季節の雑学

魔女がほうきにまたがる理由はなぜ?由来や関係、材料や通販も!

映画やアニメ、イラストなどで見る魔女は、「魔女=ほうき」というのが定番ですよね!では、魔女はどうしてほうきにまたがり飛んでいるのでしょうか?
そのため今回は魔女がほうきにまたがる理由はなぜ?由来や関係、材料や通販もご紹介します!^^

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魔女とほうきとの関係は?


出典:http://insatsusozai.net/autumn2-girl2.html

実際魔女とほうきには昔から伝わる関係があったようです。

実際は飛んでいなかった?!

魔女を描写するとき、ほうきで空を飛んでいることが多いのですが、
実際には空を飛ぶなんてことは、やっぱりなかったみたいです!

実は、本当に空を飛んでいるのではなく、
意識だけ、精神だけが空を飛んでいるような、
もしくはそれ以上の気分になっていたそうなんです

魔女は英語で言うと、『Witch(ウィッチ)』ですが、
このWitchの古い英語は『Wicca』となります。

Wiccaは元々、『賢い女性』を指す言葉で、
薬を調合したり、病人の治療をしたりしていたようです。
そんな風にしていたわけで、
自分の身の回りを常に清潔を保つために掃除を怠らなかったので、
Wiccaはほうきを持っているイメージが民衆に強くつきました。

 

またWiccaたちはとても賢いので、
民衆たちには理解のできないものを調合していき、
不思議な薬を完成させることができます。

 

それだけでも民衆からしたら不思議だし、
なによりも得体の知れないものを作っていることで、
恐ろしく不気味に感じたのでしょう。

 

そのうえ、Wiccaたちには特別な催眠の秘薬がありました。
それをほうきに塗り、その上にまたがると、
途轍もない快楽を得られるんだそうです。

 

その光景もまた、民衆を不思議がらせたことでしょう。

 

そういったことを、当時盛んだった魔女狩り裁判で、
魔女として拷問された人々が
「ほうきにまたがり空を飛んで、サバトへ行った」
と自白したことを皮切りに、この『魔女はほうきで空を飛ぶ』という説が有名になったそうです。

 

実際には空を飛んでいないけど、
空を飛ぶような快楽が、魔女たちにはあったみたいです。

ほうきでないとダメな理由とは?

上で紹介した通り、魔女は賢い女性のことを指しますが、
それ以外にも巫女だったりシャーマンのような役割を持った人のことも指します。

 

ほうきには元々、呪術的な信仰の対象であったり、
産婆さんの象徴であったりもしたので、
賢い女性=魔女=ほうきという図式が成り立ったのではないでしょうか?

 

必ずしも魔女はほうきに乗っているというわけではありません。
熊手や豚、ヤギのしっぽなんかでも飛んでいたそうです。

ほうきの柄が意味するものは?

ほうきの柄に女性がまたがることは、
『性的な意味合い』=『キリスト教的にアウト』であるということらしいです。

 

キリスト教では性的な快楽をタブー視しており、
魔女たちの行いである『ほうきにまたがる行為』は、
宗教的に良くないこととされていました。

 

また、女性上位という考え方も、キリスト教の教えとは合わなかったようで、
キリスト教の教えに沿わない人たちを魔女狩りと称して、処刑していたそうです。
どうしてほうきだけが特別扱いされたのかわかりませんが、そこにはほうきならではの理由や、
象徴としての意味があったとされています

 

そのほかにも、結婚式でほうきを飛び越える儀式をしたり、
今もイギリスの田舎の方では「幼い女の子はほうきにまたがってはいけない」
と言い伝えられています。

 

キリスト教的には、人は垣の中にいて、
外に出れば戻ってくることはできないとされていました。
中と外を行ったりできたのは、神だけだったのです。
しかし、『魔』も同じように中と外を自由に動けたので、
キリスト教徒は『魔』をとても嫌いました。

 

ほうきはその垣とする考えもあり、
それをまたぐ・越えるものを同じ『魔』として扱いました。
その『魔』は男性よりも女性が多かったので、
『魔女』という呼び方が広がっていったそうです。

魔女のほうきの素材はなに?

出典:https://hiyokoyarou.com/majo-4/

魔女の持っているほうきの素材は「エニシダ」という木が多かったようです。

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/200000?title=%E3%82%A8%E3%83%8B%E3%82%B7%E3%83%80

このエニシダという木はブルームと呼ばれ、
ハーブとして知られています。

エニシダはしなやかで、折れにくくほうきにはぴったりの素材です。
単純にそういった面で見てみても、魔女にはうってつけの素材ですが、
さらに上で挙げた、"空を飛ぶような快楽を得られる薬"のような、
軽いトリップを起こす麻酔作用があるようなのです。

 

その原因がスパルテインと呼ばれる成分で、
現代では劇薬として扱われていて、
不整脈などを起こしてしまうようです。

 

エニシダはとても美しく、鮮やかな色の花を咲かせるそうで、
花言葉は『純潔』『上品』『清楚』など、
上で挙げてきた魔女の印象とは、似ても似つきませんね。

 

日本で葉の落ちた竹の枝を束ねてほうきにしたように、
あちらではエニシダの枝を束ねて、実用的なほうきとしていたのでしょう。

魔女につきまとう黒のイメージ

魔女といえば黒いマントを羽織っている、
というようなイメージを持ちますよね。

 

どうして黒というイメージが強いかというと、
やはりイラストの魔女たちは黒いマントを羽織っていて、
ほうきに乗っていることが多いからだと思います。

 

なぜ魔女=黒なのかというと、
黒には悪いイメージがあるからです。
このイメージというのは最近になってできたもので、
特に歴史的な理由とかはないみたいですね。

 

ただ、魔女狩りが流行っていたころ、
白魔女と呼ばれる人々もいたようで、
この白魔女は同じ魔女でも悪いことをしない魔女として、
民衆から支持を得ていたそうです。

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魔女のほうきにまつわるトリビア

魔女のほうきは宇宙にも?

出典:https://www.pakutaso.com/20171034277post-13529.html

魔女のほうき星雲と呼ばれる、星の爆発によって生まれた、
星の残骸がはくちょう座の近くに存在するんです。

 

その見た目はとても美しく、青や赤が主体の色となっています。

 

この美しい魔女のほうき星雲の色は、
星の爆発によって暴れまわるガスと周辺のガスがぶつかり合うことで生まれます。
その見かけはなんと満月の3倍以上もあり、
天文写真で見かけると、その美しさに見とれてしまうほどです。

魔女気分で飛びたい人へ

なんとこの日本に、魔女気分で飛べる場所が存在するんです!
その場所というのが、香川県にある小豆島オリーブ公園なんです!

なにが魔女気分にさせてくれるのかというと、
あの「魔女の宅急便」のキキがほうきで飛んでいるシーンを、
自分たちで再現できちゃうんです。

小豆島オリーブ公園では、無料で『魔女のほうき』なるものを貸出していて、
公園内の至る所にあるギリシャ風車の前で、
まるで空を飛んでいるような写真が撮れちゃうんです!

 

なぜほうきを貸出しているのかというと、
この公園は2015年公開の『魔女の宅急便(実写)』のロケ地になったからなんだそうです。

 

瀬戸内海の透き通るような青い海と、
真っ白なギリシャ風車で魔女の気分を味わうのも楽しそうです!

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頭がいいだけで魔女扱いされて、裁判にかけられるのはかわいそうだけど、そういう風にしか見えなかった魔女たちも悪かったのかなあと思いました。
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