ツバメが巣を作る季節になってきて、よく家の周りを飛んでいるのを見るのだけど、家に巣を作られたら困るわねぇ
ツバメは縁起が良い鳥とされていますが、家に巣を作られてしまうと困りますよね。
本記事で、ツバメの巣対策と、すでに作られてしまった方の対応方法をご紹介します!!
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【ツバメの巣対策】100均で揃うグッズ紹介!!
ツバメの巣の対策①:アルミホイル・CDなどの光るものを吊るす
畑や田んぼなどでも用いられる鳥除けの方法でもありますが、
アルミホイルやCDなどの光るモノを吊しておくと効果があると言われています。
これは、ツバメが巣を作成する前や作成途中に行う対処法です。
ツバメなどの鳥をCDで追い払うコツとしては、
風でクルクル回るように吊るすことです。
完全に固定してしまっているご家庭も見かけますが、それだと効果はあまり出ません。
キラキラ反射する光が動くことで、効果を最大限に発揮します。
時折見かけるCDは、家の周りに吊り下げておくには大きく邪魔になりやすいです。
さらに、使わないCDと言われても思っている以上に見つからず探すのに一苦労する場合もあります。
加えて、長い期間吊しておくとCDは透明になってしまうので効果もなくなってしまいます。
そこでCDの代わりにアルミホイルを使って鳥除けにする方法もあります。
巣を作っている最中や作られると困るといった場所に、七夕で使う短冊のような形に斬ったアルミホイルをぶら下げます。
低コストで簡単にでき、且つツバメの巣に直接触れることはないので、安全にツバメに次の場所へ移ってもらいましょう。
しかし、アルミホイルを短冊のように作る場合、人によってはアルミホイルにハサミを入れる事が苦手な人もいると思います。
そこで、最初からCDにヒモが付いたモノが完成形となって販売されているので紹介します。
このスケアバードは、ヒモに光るCDが繋げられており、吊すだけの簡単設置可能な商品です。
すでに出来上がったモノで、ベランダや玄関など色々な場所で簡単に使えます。
構造上ギラギラと光る目玉のようにも見えるのでツバメはもちろん、他の鳥も寄りつかなくなります。
効果がないって聞いたこともあるんだけどどうなのかしら?
完全に巣を作られてしまうと、
光るものを吊るしてももう遅いことがあります。
なぜなら、もうそこは安全な場所と判断されてしまっているからです。
安全な場所を探している段階であれば、
キラキラと反射するものが置いておくと巣を作られづらいです。
よって、もう巣を作られてしまっている方は他の対策を講じてみてください。
ツバメの巣の対策②:ラミネートテープを貼り付ける
方法は、動画をご覧いただくとわかりやすいです。
ツバメが巣を作りそうになった際の対処方で、100円ショップでも売っているテープを貼り付けることにより見えないバリアを壁に作ります。
巣が作りにくい状況になるので、ここでの巣作りをツバメに諦めてもらいましょう。
それでも、巣を作るようならば、何かでひたすら放水します。
アニマル・ブラスターといって、水を噴射しおなじような効果を発揮する商品もあり、放水で巣の固定を阻止する方法になっています。
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ツバメの巣の対策③:天敵の置物を置く
ツバメの天敵とも言えるような生き物のおもちゃを、ツバメの巣の近くに置くだけの簡単な対策です。
これは、ツバメが巣を作っている最中に行う対処法で、一般的にはカラスの人形や蛇のおもちゃといったモノをツバメの巣付近に吊り下げるか引っかけておきます。
おもちゃ屋さんや100円ショップなど、手頃な価格で売っているモノで問題ありません。
とっても簡単な仕組みですが、意外とツバメが諦めてくれる場合があります。
もしくは、蛇などに見立てたビニール袋を置くだけでも効果があるそうです。
ツバメにはかわいそうに感じますが、直接危害を加えたり巣を触る必要のない方法なので一度試して見る価値はあります。
しかし、ツバメも野生なので知恵を付けている可能性もあります。
そこで、もう少しリアルな感じが出るフクロウの置物を紹介します。
ミミズクやフクロウは、野生の鳥たちからすれば天敵のような存在です。
このフクロウの模造品は置くだけの簡単設置ですが、安価なおもちゃと違い存在感があります。
おすすめポイント
- 全方向カバー!
- 首が360度回転し、上下にも傾く。
- 本物っぽく、鳥が寄ってきづらい
- 風など軽い力が加わるとリアルに首を振る。
- 目玉は本物そっくりな鋭い眼光です。
- 設定も簡単!
- 底部のフタを開けて石や砂を入れ設置するだけです
首振りなど頭が動く構造におもちゃ感はなく、ビックリしたツバメも警戒して巣作りを諦めてくれることでしょう。
ツバメの巣の対策④:音でツバメを寄せ付けない
おもちゃを置いただけでは効果が無かった場合、天敵となる動物の本物そっくりな鳴き声を収録し再現したモノで威嚇することで、ツバメの警戒心をあおりながら音で寄せ付けない対策グッズを使いましょう。
ただ、ご近所さんも驚いてしまうので事前に確認を取っておいた方が良いかもしれません。
もし大きい音を出すのが厳しければ、下記のような超音波で追い払うものがオススメです。
おすすめポイント
- 警告音を発して害獣を傷つけず追い払う
- 雨天に屋外でも使える
- どんな場所にも設置できる
- 置く、挿す、掛ける
超音波センサーのため、少し音が聞こえるようなので、寝室が近いベランダなどには不向きにかもしれません。
ツバメの巣の対策⑤:ネット又は、たくさんのヒモ・テープをぶら下げる
綱や荷造りで使うヒモなど、種類は何でも構いませんのでツバメが巣を作ろうとしている付近にたくさんのヒモをぶら下げておく対処法です。
これは、ツバメが巣を作っている際に行う対処法で、巣作り真っ最中のツバメの飛行を邪魔する効果があります。
飛行の妨げになるようなモノがたくさんぶら下がっていると、この場所は飛びにくいから子育てや巣作りにが行いにくいと判断し場所を変更したり諦めたりするようです。
しかし、効果はあってもたくさんのヒモをぶら下げるので、玄関などでは見た目も不思議な感じになってしまい、来客にビックリされてしまうかもしれません。
場所によっては考えて良いかもしれませんが、ツバメが巣作りを諦めるまでの数日の間だけと考えれて我慢が必要になります。
ツバメの巣の対策⑥:屋内の場合はツバメの侵入経路を塞ぐ
もしガレージなどの屋内で巣を作られてしまった場合は、ツバメの侵入経路を確認し出入り口を塞ぐ方法があります。
これはツバメが巣を作っている姿を見たときに行う対処法で、開閉困難な出入り口をツバメが使っている場合は、その通り道にネットを付けても良いでしょう。
開閉可能であれば、4月から5月までの間はツバメが巣作りを行う時期なので、ドアや窓を必ず閉めるようにしておきましょう。
ツバメの巣の対策⑦:ツバメが巣を作りそうな場所にバリケードをする
少し本格的な対策になりますが、これは効果絶大です。
バードスパイクといって、バリケードのようなモノを設置する対策法で、これもツバメが巣を作成している途中か、巣を作りそうにあった場合に設置するモノです。
アメリカでは人気の対策グッズで、ポリカーボネイトとステンレスで作られており、軽くて柔軟性に優れているだけでなく、素材として錆びにくいうえに外壁の凸凹にも設置することが出来ます。
シリコン接着剤や針金、釘やビスといった色々な設置方法があるので、場所を選ばず目立ちにくいので周りの景観を気にする方にもオススメです。
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ツバメの巣の対策⑧:鳥類用スプレーでツバメを追い払う
一般的に良く用いられている方法ですが、ハトやカラスといった鳥類に使用するスプレーを使ってツバメを追い払う対策法があります。
これは、ツバメが巣を作っている途中や、ヒナが巣立った後に使用するモノで、ツバメに対してこの場所はダメというアピールになります。
もちろん、子育て中のヒナがいたり親鳥が寝ている間は使用出来ません。
このスプレーを吹きかけることで、ツバメが巣作りを諦めてもらうのですが、巣立った後にスプレーすることで、翌年戻ってきたツバメの巣作りをさせないための対策にもなります。
ツバメに巣を既に作れられてしまっているときは??
巣を撤去する
最終手段になってしまいますが、思い切って巣を無くしてしまいましょう。
これはツバメが完全に巣を作ったあとに行いますが、ツバメの産卵中はもちろん子育て中も絶対に行ってはいけない方法です。
ツバメが巣を作ってしまった場合は、巣立ちが終わるまで見守ってあげましょう。
すでに卵やヒナがいる場合、巣を撤去することは法令により禁止されています。
(卵やヒナを取り除くことは採取・捕獲にあたります)
巣の中にヒナや卵がいなければ、撤去していただいて問題ありません。
そのため、巣立った後に巣を撤去してください。
撤去しないと、再びその巣で卵を産まれる可能性があります。
巣立ちまで待てない場合は、鳥獣の捕獲等許可申請を行った上で、ご自身で撤去するか、専門業者に依頼してください。
許可なく野鳥のヒナや卵の捕獲・採取などを行うことは「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律」により禁止されています。
巣を撤去するタイミングは2つあります。
撤去するタイミング
- スズメが巣を作り始めた時
- 巣が完成する前に撤去
- その後、上で紹介した鳥よけの道具で再度作られることを防ぐ
- ヒナが巣立った後
- ヒナは産まれて1ヶ月ほどで巣立つ
巣を撤去するタイミングはツバメが不在の時を狙います。
巣を作っている最中であれば、材料集めで不在になることも多く、ツバメがいないタイミングを見計らって一気に片付けましょう。
巣を作っていた痕跡などの跡が残っていると、ツバメは何度でも根気強く作り直しに戻ってきます。
毎年同じ場所へ巣作りに戻ってくる習性があるので、旅立った後翌年も同じ場所で巣を作らせないためには効果的な方法です。
ツバメにはかわいそうですが、心ないことは絶対に行わないようにという点に注意し、スッキリと跡形もなくキレイに片付けるようにすることが大事です。
尚、撤去する際はマスクや手袋の着用を忘れないようにしましょう。
出来上がった巣の下にフンを受ける台を設置
ツバメの巣が完成した後、一番気になるのはツバメのフンです。
もし気付いたときにはヒナがいてツバメの生活が始まってしまった場合は、巣立ちまで我慢するしかないので巣の下にフンを受ける台を用意しましょう。
専用の箱などを外壁に打ち付けるのは難しいので、段ボールや新聞紙などをガムテープで固定するだけでも大丈夫です。
場合によってはニオイを含め衛生的な問題もあるので、下に敷いたモノをこまめに交換するようにしましょう。
一時しのぎ程度ではありますが、直接地面に落とされて掃除するよりは後始末が楽になります。
地面に直接テープで貼り付けることに抵抗がある方は、見た目は悪いかもしれませんが天上の梁を利用し段ボール箱などを巣の下に吊すという方法もあります。
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ツバメの巣があることを注意喚起する
ツバメに巣を作られてしまった場所が、出入口など、人が下を歩く場合は注意喚起をしたほうが良いです。
「頭上注意!ツバメの巣あり!」などの注意書きがあるといいでしょう。
ツバメの巣を移動させる
最後に、これは裏技的な対処法ですが、実はツバメの巣は移動させることが出来ます。
ツバメの巣が完成し、気付いたときには産卵が終わり子育てが始まっている状況の中、どうしても場所が悪いと感じる時があります。
もし下にフン受けを付けられない場合は、頑張ってツバメの巣を移動させましょう。
ツバメの巣を移動させる際の注意点
- 一回に移動させる距離は1~2m程度にする
- 巣を他で代用する場合は深さ2cm程度の浅いモノを使用する
- (一時的に巣をタッパーなどで代用することも出来る)
- 移動させたら移設先でも親鳥が餌やり出来ているかを確認
- 移動中もしくは移動先でカラスなどの天敵に襲われないか確認しておく
成功例が多いとは言えませんが、注意点を守ればツバメの巣を移動させることも可能です。
ツバメは、自分の作った巣以外でも、ヒナ達に安心して餌やりの出来る環境が整っていれば、人工の巣やタッパーであってもそこで子育てしてくれます。
親鳥が迷子になってヒナの心配をさせないようにしましょう。
ツバメに巣を作られるデメリット
ツバメが家に巣を作ることは縁が良いとも言われますが、実際作られてしまうと厄介なことも多いです。
ツバメに巣を作られてしまうデメリットとしては、下記のようなことが挙げられます。
騒音問題
雛の高い鳴き声が辺りに響くことになります。
自分の家にはもちろん、1,2件隣の家にまで声が届くので、思っているよりうるさいです。
非常階段など吹き抜けになっている場所の近くでは、鳴き声が反響されかなり響くことになってしまいます。
衛生面の問題
巣の下、周りには糞であったり、泥・藁などが散らかることになります。
これが厄介で、放置すると悪臭の元になってしまいます。
下に受け皿を置くのは必須になりますし、真下だけをカバーしても意外に広範囲に落とされるので掃除も必要になることが多いです。
また鳥そのものにダニや寄生虫を飼っていることがあり、玄関近くに巣を作られてしまうと家屋に浸入される恐れもあります。
害獣問題
ツバメの雛を狙って他の動物が寄ってくることがあります。
ヘビやカラスがやってくることが多く、確率は低いですが人への被害も起こりうるので、極力巣を作られる前に対策をするのがオススメです。
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ツバメは可愛いですし、巣を作られるのも縁起が良いので見守っていたい気持ちも分かります。
ですが、子育てが始まると思っている以上にデメリットがあります。
巣を作られてしまうと厄介なので、
ツバメが家の周りを飛んでるなと思った時点で、巣を作らせないための対策を講じることをオススメします。