時候の挨拶のひとつである「向暑の候」。その意味や読み方をご存知ですか?また、使える時期や、それを使った例文や結びの言葉も気になりますね。
そのため今回は、「向暑の候の意味や読み方は?時期はいつ使えるか、例文や結び、同じ時期の季語や挨拶も」をご紹介します!^^

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向暑の候の読み方は?

出典:http://u0u0.net/WEpS

向暑の候の読み方は、難しく考える必要は無く、「こうしょのこう」でOKです

ちなみに、向暑の候の「候」という字を「そうろう」と読むのは間違いですので、
知識のひとつとして覚えておくと良いでしょう。

向暑の候の意味は?

出典:http://u0u0.net/rPcV

まず「向暑の候」の「向暑」とは、これも読み方と同様に、
「季節が夏に向かっている」、もしくは、「初夏の訪れを感じる季節」
という意味です。

また、「候」とは「様子をうかがう」という意味ですが、
元々は「敵の状況や戦地の地形をうかがう兵士」のことを指していたんです。

したがって、本来の「敵の様子をうかがう」という意味から、「じっと待つ・観察する」あるいは「変化の兆しを見る」という意味の言葉に変化していったと考えられます。

つまり、「向暑の候」とは「季節がだんだんと夏に向かっていることで、初夏の訪れを感じる今日この頃」という意味になります。

シゲル
同じような意味を持つ言葉で「向夏(こうか)の候」というものもあるので、
一緒に覚えておくと役立ちますよ☆

向暑の候の時期はいつ?いつまで使える?

出典:http://u0u0.net/SsTo

「向暑の候」の時期は文字通り、春の終わりから夏に入るまでというのが妥当であり、
5月上旬頃から6月下旬ぐらいまで使うのが一般的とされています。

ただ、皆さんご存知のように、6月は梅雨の時期であることから、
中には「6月に向暑の候を使うのはおかしい」と考え、
6月中旬から下旬にかけての挨拶とされる「梅雨の候(つゆのこう)」を使う人も多くいます。

そう考えれば、6月上旬に「向暑の候」を使うかどうかは、実際に梅雨入りしているかどうか
つまり、「気候次第」なので、この時期に手紙を出す際は注意が必要になります。

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向暑の候と一緒の時期の時候の挨拶

出典:http://u0u0.net/WJd7

向暑の候と一緒の時期に使える時候の挨拶は、上でもご紹介した「向夏の候」「梅雨の候」のほか「初夏の候」「首夏の候」「深緑(しんりょく)の候「万緑(まんりょく)の候」「青葉の候」「暮春(ぼしゅん)の候」「残春の候」「軽暑の候」「惜春(せきしゅん)の候」「若葉の候」「薫風(くんぷう)の候」「新緑(しんりょく)の候」「葉桜の候」「入梅(にゅうばい)の候」、「夏至(げし)の候」、「長雨の候」「麦秋(ばくしゅう)の候」「季夏(きか)の候」などがあります。

それぞれの言葉の読み方と意味を解説すると・・・

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向暑の候と同じ時期の挨拶

  • 向夏の候
    読みは「こうかのこう」であり、
    「季節が夏に向かっている」、「夏に入ろうとしている季節」という意味になります。
  • 梅雨の候
    読みは「つゆのこう」であり、こちらは言葉通り「梅雨の季節」という意味になります。
  • 初夏の候
    読みは「しょかのこう」であり、「夏の始まりの季節」という意味になります。
  • 首夏の候
    読みは「しゅかのこう」であり、「初夏の季節」という意味になります。
  • 深緑(しんりょく)の候
    読みは上記の通り「しんりょくのこう」であり、
    「木々の緑が濃くなってきた今日この頃」という意味になります。
  • 万緑(ばんりょく)の候
    読みは上記の通り「ばんりょくのこう」であり、
    「木々の葉っぱがしっかりと緑に色付いている」という意味になります。
  • 青葉の候
    読みは「あおばのこう」であり、「木の葉が青々と茂る季節」という意味になります。
  • 暮春(ぼしゅん)の候
    読みは上記の通り「ぼしゅんのこう」であり、
    「春の終わりの季節」という意味になります。
  • 残春の候
    読みは「ざんしゅんのこう」であり、
    「残りわずかな春の名残り」という意味になります。
  • 軽暑の候
    読みは「けいしょのこう」であり、
    「うっすらと汗ばむような季節」という意味になります。
  • 惜春の候
    読みは「せきしゅんのこう」であり、
    「過ぎ行く春を惜しむ季節」という意味になります。
  • 若葉の候
    読みは「わかばのこう」であり、
    「新しい葉っぱが芽生える季節」という意味になります。
  • 薫風の候
    読みは「くんぷうのこう」であり、「爽やかな風が吹く季節」という意味になります。
  • 新緑の候
    読みは上でご紹介した「深緑の候」の場合と同じく「しんりょくのこう」であり、
    「若葉が茂り、緑がまぶしい季節」という意味になります。
  • 葉桜の候
    読みは「はざくらのこう」であり、
    「葉桜を見かける季節」という…そのままの意味になります。
  • 入梅の候
    読みは「にゅうばいのこう」であり、「梅雨入りの季節」という意味になります。
  • 夏至(げし)の候
    読みは上記の通り「げしのこう」であり、「夏が始まる季節」という意味になります。
  • 長雨の候
    読みは「ながあめのこう」であり、「梅雨の季節」という意味になります。
  • 麦秋(ばくしゅう)の候
    読みは上記の通り「ばくしゅうのこう」であり、
    「麦が収穫できる季節」という意味になります。
  • 短夜(みじかよ)の候
    読みは上記の通り「みじかよのこう」であり、
    「夜が短い季節」というそのままの意味になります。

以上が、向暑の候と同じ時期に使える時候の挨拶になります。

既述したように、
5月上旬から6月下旬という比較的広い範囲で使われる挨拶であることから、
春の訪れに始まり夏のそれを思わせるものまで、
まさに季節の移り変わりを実感できる言葉が並んでいるのが特徴
と言えます。

続いて、「向暑の候」と一緒に使える季語をご紹介します。

向暑の候と一緒に使える季語一覧

出典:http://u0u0.net/Xr0c

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向暑の候と一緒に使える季語一覧

・立夏
・初夏
・卯月
・牡丹
・袷
・余花(よか)
・葉桜
・端午
・菖蒲
・武者人形
・幟(のぼり)
・鯉幟
・矢車
・粽(ちまき)
・柏餅
・菖蒲湯
・卯玉
・新茶
・古茶
・繭
・蚕蛾(さんが)
・袋角
・松蝉
・薄暑
・夏場所
・根切虫
・練供養(ねりくよう)
・葵祭
・筑摩祭
・安居
・夏花
・若楓
・若葉
・筍飯
・蕗
・踊子草
・雛罌粟(ひなげし)
・薔薇
・山女(やまめ)
・麦藁
・飛魚
・黒穂
・烏賊(いか)
・海酸漿(うみほおずき)
・穴子
・蝦蛄(しゃこ)
・鱚(きす)
・鯖
・鉄線花
・大山蓮華
・穀象(こくぞう)
・麦飯
・麦笛
・擬宝珠
・豌豆(えんどう)
・豆飯
・浜豌豆(はまえんどう)
・芍卯(しゃくやく)
・藜(あかざ)
・都草
・新樹
・新緑
・若葉
・柿若葉
・楠(くす)若葉
・麦
・麦飯
・麦笛
・五月(さつき)
・五月晴れ
・五月(さつき)富士
・田植え
・早乙女
・八十八夜
・田植え
・吹流し
・初鰹
・梅雨向かふ
・夏めく
・柏餅
・六月
・花菖蒲
・杜若(かきつばた)
・葵
・鈴蘭
・入梅
・梅雨
・五月雨
・五月闇
・出水
・黒南風(くろはえ)
・白南風(しろはえ)
・鰻
・鯰(なまず)
・蟹
・蚯蚓(みみず)
・雨蛙
・紫蘇(しそ)
・蛍
・目高

いかがですか?

繰り返しになりますが、この向暑の候という挨拶が使えるのは一般的に5月上旬から6月下旬までと幅広いことから、挨拶だけではなく季語に関しても数多くの季語があります。
それらは、季節の移り変わりが手に取るように判るものだったり、「五月」や「若葉」、「新樹」といった5月のポカポカとした陽気を感じることができるものだったりする言葉が多いですよね。

■この時期の季語に関しては別記事で詳しくご紹介しています↓↓↓

向暑の候を使った例文(書き出し・結び)

出典:http://u0u0.net/oMW3

ここまでで向暑の候の読み方や意味、また同じ時期に使える挨拶や季語が判ったところで、
次は向暑の候を使った例文を、書き出しと結びの挨拶に分けてご紹介していきます。

書き出しの挨拶

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向暑の候を使った書き出しの例文

  • 拝啓 向暑の候、○○様におかれましてはその後お変わりなくお過ごしのことと存じます。
  • 拝啓 向暑の候、皆様ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
  • 拝啓 向暑の候、日中は汗ばむ陽気になってまいりました。
  • 拝啓 向暑の候、皆々様お健やかにお過ごしのご様子、なによりと存じます。
  • 拝啓 向暑の候、皆様方がお元気でお過ごしの事と存じ上げます。

といったものが挙げられます。

なお、書き出しの冒頭に付いている「拝啓」とは「おじぎをして申し上げる」、
あるいは「謹んで申し上げます」と言う意味
です。
この「拝啓」を使う場面は、たとえば職場において他の部署に所属している上司など、
自分より立場が上の人に対してだけで、友人などの親しい間柄の人には使うべきではありません。

続いて、結びの挨拶はというと・・・

結びの挨拶

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向暑の候を使った結びの例文

  • 汗ばむような日もございます。くれぐれも体調にご留意下さい。
  • 天候が不安定でございます。ご自愛の上、ご活躍をお祈り申し上げます。
  • 日増しに暑くなっておりますが、貴社のさらなるご発展をお祈り申し上げます。
  • 初夏とはいえ時節柄、体調をくずさないようお気をつけください。
  • 梅雨寒の折、ご自愛のほどお祈りいたします。

などがあります。

なお、結びの挨拶における決まり事として、
書き出しの挨拶を上記の例文のように「拝啓」とした場合は、
末尾にその過去形となる「謹んで申し上げた」という意味の「敬具」を使います。
「謹啓」を使った場合には、「敬白」を付けるのが決まり
となっています。

書き出し・結び共にそれぞれ決まりごとがあるので、
慣れるまでは「何かいろいろとややこしいな・・・」と思うかもしれません。
ですが、こういった言葉を正しく使えているか否かで、
手紙を受け取った方のあなたに対する印象がガラリと変わる
ので、
好印象を持ってもらえるようにしっかりと覚えておきましょう。

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この時期の旬のおすすめ☆

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ぜひそのまま豪快にかじりつき、素材そのものの味を堪能して下さい!

まとめ+関連記事

5月上旬から6月下旬と使える期間が長く「季節が夏に向かっている」という意味の「向暑の候」。この言葉を有効的に使い、やがて来る夏に備えましょう☆
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