秋が深まってくる9月ですが、この時期の季語を一覧にするとどのようなものがあるのでしょうか。
また、それを使った季語や時候の挨拶等も気になりますね。
そのため今回は、「9月の季語一覧まとめ!俳句や花、この時期の時候の挨拶、使い方や例文も」をご紹介します!^^

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9月の季語と俳句

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それでは早速、9月の季語と俳句の一例をご紹介すると・・・

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9月の季語と俳句の一例

秋燕/あきつばめ、しゅうえん
【例句】秋燕 妖しき朱ヶを 頬にせり
【作者】飯田蛇笏(いいだ だこつ)

秋の声
【例句】灯を消して 夜を深うしぬ 秋の声
【作者】村上鬼城

秋の波
【例句】くり返す 間の遠き 秋の波
【作者】富安風生(とみやす ふうせい)

秋の水
【例句】秋の水 やはらかに手に よみがへる
【作者】中村汀女(なかむら ていじょ)

秋彼岸
【例句】大風の それし日和や 秋彼岸
【作者】青木月斗(あおき げっと)

秋深し
【例句】秋深き 隣は何を する人ぞ
【作者】松尾芭蕉

秋祭
【例句】つたへ古る 獅子舞唄や 秋祭
【作者】水原秋桜子

女郎花 / おみなえし
【例句】女郎花 少しはなれて 男郎花(おとこえし)
【作者】星野立子(ほしの たつこ)

蟷螂 / かまきり、とうろう
【例句】日がのぼり 露のかまきり 躍り出づ
【作者】山口青邨(やまぐち せいそん)

桔梗 / ききょう、きちこう
【例句】桔梗の 紫めきし 思ひかな
【作者】高浜虚子(たかはま きょし)

きりぎりす
【例句】きりぎりす 時を刻みて 限りなし
【作者】中村草田男(なかむら くさたお)

九月
【例句】なにがなし たのしきこころ 九月来ぬ
【作者】日野草城(ひの そうじょう)


【例句】月天心 貧しき街を 通りけり
【作者】与謝蕪村
【意味】月が天井の中心にかかっている夜更けに、貧しい街を通った

白露
【例句】白露や 茨の刺に ひとつづつ
【作者】与謝蕪村
【意味】茨の刺に、白露がひとつくっついている


【例句】柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺
【作者】正岡子規
【意味】柿を食べていたら、ふいに法隆寺の鐘が鳴った

鈴虫
【例句】思ひさへ 鳴く鈴蟲に はばかられ
【作者】中村汀女

蜻蛉 / とんぼ
【例句】遠山が 目玉にうつる とんぼ哉
【作者】小林一茶(こばやし いっさ)

萩 / はぎ
【例句】近よれば 髪の上まで 萩の花
【作者】星野立子

冷やか
【例句】冷やかに 女人高野の 路ひとつ
【作者】阿波野青畝(あわの せいほ)


【例句】虫なくや 帯に手さして 倚り柱
【作者】杉田久女(すぎた ひさじょ)

良夜 / りょうや
【例句】門とぢて 良夜の石と 我は居り
【作者】水原秋桜子(みずはら しゅうおうし)


【例句】露の世は 露の世ながら 去りながら
【作者】小林一茶

露草
【例句】露草も 露のちからの 花ひらく
【作者】飯田龍太

赤のまま
【例句】長雨の ふるだけ降るや あかのまま
【作者】中村汀女

曼珠沙華 / まんじゅしゃげ
【例句】ちゝはゝの 俄かに恋し 曼珠沙華
【作者】川端茅舎(かわばた ぼうしゃ)

三日月
【例句】三日月の ひかりのほそき 祷(いのり)かな
【作者】阿波野青畝(あわの せいほ)

名月
【例句】名月の 色におどろく 旅寝かな
【作者】前田普羅(まえだ ふら)

竜胆 / りんどう
【例句】竜胆の 蕾それぞれ 花にそひ
【作者】星野立子

葛(くず)の花
【例句】裏山に 一つの道や 葛の花
【作者】野村喜舟(のむら きしゅう)
【補足】秋の七草のひとつで、裏見草という別名も持つ

燕帰る
【例句】ひたすらに 飯炊く燕 帰る日も
【作者】三橋鷹女

月見
【例句】縁側の 一番端の 月見かな
【作者】山口青邨(やまぐち せいそん)

鶏頭(けいとう)
【例句】
鶏頭が 立往生を したりけり
【作者】小林一茶(こばやし いっさ)

野分(のわき、のわけ)
【例句】
野分の夜 書読む心 定まらず
【作者】正岡子規
【補足】「強風」を意味し、台風の古い呼び方とされている

藤袴(ふじばかま)
【例句】
藤袴 白したそがれ 野を出づる
【作者】三橋鷹女(みつはし たかじょ)
【補足】葛(くず)の花と同じく、秋の七草のひとつ

ひやひや
【例句】
ひやひやと 壁をふまへて 昼寝哉
【作者】松尾芭蕉(まつお ばしょう)

コスモス
【例句】
コスモスの 花ゆれて来て 唇に
【作者】星野立子

彼岸花
【例句】
旅の日の いつまで暑き 彼岸花
【作者】臼田亞浪(うすだ あろう)
【補足】曼珠沙華の別名であり、他にも様々な異名を持つ

蘭の花
【例句】
椽側に さし入る月や 蘭の花
【作者】岩田涼菟(いわた りょうと)

仲秋 / ちゅうしゅう
【例句】
仲秋の 月の冷たき ぼんのくぼ
【作者】長谷川かな女

新涼
【例句】
新涼や 青空見えて 夕べなる
【作者】原石鼎(はら せきてい)

薄(芒 ) / すすき
【例句】
二三本 月に輝く 芒かな
【作者】山口青邨

いかがですか?

ここに挙げたものは冒頭に書いたようにほんの一例に過ぎませんが、
やはり秋が次第に深まっていく時期であることから、旧暦の8月(現在では9月)を表す「仲秋」や秋の七草である「葛(くず)の花」、藤袴(ふじばかま)のほか「月見」・「三日月」など、「秋の十五夜」を連想させる言葉が多いことが特徴です。

何か、少し想像しただけでも容易にそのイメージが浮かびますよね。
そう考えればこの9月、つまり、秋という季節はどこかロマンチックな要素があるといえるでしょう。

では次に、上でご紹介したものも含め、その他にどんな季語があるのかというと・・・

その他の季語一覧

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その他の9月の季語一覧

九月
葉月
仲秋
秋意(しゅうい)
八朔(はっさく)
震災忌
風の盆
・二百十日
(にひゃくとおか)
・秋の朝
・秋の昼
・秋の虹
・秋夕焼
・秋の夜
・初月
・二日月
・三日月
・夕月夜
・夜長
・秋の燈(ひ)
・灯火親し(とうかしたし)
・夜学
・夜業
・夜なべ
・夜食
・白露
・台風
・野分
・秋出水(あきでみず)
・世阿弥忌
・守武忌(もりたけき)
・西鶴忌
秋草
秋の七草
薄(すすき)
撫子
桔梗
女郎花(おみなえし)
男郎花(おとこえし)
藤袴
葛(くず)
葛の花
萩(はぎ)
藍の花

・虫
・松虫
・鈴虫
蟋蟀(こおろぎ)
馬追
・蚯蚓(みみず)鳴く
・地虫(じむし)鳴く
・蓑虫(みのむし)
・蟷螂(かまきり)
・芋虫
・秋蚕(あきご)
・秋繭
・敬老の日
・月
・待宵(まつよい)
・名月
・月見
・良夜(りょうや)
・無月(むげつ)
・雨月(うげつ)
・初潮(はつしお)
・秋の潮
・枝豆
・芋
・衣被(きぬかずき)
・芋茎(ずいき)
・芋嵐
・十六夜(いざよい)
・立待月(たちまちづき)
・宵闇

・鬼城忌(きじょうき)
・鶏頭(けいとう)
・牧水(ぼくすい)
・早稲(わせ)
・子規(しき)忌
・秋の海
・かな女(じょ)忌
・秋鯖
・霧
・太刀魚
・蜻蛉(とんぼ)
・秋刀魚
・秋の蝶
・鰯
・秋の縄
・鮭
・秋の蚊
・鮭颪(さけおろし)
・秋の蚊帳(かや)
・氷頭膾(ひずなまず)
・秋簾(あきすだれ)
・鯔(ぼら)
・秋扇(あきおうぎ)
・鯔子
・秋日傘(あきひがさ)
・鯊(はぜ)
・秋袷(あきあわせ)
・鰍(かじか)
・秋彼岸
・竹の春
・秋分の日
・竹伐る(たけきる)
・秋遍路
・草の花
・蛇穴に入る
・紫苑(しおん)
・穴まどひ
・蘭
・雁(かり)
・松虫草
・雁渡し
・竜胆(りんどう)
・青北風(あおぎた)
・秋薊(あきあざみ)
・鰯雲
・秋桜(こすもす)
・燕(つばめ)帰る
・吾亦紅(われもうこう)
・牡丹植う(ぼたんうう)
・露草
・曼珠沙華(マンジュシャゲ)
・糸瓜(へちま)
・花野

などが挙げられます。

その数の多さにも驚かされますが、全体の傾向として、上でも触れたように9月はだんだんと秋が深まってくる季節ですので、月(十五夜)の他にも「秋刀魚(さんま)」や「鰯(いわし)」など秋の味覚を表す言葉が多いことが判ります。

さすがは「食欲の秋」という感じですよね。

では続いては、9月の時候の挨拶についてを改まった相手と親しい相手の2パターンに分けてご紹介していきます。

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9月の時候の挨拶

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改まった相手に対しての挨拶の例文

まずは、改まった相手に対しての例文です。

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改まった相手に対しての挨拶例文

  • 新秋快適の候
  • 爽やかな秋の訪れを感じるこの頃
  • コスモスが秋風に揺れる頃となりましたが
  • 秋風さわやかな好季節となり
  • 暦の上では秋分も過ぎ
  • 残暑も日ごとに和らぎ、初秋の季節となりました
  • 流れる雲に秋の訪れが感じられる昨今ですが
  • さわやかな秋晴の季節となりました
  • 朝夕はしだいに涼しさを感じるころとなりましたが
  • 初秋の季節とはいえ暑い日が続きますが

などが挙げられます。

文中に「~の候(こう)」が付いていたり「暦の上では~」という言い回しからも、丁寧さが伺えますよね。
会社や取引先の上司といった目上の人に出すのであれば、ぜひとも覚えておきたい表現です。

親しい相手に対しての挨拶の例文

では、親しい間柄の場合はというと・・・

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親しい相手に対しての挨拶の例文

  • すがすがしい秋風の吹く頃となりましたが
  • いまだ暑さが残ります今日この頃
  • 野に咲いた秋の七草が風に揺れる頃となりましたが
  • 虫の音が心にしみ入る季節となりました
  • 熱帯夜から解放され、快食・快眠の日々を過ごしています
  • 暑さ寒さも彼岸までと申しますが
  • 日増しに秋の深まりを感じる今日この頃
  • 街行く人の装いも、すっかり秋色です。おしゃれの秋を楽しんでいますか
  • 日中はともかく、朝夕はめっきり秋めいてまいりました
  • 風にそよぐコスモスが、秋の訪れを感じさせてくれます

などがあります。

上記の改まった相手へのものと比べると、気温・気候の話題や自身の過ごし方などが書かれているので、良い意味で「肩の力が抜けている」というかフランクな印象を受けますよね。

 

では続いて、9月の季語の使い方をご紹介します。

9月の季語の使い方

出典:http://ur0.link/W4MB

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9月の季語の使い方

白露
白露とは、二十四節気のひとつです。
9月の8日頃を指し、夜の気温が低くなり、草花に露ができることから、
秋の気配を感じることができるので、それに見合った使い方ができれば良いですね。
野分(のわけ・のわき)
野分とは、上でご紹介した通り、暴風を指し、台風の古い呼び方です。
暴風の荒々しさ・力強さを表現したいですね。
彼岸花

彼岸花とは曼珠沙華の別名であり、秋の彼岸の中日であることから、
この時期の季語のひとつとして知られています。
何かを想う気持ち、悲しい気持ちなどをイメージできれば、GOOD!

初秋
初秋とは白露と同じく二十四節気のひとつで、
節気をふたつずつまとめたもののうち「立秋」と「処暑」がこれに当たります。
文字通り「秋の始まり」を意味することから、秋の季語のひとつとして使われています。
秋の始まりに使いたいですね。

秋分
秋分とは初秋と同じく二十四節気のひとつで、9月の下旬(およそ23日頃)を指すことから、この時期の季語のひとつとして知られています。
昼夜の長さがここから逆転し、夜の長さが次第に長くなるなることを意味します。
秋の夜長を想起させるような表現から始めましょう!

なお、ご紹介した使い方はあくまでも一例であり、この他にも様々な季語の使い方があります。
ですので、色んな季語の使い方に挑戦してください。

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9月の旬のおすすめはこちら↓↓↓

栃木県・喜連川の井戸水で育てた鮎を炭火で丁寧に焼き上げた「炭火焼き鮎」です。
すでに焼きあがっているので、温めるだけで食べられるほか、
軽く濡らして塩を振り、塩焼きにしてもOK。

ぜひ1度ご賞味下さい。

濃厚な甘さとプチプチとした食感が持ち味の「トルコ産いちじく」です。
ホルモンバランスの乱れや肌荒れを改善させる働きがある「植物性エストロゲン」が含まれているので、女性におすすめの美味しい食材です。

安納芋を超える!と言われる甘さを誇る「紅はるか」です。
訳あり商品ですが、さつまいもの名産地の千葉・茨城・徳島・九州などから、時期ごとに最も美味しい産地の物を選定しているので、折り紙付きの美味さ!

まとめ+関連記事

秋の深まりを連想させるものや旬の食材名など、様々な季語や俳句が存在している9月。これらを正しく効果的に使いつつ、涼しい秋を過ごしましょう☆

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