秋といったら、いろいろ行事とかがあったような気がするのだけど、どんなことがあったかしら?
秋といえば、「○○の秋」とよく言われますよね!
夏の暑さが和らいできたこの季節は、日本の自然を味わえるようなイベント・風物詩がたくさんあります!
この記事でわかること
- 「○○の秋」の代表的なもの
- 秋の行事・イベント・風物詩
- 旬の食べ物
スポンサーリンク
【秋といえば?】「○○の秋」を3つご紹介!
食欲の秋
実りの秋、食欲の秋というだけあって、秋には旬の食べ物がたくさんあります。
秋刀魚
秋の味覚の代表といえば、やっぱり秋刀魚ですよね。
旬の秋刀魚は脂がのっていて濃厚です。
夏と秋では秋刀魚の脂の量がなんと二倍も違います。
秋の秋刀魚は安くてとてもおいしいので、炊き立てのご飯と一緒に味わいたいですね。
柿
柿の旬は10月~11月で、この時期に美味しい柿が安く出回ります。
「柿が赤くなれば医者が青くなる」ということわざがあるように、栄養が豊富で、インフルエンザ予防、がん予防、二日酔い予防、美肌効果、むくみ防止など
様々な効能があります。
健康にも美容にも良いなんてすごいですよね!
ただ、食べ過ぎると体を冷やしてしまうので注意しましょう!
栗
栗はビタミンCが多いので、美容効果が高い食材で、夏に出来た紫外線でのダメージを回復してくれます。
秋は栗拾いを楽しむことができる時期です。
栗は落ちた時が食べ頃なので、いつもお店で買ってくるだけという人も
時間があれば栗拾いをしに出掛けてみては如何でしょうか。
自分で獲った栗は特別美味しく感じますよ♪
さつまいも
さつまいもの旬は9月~11月です。
さつまいもは食物繊維が豊富で、含有量はじゃがいもの2~3倍にもなります。
保育園や小学校では、芋掘り体験をするところもありますよね。
収穫したさつまいもを長期保存するときは、腐りやすくなるので水で洗わないように注意する必要があります。
獲ってきたままの状態で、数日乾燥させてから土をはらって新聞紙等で包み、冷暗所で保存しましょう。
松茸
松茸は9月~10月に、北から南へと順に旬を迎えます。
他のきのこは年中お店で買えますが、松茸がお店に置かれるのは旬の時期だけです。
松茸は出荷量が減少していて、希少価値が高い高級食材なので、なかなか気軽に味わうことは出来ませんが、食卓に上った時はじっくりと時間を掛けて松茸を味わいたいですね。
秋ナス
秋ナスの旬は8月下旬~9月です。
秋ナスの「秋」は暦の上での秋なので、他の秋の食材よりも少し早く旬を迎えます。
「秋茄子は嫁に食わすな」ということわざがありますが、美味しいナスを嫁に食べさせるのはもったいない、という嫁いびりの解釈の他にも、ナスを食べると体が冷えてしまうため、出産を控えたお嫁さんが体を冷やすことのないように。
等、様々な解釈があります。
とはいえ、ことわざにもあるくらいに秋ナスはとても美味しいので実りの秋に欠かせない食材ですよね!
スポンサーリンク
読書の秋
読書の秋というのは、古代中国唐の時代の詩人、韓愈の漢詩での「灯火親しむべし」という一節が由来になったといわれています。
これは、涼しく長い秋の夜には、灯火の下で読書するのに適しているという意味です。
また、日本では「秋の夜長」という言葉がありますよね。
秋は、日の出から日の入りまでの時間が一年で一番短くなる時期なので、夜の時間が長くなります。
これらの理由から、秋=読書のイメージが強くなったということですね。
10月~11月には読書週間があり、全国の小中学校では読書タイムが設けられるところもあります。
2018年は10月27日(土)~11月9日(金)の二週間が読書週間です。
本屋さんでは夏休みに読書感想文におすすめの本が並びますよね。
この時期も、読書の秋におすすめの本が並んでいることが多いので、普段あまり本を読まない方も、この機会に本屋さんに立ち寄ってみては如何でしょうか?
スポーツの秋
秋は暑くもなく寒くもなく過ごしやすい季節なので、スポーツをするのに適しています。
10月は体育の日がありますよね。
体育の日は1964年の東京オリンピックの開催を記念して制定され、「スポーツに親しみ健康な心身をつちかうこと」を趣旨としています。
このことがきっかけで、秋はスポーツに親しもうという風潮が強くなりスポーツの秋という言葉が定着しました。
この時期は外に出ると草花や虫の鳴き声で秋を感じることができます。
スポーツで思い切り体を動かすのも良いですが、秋を感じながら散歩をしたり、軽くジョギングをしたりするだけでもとても気持ちがいいですよ!
秋の行事といえば?
運動会・体育祭
スポーツに適した季節なので、多くの学校で運動会が行われます。
夏休みが終わると、体育の授業では運動会に向けて競技の練習をしたり、予行練習をしたりしますよね。
少し前までは、運動会といえば9月に行うのが定番でしたが、最近は熱中症対策として、涼しい春に実施する学校も増えてきているようです。
まだまだ秋に開催している学校も多いので、体調管理には十分注意したいですね。
遠足・校外学習
春と秋は、遠足の季節です。
秋の遠足は、バスに乗って少し遠くに出かけることも多いですよね。
遠足は、子供たちもとても楽しみにしている行事の一つです。
遠足で紅葉やイチョウを拾ってきたら、押し花にして残しておくと、とても良い思い出になりますよ♪
文化祭・学園祭
秋は、文化祭の季節でもあります。
文化祭は、9月の体育祭が終わった後、10月~11月に実施されることが多いですね。
色々な催し物を出したり、自分たちで食べ物の屋台を出したり、クラスの一体感が高まる行事です。
他校の文化祭に遊びに行くのも楽しいですよね♪
紅葉狩り
秋といえば紅葉狩りですよね。
山が色付き始めると秋の到来を実感します。
紅葉狩りの「狩り」という言葉に疑問に思ったことはありませんか?
狩りというと獲物を狩ったり、いちご狩りやみかん狩りのように、何かを狩って手に入れるというイメージが強いですが、狩猟をしない平安貴族は草花を手に取って眺めることに「狩り」という言葉を使いました。
つまり野山で紅葉を楽しむことを紅葉狩りというようになったのも、平安貴族が使っていた言葉が由来となっているということですね。
スポンサーリンク
十五夜・お月見
十五夜はすすきやお団子をお供えしてお月見する秋の定番行事です。
十五夜を中秋の名月とも言いますよね。
中秋の名月とは太陰太陽暦の8月15日の夜に出る月のことを言い、芋名月とも呼ばれます。
十五夜というと満月のイメージが強いですが、必ずしも満月とは限らず、ずれることも多くあります。
過去に十五夜と満月が重なったのは2013年で、次は2021年です。
2018年の中秋の名月は9月24日です。
満月ではなくても、晴れていればとても綺麗な月が見られるので中秋の名月には夜空を見上げて、家族みんなでお月見を楽しみたいですね。
稲刈り
実りの秋は稲刈りのシーズンです。
4月から長い時間をかけて育った稲は、9月~10月に収穫の時期を迎えます。
収穫されたお米は精米されて、新米として市場に流通します。
稲刈りが終わった田んぼに、藁が干されているのを見たことがあるのではないでしょうか。
この藁は、肥料や飼料にしたり、種火を作るための道具に使うことができるんですよ。
七五三
子どもの健やかな成長を祝い、その名の通り3歳、5歳、7歳で行われます。
それぞれの年齢で、儀式の名称や意味が異なり、男女でも儀式する年齢は異なります。
なぜ3,5,7歳が祝われていたかというと、これには中国の暦が関係しているという説が有力です。
中国から暦が伝わった際、「奇数は陽」とされていたため、縁起が良いとされていました。
なかでも、7歳は特に重視されていました。
神の子から人間として、現世に完全に誕生する大きな祝いの歳とされていたためです。
近年では、有名な神社に参拝に行くご家族が増えてきています。
ですが、通例ではその土地を守ってくれている神様がいらっしゃる神社へ参拝します。
そのため、基本的には過ごす時間が長い家の近くの神社に参拝するのが基本とされています。
秋のイベントといえば?
ハロウィン
秋のイベントと言ったらハロウィン!と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか?
- 仮装して遊ぶ
- 子どもが「trick or treat」と言ってお菓子をもらう
ようなイメージしかない方も多いと思います。
ですが、ハロウィンの歴史・由来はかなり昔にあり、このイベントを行う意味がちゃんとありました。
その期限は紀元前のケルト民族まで遡ります。
古代ケルトは11/1が新年で10/31が年の終わりの日でした。
今で言うと、大晦日が10/31だったんですね。
この日に、秋の収穫物を集めた盛大なお祭りが開かれました。
また、死後の世界との扉が開き、先祖の霊が戻ってくるとも信じられていました。
先祖の霊ともに、悪い霊もやってきてしまいます。
仮装をするのは、この悪い例から身を守るためだったと言われています。
それらと同じ格好をして仲間だと思わせ、身を守っていたんですね。
↓詳しく知りたい方はこちらをお読みください!
≫ハロウィンは何するの?過ごし方や楽しみ方のおすすめ、歴史等も
渋谷ハロウィンイベント
日本でハロウィンイベントというと、渋谷のセンター街で行われるイベントなのではないでしょうか?
公式に開かれている訳ではなく、若者が10/31に集結しているだけですが、すごい人数ですよね。
ディズニー
毎年9月上旬から11月31日まで、スペシャルイベント「ディズニー・ハロウィーン」が開催されます。
開催中には、主役がゴーストや悪者のキャラクターになったり、ゲストがディズニーキャラクターの仮装をして楽しむことが出来たり、パーク内がいつもと違う雰囲気になります♪
スポンサーリンク
USJ
毎年9月と11月の金曜日~月曜日、祝日。
10月は毎日、「ハロウィンホラーナイト」が開催されます。
こちらもゲストが仮装して入場することが出来ます。
絶叫ホラーに力を入れている為恐怖度が高く、リアリティのあるゾンビがパーク内を歩いたりするので子どもや怖いものが苦手な方は注意が必要です。
2018年は子どもも楽しめる「ユニバーサル・ワンダーランドこわかわナイト」が開催されます。
こちらは家族みんなで楽しめるので怖いもの苦手な方でも安心ですね♪
ボジョレーヌーボー解禁
ワイン好きの方なら楽しみにしている方も多いかもしれませんが、そもそも知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
毎年11月の第3木曜日に、全世界の人が一斉にボジョレー ヌーヴォーを飲み始めることを指します。
なぜ飲み始める日が決まっているかというと、
フランスではワイン法というものがあり、その法律で一般市場でボジョレーヌーボーを販売して良い日が決められているからです。
この日、日本ではワイン好きの界隈ではお祭りの雰囲気ですが、海外では直前まで緊張の雰囲気が漂っています。
秋の風物詩といえば?
赤とんぼ
秋といえば、赤とんぼが風物詩のようにいわれています。
実は赤とんぼは、正式名称アキアカネという名前で、7月ごろから成虫が飛び始めています。
ちなみに、アキアカネは少しオレンジ色をしているものが多く、薄い赤色をしているトンボはナツアカネだったりします。
紅葉の中を赤とんぼが飛んでいると、いかにも秋。という雰囲気になりますね。
コスモス
コスモスは夏に咲くものと秋に咲くものがありますが、「秋桜」と書いてコスモスと読むように、やはり秋のイメージが強い花ですよね。
道端でコスモスを見かけるようになると秋の訪れを感じます。
見頃を迎えるコスモス畑は秋の絶景ですよ♪
金木犀
秋の香りといえば、金木犀ですよね。
金木犀の香りには、リラックス、ダイエット、アンチエイジングなどに効果があるといわれています。
金木犀は小さな花がとても可愛いですよね。
しかし花が開いている期間はとても短く、1週間くらいしかありません。
金木犀の香りがしたら足を止めて、小さな花に癒されてみては如何でしょうか?
彼岸花
秋のお彼岸には、彼岸花が咲きます。
彼岸花には球根に毒があり、お墓の近くに植えることで土中の生物を寄せ付けないようにする効果があります。
彼岸花は赤く色付いているので、遠くから見ても存在感がありますよね。
その存在感の強さや死を連想させることから、少し怖いイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。
怖いイメージがある彼岸花も、こうやって様々なものを守ってくれていると思うと、優しいイメージに変わりますよね。
虫の鳴き声
秋にはコオロギやスズムシ、マツムシなど、様々な虫の鳴き声が聞こえてきます。
気温も涼しくなってくるので、窓を開けていると、外から虫の鳴き声が聞こえてきて、風流を感じることが出来ます。
木枯らし
木枯らし1号が吹きました。というニュースを聞いたことがあるでしょうか。
木枯らしが吹くと、秋の終わりの合図です。
木枯らしは、10月半ばから11月末にかけて風速8m以上の風が吹いたとき、気象庁が木枯らしと認定することになっています。
スポンサーリンク
【まとめ】秋といえば、楽しい・風情のある行事などがたくさん!
「○○の秋」について、行事・イベント、風物詩・旬の食べ物などについて紹介してきました。
日本の四季を感じられる時期で落ち着く季節でもあり、楽しいイベントもありましたね。
ただ、歴史を辿るただ楽しいだけでなく、意味があるものがほとんどです。
その歴史的背景も含めて楽しめるとより良いですね!
【秋の関連記事】