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【ヤモリとイモリの違い】簡単見分け表あり!特徴を写真付きで解説!

家の窓にヤモリっぽい生き物がいるんだけど、イモリとはどう違うんだっけ?

ヤモリとイモリは姿がよく似ているので、違いが分かりづらいですよね!

しかし、見分けがつきやすい簡単な覚え方があるので、詳しく解説していきます!

この記事でわかること

  • ヤモリとイモリの違い・見分け方
  • ヤモリの特徴や生態
  • イモリの特徴や生態

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【ヤモリとイモリの違い】見分け表あり!

ヤモリかイモリか迷った時の見分け表

ヤモリイモリ
お腹の色白・グレー
生息する場所陸上水辺
爪の有無有り無し
ウロコの有無有り無し
前脚の指の数5本4本
壁のぼり得意不得意

ヤモリ・イモリの違いを覚えるコツ

名前は一文字違いでほとんど同じですが、生き物としては全く違う種類の生き物です。

簡単に言うと、ヤモリは爬虫類でイモリは両生類です。

爬虫類や両生類の動物が好きな人にとって見れば、イモリとヤモリの違いはとても簡単なことのようですが、世の中の6割程度の人はイモリとヤモリの違いを明確に説明できません。

皆さん見た目が似ているせいで、混同してしまうということですね。

漢字表記だけでも覚えると、違いがかなり分かりやすくなります。

漢字表記

  • ヤモリ=家守:家を守ってくれているから陸上にいる生き物!
  • イモリ=井守:井戸を守ってくれているから水辺の生き物!

家の窓に張り付いている生き物がヤモリかイモリか迷った場合は、99%その生き物はヤモリでしょう。

ヤモリは爬虫類で、水には弱いので水辺にいることはほとんどありません。

濡れてしまうと、かなり体温が奪われ弱ってしまいます。

一方イモリは両生類で泳ぎが得意なので水辺にいることがほとんどです。

漢字から生息する場所は覚えやすいと思いますので、

  • 近くに水辺がない場所にいたらヤモリ(家守)
  • 水辺・泳いでいたらイモリ(井守)

と判断して良いでしょう。

ただ近くに池があって、家に張り付いていた場合は、どちらから判断に迷いますよね。

その場合は、上で紹介した見分け表を確認しましょう。

1番わかりやすいのは、お腹の色です。

↓白っぽいのが家守(ヤモリ)

↓赤いのが井守(イモリ)

イモリは毒を持っている場合があり、身の危険を感じると毒を出す可能性があるので、あまり近寄らない方法でチェックできるお腹の色を覚えると良いです。

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ヤモリ(家守)の特徴や生態について詳しく解説

ヤモリは、爬虫類でトカゲや亀、ワニの仲間に入ります。陸で生活している生き物で、漢字で書くと『家守』と書くので家を守る爬虫類です。

家などの建物に居る害虫を食べてくれるとてもありがたい存在なので、その意味も含めて家を守ってくれる『家守』と名付けられたそうです。

ヤモリは陸で生活するので肺呼吸をしていて、うろこもあります。

これを聞くと亀やワニと同じ爬虫類ということも納得できますね。

ヤモリの特徴はこんな感じです。

ヤモリの特徴

  • 前足の指の数が5本ある
  • 亀やワニのようにうろこがある
  • 目にはまぶたが無い
  • 指には爪がある
  • 卵には殻がある
  • 夜行性
  • 手には吸盤があるので、壁などにへばりつくことが出来る
  • 敵に襲われた時に、トカゲなどのように尻尾を自分で切ることが出来、再生もできる

ヤモリはゴキブリを食べてくれる

ヤモリは家を守ると書いて家守『ヤモリ』ですが、家にいる害虫を食べてくれるので

家を守るとも言われているそうです。

そして、ハエや蚊はもちろんですが、なんとゴキブリまで食べてくれるらしく、とてもありがたい存在です。
ヤモリの餌・食べ物は家にあるもので代用不可!生き餌は市販で買える!

ヤモリは基本生きているものしか食べませんが、ペットしても人気です。

ヤモリ用の餌はペットショップ・爬虫類用のショップなどに売っているので、意外に簡単にお世話できます。
ヤモリはなつく?触りたい時の注意点、性格や臭いか、ペットとして飼う時の必要な物も

卵には殻がある

家の近くに小さな卵があり、中からヤモリ・イモリのような生き物が産まれたら、それは確実にヤモリです。

なぜなら、イモリは卵ではなくそのまま赤ちゃんを産むからです。
ヤモリはいつ卵を産むの?産卵する時の前兆、孵化させる際の注意点、エサは何が良い?

ちなみに、卵を産む直前のヤモリは、下から見るとお腹から透けて卵が見えます!

ヤモリは神様の使いとも言われており、縁起も良い☆

爬虫類が苦手な人もいるとは思いますが、ヤモリは『神様の使い』と言われているそうです。

ヤモリの縁起については別記事でも紹介しています☆
ヤモリは縁起が良い?その理由や幸運の予兆か、家守だから家も守る?

ヤモリが居る家は守られて、火事などが起きないとされ縁起が良いとされています♪

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イモリ(井守)の特徴や生態について詳しく解説

イモリは両生類なので、カエルなどの仲間になります。

陸上よりも水辺に生息していて、水田にいる害虫を食べてくれるので、井戸=水辺という考えから井を守る『井守(イモリ)』と呼ばれている説と、実際に井戸の害虫を食べてくれることで井戸を守っている『井守(イモリ)』の説があるようです。

どちらにしても、水のある所を、守ってくれているということですね。

そして、イモリがヤモリと決定的に違う点は、イモリはお腹が赤いということです。

ちなみになぜイモリのお腹が赤いのかというと、テトロドトキシンという毒を持っているからだそうです。

イモリのテトロドトキンは触る分には問題ない毒とのことですが、一応詳しいサイト様のリンクも貼っておきます☆
生物モラトリアム様:イモリの毒の成分と毒性は強い?触った時の症状と死亡例は?

イモリは両生類なので、子供の時は水の中で鰓呼吸をしていますが、大人になると肺呼吸をするようになります。

同じ両生類で言うと、カエルもおたまじゃくしのうちは水中ですごしていますが、大人のカエルになると陸に上がってきて肺呼吸をしています。

また、イモリにはうろこがなく、やわらかい皮膚が粘膜におおわれています。その為に皮膚が乾燥に弱いので、乾燥しないように常に湿った状態にしています。

だから水辺に住んでいるのです。

イモリの特徴はこんな感じです。

イモリの特徴

  • 前足の指の数は4本
  • 同じ両生類のカエルのようにうろこはない
  • 目にはまぶたがある
  • 指には爪がない
  • 卵には殻がない
  • 夜行性
  • テトロドトキシンという毒を持っている
  • 敵に襲われた時に、トカゲなどのように尻尾を自分で切ることは出来ないが切れた時は再生できる

毒を見せつけるためにお腹が赤い

イモリはテトロドトキシンというフグと同じ毒を持っているそうなのですが、これをアピールする為にお腹が赤いということらしいです。

敵に襲われた時には、わざとひっくり返ってお腹の赤い部分を見せて、毒を持っていることをアピールし、敵に警戒をさせるらしいです。

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イモリを使って恋が実るかもしれない!?

意外と有名な話らしいのですが、イモリは『惚れ薬(媚薬)』に使われていたらしいですよ。

イモリを黒焼きにしたものを粉にして、人に振りかけると、その相手を惹きつけるという効き目があるとのことです。

恋に焦がれて、心臓まで真っ黒焦げになるというように伝えられているそうです。

イモリの体は再生可能!!

ヤモリのしっぽが再生することは前に説明しましたが、逆にイモリは自分から尻尾を切ったりはしないのですが、切れても再生が出来るらしいのです。

しかもしっぽはもちろん、ほかの部分がなくなってしまっても
再生できるというからすごい能力ですね。

ヤモリ・イモリの楽天の人気商品を紹介☆

真鍮でできたヤモリのアジアンオブジェ

天然素材かつハンドメイド品のため、めちゃめちゃ希少性のあるオブジェです!

色も綺麗で、やはりシルエットが可愛いですね。

玄関の棚などに置いておいて、家を守ってもらいましょう!

ヤモリのえさ

ミルワーム・シルクワームを高配合していますので、これだけで健康に育てることができます。

キャップを開けてしぼり出すだけでそのまま与えられます。

ぷるぷるした形状で食べやすい半ねりタイプです!

パクパク餌を食べるヤモリの姿はとても可愛いので、ぜひこれをあげてみましょう!

ヤモリは飼育しやすいですが、イモリは毒を持っていたいりと飼育しづらい部分があります。

そのため、イモリの可愛いぬいぐるみはいかがでしょう?

手のひらサイズで可愛いですよ!

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【まとめ】ヤモリ(家守)・イモリ(井守)は感じで覚えると見分けやすい!

ヤモリとイモリの違いについて、それぞれの特徴も踏まえ解説しました。

漢字表記だけ覚えてしまえば、陸にいるのか・水辺にいるのか分かると思いますので、ぜひ漢字だけでも覚えてください!

違いを細かく全部覚える必要はありません。

陸・水、中途半端なところにいて違いがわからず判断がつかなかった場合は、本記事にもう一度戻ってきて見分け表などをみて判断してください!

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