季節の雑学 服装

浴衣と着物の違いは?見た目、季節や用途、帯・履き物・素材が違う

そろそろ浴衣の季節がやってきます。ふと思ったのですが、浴衣と着物はどこか違うのでしょうか?
そのため今回は、浴衣と着物の違いは?見た目、季節や用途、帯・履き物・素材が違うをご紹介します!^^

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浴衣と着物の違いは?

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/117028

・季節の違い
・帯の違い
・生地の違い
・足袋を履くか履かないか
・下駄か草履か

浴衣と着物の違い1 -着る時期-

浴衣は夏用

浴衣は着物の一種ですが、夏だけに着る木綿の着物です。期間は、6月〜9月いっぱいくらいまで着ることができます。ただし、この時期を過ぎても、お祭りなどの場合は、5月や10月でも浴衣姿で参加することもあります。

また、芝居や踊りのけいこで夏以外も着ることもありますが、浴衣での外出着としては夏限定です。浴衣の便利なのは、きもの風に衿をつけて足袋を履くと、ちょっとしたレストランやホテルなどには出掛けられますよ。しかも、着物より手頃な値段で手に入れられるのがうれしいところです。

着物は一年中

一方、着物は裏地のない単衣(ひとえ)仕立てのものを6月〜9月の期間に着ます。そして、裏地のある袷(あわせ)仕立てのものを10月〜5月の期間に着ます。

形は単衣の着物も袷の着物も同じですが、夏は薄物と呼ばれる透け感のある生地や柄、織り方などで清涼感を装います。冬は、紬やちりめんなどのしっかりした厚手の生地になります。

浴衣と着物の違い2 -下に着るもの-

浴衣は下着を着用

浴衣は夏の暑い時期にカジュアル感覚で着るものなので、下着のすぐ上に着ます。
もともと浴衣は、お風呂あがりや寝巻に着用していたもので、湯上がりなどに素肌にきていたものです。でも、今は外出着として着るので下着を付けるのが一般的です。そのほうが汗も吸い取ってくれ、着心地も安心感がありますね。

ただし、例外として浴衣でも長襦袢を着て着物として着る場合があります。綿絽や、絞り、絹紅梅などといった高級浴衣では、長襦袢を着て着用すると夏の着物として通用します。これらの浴衣は、着物と同じように帯もお太鼓結びをします。

着物は長襦袢を着用

着物は夏物でも冬物でも下着の上から長襦袢を着用し、その上に着物を着ます。長襦袢の役目は、振袖や着物の下に着る「重ね」の意味があります。実際、着物を着る時は、この長襦袢に半襟を付けて、二枚の着物を重ね着しているように見せるものです。

浴衣と着物の違い3 -帯の違い-

浴衣は半幅帯を使用

浴衣はいわばカジュアルな装いなので、帯も半幅帯や兵児帯(兵児帯)を締めます。半幅帯は幅15センチくらいのしっかりした帯で、浴衣と普段着の着物でも使います。昔からの柄に加えてさまざまなデザインが出ていますが、まずは無地のリバーシブル半幅帯が1本あると便利です。

浴衣や帯の柄の合わせ方がわからないという人は、「浴衣、帯、下駄のセット」になったものが販売されていて、最新のおすすめコーディネートが揃っているので初心者には安心ですね。

兵児帯は長い柔らかな布で、男性と子どもの普段着用でしたが、若い女性から火が付いて今や大人の女性にも広がりました。ぐるぐるっと巻いてリボン結びすればいいだけなので、初心者でも失敗なく結べて華やかな雰囲気になります。

着物には名古屋帯や袋帯を使用

一方、着物の場合はおしゃれ着では名古屋帯を、正装の場合は袋帯を合わせます。着物の柄には古典模様やよそゆきの小紋、無地感覚のものなどたくさんの種類があります。

浴衣ではラフすぎる食事会や観劇など、ちょっと「格と雰囲気」を大切にする場所へは着物を着て行きましょう。でも、いったいどこで買うのがいいかわからないという人は、楽天でも着物セットが手に入ります。初心者の着物デビューにはぴったりですね!

小紋は洋服でいえば、シルクのプリント柄のワンピースのようなものです。全体に型染めの技法で、模様が染められています。カジュアルに着る場合は、古典的な模様より、遊び心の感じられる柄が向いています。華やかなヒビッドカラーなども気軽な小紋ならではです。

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浴衣と着物の違い4 -素材の違い-

浴衣は涼しい木綿生地

浴衣の生地は、かつては木綿でしたが、今は木綿やコーマ、綿麻、ポリエステルなど涼しい生地が使われています。浴衣の柄でもし迷ったら、古典柄がおすすめです。誰でも似合うのが、紺地に白抜きで、桔梗やなでしこを大きく描いた、ごくオーソドックスな浴衣です。

着物は主に絹

着物の生地は、夏物なら絽や紗、麻などの透け感のある涼しいものを使用します。冬は、縮緬や綸子など厚手の生地で仕立てます。絹のほか、木綿、ウール、化学繊維など幅広くあります。

浴衣と着物の違い5 -TPO・用途の違い-

浴衣は遊び着

夏といえばお祭りや花火大会に、浴衣を着て出かけるのも楽しみですね。着付け方もそんなに難しくないので、少し練習すれば自分で着られるのがいいところです。少し前までの感覚では、浴衣はくつろぎ着で、矢祭や花火、夕涼みといったときに着るものと考えられていました。

しかし今では、浴衣は夏のファッションとしての幅がずいぶん広がりました。それだけに、どこまで着て行っていいのがボーダーラインも悩みます。あらたまったレストランや劇場、コンサート会場、美術館、ホテルなどに浴衣で行くときは、前もって問い合わせをしておきましょう。

着物はフォーマル

正装といえば、成人式の振り袖や卒業式の着物と袴スタイルなど、現代でも大切な記念日にはやっぱり着物スタイルが日本人にはよく似合います。大人だけでなく、子どもの七五三や卒園式などにも「着物と袴セット」新しい着物の着方が提案されています。

こちらの商品でしたら、お手頃なネット価格で着物を着させてあげることができちゃいます☆

浴衣と着物の違い6 -履物の違い-

浴衣は素足に下駄

浴衣の場合は涼しさ第一なので、足袋を履かずに、素足で下駄を履きます。古典的な黒塗りや白木のものか、黄色や銀の台、竹をはったもの、ミュールタイプ、ぽっくり、リボンや鼻緒などバリエーションも豊富です。

ゴム底の下駄は歩きやすく、音もたたないので安心ですが、やはり二本歯の下駄でカランコロンという音を立てながら歩くのも快感です。

着物は足袋に草履

着物は、夏でも必ず足袋をはいて草履を履きます。草履は、夏用なら見た目も涼し気なパナマ草履がおしゃれです。

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浴衣と着物は似ているようですが、違いがありましたね。浴衣は夏用の遊び着で、出かける場所もカジュアルなところに適しています。一方、着物は着付け用の小物が必要ですが、食事会や観劇もOKでしたね!^^
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