梅雨である6月の季語は、何があるでしょうか。また、この時期の俳句や時候の挨拶、季語の使い方なども気になりますね。
そのため今回は、「6月の季語一覧!俳句やこの時期の時候の挨拶、手紙での使い方の例も」をご紹介します!^^

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6月の季語と俳句

出典:http://ur0.work/W8vD

では早速、6月の季語を使った俳句をご紹介していきます。

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6月の季語を使った俳句の一例

葵/あおい
【例句】うらかなし 葵が天へ 咲きのぼる
【作者】三橋鷹女(みつはし たかじょ)
【補足】葵という名の由来は、葉っぱに向日性があることから

蛙/かわず
【例句】灯火も 人にもらひて 初蛙
【作者】中村汀女(なかむら ていじょ)

五月雨/さみだれ
【例句】五月雨や 色紙はげたる 古屏風
【作者】斯波園女(しば そのめ)

梅雨/つゆ
【例句】梅雨ふかし 見えざる糸を 誰が引く
【作者】鈴木真砂女(すずき まさごじょ)

梅雨入/ついり
【例句】十薬の 花の十字の 梅雨入かな
【作者】石田波郷(いしだ はきょう)
【補足】梅雨の時期には栗の花が雨によって落ちることから、
____別名として「栗花落(ついり)」があります

梅雨寒/つゆざむ
【例句】梅雨寒の 日の出早かれ 柳散る
【作者】渡辺水巴(わたなべ すいは)

梅雨の月/つゆのつき
【例句】梅雨の月 ありやとかざす 掌に
【作者】加藤楸邨(かとう しゅうそん)
【補足】この句における掌の読みは「てのひら」ですが「たなごころ」と読む場合もあります

梅雨晴れ/つゆばれ
【例句】南蛮絵 梅雨晴れたれば 歩く様
【作者】長谷川かな女(はせがわ かなじょ)
【補足】南蛮絵(なんばんえ)とは、安土桃山時代頃に日本に伝わってきた西洋の絵のこと

梅雨夕焼/つゆゆうやけ
【例句】ほのぼのと 梅雨夕焼けの 夕べかな
【作者】原 石鼎(はら せきてい)

枇杷/びわ
【例句】枇杷の蝉 かすかに鳴ける 逮夜かな
【作者】西島麦南(にしじま ばくなん)
【補足】逮夜(たいや)とは、葬儀などをはじめとした忌日(きじつ)の前夜のこと

六月/ろくがつ
【例句】六月や 堤の下の 二階建
【作者】野村喜舟(のむら きしゅう)

水無月/みなづき
【例句】走馬燈 青水無月の とある夜の
【作者】山口誓子(やまぐち せいし)
【補足】水無月とは旧暦で6月を表す言葉であり、別名「水月(すいげつ)とも呼ばれます

入梅/にゅうばい
【例句】入梅や 蟹かけ歩く 大座敷
【作者】小林一茶(こばやし いっさ)
【補足】入梅とは、気象庁でいう梅雨入りを指す場合と、
____暦(こよみ)でいう「太陽の黄経(こうけい)が80°に達する日」と言われている
____6月11日頃を指す場合があります

花柘榴/はなざくろ
【例句】花石榴 久しう咲いて 忘られし
【作者】正岡子規(まさおか しき)

花橘/はなたちばな
【例句】駿河路や 花橘も 茶の匂ひ
【作者】松尾芭蕉(まつお ばしょう

花菖蒲/はなしょうぶ
【例句】こんこんと 水は流れて 花菖蒲
【作者】臼田亜浪(うすだ あろう)

昼顔/ひるがお
【例句】昼顔に 猫捨てられて 泣きにけり
【作者】村上鬼城(むらかみ きじょう)

青梅/あおうめ
【例句】青梅が 闇にびつしり 泣く嬰児
【作者】西東三鬼(さいとう さんき)

酢漿の花/かたばみのはな
【例句】かたばみの 花の宿にも なりにけり
【作者】岩間乙二(いわま おつに)

椎の花/しいのはな
【例句】椎の花 こぼれて水の 暗さかな
【作者】増田手古奈(ますだ てこな)

釣鐘草/つりがねそう
【例句】昼ふかく 釣鐘草は 崖に垂る
【作者】桂秀草(かつら ひでくさ)

藻の花/ものはな
【例句】藻の花の 重なりあうて 咲きにけり
【作者】正岡子規(まさおか しき)

鮎/あゆ
【例句】鮎くれて よらで過ぎゆく 夜半の門
【作者】与謝蕪村(よさ ぶそん)

紫陽花/あじさい
【例句】紫陽花に 瞳ばかりの 記憶あり
【作者】長谷川かな女(はせがわ かなじょ)
【補足】紫陽花の花の色はよく変わることから、七変化」「八仙花」という別名もあります

雨蛙/あまがえる
【例句】或る時は 雨蛙なき 雨来る
【作者】高野素十(たかの すじゅう)

瓜の花/うりのはな
【例句】瓜の花 雫いかなる 忘れ草
【作者】松尾芭蕉(まつお ばしょう)

桜桃/おうとう
【例句】桜桃の みのれる国を まだ知らず
【作者】三橋鷹女

柿の花/かきのはな
【例句】柿の花 散るや仕官の 暇無き
【作者】正岡子規(まさおか しき)
【補足】「暇」は、「いとま」と詠みます

かたつむり
【例句】かたつむり 十日の雨を なほ倦まず
【作者】山口青邨(やまぐち せいそん)
【補足】「かたつむり」は、「蝸牛」と表記されることもあるほか、
____「倦まず」は「うまず」と読みます。

黴/かび
【例句】末の子が 黴と言葉を 使ふほど
【作者】中村汀女(なかむら ていじょ)

空梅雨(からつゆ)
【例句】空梅雨の 草木しづかに 曇りけり
【作者】日野草城(ひの そうじょう)
【補足】空梅雨とは、梅雨の時期であるにもかかわらず、
____ほとんど雨が降らない状態のことを言います。

黒南風/くろはえ
【例句】黒南風に 雲低き日と なりにけり
【作者】稲畑汀子(いなはた ていこ)
【補足】黒南風とは、梅雨の時期に南から吹いてくる風のことです

早苗/さなえ
【例句】早苗水 走り流るる 籬に沿ひ
【作者】杉田久女(すぎた ひさじょ)

紫蘇/しそ
【例句】紫蘇の香に をりをり触れて 黙りをり
【作者】加藤楸邨(かとう しゅうそん)
【補足】「をりをり」とは、「時々」、「度々」の意味です

芒種/ぼうしゅ
【例句】芒種なり 水盤に粟 蒔くとせむ
【作者】草間時彦(くさま ときひこ)
【補足】芒種は二十四節気のひとつで、「芒(のぎ)を持つ植物の種をまく頃」という意味です

夏至/げし
【例句】枝を伐る 夏至の日深く 響きたり
【作者】阿部みどり女(あべ みどりじょ)
【補足】夏至も二十四節気のひとつで、「1年で最も日が長くなる日」という意味です

ここに挙げたのはまだまだほんの一例なんですが、
やはり梅雨の時期なだけに「梅雨」という季語が入っているものや、
あじさいやかたつむりなど、梅雨にちなんだ俳句が多いことが判りますよね。

では、その他の季語にはどういったものがあるのかと言うと・・・

その他の季語一覧

出典:http://ur0.work/QGvJ

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その他6月の季語一覧

・皐月
・時計草(トケイソウ)
短夜(みじかよ)
競渡(けいと)
朱欒の花(ザボン)
山梔子の花(クチナシ)
十薬
(ジュウヤク=どくだみ
螻蛄(ケラ)
梅雨寒
出水(デミズ)
桜桃忌(オウトウキ)
魚簗(ヤナ)
亀の子
蟾蜍(ヒキガエル)
李(スモモ)
夏大根
田植
アマリリス
・螢籠
・蛭
・萍(ウキクサ)
・夏の川
・川狩
・黒鯛
・葭切(ヨシキリ)
・白鷺
・蜻蛉生る(トンボウマル)
・油虫
・羽蟻
・ぼうふら
・蝙蝠(コウモリ)
・風薫る
・郭公(カッコウ)
・瑠璃
・緑蔭
・夏桑
・夏蓬(ナツヨモギ)
・酢漿草
・木苺
・蛇の衣(ヘビノキヌ)
・青芝
螢袋
若竹
暑し
セル
・夏手袋
陶枕(トウチン)
・網戸
夏越(ナゴシ)
氷室開き
・アイリス
杜若(カキツバタ
熱田祭
峰入
石榴の花(ザクロ
・榊の花
鬼灯の花(ホオヅキ)
南瓜の花
南風
梅雨晴
額の花
竹植う(たけうう)

山椒魚
桑の実

枇杷(ビワ)
早乙女
ベゴニア
・浮巣
・まひまひ
・河骨(カウホネ)
・鮎
・夜振(ヨブリ)
・鰹
・翡翠
・五位鷺(ゴイサギ)
・蝿
・蚤
・蟻地獄
・蚊
・青桐
・白夜
・仏法僧(ぶっぽうそう)
・夜鷹(ヨタカ)
・木下闇(コシタヤミ)
・夏の蝶
・草刈
・人参の花
・苺
・蝮(マムシ)
・ガーベラ
雪の下
竹落葉
夏衣
夏帽子
・夏足袋
熱帯魚
籐椅子
・形代(カタシロ)
・グラジオラス
著莪(シャガ)
鑑真忌(がんじんき)
時の日
栗の花
・矢車草(ヤグルマソウ)
紫蘭(シラン)
胡瓜の花
あいの風
五月雨
苔の花
花田植


桜の実
パセリ
岩燕
植田
父の日
・通し鴨
・水馬(アメンボ)
・田草取
・鵜飼
・烏賊釣
・青芦(アオアシ)
・雪加(セッカ)
・糸蜻蛉
・蜘蛛
・守宮(ヤモリ)
・まくなぎ
・蚊帳
・青嵐
・海猫
・駒鳥
・夏木立
・青葉
・夏野
・干草
・茄子の花
・蛇苺
・蜥蜴(トカゲ)
・サルビア
・蓼(タデ)
・羽抜鶏
・夏服
・レース
・夏座布団
・青簾(アオスダレ)
・業平忌(ナリヒラキ)
・茅の輪(ちのわ)
・あやめ
一八(イチハツ)
競馬
蜜柑の花
えごの花
紅の花
鈴蘭
溝浚へ(ミゾサラエ)
走り梅雨
五月晴
黴(カビ)
月桃の花(ゲットウ)
濁り鮒(にごりブナ)
蚯蚓(ミミズ)
さくらんぼ
玉葱
代田(しろた)
火取虫

・夏鴨
・目高
・草取
・鵜
・釣堀
・青芒(アオススキ)
・青鷺(アオサギ)
・川蜻蛉
・蜘蛛の子
・蟻
・蛆(ウジ)
・蚊遣火(かやりび)
・老鶯(おいうぐいす)
・時鳥(ホトトギス)
・星鴉
・万緑
・夏蚕
・夏草
・浜昼顔
・馬鈴薯の花
・蛇
・百足虫
・孔雀草
・竹の皮脱ぐ
・水鶏
・袷(アワセ)
・夏帯
・夏蒲団(ナツブトン)
・葭簀(ヨシズ)
・五月富士
・夏暖簾
一目でお判りいただけると思いますが、かなりの数があることに驚かされます。
事実、文字を打っている僕自身も途中で、
「これは一体いつまで続くんだろう?」という気持ちになってしまいました。
まさにお笑いコンビ「バイきんぐ」の小峠さんではないですが、「何て日だ!」ではなく…
「何て数だ!」という感じですよね。
そんな冗談はさておき、次は6月の季語を使った時候の挨拶をご紹介します。
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6月の時候の挨拶

出典:http://ur0.work/hvWT

まずは改まった相手に対しての挨拶の例文です。

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改まった相手に対しての挨拶の例文

  • 若葉青葉の候
  • 時候不順の折
  • 清々しい初夏を迎え
  • 雲の晴れ間の青空も懐かしく
  • 初夏の風に肌も汗ばむ頃
  • 暑さ日増しに厳しく

いかがですか?
やはり「~の候」や「~の折」という言葉を使っていることで、文面から丁寧さが伺えますね。

では次に、親しい相手に対しての例文です。

親しい相手に対しての挨拶の例文fa-arrow-circle-right
  • すがすがしい初夏の季節となりました
  • 雨に映える紫陽花の花も美しく
  • うっとうしい梅雨の季節となりましたが
  • 梅雨明けが待ち遠しい今日この頃
  • 初夏の風に肌も汗ばむ頃
  • 木々の緑が目にしみる今日この頃
  • 吹く風も次第に夏めいてまいりましたが
  • クチナシの香りが漂う季節となりました
    比べてみてどうでしょうか。

    改まった相手に対しての文面からすると、親しい相手の場合には幾分簡潔で、
    良い意味で肩の力が抜けた柔らかい文面になっている
    印象を受けますよね。

    次は、6月の季語の使い方をご紹介します。

    6月の季語の使い方

    出典:http://ur0.link/qLvZ

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    6月の季語の使い方

    南風
    南風は、「みなみかぜ」、「なんぷう」と読みます。
    ジメジメと湿った暑苦しい風を表しているので、
    そのような気持ちを表現したいするといいでしょう。
    南風は6月の季語ですが、「黒南風(くろはえ)」とすることで、
    梅雨時の暗雲立ち込める時期に吹く風となり、
    6月に使用できる季語になります。
    また、「白南風(しらはえ)」とすると、
    梅雨が終わり周囲が明るくなった時期に吹く風となり、7月に使用できる季語になります。

    梅雨晴れ
    梅雨晴れは、雨が続き暗い気持ちになりがちな梅雨時に、
    現れるつかの間の晴れのことで、暗いな中に現れた嬉しい気持ち表すのがいい
    6月の季語です。
    正岡子規や山頭火など有名な俳人も使用している季語ですので、
    梅雨晴れであなたも一句詠んでみてはいかがですか?
    ちなみに、梅雨晴れには、もう一つ…暗い梅雨が明け、晴れることを表す意味もあります。

    五月晴れ
    五月晴れ(さつきばれ)は梅雨晴れと同じく、
    梅雨時に訪れる晴れ間を意味する6月の季語です。
    「五月なのに6月?」と感じるかもしれませんが、6月の季語です。
    この五月は旧暦の5月を指していて、
    旧暦の5月は新暦では6月ですので、6月の季語となります。

    短夜
    短夜は、「みじかいよる」と読むのではなく「みじかよ」と読み、6月の季語です。
    その意味は…そうです、みじかい夜です。
    夜が長かった毎日…時が経つにつれ、日中の時間が長くなり、
    夜の時間が短くなる…そんな寂しい・切ない気持ちを表すことができればグッドです。
    日が長くなり、夜の時間が最も短くなる時の夏至…その前後で使用するのが粋でしょう。
    特に、時候の挨拶に使用する場合は、その時期に使いたいです。

    上記で挙げた季語・その使い方は、あくまで一例なので、その他の季語・使い方があります。

    次に、時候の挨拶の使い方をご紹介します。


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    上旬

    • 初夏の候
    • 青葉の候
    • 向暑の候
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    中旬

    • 深緑の候
    • 梅雨の候
    • 紫陽花の候
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    下旬

    • 梅雨晴れの候
    • 梅雨寒の候
    • 空梅雨の候

    このように、上旬・中旬・下旬の全てにおいて様々な使い方ができることが判りますよね。

    なお、これらはあくまでも一例であるほか、
    「~の候」を「~の折」、「~のみぎり」とすることもできます

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    6月の旬の食べ物のおすすめ☆

    ウニの原産国として有名な、南米・チリ産の天然生ウニです。
    獲れてすぐに殻剥きして成形し、急速凍結機で凍結
    一般的に品質保持に使われているミョウバンを使っていない
    ので、
    抜群の鮮度と味が楽しめますよ。

    周囲を山に囲まれ、昼夜の寒暖差が激しい富良野で穫れた「訳ありふらのメロン」です。
    形がいびつであったりと「訳あり」ではあるものの、その美味しさはもちろん折り紙付き
    たっぷりの果肉と果汁をご賞味あれ。

    車海老養殖発祥の地として知られている、熊本県天草産の活き車海老です。
    成長剤や抗生剤を使わずに育てているほか、
    同地で獲れる最高級のイワシを餌として与えている
    ため、その味は言わずもがなな一品ですよ!

    まとめ+関連記事

    梅雨の時期であることから、やはりそれにちなんだものが多い6月の季語。この季語をぜひ覚えて、俳句や時候の挨拶に大いに活かしていきましょう!
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