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6月の季語は?俳句や時候の挨拶、手紙の書き出し・結びの文例も!

雨の日が続くと、ジメジメしていやだな〜と思ってしまいますね。でも、この頃の「梅雨」にまつわる季語のなんと多いことでしょう。また、心に残る俳句も気になりますね。そのため今回は、6月の季語は?俳句や時候の挨拶、手紙の書き出し・結びの文例もご紹介します!^^

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6月の季語は?

出典:http://sozaiya3.net/6月イラスト/post-2962/

この頃は、雨に濡れてしっとりとした木々の緑や、活き活きと生き物が活動する時期でもあります。そんな躍動感いっぱいの「6月の季語」をご紹介します!

水無月・入梅・芒種(ぼうしゅ)・早苗・梅雨・梅雨の月・梅雨の星・走り梅雨・迎え梅雨・空梅雨・戻り梅雨・五月雨・五月晴れ・青梅雨・梅雨晴れ・梅雨冷え・梅の雨・さくらんぼ・梅の実・紫陽花・くちなし・花菖蒲(はなあやめ)・花橘(はなたちばな)・枇杷(びわ)・夏至・短夜
ここから詳しくご紹介していきます↓↓↓
「水無月」
6月は、陰暦で「水無月(みなづき)」とも呼ばれますが、梅雨が終わり田んぼの水が枯れ尽きる月で「水の無い月」を省略したものです。
「入梅」
「にゅうばい」と読み、梅雨入りのことを指します。太陽暦で6月11日頃にあたります。現代のように気象予報のない時代に、この「入梅」の日を田植えの目安にしていました。農家の人にとって、梅雨がいつ来るかを把握して置くことは、とても重要なことだったんです。
「芒種(ぼうしゅ)」「早苗」
「芒種」は、6月5日頃のことを指し穀物の種を蒔くのに適した時期のことです。「早苗」は苗代から田へ植え替えるころの稲の苗のことで、青々とした緑のじゅうたんのようです。
「梅雨」
「つゆ」または「ばいう」と読みます。なぜ「つゆ」なのかというと、江戸時代に書かれた日本歳時記に梅雨をつゆと名づけたという記録があります。もう一つの説は「霧=雨が、つゆ」だからという説もあります。夏の始めに日本の東西南北の上空にできる高気圧の雲のかたまりを梅雨前線と呼び、北海道や小笠原諸島を除く日本に雨を降らせます。
「梅雨の月」「梅雨の星」
「梅雨の月」は、梅雨の夜に思いもかけず見つけた月のことです。雨上がりのつかの間、雲の間から顔を出すのが梅雨のです。「梅雨の星」は、梅雨の雨雲が明けた夜空にかかるオレンジ色の星、アルクトゥールの別名です。初夏の夕暮れに東の空高く輝く星ということから「麦星」「麦刈り星」とも呼ばれます。
「走り梅雨」「迎え梅雨」「空梅雨」「戻り梅雨」
「走り梅雨」「迎え梅雨」は、5月下旬から梅雨を思わせるような雨や曇りの日が続くことをいいます。「空梅雨」は、梅雨入りしたのにほとんど雨が降らないことで「照り梅雨」ともいいます。「戻り梅雨」は、梅雨が明けたのに、梅雨のようなどんよりし天気になることです。
「五月雨」「五月晴れ」
旧暦5月に降る長雨のことなので、実際には6月の梅雨のことを指します。ただ、言葉のイメージから5月に使われることが多いです。また「五月晴れ」も、本来は五月雨の合間の晴れ間のことを指します。
「青梅雨」「梅雨晴れ」
「青梅雨(あおつゆ)」は、梅雨の異称のひとつで木々の葉に溜まった大きな雨粒が落ちてくることを表します。「梅雨晴れ」は、梅雨の合間の一時的な晴れのことを指します。何日か雨が続いたあとの晴れ間は、眩しくて一年で最も気持ちのいい時期です。
「梅雨冷え」「梅の雨」
「梅雨冷え」は、梅雨の合間に訪れる季節外れの寒さのこと。「梅の雨」は、6月はちょうど梅の実が熟すころです。そこで、梅の実を太らせる雨として受け取られれています。
「さくらんぼ」「梅の実」
甘酸っぱくて美味しい「さくらんぼ」は「桜の坊」が変化してさくらんぼになったという説があります。季語としては樹木のことを「桜桃(おうとう)」、実のことを「さくらんぼ」と区別しています。「梅の実」は、花は春頃に咲き、実は梅雨時に収穫します。梅の実が熟す頃の長雨なので「梅雨」と書くようになったという説もあります。
【その他、花や草木、自然を表す季語】
「紫陽花」「くちなし」「花菖蒲(はなあやめ)」「花橘」「枇杷」「夏至」「短夜」

梅雨もしっとりしていいかなと思わせてくれるほど、美しくたくさんの表現がありますね!

6月の季語の俳句は?

出典:https://www.pakutaso.com/20160402118post-7758.html

6月の季語を使った俳句には、どんなものがあるのでしょうか?今では、海外でも人気の高い五七五の世界を一緒に楽しみましょう。

「更衣(衣更え)」
一つ脱いで後ろに負いぬ衣がえ/芭蕉
旅人は夏物に着替えるわけではなく、一枚脱いで背中の笈にいれるだけ、という意味です。断捨離を身をもって実践している感じで、心も軽やかに生きる姿が伝わりますね。
「青梅/あおうめ」
青梅のたたくや雨の石灯籠/寺田寅彦
青梅(あおうめ)のように大粒の雨が、庭の石灯籠にもたたきつけるように激しく降っているようすです。本格的な梅雨の時期を思わせますね。
「傘」
おおげさに別れてきたが傘忘れた/竹本一平
別れを先に言ってしまって、このあと二人はどうなるのかが気になりますね。傘は6月に限った季語ではないのですが、どことなく梅雨時のペーソスを感じます。
「紫陽花/あじさい」
紫陽花や赤に化けたる雨上がり/正岡子規
紫陽花は花の色がよく変わることから、「七変化」「八仙花」という別名で呼ばれます。正岡子規は、俳句・短歌・随筆などで活躍し、明治時代に「ホトトギス」を創刊しました。
「蛙/かわず」
やせ蛙まけるな一茶これにあり/小林一茶
やせがえるよ、頑張れ負けるな、一茶がここについている、という意味になります。6月頃、水田や水辺が多い地域では、ケロケロという鳴き声が聞こえてきます。
「空梅雨/からつゆ」
空梅雨の草木静かに曇りけり/日野草城
梅雨時なのに雨も降らず、紫陽花やくちなし、木々も雨の恵みを待ち望んでいるところです。
「父の日」
父の日を忘れし夫に酒届く/山本潤子
父は忘れたふりをしていますが、きっとプレゼントが届くのを心待ちにしていたことでしょう。
思いきり愛されたくて駆けてゆく六月、サンダル、あじさいの花/俵万智
これは歌人・俵万智さんの詠んだ短歌ですが、形にこだわらず、自由な感覚が心にズキンときませんか?

こうしていろいろ見てると、俳句ってなんだか素敵な言葉遊びですね。メールやラインなら、雨の光景や自然の移ろいを発見したら洒落た言葉にして、友達や家族とやりとりしてみるのもいいですね!

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6月の時候の挨拶は?

 

出典:http://www.wanpug.com/illust/illust1800.png

6月の季語に「〜の候」「〜の折」など時節や季節感を表す言葉と合わせると時候の挨拶になります。手紙の書き出しに、「入梅の候」「青葉の候」「初夏の候」などで時節に合った表現ができます。

6月上旬〜なら、「入梅の候」「梅雨の候」のほか、

晴れ続きでなかなか梅雨にならなかったら「青葉の候」「初夏の候」「早苗の候」などに置き換えて使いましょう。どれも、初夏を感じさせてくれる言葉ですね。
6月中旬〜なら、「長雨の候」「梅夏の候」「軽暑の候」「深緑の候」「麦秋の候」など。
梅雨の真っ最中なので、雨を忘れさせる色鮮やかな草木を季語に用いるといいですね。「麦秋の候」の「麦秋」とは、麦畑が黄金色に染まる季節のことで、6月は麦の収穫期を迎えます。
6月下旬〜なら、「向夏の候」「季夏の候」「夏至の候」「猛夏の候」など。
いよいよ梅雨が明ければ、夏本番です。肌も汗ばむような暑い日が続くことがあります。

6月の手紙の文例を紹介

出典:http://01.gatag.net/0011052-free-illustraition/

書き出しの文例

手紙の書き出しは、人を訪問した時の「こんにちは」「ごめんください」と同じ役割をする言葉です。頭語+時候の挨拶+相手の安否をうかがう言葉、を続けると丁寧な表現になります。

書き出し
・入梅の候 はっきりしないお天気が続いていますがいかがお過ごしでしょうか。

・青葉の候 爽やかな初夏を迎え皆様お元気のことと存じ上げます。
・初夏の候 青葉若葉の輝きに満ちた季節になりました。
・梅夏の候 恵みの雨が降り、木々の緑も一段と活き活きしてまいりました。
・軽暑の候 鮎の解禁日を迎え、釣り好きには楽しみな季節となりました。

 

時候の挨拶の他にも、書き出しには次のようなやわらかな表現があります。

天候
・入梅のも間近になりましたが、お変わりございませんか。

・初夏の風に肌も汗ばむ頃、皆さまご健勝のことと存じます。
・雲の晴れ間の青空も清々しく、爽やかな心地がします。
花・草木
・梅雨の合間の夏らしい日差しが、若葉に降りそそいでいます。

・梅雨に濡れた紫陽花を見ていると、雨もなかなかいいものです。
・山の木々がひと雨ごとに、ひときわ深緑を増してきましたね。
生き物
・清流に若鮎の踊る季節がやってまいりました。

・紫陽花の濡れた葉に、カタツムリが雨宿りしていました。
・蛍の青い神秘的な光が、梅雨のうっとうしさを忘れさせてくれます。
食べ物
・春には花満開だった梅の実が、色づき始めました。

・初夏の味覚、真っ赤なさくらんぼが店頭に並び始めました。
・梅を瓶につめ、今年も美味しい梅酒づくりに挑戦中です。

どれも、普段の暮らしの中にある題材ですね。何気なくやり過ごしていますが、6月の自然やいきものなどに目を向けて自分らしい表現を見つけてくださいね!

結びの文例

結びの挨拶は手紙の締めくくりの言葉です。手紙の内容にもよりますが、相手の健康や幸福を祈る言葉で締めくくります。

【改まった手紙の結びの挨拶】
・深緑の茂るこの頃、皆様ご健勝のご活躍を心よりお祈り申し上げます。敬白
・夏のような日差しに汗ばむ昨今、体調など崩されませんようご自愛ください。敬具
【親しい間柄への締めくくりの挨拶】
・梅雨冷えのする今日この頃、ご健勝にてお過ごしください。

・すっきりしない毎日が続きますが、お互い元気に夏を迎えましょう。
・梅雨が明ければ夏本番、ビアガーデンでもご一緒しましょう。

うっとうさを吹き飛ばすような、雨もいいものという表現が6月の手紙にはおすすめです!

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まとめ

6月の季語や俳句、素敵な言葉をたくさん見つけましたね。時候の挨拶や手紙の書き方もわかったので、誰かに送りたくなったら、ぜひ記事を参考にしてくださいね☆
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