古来の童謡やアーティストのヒット曲としても有名なトンボですが、多く見られる季節や時期はいつなのでしょうか。
また、季節ごとの種類や、なぜ秋のイメージがあるのかも気になります。
そのため今回は、「トンボの季節・時期はいつ?季語で使うのはいつ頃、秋のイメージなのはなぜ?」をご紹介します!^^

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トンボの季節・時期はいつ?

出典:https://www.pakutaso.com/20120829240post-1863.html

1年の中でトンボを最も多く見られる季節・時期は、夏。
特に、9月上旬がピーク
と言われています。

また、トンボはその種類により、「春季種(しゅんきしゅ)」、「夏季種(かきしゅ)」、「秋季種(しゅうきしゅ)」、そして長期間見ることができる種に分けることができ、それぞれ見ることができる時期が異なります

春季種

春季種は、4月の終わり頃に成虫が現れ、6月の初めには姿を消してしまいます。
このことから「ヨツボシトンボ」や「オグマサナエ」、「ニホンカワトンボ」、「サラサヤンマ」など、僕達/私達にとって普段目にする機会が極めて少ない珍しい種のものがたくさんいます。

ちなみに、ニホンカワトンボはこんな感じのトンボです。


出典:https://youtu.be/bcK8ML-EMb0

見たことない人が多いのではありませんか?

ですので、もしこの時期にこれらのトンボを見ることができたなら、それはとてもレアなケースなんですよ。

ちなみに、種類を問わず全てのトンボの幼虫は、成虫のトンボを指す「ヤンマの子」を略して「ヤゴ(ヤ子)」と呼ばれる水生昆虫で、田んぼや小川、池や沼のほか、学校のプールなどにも生息しています

また、ヤゴの食性はトンボ自体が肉食であることから幼虫であるヤゴも同様で、自分より小さい水生昆虫や小魚などの体液を餌とし、折り畳み式になっている下唇を瞬時に伸ばすことで獲物を捕らえて食べるのですが、そのスピードと精度は日本国内の水生昆虫の中では最速と言われています。

そういう考えれば、まさに「水中のハンター/スナイパー」という言葉がピッタリ当てはまるような気がしますね。
…話に戻して…

夏季種

夏季種は、だいたい5月の終わり頃から成虫が現れ始め、早ければ7月中、遅ければ9月頃には姿を消すと言われています。
この時期のトンボの種類は比較的知名度が高いトンボが多いことが特徴です。

秋季種は「秋」と付いている割に成虫が現れる時期はかなり早く…なんと5月~6月にかけてだと言われています。
それほど早いにも関わらず、なぜ「秋季種」と呼ばれているのかと言うと実はこの種のトンボは夏の間、林の中や高い山の上で生活し、秋になった頃を見計らって水辺に集まってくるからなんです。
言うなれば、夏の間は避暑地でリッチな生活をしているという訳ですね(?)。

これらの他、4月終わり頃~10月頃までの非常に長期間その姿を見ることができるトンボもいます。
そのトンボというのが、「シオカラトンボ」や「アジアイトトンボ」、「ウスバキトンボ」、
そして…みなさんご存知の…


出典:https://youtu.be/gsJeD8CB2mA

「ギンヤンマ」などです。
水辺の枝に捕まり、羽を休めているギンヤンマ…かわいいですね。

さらに、厳しい冬の寒さを耐えるトンボもいます。
「ホソミオツネントンボ」、「ホソミイトトンボ」、「オツネントンボ」です。
通常、他のトンボは幼虫であるヤゴの状態で冬を越す…越冬しますが、これらトンボはそうではなく成虫の姿で越冬します。

あの細い体のどこに越冬できるだけの秘密が隠されているのか…。

さて、ここまで読んで「あれ?夏季種に続いて秋季種もどんなトンボがいるのか紹介してないじゃないか?」と疑問に思った方もいらっしゃるでしょうが、そこは心配ご無用。
お笑い芸人のとにかく明るい安村さんではありませんが…

___「安心してください、書きますよ!」

ということで、まずは秋季種からです。

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秋のトンボの種類

秋のトンボの種類をご紹介すると・・・

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秋のトンボの種類

  • 9月頃にたくさんのペアが産卵を行うことで知られている「アオイトトンボ」
  • 10月を中心に産卵すると言われている赤トンボの一種である「コノシメトンボ」
  • 珍しいオレンジ色の赤トンボ「キトンボ」
  • 10月頃に水が無くなった水田などに産卵をするためにやってくる「カトリヤンマ」

以上のようなトンボがいます。

秋のトンボと言えば、やはり赤トンボ(別名・アキアカネ(秋茜))が第一に挙げられるのではないでしょうか。
事実、童謡の「赤とんぼ」で描かれている情景は秋ですしね。

ですが実は赤トンボ…「赤トンボ」という名の種類は存在しないんです!
赤とんぼというのは、「アカネ属」というグループに属している種類全般を指す名称だったんです。
その種類は、世界に50種存在し、日本にはそのうちの21種類のトンボが存在します
また、中国の妖怪の髪の色がその名の由来となっている「ショウジョウトンボ」や、日本一小さいトンボの「ハッチョウトンボ」など、アカネ属以外の身体が赤いトンボを含め、赤とんぼと呼ばれる場合もあります

これまで「赤トンボ」という種類のトンボが存在すると思っていた人からすれば、ある意味「衝撃の事実」だったんではないでしょうか。
ちなみに僕もそのうちの1人です!

夏のトンボの種類

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夏のトンボの種類

  • 夏の日差しによって羽の色が美しく変化することで知られ、まるで蝶のようにヒラヒラと飛ぶことからその名が付けられたと言われる「チョウトンボ」
  • 有名な歌「とんぼのめがね」のモデルとなっている「シオカラトンボ」
  • 赤トンボよりも色が赤く、その名前の由来が中国の妖怪の髪色を意味していると言われている「ショウジョウトンボ」
  • 日本最大の大きさを誇ると言われる「オニヤンマ」
  • オニヤンマとよく似ているが、ひと回り小さく朝と夕方に飛んでいる「ミルンヤンマ」

夏のトンボとしては、以上のようなトンボがいます。

やはり夏のトンボの代表格といえば、昆虫界最強との呼び声も高いオニヤンマですよね。
顎の強さ、約100mmという大きさにも驚きますが、その飛翔能力も素晴らしく現代の技術では再現できないんだとか…

その飛翔能力が良くわかる動画がこちら!


出典:https://www.youtube.com/watch?v=e4GSr86YqlQ

素早い動き、急加速、ホバリング…すごい…。

また、オニヤンマの標的は蛾やハエ・アブだけでなく…なんと!時にはあのスズメバチをも捕食してしまうんです‼
恐ろしいスズメバチですので、さすがに常勝!とはいきませんが、その強さにシビれる!あこがれる~‼
「トンボ界の兄貴」と呼びたいぐらいです!(え、違う?)

トンボを季語で使うのはいつ頃?

出典:https://pixabay.com/ja/photos/赤-昆虫-翼-花-4225522/

トンボを季語として使うのは秋。
特に、季節が次第に夏から秋へと移り変わってゆく8月から9月にかけてその姿を見る機会が多くなることから、秋の季語となっています

童謡「赤とんぼ」を聞くと判るように、確かにあの曲は秋を題材としていますもんね。

ただ、何も全ての種類のトンボが秋の季語という訳ではなく、中には「イトトンボ」のように夏の季語に分類されているものも存在しているので、興味がある方・またトンボが好きな方は「自分の好きな○○(トンボの種類)はどの季語に使われているんだろう」と調べてみるのも面白いでしょう。

トンボが秋のイメージなのはなぜ?

出典:https://pixabay.com/ja/photos/トンボ-公園-グロー-秋-531586/

トンボに秋のイメージがあるのは、やはり僕達・私達が「トンボ」と聞いておそらく真っ先に思い浮かべると思われる赤トンボの印象が強いからだと考えられます。

童謡の「赤とんぼ」を聞けばある意味一目瞭然ですし、一般的に「赤トンボ」と呼ばれている「アキアカネ」は暑い夏の間は林の中や高い山の上といった涼しい場所で過ごし、季節が秋に差し掛かり涼しくなってきた頃を見計らい、水辺に集まってきますからね。

もちろん、これは何もアキアカネだけに限ったことではなく、他の秋季種にしてもそうなので、必然的に「トンボといえば秋」というイメージができあがったのではないかと考えられます。

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夏の時期から9月上旬にかけて、その姿を見かける機会が特に増えるトンボ。赤トンボ以外にもさまざまな種類がいるので、注意深く観察してみては?
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