季節の雑学

魔女の帽子がとんがりの理由は?魔女の由来・歴史、現代のイメージも

魔女といえば、とんがり帽子に黒い服をイメージする方が多いのではないでしょうか?では、魔女はなぜこのとんがり帽子を被るのでしょうか?黒い服も気になりますね☆
そのため今回は、魔女の帽子がとんがりの理由は?魔女の由来・歴史、現代のイメージもご紹介します!^^

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魔女の帽子がとんがりの理由は?

出典:https://illust-imt.jp/archives/006175/

とんがり帽子は魔の象徴?

悪魔に角があるように、魔女のとんがり帽子も角に見立てています。
このとんがり帽子は、魔の象徴としておそれられています。

古来から、人間は角に対して恐怖心をもっており、
それが魔の象徴としてとらえられるようになったということですね。

日本でも、角は鬼の象徴となっていますよね。

また、とんがり帽子はかつては目印として犯罪者にかぶせるなど、
蔑みの象徴として使われていました。
その犯罪者のイメージと、魔女の恐ろしいイメージが合わさって、
魔女の帽子が魔の象徴として扱われるようになった。という説もあります。

悪魔とつながるイメージ

魔女の帽子は、悪魔とつながるイメージからも生み出されたといわれています。

角が魔の象徴としておそれられている。ということは先ほども紹介しましたが、
魔女は、悪魔の手下として、角のかわりに角のように尖った帽子があたえられたということです。

三角形で長い帽子は、悪魔とつながるための「アンテナ」のようにも見え、
近代の作家によってより強調されるようになり、魔女といえば、
「角のようにとがった帽子をかぶっている」という姿が定番になりました。

三角とスピリチュアルとの関係

三角形は、特にキリスト教において、スピリチュアル(霊的である)と考えられています。

たとえば、ピラミッドの形は、三角形ですよね。
天に向かって伸びる三角形は、天界へ魂が昇っていくとか、
霊界とやりとりをすることができる形であると捉えられています。

日本でも、地鎮祭などで使われる神籬(ひもろぎ)が、三角形で作られることもあります。

現代の魔女のイメージは?

出典:https://illust-imt.jp/archives/004189/

現代の魔女もとんがり帽子?

現代の魔女も、とんがり帽子が定番になっていますよね。
これは、宗教的な意味よりも、キャラクターのアクセントとしての意味が強くなっています。

もともとは宗教的な意味を持っていたとんがり帽子ですが、
現代の魔女は、ハロウィンなどのイベントの時に登場する、
愛らしいキャラクターという性格が強くなっています。

現代の魔女のとんがり帽子は、「魔女」というキャラクターのトレードマーク的な役割を果たしています。

ハロウィンのプレゼントには、魔女の絵柄が書かれているものも多くなっています。

魔女のとんがり帽子の今

魔女といえば「とんがり帽子に黒い服でホウキに乗っている」というように、
皆が思い描く魔女の姿がある程度統一されている今、魔女のイメージはファッション化もされています。

本や映画に出てくる創作の中での魔女の姿も、このイメージが多いですよね。
悪い魔女、可愛らしい魔女、というような魔女の性格や人柄に違いはあるものの、
どの魔女も同じような格好をしています。

日本でハロウィンが普及してからは、
ハロウィンに魔女の仮装をする人も増えました。
お店では、仮装用に「魔女セット」というものが売られていたりします。

魔女セットには、おなじみのとんがり帽子と黒い服が入っています。
魔女セットに着替えたら、「お洒落な魔女」「可愛らしい魔女」「怖い魔女」と、
皆それぞれアレンジを加えて楽しみます。

魔女狩りが行われた時代があるほど、マイナスのイメージが強かった魔女ですが、
今では魔女のファッションが国や文化を越え広く浸透し、プラスのイメージで使われています。
改めて考えてみると、とても不思議なことですよね。

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魔女の由来

出典:https://sozai-good.com/illust/season/autumn/halloween/53807

元々は癒しの存在だった?

コウモリやカラスと大きな窯でスープを作る・・・。というような、
暗く不気味な魔女のイメージもありますが、
本来魔女というのは病気を治したり、人々の為に占いをしたりと、民衆にとって癒しの存在でした。

かつては助産師、産婆さんの役割も果たしており、
生まれた子供が健康に育つようにおまじないをかけたり、
子供が亡くなってしまった場合におはらいをしたり。といったことも魔女の役割でした。

魔女のイメージはどう作られた?

魔女といえば、とんがり帽子に黒いローブで、箒を持っているイメージですが、
現在の魔女のイメージは、児童向けの絵本によって定着したものなのです。

18世紀ごろまでは、こういった固定的なイメージはあまりなく、
悪魔の手下の女性=魔女というイメージだったのですが、
19世紀以降、児童向けの絵本やディズニーの映画などの影響により、
現在の魔女のイメージが確立されていきました。

魔女自体の概念は、数百年も前からあるものですが、
それが現在の姿で定着したのは、意外と最近のことだったんです。

魔女に関する迷信

魔女に関する迷信も多くあり、悪魔と交わった女性、
12月25日の夜に生まれた女の子などが魔女になるといわれていました。

魔女の特徴として信じられていたのが、
身体のどこかに悪魔と契約した時の印がある、
悪魔に助けられるために水に沈まない、というものです。

また、魔女はホウキで空を飛び、カラス、フクロウ、蛇を召使とし、
使い魔として黒猫を狩っている。という迷信もありました。

こちらは現代でも魔女のイメージとして定着しているものですね。

魔女の歴史

出典:https://sozai-good.com/illust/season/autumn/halloween/54312

ヨーロッパで言う魔女とは

ヨーロッパでは、魔女はシャーマンや妖術使いとみなされる負の存在として考えられていました。

妖術使いとは、「人間に危害を加える能力を持っている者」という意味で、
魔女=害を与える者としてみなされ、迫害の対象となっていました。

今の魔女のイメージとは、ちょっと違いますね。

魔女が迫害された理由

キリスト教では、男尊女卑の考えがあり、
また、キリストを信仰する一神教であるキリスト教にとって、
魔女という神秘の力を持った存在は目障りな存在であり、迫害されるようになりました。

今ではキリスト教は、世界中に普及していますが、世界でキリスト教が力を持つとともに、
魔女は迫害されるようになった。という経緯があったのです。

魔女裁判

15世紀から17世紀にかけて、ヨーロッパでは大規模な魔女狩りが行われ、
多くの人が魔女と疑われ、裁判にかけられました。

ここでは実際に魔女裁判で行われた、
魔女を見分ける方法についてご紹介します。

悪魔の印の確認

魔女には、身体のどこかに悪魔と契約した時の印があるとされ、
魔女の疑いをかけられた者は、悪魔の印の有無を調べられました。

ほくろや痣が悪魔の印としてみなされましたが、
ほくろは少なからず誰しもあるもので、痣は裁判に連行される時に出来てしまうことも
多々ありました。

また、悪魔の印は痛みを感じない部分で、出血もしないと信じられていたため、
ほくろや痣に全て針を刺しました。
当然痛みを感じるのですが、痛がることすらも「演技をしている」として疑われました。

水に沈ませる

出典:http://urx.blue/LMdH

魔女を水に沈めても、悪魔の助けにより浮かび上がる。といわれており、
容疑者は冷たい水の中に沈められました。

息が出来ず、苦しくなり水から顔を出そうとすると、
悪魔の助けによるものとして、魔女であることが決定されてしまいました。

空を飛ばせる

魔女は空を飛ぶことが出来る。といわれており、
崖などの高いところから容疑者を落下させました。

落下したら無実が証明されるのですが、
崖からの落下は飛ぶことのできない容疑者にとって死を意味していました。

神への祈りを唱えさせる

悪魔と契約を交わした魔女は、神への祈りを唱えられないといわれていました。

これは、拷問により心身ともに衰弱している容疑者に対して、
魔女裁判の中でも最後に行われるもので、
ほとんどの容疑者は祈りを唱えられる状態ではありませんでした。

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魔女は、かつては宗教的な意味を持ち、魔女裁判など悲しい歴史も持っていたんですね。今となっては、ハロウィンなどで皆に愛されるキャラクターとなっています。そういった歴史的な背景を知っていると、魔女の見方もちょっと変わりますね。
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