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ヤモリとトカゲとイモリの違い・見分け方は?見た目の違いや生態も!

一見似たような外見をしているヤモリとトカゲとイモリですが、その違いはどういったものなんでしょうか?はっきりとした違いがあるのであれば、どんな違いのか気になりますよね。
そのため今回は、「ヤモリとトカゲとイモリの違い・見分け方は?見た目の違いや生態も!」をご紹介します^^

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ヤモリとトカゲとイモリの違いは?


出典:https://twitter.com/tukunosuke/status/769112745698430977


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ヤモリとトカゲとイモリの違いは、簡単にいうと、ヤモリとトカゲは爬虫類でイモリは両生類というものがあります。

ですので、まずはこのヤモリ・トカゲ・イモリの3種がどういった生き物なのかを、それぞれの違いを含めて解説したいと思います。

ヤモリ

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1072954?title=%E3%83%A4%E3%83%A2%E3%83%AA

ヤモリはヘビやトカゲと同じ爬虫類で、秋田以南の多くの地域で見ることができます。
ヤモリを漢字で書くと「家守」、または、「守宮」と書き、昔から「家を守ってくれる縁起の良い生き物」として知られています。

ヤモリは木造建築の民家や石垣などを住処(すみか)にし、夜行性で街灯などに集まってきた蛾やハエ・クモなどを食べて生活しています。また、ヘビやトカゲと同じ爬虫類で、温暖な気候を好むという習性から、日本国内では主に秋田県以南の本州・四国・九州などで見ることができます。

出典:https://www.chem-station.com/blog/2014/08/post-642.html

ヤモリといえば、よく壁などにピタッと張り付いている姿を見ることがありますが、これは「ファンデルワールス力」といい、足の裏に無数の毛が生えているため、その毛が壁にしっかりと引っかかることにより垂直の壁や天井を自由に歩き回ることができるんですよ。

この壁に張り付くことができる毛が、トカゲやイモリと大きく違う部分です。

まるでSF映画「スパイダーマン」並みの身体能力ですよね。
それに害虫を食べて駆除してくれるという意味では、その家で暮らしている人からすれば紛れもないヒーローですし。

また、ヤモリは夢占いにおいては家庭が安定することを暗示しているほか、金運のシンボルとも言われているので、夢の状況によっては思わぬお金が舞い込むなど、金運UPにも一役買ってくれるありがたい存在です。

害虫も駆除してくれて夢に出てくると金運UPと、私たちにとって良いことずくめで、すごく嬉しい存在なんです。

トカゲ

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2855750?title=%E3%83%8B%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%AB%E3%82%B2

トカゲは有鱗目(ゆうりんもく)トカゲ科に分類される爬虫類で、ヤモリと同じ爬虫類ですが、昼行性であったり、体に光沢があったり、ぽっちゃりとした体形であったりといった違いがあります。

トカゲは、昼行性でクモなどの昆虫や甲殻類・ミミズなどを食べて生活しています。
ヤモリもクモを食べるので似ていますが、ヤモリは夜行性、イモリは昼行性という違いがあります。

また、名前の由来としては、昼行性の生き物で見ためが小さな竜に似ていることから「石の上にいる竜の子」→「石竜子(とかげ)」→「トカゲ」と呼ばれるようになったと言われています。

なお、外見に関して言えば、非常に光沢があってツヤツヤとしているほか、子供のうちの身体の色は黒褐色をベースに5本の黄色いラインが頭から尾の付け根まで入っており、尻尾はメタリックブルーと、比較的派手な色をしているんですが、大人になると落ち着いた色へと変化していくんですよ。

比較的落ち着いた色合いのヤモリと比べると、派手な印象を受けるのがトカゲということですね。
そう考えると、少し人間の好みに通じるところもありますね…通じる…か?

ちなみに、日本国内の本州・九州・沖縄だけではなくロシアにも生息しているんですが、外見的な特徴として「ずんぐりとしていて太い」という、言うなれば「ぽっちゃり体型」ですので、そう考えれば寒暖の差に強いと言えるでしょう。

また、トカゲ最大の特徴と言っても過言では無い「しっぽ切り」です。

出典:https://kuma-oyakudati.com/archives/2431

実はトカゲのしっぽは「脱離節(だつりせつ)」という小さな節がいくつも入っていて、例えると紙のミシン目のような感じでしっぽが切れやすくなっているうえ、切れた際に断面の筋肉が収縮するので、出血することが無いんですよ。

しかも、しばらく時間が経つと綺麗に再生するという驚きの能力も持っているんですから、ビックリですよね。

ヤモリとの違いとしてわかりやすいのが、まぶたの有無です。
まず、まぶたですが、まぶたがあるのがトカゲになります。

次に、イモリとの違いでわかりやすいのが、かぎ爪です。
かぎ爪を持っているのが、トカゲです。
トカゲの場合はかぎ爪があり、これにより地面を早く走ることができます。
ぽっちゃり体型で早く動けるなんて、まるで「ドラゴンボールZ」に出てくる魔人ブウみたいですよね。

とは言っても、普段この2種類をまじまじと見てじっくりと比較する機会はほぼ無いに等しいかもしれませんが、もしその機会に恵まれた際には、せひじっくりと観察してみて下さい。

イモリ

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3167036?title=アカハライモリ(ニホンイモリ)%E3%80%80アップ

頻繁にヤモリと混同されることがあるイモリは、水中や水辺に住む両生類で、生息地が水辺だったり、お腹が赤かったりといった違いがあります。

イモリはヤモリやトカゲとは違い、爬虫類ではなくカエルの仲間の両生類ですので、その主な生息地は水辺や水中で、その周辺にいる害虫を食べてくれることから、漢字で書くと「井守」と呼ばれているんですよ。

また、イモリの体にはうろこはなく、粘膜で覆われた柔らかい皮膚を持っていることから乾燥に弱いため、水辺に住むことで常に皮膚を湿った状態に保っているという特性があります。
そういう意味では、まるで人間の女性のように毎日スキンケアに励んでいるという訳ですね…違う…か?

水辺に棲んでいるかどうかというのが、大きな違いの一つです。

そして、ヤモリやトカゲと比べ大きな違いとなるのが、外見的な特徴です。

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2830233?title=アカハライモリ

イモリは何と言っても「テトロドトキシン」というフグと同じ毒を持っていることから来る赤いお腹が特徴で、この身体で自らの危険性を周りに知らせ、身を守っていると考えられます。

なお、人間が触る分には何も問題はありませんが、万が一、毒が目に入ると痛みが走ったり炎症が起こったりということが起こるので、そうならないようにイモリを触った後はしっかりと手を洗うようにしましょう。

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ヤモリとイモリの見分け方

出典:ttps://pixabay.com/ja/photos/ヤモリ-2656812/

ここまで書いてきたように、爬虫類と両生類・毒の有無など、様々な違いがあるヤモリとイモリですが、よく混同されるこの2種類の見分け方はというと・・・

ヤモリとイモリの見分け方
  • お腹が赤いのはイモリ
  • 爪の有無・前足の指の数
  • 自分でしっぽを切る/切らない
  • 漢字に変換する

などが挙げられます。

順に解説すると・・・

お腹が赤いのはイモリ

既述したように、イモリはフグと同じ「テトロドトキシン」という毒を持っているため、お腹が赤いのが外見上の一番の違いです。
その証拠に、ヤモリには毒がありませんからね。

イモリはこの外見をしていることで、他の天敵とされる動物に対して、「自分は毒を持っているんだぞ」ということを知らせているんですよ。
このことから、お腹が赤い物はイモリと覚えるのが正解です。

なお、日本国内に生息しているイモリの多くはこの種類の「アカハライモリ」ですので、この覚え方をしていればかなりの高確率で見分けることができますよ。

もしも自身のお子さんが間違えて「お父さん/お母さん、あれはヤモリだよね」と言った時に「いや、違う。あれはヤモリじゃなくてイモリだよ。よく見てごらん、お腹が赤いでしょう。あれは毒があるからなんだよ」と教えてあげれば、子供から「お父さん/お母さん凄い!」と喜ばれること間違いなしですよ。

もちろんその際には、「毒があるから触っちゃダメだよ」と注意してあげることを忘れずに。

爪の有無・前足の指の数

ヤモリは木や壁を走り回ったり張り付いたりといった具合に陸上で生活しているので、足に爪が生えていますが、イモリは主に水辺や水中で生活しているため、爪は生えていません。
つまり、必要無いんですね。

ちなみに、イモリの場合、歩く時にお腹を地面に付けたまま移動するのでゆっくりとしか歩けないんですが、ヤモリは陸上が自身のフィールドですので、それに適応して胴体部分を地面から浮かせることで、より早く移動できるという利点があるんですよ。

また、前足の指の数も違います。
イモリが4本でヤモリは5本なんですが、この点においてもやはり陸上で生活しているヤモリに軍配が上がっています。

もしかすると、ヤモリやイモリを見つけた時に「わざわざ爪があるか無いかを確認するのに、じっくりと観察するのは嫌だよ」という方もいらっしゃるかもしれませんが、そういった場合でもひとつの豆知識として覚えておいて損は無いでしょう。

自分でしっぽを切る/切らない

出典:https://www.irasutoya.com/2015/09/blog-post_46.html

この行為のことを読んで字のごとく「自切(じせつ)」と言うんですが、トカゲや蛇の仲間(爬虫類)であるヤモリは、身の危険を感じるとトカゲと同じく自らしっぽを切って逃げる(再生可能)んですが、イモリは自切をしないという違いがあります。

その代わり、イモリはしっぽだけではなく身体のどの部分を負傷したり切られたりしても、完全に元通りにしてしまうという驚きの能力があるんですよ。
まるで元・プロレスラーの長州力さんのものまねで有名な長州小力さんのネタみたいですよね(切れてないという意味で)。

ですので、もしもあなたがイモリが身体のどこかを負傷し、それを再生する姿を見たとしたら、それを見られたイモリはあなたに対して「キレてないですよ」と心の中で言っていることでしょう。

冗談はともかく、見分け方・あるいは区別の仕方のひとつとして覚えておいて下さい。

漢字に変換する

見分け方というと少し違う気がしますが、感じで書くとヤモリは「家守」と書き、イモリは「井守」と書きます。

ヤモリの漢字の由来は、陸上で生活しており「家屋に生息しているガやゴキブリなどの害虫を食べることで、家を守ってくれる」ことから、そして、他方のイモリは水辺に生息しており、水陸両方で生活できるうえ「田んぼや井戸にいる害虫を食べてくれる」ことから、その名が付けられたと言われているんですよ。

こう聞いて「何か勘違いしそうで覚えづらいなあ、もっと漢字を簡単に覚える方法は無いの?」と思った方もいらっしゃることでしょうが、「安心して下さい。もちろんありますよ(とにかく明るい安村氏風に)」

もしもイモリのイを家のイと勘違いしそうになった時は、ヤモリの「ヤ」は家主の「ヤ」ですので、こっちに「家」の字を当てるのが正解だと覚えるようにしましょう。

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爬虫類と両生類、生態や生息場所・身体の色など様々な違いがあるヤモリとトカゲとイモリ。
ごちゃ混ぜにならないよう、しっかりと覚えておきましょう。

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