時候の挨拶で使われる「紅葉の候」の読み方や意味は何でしょうか?また、使える時期がいつからいつまでかも気になりますよね。
そのため今回は、紅葉の候の意味や読み方は?時期はいつ・いつまで使える、例文や結びもご紹介します!^ ^
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もくじ
紅葉の候の読み方と意味は?
出典:http://otasuke9.com/last-autumn/
「紅葉の候」は、「こうようのこう」と読みます。
「もみじのこう」とも読めますし、間違いではないです。
ただ、「~の候」の部分は「~のこう」と音読みしますので、
頭の部分の「紅葉」も音読みで「こうよう」と読んだ方がバランスがいいでしょう。
「紅葉の候」の意味は、「木々の葉が紅く色づき始める季節になりましたが」という感じの意味合いになります。
紅葉って字を見ると、「葉っぱが真っ赤になること」を示していると思われそうですが、
真っ赤になることをではなく、「草木の葉が赤や黄色に色づくこと」を言います。
ですので、赤だけでなく黄色くなりはじめる事も紅葉とよびます。
というのも「紅葉」を「もみじ」と読むのは、
もともと葉が色づく様子を「揉みづ(もみづ)」と表していたからでした。
なので、「紅葉」は「イロハモミジ」や「ヤマモミジ」だけでなく
イチョウやムクロジ、ケヤキなどのモミジ以外の広葉樹全体を指しているということになります。
夏までは緑一色だった山々の木々の葉が色づき始める時期は綺麗ですよね。
ですから、秋の行楽シーズンに紅葉狩りに行くのもわかります。
ちなみに、この「紅葉狩り」ですが、狩りと言う言葉を使っていますが、
実際に紅葉を狩っているわけではないですよね^ ^;
紅葉などの草花を手に取り眺めることを「狩り」という言葉で表現されるようになりました。
それがやがて自然を愛でることを「狩り」と呼ぶようになり、
紅葉を愛でること自体を「紅葉狩り」と呼ぶようになったんですね。
紅葉の候の時期はいつ?いつまで使える?
出典:https://goo.gl/A1J5PF
紅葉の候を使う時期についてですが、 この言葉は紅葉の綺麗な季節に使います。
10月8日~10月末まで使うのが一般的です。
もしかすると紅葉の綺麗な季節ということで、
11月中旬くらいを想像してしまうかもしれませんね。
でも、「紅葉とは木々の葉が色づき始める」ことを言うので、
毎年大体10月に入ってから紅葉の葉が色づき始めるので、
使用開始時期は10月に入ってから使える時候の挨拶になります。
そして終了時期は山間部に霜が降り始めて紅葉が盛りのシーズンを迎える
「霜降」の時期の10月24日~11月7日あたりになります。
ただ、11月8日ごろは「立冬」になるため、
そこまで紅葉を引きずるのはイメージがつきにくいですよね。
先にも書きましたが、そもそも紅葉の候の意味は、木々の葉っぱが色づき始める頃合いを
意味しますから「紅葉の候」を使う時期としては
10月中旬~10月末あたりまでを使用期限と考えるのがいいでしょうね。
もともと時候の挨拶は、二十四節気(にじゅうしせっき)という、
太陽の動きを24等分してたものを使って、旧暦では季節を表すために用いられていました。
ただ、紅葉の候の「紅葉」という言葉自体は二十四節気に含まれておらず、
紅葉の季節の始まりは、この中の寒露(かんろ)という季節と同じだと言われています。
ちなみに寒露(かんろ)は10月8日ごろを指します。
「紅葉の候」と同じ時期の時候の挨拶には、
10月上旬に使う仲秋の候(ちゅうしゅうのこう)や、
10月全般に使う錦秋の候(きんしゅうのこう)、秋冷の候(しゅうれいのこう)などがあります。
旧暦では、7月、8月、9月が秋になり、その真ん中の月の8月を仲秋とよんでいたため、
仲秋の候は旧暦8月に使う表現になります。
その旧暦8月は秋分を含む月になりますので、
今の暦で言うと8月下旬から10月上旬ごろに当たります。
ですので、仲秋の候は10月上旬に使うのが、良いとされています。
ちなみに、それぞれの意味ですが、
仲秋は『初秋と晩秋の間の季節』という意味で、
錦秋は『紅葉が錦のように色鮮やかな季節』、
秋冷は『風が涼しくなって秋めいてきた季節』という意味になります。
自分の感じた秋の様子で使い分けてみるのもいいですね。
その他、上のような少し肩苦しく感じる「候」を使わない挨拶として、
「実りの秋となり」や「冷気は日増しに加わり」などといった言葉も使えます。
これらは、”候”を使わないので、気楽に使う事が出来ますね。
あと「候」には、「今、まさにこの季節を迎えましたが」という意味が込められています。
また、「候」は「みぎり」や「~の折り」などにも言いかえることもできます。
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紅葉の候の例文と結び
出典:http://blog.500mails.com/greeting-incorporation-of-enterprise/
「紅葉の候」の意味や使う時期は先ほど書きましたが、
では実際に手紙やハガキを書くときに何から書き始めればいいのでしょうか?
手紙の基本の頭語、時候の挨拶、結びの言葉などを実際に使ってみましょう。
「紅葉の候」を使った例文をご紹介します!
【書き出し】
謹啓 紅葉の候、貴社ますますご発展のこととお喜び申し上げます。
拝啓 紅葉の候、皆様にはますますご壮健のことと拝察いたします。
謹啓 紅葉の候、稲田が黄金の波を打っております。皆様ご壮健にてお過ごしのことと存じます。
拝啓 紅葉の候、日増しに秋も深まる中、お元気でお過ごしでしょうか。
・親しい相手
紅葉の候となり、少し肌寒く感じるようになりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
【結び】
手紙の最後の結びには相手の身体を気遣う言葉と、頭語があるときは結語を入れます。
・本当に紅葉の美しい季節となりました。夜の名月も美しいのでどうぞ秋の夜長を楽しんでください。
(頭語が「拝啓」の場合)
・秋冷が加わります折、くれぐれも風邪など召されませぬようご自愛くださいませ。敬具
(頭語が「謹啓」の場合)
今年は早くから寒くなるようでございます。どうぞご自愛専一にてご活躍下さい。謹白
(頭語にこだわらない結び)
秋たけなわの好季節、ご壮健にて実りの秋をお迎えくださいますようお祈り申し上げます。かしこ
季節の挨拶などを出す際は、書き出しに 「拝啓」、
結びに「敬具」「敬白」「かしこ(女性のみ)」
を用いることが多くなります。
さらに改まった相手の場合、 「謹啓」を使い、
結びに「謹白」「謹言」「かしこ」などでも良いですね。
流れとして、
頭語→時候の挨拶→相手への安否伺い(健康や発展を祝う言葉)を書いてから、本文にはいります。
しばらく本文を書いた後、最後に締めの挨拶(相手をねぎらう言葉)→結語で終わって下さいね。
一つの型なので、何回か書いてみると慣れてくると思いますよ^ ^
紅葉の候と一緒に使える季語
出典:http://sonaerusearch.blue/oct-kigo/
つるべ落とし、栗ご飯、柿、秋時雨、露、銀杏、リンゴ、秋色、胡麻、栃の実、十五夜、
秋桜、はたはた、菊、時雨月……など
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紅葉の候はこうようのこうと読みかたもわかりましたし、文例もありますので、さまざまな組み合わせで手紙を書いてみるのもいいですね^ ^
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