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千羽鶴に縁起悪いタブーはある?首を折る?使う色やマナーや注意点もご紹介!

お見舞いや、被災地への復興祈願として贈られる「千羽鶴」。

逆に縁起が悪くなってしまう折り方のタブーや、千羽鶴を贈るときのマナー・注意点はあるのでしょうか?

千羽鶴の正しい礼儀や代わりとなるアイデアをまとめたのでご参考ください。

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千羽鶴に縁起が悪くなるタブーはない

出典:写真AC

結論からいうと、千羽鶴の作り方には細かいルールやタブーはありません

しかし、鶴の首を折ることや黒色・灰色・赤色の折り紙を使うことについて、人によっては不吉なイメージを感じる方もいるようです。

そのため、贈る相手に合わせた配慮が必要だといえます。

ここでは、贈る相手に合わせるべき3つのポイントについておさえていきましょう。

  • 千羽鶴の首は折るのが正解
  • 千羽鶴の折り紙の色に決まりはない
  • その他の細かいタブーについて

千羽鶴の首は折るのが正解

千羽鶴の首は、折って大丈夫です。

日本折紙協会の見解としても、首を折らなければどちらが頭・尾なのかがわからないので折ってもよいというものでした。

頭を折ると縁起が悪い?と聞かれることがございますが、まったくそんなことはございません。折らないと頭ができないので、折ってください。(「首を折る」と言うから気になるのでしょうか?「首を折る」のではなく、頭を作るために、一方を中わり折りするのです。折らないと、どちらが尾かわからなくなってしまう・・・)

引用元:日本折紙協会

ではなぜ、入院中の方に対するお見舞いで「千羽鶴の首は折ってはだめ」といわれるのでしょう。

それは首を折る」という言葉が、骨折や事故などの不吉なことを連想させてしまうからだといわれています。

また、首を折った千羽鶴は下を向いているので、病状が回復しにくい印象を抱かせてしまうという考えもあるようです。

首を折ることに抵抗がある場合は、「首を折る」というより「頭を作る」と前向きに考えるとよいですよ。

また、首を折る向きを下向きではなく、真横に折るなどの工夫をしてみてもよいですね。

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千羽鶴の折り紙の色に決まりはない

千羽鶴に使ってはいけない色はなく、基本的には何色を使って折っても問題ありません。

しかし、黒色・灰色・赤色については不吉なイメージを連想させやすい色といわれているので、贈る相手によって使う色を選んでください。

それぞれの色に抱きやすいイメージは下記のとおりです。

黒色お葬式や死を連想させる。縁起が悪いイメージ。
灰色火葬されたお骨や灰を連想させる。
赤色火葬されたお骨や灰を連想させる。

千羽鶴の色の組み合わせや順番にも特に決まったものはなく、グラデーションにしたり、1本を1色に統一して複数の色を組み合わせたりと自由に作ることができます。

千羽鶴の折り紙キットも販売されており、グラデーションの千羽鶴を作れるようになっていますよ。

黒色や灰色は色のイメージが悪いことの他にも、他の色と組み合わせた時にきれいに見えにくいので使わない、という意見もあります。

赤色は、ピンクやオレンジ色からのグラデーションとして使うときれいに見えるので、千羽鶴のキットの配色にもよく含まれています。

縁起が悪いと言われる3色を除いたとしても、使える色はまだまだたくさんあります。

千羽鶴を受け取って明るい気持ちになれるような配色を心がけたいですね。

病室などは殺風景なことが多いので、彩りを添えられますよ。

その他の細かいタブーは大丈夫?

折り方や色には特に決まりがない千羽鶴ですが、「千羽鶴」というからには千羽折らないといけない気がしてしまいますよね。

また、「折り紙の種類や最適な大きさはあるの?」といった疑問にもお答えします。

千羽鶴を折る羽数に決まりはない

千羽鶴の数は、千羽ちょうどでなくても問題ありません。

「千」という言葉は「たくさん」という意味があるので、千羽に満たなくてもよく、逆に千羽をこえても大丈夫です。

最低でも何羽以上という決まりもないので、作れる範囲で作りましょう。

大切なのは数ではなく、贈る相手のことを想う気持ちです。

なお、お見舞いに贈る千羽鶴として700羽折る場合も多いようです。

この理由は、700羽は「700」が「なおる(治る)」と読めることからのようです。

お見舞いに贈る際には参考にしてみてくださいね。

使う折り紙に決まりはない

千羽鶴を作る際に使う折り紙の種類にも決まりはないので、自分の好きなものを使いましょう。

千羽鶴を折る折り紙の大きさにも決まりはないですが、千羽鶴用キットとして販売されているものは7.5cm角の大きさの折り紙が多いようです。

折る折り紙の大きさにもまったくきまりはございません。「千羽鶴用おりがみ」という商品名で市販されているものは7.5センチ角のものが多いようです。

引用元:日本折紙協会

大きさの指定はないですが、1つの千羽鶴の中では大きさを統一した方が見ばえがよいですよ。

千羽鶴専用のキットは、ネットでも購入が可能です。

千羽鶴のキットの内容は、鶴がグラデーションになるように色とりどりの折り紙が入っていることが多いです。

その他千羽鶴に添えるメッセージカード、折り鶴を1本にまとめるための糸やビーズなどがセットになっており、とても便利ですよ。

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千羽鶴は贈ると迷惑?相手の気持ちを考えることが大切

出典:写真AC

お見舞いや被災地に千羽鶴を贈る際、相手の迷惑にならないか不安になる方もいるかと思いますが、基本的には迷惑にはならないようです。

ただし、人によっては迷惑に感じたり、別の物がよかったと思ったりするので、相手の気持ちを考えることが大切です。

ここでは、千羽鶴を「お見舞いに贈る場合」と「被災地に贈る場合」に分けてご説明します。

千羽鶴をお見舞いに贈る場合

鶴は長く生きることから「長寿の象徴」でもあり、病状の回復を祈って千羽鶴を折ることは縁起がよいとされています。

ただし、人によっては千羽鶴を贈られることで、自分の病気がひどく深刻な病気で治癒が難しいもののような気がしてしまうという方もいます。

前述した「首を折るかどうか」や「黒色・灰色・赤色を使うかどうか」についても、縁起を気にする方かどうかによって配慮が必要です。

いずれにしても、相手の気持ちや状況をよく考えたものを贈ることが大切です。

また、長期入院の場合は病室に長く飾っているとどうしてもホコリがたまりやすくなり、不衛生になってしまいます。

掃除がしにくいので、カバーをかけることも考えましょう。

退院時に持って帰りやすいように、千羽鶴の羽は広げずかさばらないようにした方がよいですね。

病院によっては千羽鶴を持ち込めない場合もあるので、作成する前に確認することも大切です。

千羽鶴を被災地に贈る場合

地震や水害などの被害を受けた被災地に復興祈願として千羽鶴を贈ることについて、基本的には迷惑ではないそうです。

しかし、人によってはありがた迷惑だと感じる方もいます。

ありがた迷惑だと思う人の主な理由としては、下記のような意見がありました。

  • 被災してすぐのタイミングで一番必要なものは、生きるために必要な支援物資である
  • お金にならないので、募金や義援金の方が嬉しい
  • 仕分けることが大変だ
  • 千羽鶴は置く場所をとってしまう
  • 処分がしにくい

被災してすぐのタイミングでは、生きるために必要な支援物資が優先されます。

そのため、このような早い時期に千羽鶴を贈ってしまうと、必要な支援物資が届けられる妨げになってしまったり、仕分ける人の仕事が増えてしまったりするようです。

千羽鶴を贈るタイミングとしては被災直後に贈ることは控え、支援物資が足りてきて少し落ち着いたころに贈る方がよいといえます。

また、千羽鶴は置く場所をとる、後で処分をしにくいという意見もあります。

少しでもかさばらないように千羽鶴の羽は広げないようにしたり、千羽鶴ではなく別のものを贈ったりするなど、相手の気持ちに立って贈り方を考える必要がありますね。

募金や義援金を贈ってもらうほうが、本当に必要なものを必要な時に、必要な数購入できるのでよいという被災者側の考えもあります。

被災地へ支援をする際は、本当に必要なことを見極め、タイミングや内容を考えて行うことが大切です。

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千羽鶴はどうやって処分されるの?

出典:写真AC

千羽鶴は、神社でお焚き上げしてもらうことができます。

作った人の想いが込められた千羽鶴、そのまま燃えるゴミに出すのは縁起が悪くなりそうではばかられますよね。

お守りやお札、人形などと同じように千羽鶴も神社でお焚き上してもらうことができます。

神社によっては断られる場合もあるので、お焚き上げができるかあらかじめ神社に問い合わせをしておくと安心です。

感謝の気持ちをもって、お焚き上げしてもらってくださいね。

千羽鶴以外でお見舞いに贈るなら

出典:写真AC

千羽鶴を贈るのは迷惑かもしれないと不安な方に、千羽鶴以外のお見舞いの品を3つご紹介します。

  • 手書きの手紙
  • 一羽の折り鶴
  • 手作りのお守り

どれも想いを伝えるのにピッタリな手作りの贈り物ですよ。

手書きの手紙

まずは手書きの手紙です。

メールやアプリでコミュニケーションをとることが多い現代では、手書きの手紙を書く機会は少なくなっています。

病気療養中に気持ちの込もった手書きの手紙をもらったら、きっと嬉しいことでしょう。

相手の回復を祈り、気持ちを思いやった言葉を届けてくださいね。

パソコンで印刷した機械的な文字よりも、ぬくもりを感じる手書きで書くことがポイントです。

この後ご紹介する他の贈り物や既製品のプレゼントに手紙を添えるのもおすすめですよ。

一羽の折り鶴

一羽だけの折り鶴も、お見舞いの贈り物におすすめです。

千羽鶴に比べて置く場所もとらないので、贈られた相手も床頭台などに気軽に飾ることができます

「早くよくなりますように」という気持ちを込めて、丁寧に折りましょう。

可愛い柄の和紙で作ると目にも楽しく、殺風景な病室に華やかさを添えられます。

手作りのお守り

手作りのものにこだわりがあるなら、手作りのお守りもお見舞いの贈り物におすすめです。

折り紙、布、フェルト、ビーズなど、色々な素材で作ることができます。

折り紙なら縫う必要がないので、小さなこどもでも作れますね。

世界に一つだけの手作りのお守りなので、相手のことを想い、デザインして、素材を選んで作成したという過程も感じられます。

だからこそ、お守りをもらった相手もひときわ嬉しいことでしょう。

お守りのサイズだと、スマートフォンやお財布のストラップにしたり、ポケットに入れたりすることもできます。

病室から出るときも持ち歩くことができるので、贈られた相手もお守りをいつでも見ることができますね。

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まとめ+関連記事

この記事をまとめると

  • 千羽鶴は首を折っても、何色で作っても問題ない
  • 縁起を気にする方へ贈る際は首を折らず、色にも気を配る
  • 千羽鶴は千羽ちょうどでなくてもよい
  • かさばらないように羽を閉じ、カバーをかけて衛生が保てるように配慮する
  • 千羽鶴以外のお見舞いの贈り物として、手紙や一羽の折り鶴なども考える
  • 被災地へ千羽鶴を贈るタイミングは、支援物資が足りて落ち着いた頃がベスト

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