思います!
そして、御朱印を集めていない方も是非この機会に集めてみてください!旅をするのが楽しくなりますよ☆
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