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打ち水の効果!時間帯はいつがいいか、逆効果にならない打ち方も

古くから行なわれてきた、涼しくなるための原始的な工夫「打ち水」。ではこの打ち水には、どれくらいの効果があるのでしょうか?また、時間帯はいつがいいのか等も気になりますね☆
そのため今回は、打ち水の効果!時間帯はいつがいいか、逆効果にならない打ち方ももご紹介します!^^

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打ち水の効果は?

出典:http://www.hibiyakadan.com/lifestyle/z_0079/

打ち水をすると、地面の熱が「気化熱」によって大気中に逃げていきます。水が蒸発するには熱が必要になり、その熱は地面から奪っていくため、打ち水をすると涼しくなるのです。
たとえば、お風呂に入ったあとに「体を拭かないと湯冷めして、風邪ひくわよ」と言われるのはこれと同じ原理なのです。体が濡れたままでいると、水が蒸発する際に体温を一緒に奪ってしまい、体が冷えてしまうというわけです。

また、打ち水には気温を下げるというほかに、ほこりを抑えるという効果もあります。

なお、江戸時代では俳句や浮世絵に打ち水をする姿が描かれてたことから、夏の暑い日に涼を求めて打ち水をする習慣があったと言われています。

打ち水の時間帯のおすすめは?

出典:http://uchimizu.jp/events/detail/19

打ち水は朝・昼・夕方・夜、どの時間帯にするのが一番効果が大きいのでしょうか。

一番暑い時間帯の昼にやると涼しくなって良いと思うかもしれませんが、実はそうではなく、最適な時間帯は朝か夕方です。
一番気温が高い時間帯ですと、打ち水をしてもすぐに蒸発してしまい、涼しい効果が持続しません。そのため、比較的過ごしやすい朝か夕方に打ち水をすることで、まいた水がゆっくりと地面の熱を奪っていくので涼しさを長く感じることができます。

多くの植物の水やりの時間帯も朝と夕方なので、そのついでに打ち水をするのがオススメですよ。植物には周囲の気温を下げる蒸散作用や、保水性を高くして気温を上げにくくする作用があると言われています。

また、夜に打ち水をするのも効果的です。日中にあたためられたアスファルトやコンクリートは、夜になっても熱を放出し続けるため熱帯夜と呼ばれる状態になります。そんなときにも打ち水は効果を発揮するのです。
基本的に夕方や夜は気温の上昇がありませんので、打ち水をすることで地表の温度が下がり、しかもゆっくりと長時間持続します。
寝苦しい夜には、窓をあけると冷やされた空気が入ってきて快適に眠ることができるかもしれません。

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打ち水する場所は?

出典:http://www.hibiyakadan.com/lifestyle/z_0079/

人によって一軒家やアパートなど、住んでいる環境はさまざまだと思います。そのため、住んでいるところによって打ち水に適した場所や回数も違ってきます。

アパートやマンションの場合は、外から風が多く入ってくる場所はベランダです。ただし、ベランダは太陽などの光も入ってきて、夏は照り返しで暑さを感じる場所でもあります。
そのため、ベランダに打ち水をすることによって部屋に入ってくる風が冷たくなり、過ごしやすい環境にすることができます。

アパートやマンションのベランダで打ち水をする際は、まく水の量が水たまりができない程度にとどめましょう。ベランダはあまり水はけがよくないため、水をまき過ぎてしまうとなかなか蒸発せず、温度が下がりにくくなってしまうのです。
また、マンションやアパートのベランダで水打ちをするときは、少量の水をこまめにまくのが効果的となります。

少量の水をこまめにまくことで蒸発しやすくなり、つねに気化熱によって地面の温度を低く保つことができます。これが一番効率よく涼しく過ごせる方法です。
ただし、マンションやアパートのベランダで打ち水をする際は、ベランダの枠の外に水が飛び散らないように気をつけましょう。また、水をまきすぎて下の階のベランダに水が漏れたりしないよう、軽くまく程度におさえてください。

一軒家での打ち水のやり方

次に一軒家の場合ですが、あまり人通りの多い場所だと足元が濡れることを嫌がる人がいますので、できれば裏口とか玄関前が好ましいです。そのほか、花壇や植木にまくのも効果的です。植物が吸い上げた水分を少しずつ発散させることと、葉の下の日陰部分を水で冷やすことで打ち水の効果を高めてくれます。

また、エアコンの室外機の近くに水をまいても良いでしょう。室外機のそばに打ち水をすることで、冷えた空気が室外機から取り込まれますのでエアコンが効きやすくなり、節約にもつながります。
さらにオススメなのは、外壁への打ち水です。壁に吸収された熱を取り除く効果が期待でき、地面への打ち水とあわせて行なうとより涼しさを感じることができるでしょう。

打ち水の時間帯は朝か夕方で、加えて日陰部分に水をまくことでゆっくりと蒸発して熱を奪い、長時間涼しさを感じることができます。
玄関や庭に打ち水をする場合も、一度にたくさんの水をまく必要はありません。少しの水をこまめにまくことをオススメします。

打ち水が逆効果にならないための注意点は?

出典:http://grovegarden.net/exblog/?p=1989

打ち水は、ただ水をまけば良いということはなく、最適なやり方があります。

これまでにも少し説明してきましたが、まず日向よりも日陰に水をまいたほうが、ゆっくり蒸発して長時間涼しさを感じることができます。日向に打ち水をするのも間違いではありませんが、夏の日向に水をまいてもすぐに蒸発してしまい、せっかくの打ち水の効果が薄れてしまうためです。

次に、まく水の量です。一度のたくさんの水をまいてしまうと蒸発できないため、気温を下げることができなくなります。気化熱によって温度が下がるため、少量の水をこまめにまくのがオススメです。

そのほか気をつけてほしい点として、自動車が多く通る場所は避けたほうが良いでしょう。また、マンホールがあるような道では、自動車やバイクがスリップしてしまう可能性があり、思わぬ事故につながることになりますので、このような場所では打ち水は控えましょう。

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打ち水で気温が下がる理由は?

出典:https://www.irasutoya.com/2013/12/blog-post_11.html

打ち水をすると、気化熱によって涼しくなることはわかりました。でも、どうして地面から熱を奪うと気温が下がるのでしょうか?

例えば、以前はよく「ヒートアイランド現象」が話題になっていましたが、これは都市の地表の温度がアスファルトやコンクリートに蓄えられた熱によって高くなり、それが空気をあたためて気温上昇の原因となっていました。地面からゆらゆらと透明なものが揺れて見える現象「陽炎」は、地表の熱が空気中に伝わり気温を上げているということなのです。
まさに打ち水はこれを逆手にとったもので、アスファルトやコンクリート等の表面に水をまくことで直接、表面温度を下げます。すると、地表が冷えたことでその周辺の気温も一緒に下がるというわけなのです。

気化熱は、水が接している地面から絶えず熱を奪いながら蒸発しようとしますので、地面が常に濡れている場所のほうが涼しく、保湿性の高い土や芝生のほうがコンクリートよりも涼しく感じるのはこのためです。水をまく量によって違いはあるものの、打ち水をすることによって約1度〜2度ほど気温が下がると言われています。

エコにも気を使おう

打ち水は、エアコンがなかった昔から行なわれていた伝統的なやり方です。そのため、現在もなるべく地球にやさしいエコな取組として行なわれています。

水道水を使って必要以上の水をまいたりせず、なるべく二次使用に水を使うようにしましょう。
たとえば、家庭では米のとぎ汁やお風呂の残り水、雨水などを利用するのが理想的です。そうすることで地球にやさしく、かつ気温も下がるので一石二鳥というわけです。子供が遊んだプールの残り水も活用しましょう。

また、打ち水をする際は帽子をかぶるなどして熱中症に気をつけてください。

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打ち水をすることで、地面の熱が奪われて周辺の気温も下がるという効果があります。できれば朝か夕方に行なうのがポイントで、日向よりも日陰に水をまいたほうが長時間涼しく感じることができるでしょう。
また、打ち水をする際は環境にも配慮することで、自分のためだけでなく社会貢献にもなるかもしれません。
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