季節の雑学

霜寒の候の意味や読み方は?時期はいつ・いつまで使える、例文や結びも

時候の挨拶で使われる「霜寒の候」!その意味や読み方は何でしょうか?また、使える時期がいつからいつまでかも気になりますよね!
そのため今回は、霜寒の候の意味や読み方は?時期はいつ・いつまで使える、例文や結びもをご紹介します!^^

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霜寒の候の読み方と意味は?

出典:http://u0u0.net/M7UR

「霜寒の候」は「そうかんのこう」と読みます。
「霜」も「寒」も音読みですが、「霜」を「そう」と読む単語はあまりないので、
読めない方も多いと思います。

二十四節気の「霜降」も、「しもふり」ではなく「そうこう」と読むので、
この機会に覚えておきましょう^^

「霜寒」は、寒さで霜が降りている様子を表しています。
寒い時期に、朝外に出ると地面や草木にうっすら霜が降りていることがありますよね。

霜が降りている光景は寒々しさを感じます。
秋が終わり、本格的な冬の寒さを感じる時期に適した時候の挨拶です。

霜寒の候の時期はいつ?いつまで使える?

出典:http://u0u0.net/M7UU

「霜寒の候」は11月~12月上旬に使うことができる挨拶です。

二十四節気では10月23日が「霜降(そうこう)」となっています。
地域もよりますが、10月23日というと、秋も深まり朝晩は冷えますが、
霜が降りるほどではないという所が多いですよね。

二十四節気は実際の季節とはひと月程のズレがあります。
霜降(10月23日)から使うのも間違いではありませんが、
季節感とはズレてしまうので違和感を覚える方も多いと思います。

「霜降」は11月の季語になっているので、
季節に合わせた使い方をするなら、11月7日の立冬を迎えてから使うようにしたいですね。

「霜寒の候」の他にも同じ時期に使える季語として、
「立冬の候」「小雪の候」「霜月の候」「菊花の候」
「向寒の候」「晩秋の候」「大雪の候」などもあります。

  • 「立冬の候」は、「りっとうのこう」と読み、冬の始まりの時期を表します。
    11月7日~11月21日頃まで使うことが出来ます。
  • 「小雪の候」は、「しょうせつのこう」と読み、11月22日頃を表す言葉です。
    10月下旬から11月下旬まで使うことができます。
  • 「霜月の候」は、「しもつきのこう」と読み、陰暦11月の異称です。
    11月いっぱい使うことができます。
  • 「菊花の候」は、「きくかのこう」または「きっかのこう」と読み、菊の花が咲く時期を表します。
    10月~11月に使うことができます。
  • 「向寒の候」は、「こうかんのこう」と読み、秋から冬の次第に寒くなる時期を表す言葉です。
    11月~12月上旬まで使うことができます。
  • 「晩秋の候」は、「ばんしゅうのこう」と読み、秋の終わり頃を表します。
    11月いっぱい使うことができます。
  • 「大雪の候」は、「たいせつのこう」と読み、大雪は12月7日のことです。
    12月上旬~中旬に使うことが出来ます。

11月~12月上旬だけれど、「まだ霜は降りていないしあまり寒くないな。」という時は、
「立冬の候」「晩秋の候」など、実際の気候にかかわらず、
違和感なく使うことができる言葉を選ぶとよいですね^^

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霜寒の候の例文と結び

出典:http://qq4q.biz/LIir

「霜寒の候」の意味や使う時期が分かりました。
手紙やハガキでは、どうやって書き始めればいいのでしょうか?
霜寒の候を上手に使った手紙の書き出しや、結びの例文をご紹介します。

【書き出し】
あらたまった相手へ
・拝啓 霜寒の候 貴社におかれましてはますますご発展のこととお慶び申し上げます。
・拝啓 霜寒の候 皆様ますますご壮健のことと拝察いたしお慶び申し上げます。
・拝啓 霜寒の候 貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
・拝啓 霜寒の候 皆様ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
親しい相手へ
・寒さ厳しくなってまいりました。皆様おかわりございませんでしょうか。
・冬の気配を感じるようになりましたが、健やかにお過ごしのことと存じます。
・霜が降りる季節となってまいりました。お元気でいらっしゃいますか。
・寒さが身に染みる時節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
「拝啓」より「謹啓」のほうがより敬った言い方となります。
【結び】
あらたまった相手へ
・寒さ厳しき折、皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。
・御社のますますのご発展をお祈り申し上げます。
・向寒の折、くれぐれもご自愛ください。
・今後とも変わらぬご厚誼のほど、よろしくお願い申し上げます。
親しい相手へ
・日に日に寒くなってまいりますが、体調を崩さないようにお気をつけてお過ごしください。
・寒さが厳しくなってまいりました。風邪などひかれぬよう、くれぐれもお気を付けください。
・暦の上では冬となりました。健康にはどうぞお気を付けください。
・何かと忙しい師走ですが、どうぞご自愛ください。

「拝啓」で始めたら「謹言」「敬白」で終わる、がセットになっています。
女性は「かしこ」や、友達なら「では、また。」などフランクな言葉でもいいですね。

ただしビジネス文章では時候の挨拶を省いたり、
季節に関係なく「時下」(この頃はの意味)とすることもあります。

かしこまった相手に出す手紙の場合、「ご発展」「ご健勝」「ご清栄」
「ご盛栄」「ご清祥」「ご隆昌」といった表現を使うのですが、
「ご健勝」「ご清祥」は個人に使うもの、
「ご発展」「ご清栄」「ご盛栄」「ご隆昌」は、企業・団体に使うものなので、注意が必要です。

親しい相手に出す手紙であれば、拝啓 霜寒の候~で書き始めるのは、
少々かしこまりすぎている印象があるので、本格的に寒くなってきたことや、
くだけた言葉にして、「お元気ですか。」「いかがお過ごしでしょうか」と繋げるとよいですね。
また、女性が書く場合、「霜寒の候」ではなく、「霜寒のみぎり」としても良いです。

霜寒の候を挨拶に使う時期は、冬真っ盛りでとても寒い時期ですよね。
「拝啓 霜寒の候」のあとに続く言葉に困ったら、「お元気でお過ごしでしょうか」
など、体調を気遣う言葉を続けることをおすすめします。
また、結びの挨拶でも、これから寒さが厳しくなってくるので、
「体調を崩さぬよう」「ご自愛ください」など、気遣いの言葉で締めると、
思いやりを感じる良い手紙となりますよ^^

霜寒の候と一緒に使える季語

出典:http://u0u0.net/M7Xg

「霜寒の候」と一緒に使える季語をご紹介します。

11月の季語
霧、月、柿、大根、柚、冷やか、山粧う、霜降、山芋、立冬、秋惜む、枯木立、小雪、冬葵、枯桑、オリオン、冬めく、湯冷め、冬眠、時雨…など
12月上旬の季語
銀杏落葉、初雪、隙間風、冬紅葉、枇杷の花、千鳥、たい焼き、冬木立、氷、白鳥、火事、セーター、マフラー、ポインセチア、水鳥、木枯らし、吹雪、焚火…など

霜寒の候は、11月~12月上旬に使う挨拶なので、
同じ時期を表す季語をさりげなく手紙の中に入れると、季節感のある良い文章になります。

12月の季語の中でも、「年越」や「年の暮」などは、下旬をイメージさせる言葉なので、
霜寒の候と一緒に使うのはふさわしくありません。注意しましょう。

12月の季語に関してはこちらの別記事で詳しくご紹介しています☆
12月の季語は?俳句や時候の挨拶、手紙の書き出し・結びの文例も

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霜寒の候の時期のおすすめはこちら↓↓↓

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「里むすめ なると金時」約10キロ。
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「あんこう鍋用セット」1.1キロ。
ご家庭で簡単に料亭レベルのあんこう鍋を楽しむことが出来ます^^

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「サンゴールドキウイ」約3キロです☆
酸味が少なく甘い品種で、大玉限定なので食べ応えも抜群です^^♪

まとめ+関連記事

霜寒の候は、そうかんのこうと読み、霜が降りて寒くなってくる11月~12月上旬に使える言葉です。季節感のある上手な手紙を書く参考にしてくださいね^^
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