季節の雑学

立夏の候の意味や読み方は?時期はいつ使えるか、例文や結び、同じ時期の季語や挨拶も

「立夏の候」という言葉がありますが、その意味や読み方、使う時期やいつまで使えるのでしょうか?
そのため今回は、「立夏の候の意味や読み方は?時期はいつ使えるか、例文や結び、同じ時期の季語や挨拶も」をご紹介します!^^

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立夏の候の意味や読み方は?

出典:http://ur0.link/Qb77

まず、立夏の候とは「夏の始まりの季節」を意味する言葉で、
読み方は、「りっかのこう」と読みます。

ちなみに、立夏とは1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、
さらにそれを6つに分けたものである二十四節気(にじゅうしせっき)の中のひとつです。
「立」と付くのは、春夏秋冬全てに「立春」「立秋」「立冬」といった具合にあり、
それぞれ「その季節の始まり」を意味する言葉なんですよ。

このことから、立夏の候とは「夏の始まりの季節」という意味になる訳です。

なお、候の読み方を「そうろう」とするのは間違いなので、
こちらも知識のひとつとして覚えておくと良いでしょう。

立夏の候の時期はいつ?いつまで使える?

出典:http://ur0.link/Qb84

手紙を書くにあたって、
「立夏の候」という言葉が使える時期は、子供の日である5月5日から1週間程度です。

ただ、立夏という言葉自体は使える時期がはっきりと決まっていて、5月5日と6日の2日間です。
これを読んで思わず、「えっ、たった2日間しか使えないの!?じゃあほとんどチャンスが無いから使い辛いよ」と思った方…とにかく明るい安村氏ではありませんが…

安心して下さい、使えますよ!

それが上に書いた、5月5日から1週間程度となります。
ですので、この時期に手紙を書く場合は、忘れずに使う(書く)ようにしましょう。

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立夏の候と一緒の時期の時候の挨拶

出典:http://ur0.link/Qb8H

立夏の候と同じ時期である5月上旬に使える時候の挨拶には、
「新緑の候」「薫風の候」「晩春の候」「青葉の候」「惜春の候」「残春の候」
「暮春の候」「葉桜の候」などがあります。

fa-arrow-circle-right立夏の候と同じ時期に使える時候の挨拶
  • 新緑の候
    読みは「しんりょくのこう」であり、
    「若葉が少しずつ生い茂ってくる季節」という意味になります。
  • 薫風の候
    読みは「くんぷうのこう」であり、
    「若葉の香りを漂わせながら吹く初夏の風の季節」という意味になります。
  • 晩春の候
    読みは「ばんしゅんのこう」であり、
    「4月の末」や「春の終わり」という意味になります。
  • 青葉の候
    読みはそのまま「あおばのこう」であり、
    「木の葉が青々と茂る季節になりました」という意味になります。
  • 惜春の候
    読みは「せきしゅんのこう」であり、
    「過ぎ行く春を惜しむ季節になりました」という意味になります。
  • 残春の候
    読みは「ざんしゅんのこう」であり、
    「春の末の時期」という意味になります。
  • 暮春の候
    読みは「ぼしゅんのこう」であり、
    「春が終わっていく時期になりました」という意味になります。
  • 葉桜の候
    読みは「はざくらのこう」であり、
    「葉桜の季節になりましたね」という、そのままの意味になります。

以上が、立夏の候と同じ時期に使える時候の挨拶とその読み方・意味になります。
いろいろあって驚きますね。

では、次は、立夏の候と一緒に使える季語をご紹介します。

立夏の候と一緒に使える季語一覧

出典:http://ur0.link/Qbaq

fa-arrow-circle-right立夏の候と一緒に使える季語
・初夏
・余花(よか)
・菖蒲
・矢車
・卯玉(くすだま)
・蚕蛾(かいこが)
・夏場所
・筑摩(つくま)祭
・新樹
・楠若葉
・豌豆(えんどう)
・都草
・鉄線花(てっせんか)
・蝦蛄(しゃこ)
・飛魚
・黒穂
・穀象(こくぞう)
・卯月(うづき)
・葉桜
・武者人形
・粽(ちまき)
・新茶
・袋角(ふくろづの
・根切虫
・安居(あんび)
・新緑
・筍飯(たけのこめし)
・豆飯
・踊子(おどりこ)草
・大山蓮華
・穴子(あなご)
・烏賊(イカ)
・麦笛
・牡丹
・端午
・幟(のぼり)
・柏餅
・古茶
・松蝉
・練供養
・夏花(げばな)
・若葉
・蕗(ふき)
・浜豌豆
・擬宝珠(ぎぼうし
・薔薇
・鱚(きす)
・山女(やまめ)
・麦藁
・袷(あわせ)
・端午
・鯉幟
・菖蒲湯
・繭(まゆ)
・薄暑
・葵祭
・若楓
・柿若葉
・藜(あかざ)
・芍卯(しゃくやく
・雛罌粟(ひなげし
・海酸漿(うみほおずき)
・鯖
・麦
・麦飯

いかがですか?

立夏の候と一緒に使える季語は、こんなにもたくさんあるんですよ。
粽(ちまき)・柏餅・鯉幟など、子供の日、いわゆる端午の節句にちなんだもののほか、
春爛漫の5月にふさわしい若葉や緑を用いたものが多い
ことも特徴ですね。

その他のこの時期の季語については、別記事で詳しくご紹介しています↓↓↓

立夏の候を使った例文(書き出し・結び)

出典:http://ur0.link/Qb9u

さて、こうして「立夏の候」の意味と使える時期、
また、それと共に使える季語も判ったところで、
この「立夏の候」を使って手紙やはがきを書く際の方法を書いていきます。

まず、「立夏の候」を使った例文を「書き出し」と「結び」に分けてご紹介すると・・・

書き出しの挨拶

fa-arrow-circle-right書き出しの挨拶の例
  • 拝啓 立夏の候、〇〇様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
  • 拝啓 立夏の候、皆様お元気にお過ごしと存じます。
  • 拝啓 立夏の候、新緑がすがすがしい季節になりました。
  • 拝啓 立夏の候、緑芽が日増しにその色を増しています。
  • 拝啓 立夏の候、若葉が美しい季節となりました。

というような物があります。

ちなみに例文の頭に付いている…
「拝啓」(はいけい)とは、本来「相手を敬い申し上げる」という意味であり、
相手への尊敬を表す言葉
です。

現在では、自分と立場が同等の人に対しても使いますが、本来の意味から考えると…
頭に「拝啓」と付けた以上、立場に関係なく丁寧な文章を書く必要がありますので、
たとえ親しい間柄であっても砕けた文章になり過ぎないように注意しましょう。

結びの挨拶

fa-arrow-circle-right結びの挨拶の例
  • 新生活にも少し慣れてきたころでしょうか。ますますのご活躍をお祈りしております。
  • 向暑の折、ご自愛専一にてお願い申し上げます。
  • 暦の上ではもう夏です。次第に暑くなりますが、どうかお体大切に。
  • 過ごしやすい季節になりましたが、お身体ご自愛ください。
  • 梅雨入り間近でございます。どうぞお身体を大切にお過ごしください。

などがあります。

なお、文頭に上でご紹介した「拝啓」を付けた場合は、「謹啓(きんけい)」や、
「敬具(けいぐ)」、「敬白(けいはく)」という言葉で結ぶのが一般的
ですが、
もし書く側が女性であれば「かしこ」でも構いません。

ちなみに、「かしこ」という言葉は、元々平安時代の古語である「かしこし」から来ており
その意味は「恐れ多い」や「かしこまり申し上げます」となることから…
つまり、「これで文章は終わりです」ということを表している
んです。

また、もうひとつの説として、平安時代当時、女性が男性に対して手紙を書くという場合、
そのほとんどは恋文つまりラブレターだったので、「絶対に他人に見せないで!」という意味で、
結びの言葉として「あなかしこ」と付けて念押ししたことから、これが次第に「かしこ」に変化していったというものもあります。

女性らしく、どこか奥ゆかしい大和撫子を感じるエピソードですね。

ひょっとすると、この時代の有名な女流歌人である紫式部や清少納言なども、
こういった手紙を恋人、もとい殿方に対してしたためていたかもしれませんね。
そう考えると、何かロマンチックな感じがします…(ひょっとして僕だけかな?)。

少し話が脱線してしまいましたが、このように「頭語」や「結語」を使って手紙を書くのは、
慣れないうちは「難しい」または「面倒臭い」と感じるかもしれませんが、これらをしっかりと書き使いこなすことで、手紙を受け取った相手からのあなたに対する印象が格段に良くなること間違いなしですよ。

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5月の旬の食べ物のおすすめ☆

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水揚げ後はすぐに捌いてたたきにし、瞬間冷凍していることから、
まるで生ガツオを思わせるような鮮度の良さが自慢。
その味はもちろん…言わずもがなです。

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まとめ+関連記事

「夏の始まりの季節」を意味する立夏の候。
端午の節句である5月5日からの一週間程度と使える期間は短いですが、ぜひ有効的に活用しましょう!
関連記事も良かったらご覧ください↓↓↓☆

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