季節の雑学

神棚の雲の意味や貼り方・向きは?手書きは誰が書いてもいい?

皆さんは神棚の雲を見たことはありますよね?では、この雲の意味はなんのでしょうか?また、貼り方や向きなども気になりますよね!手書きでもいいのでしょうか?
そのため今回は、神棚の雲の意味や貼り方・向きは?手書きは誰が書いてもいい?をご紹介します!^^

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神棚の「雲」の意味とは?

出典:https://zinja-omairi.com/kamidana-kumo/

それは、一言でいうと、現代の生活様式から神棚の「聖域」を守るために作られた一つの方法です!
神棚を祀る際には守らなければいけない聖域が存在し、そのために「雲」は必要不可欠な存在なのです。
その雲の意味をご紹介していきます☆

「雲」の意味は?


出典:https://www.youtube.com/watch?v=59aTXFkxGPg

天井に書かれた「雲」はそんな神棚に住まう神様の聖域を守るためには非常に重要です。

「雲」という字で何もない空をあらわし、神棚の上に人が来ることが無いようにしています。

なぜなら神道では、「神様の上には何もあってはならない」とされているからです。

その教えの通り、普段私たちが目にする神棚は床などの低いところに置かれることはなく、

必ずと言っていいほど頭上に祀られていますよね(^^)

しかし、マンション暮らしが普通になった現代においてその教えを実現させることはとても困難です。

部屋の一番高いところに神棚を祀ったとしても、その上の階で生活している人もいるでしょうし、最上階に住んでいたとしても、屋上に誰かが立ち入ってしまえば神様を足蹴にしているのと同様になってしまうからです。

現代においてこの神様の「聖域」をお守りすることがどれだけ大変なことか、お分かりいただけたでしょうか?

ですから、神棚の上に「雲」という文字を貼って、「神棚(=神様)の上には何もありませんよ。」ということを表しているのです。

神棚とは

そもそも神棚とは、家や会社において神道の神様を祀るためにある祭壇です。
昔から神棚に住みついた神様が私たちをすぐ近くからお守りしてくださるという考えがあります。

いわゆるそれは「守り神」のような存在で、家にあれば「家内安全」、お店にあれば「商売繁盛」といったようなご利益を期待されて祀られることが多いのです。
つまり神棚は、拝むためのものというだけではなく、「神様そのもの」のように丁重に扱わなければいけません。
私たちを守ってくださっている神様に対して失礼がないようにしていきましょう。

神棚の「雲」の正しい貼り方は?向きはあるの?

出典元:https://item.rakuten.co.jp/gonkiya/10002048/

神棚の雲に関しては、基本的に「こうしなければいけない」というような決まりはあまりありません。

神社などに問いあわせても、「どの向きでもよい」とのこと。

そんなことよりも日々の神様に向ける気持ちのほうが大切だそうです(^^)

神道には「神は人の敬により威を増し」という言葉があります。

これは、神様の力は人の敬意によって威力を増す、という精神です。

あえてどちらの向きかを指定するとすれば、

雲字は神様にとって見えやすい向きに貼ると良いのではないでしょうか。

画像のような貼り方だと私たちとっては見えやすいですが、

神棚にいる神様からは少し見えづらいかもしれません。

そう考えると、雲の雨かんむりが奥にくるように向けて貼るのがベストだと思います♪

ただ、どちらかというと気にするべきなのは、

「雲の向き」ではなく、「神棚の向き」や「方角」のほうが重要です。

そこさえしっかりと押さえていれば、あまり深刻に考える必要は無さそうです。

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神棚の雲には2種類ある?

雲のタイプにも大きく分けて2種類あります。

それが、「雲字」と「雲板」です。今回はその2つの雲の特徴や利点などをご紹介します♪

雲字とは

出典元:https://item.rakuten.co.jp/sozolife/kumoji/

雲字とは、ごく一般的に家などで見られるタイプの雲です。

前記述でも例に挙げたように、「雲」という文字を使って「何もない空、神様の聖域」を表現しています。

主に、半紙に墨で書かれた「書き文字」が多く見られますが、木をくり抜いて作られた「抜き文字」などもあり、バリエーションがとても豊富です♪

引用:http://goo.gl/75OjAe

抜き文字だと柄が木目調なので天井に貼っても悪目立ちしないという利点があります。

最近ではネットショッピングなどでも販売しているので書道に自信のない方は、こちらに頼るのも一つの「手」だと思います!

また、王道の「雲」という字の他にも「天」や「空」など地域によっていろいろな文字で表現する場合もあります。

どれも雲と同じような意味があり、「雲」でなければいけないということは無いようです。

どこか知らない町に出かけた際に神棚を見かけたらぜひ、その上の天井もチェックしてみてください。

意外な所でその“ 土地ならでは ”を発見できるかもしれませんよ♪

雲板とは

出典元:https://item.rakuten.co.jp/kamidananosato/kumotanaita

雲板は、雲字と同様、「何もない空」を意味しますが、その表現方法は「文字」ではなく「デザイン」です。

デザインも特にこうしなければいけないというルールはなく、雲や天を表現していればどんなものでもOKです♪

共通していることと言えば、神棚の前上部に雲を取り付けることぐらい。

この雲板を取り付けただけで、神棚の上には空の背景が広がり、神社を遠くから眺めているような豪華さや威厳を感じることができます(^^)

家のリビングに神棚がある場合、天井に雲字の書道を貼るのは躊躇われることもあるかもしれません。

そんな時はぜひ、雲板を検討してみてください。雲板にはいろいろなデザインがあるので

お気に入りのものを探してみてはいかがでしょうか♪中には自分で作る!という猛者もいるそうですよ(^^)

出典元:http://koukisinnichijyou.seesaa.net/article/94547353.html

雲は誰が書いてもいい?手書きでもいいの?

雲字は向きと同じように、基本的にだれが書いてもOKです!

しかし、前記述でも書いたように何事も「神様に対する敬意」が大切です。

そう言われるとどうしたらいいか、逆に悩んでしまいますよね?

敬意や感謝の表し方って人それぞれですものね?

そこで!何個か提案をさせていただきますので是非ご参考にしてみてください♪

自分で書く!

出展元:https://mamari.jp/2425

心を込めて習字で「雲」を書いてみてはいかがでしょうか。

もちろん、普段から神棚に対して敬意を込めて接していればプリントされた雲字でも問題はないですが、やはり手書きのほうが心がこもっている感じがしますよね。

思い切って神様への感謝を筆に込めちゃいましょう♪

雲字を書く時期としては、なんといっても元旦がオススメです!神棚は、年末の大掃除の際に一緒に掃除をします。

(神棚は神様が居る場所なので、しょっちゅう片づけたりするのはやめておきましょう(^_^;))

その時に、すでに貼られている雲を取り外し、お正月の書初めとして清い気持ちで書いた「雲」を貼り替えると良いと思います♪

神社の宮司さまに書いてもらう

出展元:http://www.irasutoya.com/

自分の字に自信が無い人や

より神様に対しての敬意をあらわしたい人は、神様にお仕えしている宮司さまに書いていただくと良いでしょう(^^)

やはり、餅は餅屋です!

宮司さまはその神社を代表する人で、お祭りや祈祷を執り行う役割を担っています。

ですから宮司さまにお任せすれば、まず間違いはありません。

ぜひ、お近くの神社に問い合わせてみてください♪中には郵送してくれる神社もあるそうなのでいろいろと調べてみると良いかもしれませんね。

普段お世話になっている方に書いてもらう

普段お世話になっている方や親しくしている方に書いてもらってはいかがでしょうか?

自分が素晴らしいと思う方や徳の高い方に書いてもらえば、神様もきっとお喜びになることでしょう。

近くにそういった方がいらっしゃる場合はぜひ、お願いしてみてはいかがでしょうか?

最後に、神棚の取り付けに関してはあくまでも神様に対する ”感謝の気持ち” が大切です!

作法や見た目などを気遣うよりもお供え物を欠かさないとか、神棚には背を向けないとか日頃の私たちと神様との過ごし方が大事なのです。

毎日、私たちを優しく見守ってくださる神様に対して尊敬と感謝の気持ちを忘れないことが重要なのだと思います。

番外編・雲の絵(in出雲大社)

出典元:http://izumooyashiro.seesaa.net/article/161420846.html

番外編ですが、あの出雲大社の本殿天井には「雲の絵」が描かれていることで有名です。

こんな風に「雲字」や「雲板」ではなく、「雲の絵」を神棚の上に書いてみるのもOKだそうです♪

ネット販売では木彫りの雲なども売っていて天井に取り付けたら筋斗雲みたいで可愛いかもしれませんね♪

ちなみに、出雲大社の雲の絵は「八雲之図」と呼ばれているのですが、

実際は雲が7つしか描かれていないちょっと謎めいた絵です。

ともあれ極彩色の雲の絵はとってもきれいなので

興味がある方は是非、足を運んでみてください♪

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付けるだけで神棚の威厳が増すようですね!

年末はこのしめ縄で神様に感謝の気持ちを

伝えてみてはいかがでしょうか?

まとめ+関連記事

日本には数多の神様が存在し、私たちを見守ってくれているといわれています。今、平和で幸せな暮らしができているのはそんな優しい神様たちのおかげかもしれません(^^) 毎日、感謝の気持ちを忘れずに生活をしていきたいものですね。

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