季節の雑学

忘年会の意味は?由来や行う目的、注意点や断る時は慎重に!

12月になると行われることの多い忘年会。特に深く考えずに忘年会に参加していますが、忘年会には意味や由来があります。いったいどんな意味や由来があるのか気になりますね。
そのため今回は、忘年会の意味は?由来や行う目的、注意点や断る時は慎重にをご紹介します!^ ^

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忘年会の意味や由来とは?

出典:https://goo.gl/17BqNT

忘年会の意味は?

「今年1年いろいろ嫌なことやつらかったこともあっただろうけど、
この会でそのことも忘れて、新しい気持ちで新年を迎えて頑張っていきましょう!」
という趣旨の飲み会や食事会のことになります。

時期的には、忘年会(ぼうねんかい)は年末(多くは12月)に行われる宴会のこと言います。
また、忘年会は日本独自の風習で、特に宗教的なものは何も関係しない催し物になります。

忘年会の意味は、それぞれ1文字ずつの漢字そのものが、
すでに意味を表しているので分からないということはないとは思います。

とはいうものの、私の経験では上司にお酒をつぎにいったときには、
ほとんどの場面でつらかったことなど蒸し返されて、
上司から再び説教されるという状態になり、
忘れるどころか鮮明に思い出してしまう・・・なんてことが何度もありましたね^^

今となってはいい思い出になりますけどね^^

忘年会の由来は鎌倉時代?

出典:https://honcierge.jp/articles/shelf_story/5806

先にも書きましたが、忘年会は日本独特の行事で、
その起源は鎌倉時代に行われていた「としわすれ」という行事
現在の忘年会の起源だと言われています。

この「としわすれ」というのは、
鎌倉時代の貴族などの上流階級の人たちが、
複数人で夜通し和歌を詠む行事のことを言います。

しかも、単に複数人でそれぞれ和歌を詠むだけではなくて、
つなげて詠んで行く連歌という内容でした。

ちなみに連歌と言うのは、まず始めの人が五・七・五で歌を詠み、その次の人が七・七で続き、
さらにその次の人が五・七・五で歌を詠み、という流れで順々に続けるというものになります。

これを100句になるまで延々と行います。

しかも、同じ言葉を使ってはいけないなど、
さまざまな制約がある中で続けて和歌を詠んでいきます。

今と違って暖房器具もそろってないでしょうから、12月でしかも夜に詠むとなると、
かなり寒い中で和歌を詠み続けなければいけません。
これを風流と言えば風流なのかもしれませんが、なかなか厳しい環境での行事ですね。

明らかに今の忘年会のようなワイワイガヤガヤしてる飲み会とは程遠い内容で行われていたんですね。

では、今のようなスタイルの忘年会になったのはいつの時代からかというと、
江戸時代に入ってからになります。

まさしく、今の忘年会のようにお酒を飲んでワイワイ楽しく過ごすようなスタイルが
江戸時代には確立してきました。

というのも、このようなスタイルで宴会を行なったのは庶民のほうで、
1年間の苦労を労ったり忘れたりするために開催していました。

逆に江戸時代の武士は忘年会を行わずに、
新年に新たな気持ちで主君に忠誠を誓うということで新年会を大事にし行なっていました。

ただ、この新年会も今の忘年会のようにお酒を飲んで騒ぐような会ではありませんでした。

忘年会が定着したのは明治時代

明治時代になると、お金を持った官僚たちや年末に田舎に帰省しない学生たちの集まりが年末に忘年会を始め、
だんだんと世間に広まっていき、当たり前の行事として定着していきました。

ちなみに、夏目漱石の著書で有名な「吾輩は猫である」に
「忘年会」という言葉が普通に注釈もなく書かれていました。

ということは、そのころには忘年会という言葉は世間一般に知られていたと考えて問題ないでしょう。

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忘年会を行う目的とは?

出典:https://www.shend-trend.com/post-3667/

社員を慰労する忘年会

会社で行う忘年会では「社員の苦労をねぎらう」というのが目的です。
おそらく、忘年会の最初には出席している人の中でトップの役職の方が挨拶をすると思います。

その中で、「今年1年のみんなの頑張りに感謝します」とか言葉が出てくると思います。

また、食事をしている中での会話でも、「お疲れ様」とか「頑張ってるな」とか声をかけてくれる上司もいるでしょうし、
逆に部下の方から上司に向かって「お世話になりました」「来年も引き続きよろしくお願いします」ということもあるでしょう。

そういったコミュニケーションを取ることで、
上司と部下の距離も縮まっていき、お互い「来年もまた頑張ろう」と思うものです。

こう言ったことも忘年会の主な目的の一つになります。

接待としての忘年会

出典:https://jobry.net/column/336/

接待としての忘年会は、取引先に
「今年はお世話になりありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いします」
という気持ちを伝えるのが目的になります。

そのため、忘年会の挨拶でも、
「先方の今後の更なる発展を祈願し、そして今後も弊社と変わらぬお付き合いをお願いします」
というような挨拶をするようになります。

このシーズンの営業部署の人は連日連夜、
取引先との接待の忘年会が続きますので、体力的にも大変なシーズンになりますね。

そういう意味なので社員に「お疲れ様」などとねぎらうことが目的の忘年会とは違い、
仕事の一環としての忘年会ですね

プライベートでの親睦を深める忘年会

忘年会といえば、会社でのお付き合いのイメージがしますが、
仕事外のプライベートで会社の仲間と親睦を深めるための忘年会もいいですよね。

こういうことができてくると、仕事で困ったことが起こっても、
親睦を深めたメンバーになら気軽に相談することができるので、
本人にとってはもちろん、会社にとってもメリットがあります。

その他忘年会に関することや注意点

出典:https://www.anniversary-cruise.com/cruising-navi/newyearparty/71240/

無礼講には注意しておきたい

無礼講というのは「相手に失礼なことをやっても許される」という意味ではありませんので注意して下さいね。
ザックリ言うと「上下関係なく交流し、みんな同じように親睦を深めましょう」という意味になります。

もともとは、「礼講=儀礼通りに事を進めるという意味」という言葉から来ています。

ここで儀礼というのは、神事などで、
一定の形式にのっとって行われる宗教的な儀式のことを言っています。

その神事が終わった後に行われる宴会は、
礼講のない宴会ということから無礼講と言われています。

ですので、もし忘年会で「今日は無礼講で!」と言われても上司や会社の悪口を言ったり、
羽目を外しすぎたりしないように気をつけましょう。

何をやっても許される場ではありませんので、注意して下さいね^ ^

出来れば、席を立って普段は話しかけにくい上司や先輩に
「今年1年お世話になりました」と酒をついで回れればいいですね。

余興や出し物があることも

出典:https://lovely-media.jp/posts/2117

普通のお店では、貸切にでもしない限りなかなか難しいかもしれませんが、
宴会場を借りたりして忘年会が行われる場合は、
余興や出し物をしないといけない場面も出てくるかと思います。

特に新入社員にその役目が、回って来るのが多いのではないでしょうか。

そうなると、初めての会社の忘年会ですから、何をやればいいのかわからないですよね。

なので、参考までに一般的な話になってしまいますが、
余興などする場合、場がしらけてしまう可能性のあるものは避けた方がいいですよ。

例えば、お笑いのネタやモノマネがそれに当たります。

ですが、先にも書きましたが、よっぽど自信がない限り、
また場がしらけても動じないメンタルの強さを持っているならば、
挑戦してもいいですが、なるべくこれらは避けた方が無難です。

ちなみに、私は女装をして、上司全員にお酒を注ぎに回ってましたね。
決してみんなが「おぉー!」とビックリするようなキレイな女装ではなくて、
どちらかと言うと見ただけで笑いになるくらいの出来栄えでしたね。

まあ、それがちょうどよかったのか、注ぎに回ったところどころでいじられて笑いになってたので、
その場はそれなりに盛り上がったのでよかったですね。

謎に伝説となって現場を見ていない後輩たちにも伝わってるのが恐ろしいですが、
今となっては懐かしい思い出です。

でも、余興をやるなら私のようなことはせずに、
心理ゲームや手品などをやるのがいいでしょうね。

当然練習はしてから臨まないといけないですけどね。

断る時には慎重に!

最近はプライベートを大事にする人が多くなってきているので、
忘年会への参加も強制しないようになってきていますね。

ですから、忘年会に参加しない人も増えてきています。

まあ、忘年会に参加する、しないは自由ですが、
忘年会を開催するために頑張って準備してくれる人がいるので、
不参加と断る場合も慎重に返事をした方がいいでしょう。

やっぱり相手の気分を害してしまうような言い方をしては、大人として失礼ですからね。

また、参加する人は忘年会ですからお酒を勧められます。
その時はお酒が飲めない場合、素直に「お酒が飲めません」ときっぱりと断りましょう

ですが、単純に断るだけでは相手も気分を害するかもしれないので、
すすめられたことにはお礼を言うようにすると、
相手もさほど気分を害することなく、接してくれますよ。

社会人であれば、最近はそこまで無理に勧めてくる人はいないと思うんですけどね。

それでも、お酒は無理は絶対してはいけないので、きっちりと断って下さいね^ ^

断ることに関しては別記事で詳しくご紹介しています↓↓↓

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忘年会を盛り上げるど派手な演出になりますね。
とにかくデカいので目立ちます!

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こちらは「できる大人のモノの言い方大全」の本ですね。
忘年会での上司からの執拗なお酒の勧めを断り方であるとか、
忘年会そのものを欠席する場合の言い方が勉強になる本ですね^^

まとめ+関連記事

年末になると忘年会で予定がいっぱいになってしんどいこともあるでしょう。体調や肝臓をいたわりつつ、それでもせっかくですから楽しんで1年の苦労を忘れるためにみんなでワイワイ楽しみましょう!
関連記事も良かったらご覧ください↓↓↓^^

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