季節の雑学

寒冷の候の意味や読み方は?時期はいつ・いつまで使える、例文や結びも

時候の挨拶である「寒冷の候」は、なんと読み、どういう意味なのでしょうか?また、手紙にはいつからいつまで使えるのでしょうか?気になりますよね☆
そのため今回は、寒冷の候の意味や読み方は?時期はいつ・いつまで使える、例文や結びもをご紹介します!^^

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寒冷の候の読み方と意味は?

出典:http://u0u0.net/LXiS

「寒冷の候」は「かんれいのこう」と読みます。
「寒冷」は、日常的に使う言葉なので、普通に読むことができますね。
「候」は、「そうろう」と呼んでしまいがちなので、注意が必要です。

「〇〇の候」というのは、基本的に音読みするものだと覚えておくとよいでしょう。
「候」とは、天気や季節を表す言葉で、気候、天候といった言葉にも使われていますね。

寒冷とは、「ひえびえとした寒さ」を意味する言葉で、
冬のはじめのころの気候を表す言葉ですから、
「寒冷の候」は、ひえびえと寒くなってきた時期、季節を意味します。

「寒い」「冷たい」という文字を重ねて使われているので、
とても寒くて、厳しい冬を表す言葉に感じますが、
もっと厳しい冬を表す言葉として、「厳寒」「厳冬」などがあります。

厳寒や厳冬よりは寒さが緩やかな雰囲気を感じますね。

寒冷の候の時期はいつ?いつまで使える?

出典:http://u0u0.net/LXiU

時候の挨拶として「寒冷の候」を使うのは、12月が最もふさわしい時期です。

12月からは気温もぐっと下がり、いよいよ冬本番という感じです。
私たちが普段使っている新暦で考えると、10月~11月は秋、12月から冬が始まり、
2月ごろまでは冬というイメージですよね。

しかし旧暦では、10月~12月が冬とされており、12月は「晩冬」の時期になります。
旧暦では、1月や2月は春ということになっています。

「寒冷」という言葉からすると、1月や2月まで使えそうな気もするのですが、
1月には「新春の候」、2月には「立春の候」など、
春の始まりをイメージさせるような挨拶の方がふさわしくなってくるので、
「寒冷の候」を使うのは、12月の間がおすすめです。

「寒冷」というのは、「大寒」などとは違い、二十四節季には含まれない言葉なので、
厳密に何月何日から何日までつかうべきである。ということは決められていませんが、
主に12月を中心として、体感的に「寒冷」という言葉がふさわしいと思える気温の時期に使うと良いでしょう。

「寒冷の候」のほか、同じ時期に使える季語として、
「師走の候」「大雪の候」「冬至の候」「初冬の候」
「歳末の候」などがあります。

「師走の候」は、「しわすのこう」と読み、陰暦12月の異称です。
12月いっぱい使うことができます。
「大雪の候」は、「たいせつのこう」と読み、大雪は12月7日のことです。
12月上旬~中旬に使うことが出来ます。
「冬至の候」は、「とうじのこう」と読み、冬至の日の12月22日~1月5日に使うことができます。
「初冬の候」は、「しょとうのこう」と読み、冬の始まりを表す言葉です。
11月上旬~12月上旬まで使うことができます。
「歳末の候」は、「さいまつのこう」と読み、年の暮れを表す言葉です。
12月下旬に使うことができます。

12月でも上旬など、まだ寒冷というほど寒くないな。と感じる時期なら、
「師走の候」など、気温にかかわらず使える言葉を選ぶとよいでしょう。

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寒冷の候の例文と結び

出典:http://qq4q.biz/LIir

「寒冷の候」の意味や使う時期が分かりました。
手紙やハガキでは、どうやって書き始めればいいのでしょうか?
寒冷の候を上手に使った手紙の書き出しや、結びの例文を紹介します。

【書き出し】
あらたまった相手へ
・拝啓 寒冷の候 貴社におかれましてはますますご発展のこととお慶び申し上げます。
・拝啓 寒冷の候 皆様ますますご壮健のことと拝察いたしお慶び申し上げます。
・拝啓 寒冷の候 貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
・拝啓 寒冷の候 冬の気配も濃くなってまいりましたが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。
親しい相手へ
・霜の季節がやってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
・冬の寒さを感じる時期になりました。お元気ですか。
・今年もいよいよ終わりが近づいてまいりました。お元気でお過ごしのことと存じます。
・お鍋のおいしい季節になりましたね。お元気でお過ごしでしょうか。
「拝啓」より「謹啓」のほうがより敬った言い方となります。
【結び】
あらたまった相手へ
・寒さ厳しき折、皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。
・御社のますますのご発展をお祈り申し上げます。
・寒冷の折、益々のご活躍をお祈り申し上げます。
・今後とも変わらぬご厚誼のほど、よろしくお願い申し上げます。
親しい相手へ
・日に日に寒くなってまいりますが、体調を崩さないようにお気をつけてお過ごしください。
・寒さが厳しくなってまいりました。風邪などひかれぬよう、くれぐれもお気を付けください。
・年末に向けて何かと忙しくなりますが、健康には注意してお過ごしください。
・良いお年をお迎えくださいますよう、心よりお祈り申し上げます。

「拝啓」で始めたら「謹言」「敬白」で終わる、がセットになっています。
女性は「かしこ」や、友達なら「では、また。」などフランクな言葉でもいいですね。
ただしビジネス文章では時候の挨拶を省いたり、
季節に関係なく「時下」(この頃はの意味)とすることもあります。

かしこまった相手に出す手紙の場合、「ご発展」「ご健勝」「ご清栄」
「ご盛栄」「ご清祥」「ご隆昌」といった表現を使うのですが、
「ご健勝」「ご清祥」は個人に使うもの、
「ご発展」「ご清栄」「ご盛栄」「ご隆昌」は、企業・団体に使うものなので、注意が必要です。

親しい相手に出す手紙であれば、拝啓 寒冷の候~で書き始めるのは、
少々かしこまりすぎている印象があるので、本格的に寒くなってきたことや、
くだけた言葉にして、
「お元気ですか。」「いかがお過ごしでしょうか」と繋げるとよいですね。

また、女性が書く場合、「寒冷の候」ではなく、「寒冷のみぎり」としても良いです。

寒冷の候を挨拶に使う時期は、冬真っ盛りでとても寒い時期ですよね。
「拝啓 寒冷の候」のあとに続く言葉に困ったら、「お元気でお過ごしでしょうか」
など、体調を気遣う言葉を続けることをおすすめします。

また、結びの挨拶でも、「体調を崩さぬよう」「ご自愛ください」など、
気遣いの言葉で締めるか、12月なので、今年一年お世話になったことに対する、
感謝の気持ちを表す言葉で締めると良いでしょう。

寒冷の候と一緒に使える季語

出典:https://www.irasutoya.com/2015/03/blog-post_946.html

「寒冷の候」と一緒に使える季語をご紹介します。

12月の季語
寒波、水鳥、枯木、冬木立、初雪、雪、風邪、牡蠣、白菜、人参、柚子湯、おでん、コート、手袋、クリスマス、年の暮、大晦日、除夜の鐘…など

「寒冷の候」は12月に使う言葉なので、一緒に使える季語は、
年末行事や冬の寒さを感じさせる言葉が多くなっています。

文章の中にさりげなく季語を入れると、より季節感が出てセンスのある文章になるので、おすすめです。
その他の季語に関しては別記事で詳しくご紹介しています↓↓↓
12月の季語は?俳句や時候の挨拶、手紙の書き出し・結びの文例も

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寒冷の候の時期のおすすめはこちら↓↓↓

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まとめ+関連記事

寒冷の候は、12月に使うのがふさわしい挨拶です。手紙を送るときの気温なども考えて、ふさわしい時候の挨拶を選びたいですね^^
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