季節の雑学 生き物

ダンゴムシの駆除・対策・予防法9選!大量発生の原因や害はある?

ガーデニングや家庭菜園が趣味の人にとって、ダンゴムシは集団発生すると見た目も気持ち悪いですし、せっかく育てている花や野菜が被害にあってしまいます。では、このダンゴムシはどのように駆除・対策すればいいのでしょうか?
そのため今回は、ダンゴムシの駆除・対策・予防法9選!大量発生の原因や害はある?をご紹介します!^^

スポンサーリンク

ダンゴムシが大量発生する原因は?害はあるの?

出典:https://goo.gl/NdypLz

ダンゴムシは害虫?

ダンゴムシは自然界においては必要な生き物ですが、一定数以上発生すると畑や庭の植物に悪い影響を与え、害虫扱いされることがあります。
ダンゴムシはその丸まる姿が面白く、特に子どもには人気があるようです。
触っても噛みつくことはないので、子どもが触れたとしても危険な生き物ではありません。

また、ダンゴムシは落ち葉などを食べて微生物が分解しやすいようにする働きを担っています。
ですから、ダンゴムシがいることで土壌が豊かになり、土の質がよくなるという利点もあります。
ですが、ダンゴムシは柔らかい植物を好む性質があり、せっかく咲いた花やせっかく芽吹いた新芽を食べてしまいます。
また、ダンゴムシは苔も好んで食べるので、苔を育てている人にとっては非常に迷惑な害虫といえます。

ダンゴムシは「ムシ」と名前に付いていますが、実は昆虫ではありません。
甲殻類に分類される生き物で、エビやカニと同じ仲間です。

また、ダンゴムシとワラジムシを混同している人も多いようですが、全く異なる生き物です。
ワラジムシはダンゴムシと見た目がよく似ていますが、ダンゴムシのように丸まることはなく、また、お尻から2本尻尾のような突起が出ているのが特徴です。

ダンゴムシが大量発生する理由は?

時にダンゴムシは大量発生します。
その理由は、そこにダンゴムシの好んで食べるものがあるからです。

ダンゴムシのエサとなるのは、落ち葉、柔らかい葉、花、新芽、苔などです。
つまり、庭や畑がある以上、ダンゴムシが大量に発生する可能性があるということです。
ですからガーデニングや家庭菜園をしている人は、ダンゴムシが大量発生しないように対策を講じておく必要があるのです。

ただし、ダンゴムシが実際にいて植物に食害が発生していたとしても、ダンゴムシだけが原因とは限らないので注意が必要です。
まず他の虫が食べた箇所が腐敗し、その腐敗した部分にダンゴムシがさらに集まることにより、重ねて食害が発生しているというケースが少なくないのです。

ですから、ダンゴムシを駆除しても相変わらず食害が発生するようでしたら、そもそもの原因はダンゴムシ以外にあったことになりますので、その際はまた別の害虫対策を考えなければなりません。

ダンゴムシの駆除・対策・予防法9選!

出典:https://goo.gl/Ksbyps

ダンゴムシの駆除1:殺虫剤の散布

殺虫剤は大きく分けて誘因タイプ広範囲散布タイプの2種類に分類されます。

誘因タイプの殺虫剤は、簡単に言えば殺虫成分の含まれたエサです。
ダンゴムシをエサの匂いでおびき寄せ、そのエサを食べたダンゴムシが殺虫成分によって死ぬのです。

広範囲散布タイプの殺虫剤は、庭や畑など広い範囲に撒くことでその範囲にいるダンゴムシを駆除し、さらに新たなダンゴムシが侵入してくることも防止できます。
玄関先に撒いておけば、家の中にダンゴムシが入ってくることも防げます。
ダンゴムシが大量発生したときには、大量発生したダンゴムシを一網打尽にできる広範囲散布タイプがオススメです。

ただ、殺虫剤はダンゴムシ以外の生き物にも有害なので、ペットや子どもがいる環境では使うのを避けた方がいいでしょう。
また、雨が降ると殺虫効果が落ちてしまうので、天候を確認して殺虫剤を使用する必要があります。

こちらは誘因タイプの駆除剤です。効き目はバツグンですが、こおろぎも一緒に駆除されてしまうので注意が必要です。

こちらは誘因タイプの駆除剤。ダンゴムシだけでなく、ナメクジ、カタツムリ、コオロギ、アリ、ヤスデ、ムカデ、ワラジムシもまとめて駆除します。
色々な虫をまとめて一気に駆除したいという場合には、この駆除剤が便利です。

こちらはキャベツ、はくさい、大根などを栽培する際に使える化学園芸殺虫剤です。
ダンゴムシ以外にもコオロギ、ネキリムシ、ハスモンヨトウを駆除します。

スポンサーリンク

ダンゴムシの駆除2:駆除スプレー

いわゆる殺虫スプレーです。
ダンゴムシを見かけたら直接吹きかけることで、ダンゴムシを駆除できます。

効果はすぐにあらわれるので駆除できたかどうかを目で確認することができますが、このスプレーは直接吹きかけなければ意味がないため、隠れているダンゴムシには効果はありません。

ハエやハチ、ムカデ、アリなどにも効果のある駆除スプレー。
通常噴射だけでなくノズル噴射もでき、狭いところにいるダンゴムシにも直接吹きかけられます。

ダンゴムシの駆除3:落とし穴

ダンゴムシを1箇所に集めてどこか遠くに捨てるか、あるいは駆除する方法です。
ダンゴムシを集める落とし穴には、空き缶が適しています。
ネコ缶などの深さがない空き缶では落とし穴としての機能を果たさないので、深さのある空き缶を用意しましょう。

ビールやジュースなどが入っていた空き缶の上面を、缶切りで取り除いてしまいます。
つまり、コップのような状態にするということです。
この上部を取り除いた空き缶の中に野菜くずを入れ、地面やプランターの土に埋めておくと、野菜に惹かれてダンゴムシが次々と集まってきます。

集まったダンゴムシを遠くに捨てるか、殺虫剤で駆除することで、庭や畑にいたダンゴムシの数を減らすことができます。

ダンゴムシの駆除4:手で駆除

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/806748

非常に原始的で手間の掛かる方法ではありますが、見つけたら一匹一匹集めるという駆除方法もあります。
時間と手間は掛かりますが、子どもなどに頼むとゲーム感覚でやってくれる可能性があります。

集めたダンゴムシはどこかに捨てるか駆除するかということになりますが、もし子どもに頼んで集めてもらったのであれば、目の前で駆除するのは避けた方がいいでしょう。

ダンゴムシの駆除5:天敵を放つ

ダンゴムシを食料としている天敵を放つことで、ダンゴムシを駆除する方法です。
ダンゴムシの天敵となるのは、鳥、アリ、ジグモ、トカゲ、アマガエル、ヘビ、アリジゴク、ムカデなどです。

スポンサーリンク

ダンゴムシの予防法1:インスタントコーヒー

ダンゴムシはコーヒーの匂いが嫌いです。
ですからインスタントコーヒーを濃いめに作り、それをスプレーボトルに入れて散布するだけでダンゴムシは近付いてこなくなります。

コーヒーでダンゴムシが死ぬことはありませんが、コーヒーの匂いを嫌ったダンゴムシがよそへ逃げていく可能性は十分にあります。
また、新たにダンゴムシが入ってくるのも防ぐことができるでしょう。

コーヒーをドリップする習慣がある人は、ドリップした後のカスを撒いても効果を期待できます。

ダンゴムシの予防法2:酢・木酢液

ダンゴムシは酢の匂いも嫌います。
ですから、酢や木酢液を散布することでその匂いを嫌って集まらなくなります。

木酢液は、ガーデニングなどでよく使われています。
手元にあるのであれば、木酢液を散布するだけでダンゴムシを寄せ付けなくなります。
もし手元にないのであれば、わざわざ買わなくても酢で代用できます。

酢を使う場合は、料理に使うごくごく普通の酢で構いません。
20倍に薄めた酢をスプレーボトルに入れてシュッシュと散布しましょう。
酢も木酢液も独特の臭いがするので、この臭いが苦手だという人はコーヒーを散布した方がいいでしょう。

ダンゴムシの予防法3:ハーブ

ダンゴムシが嫌うハーブがあります。
これらのハーブを庭に植えておくだけで、ダンゴムシが侵入してくることを防ぐことができます。

ダンゴムシが嫌いなハーブは以下の通りです。

  • スペアミント
  • ペパーミント
  • ラバンジン
  • シナモン
  • カオリン
  • マリーゴールド(ハーブではないけれどダンゴムシが嫌う)

ダンゴムシの予防法4:落ち葉や花がらはすぐに取り除く

ダンゴムシが好んで食べるものをできるだけ少なくすることで、ダンゴムシにとって居心地のよくない場所にすることも大切です。
ダンゴムシは落ち葉や花がらを食べ、湿気の多い草むらや植木鉢の下に生息しています。

ですから、落ち葉や花がらなどはこまめに取り除き、草刈りも頻繁に行うといいでしょう。
使っていない植木鉢は処分し、ダンゴムシが隠れられる場所を作らないことも大切です。

まとめ+関連記事

たしかにダンゴムシは植物をエサとする害虫ではあります。ですがその一方で、土壌を豊かにするという役割も生態系においては担っています。駆除を行う際は、過剰な駆除にならないように気を付けましょう☆
関連記事も良かったらご覧ください↓↓↓^^

記事がお役に立ちましたら、ブックマーク・お気に入り登録をお願いします☆

スポンサーリンク

-, 季節の雑学, 生き物
-,