目標を叶えるためには潜在意識から思考を変えていくことが大切だという話をよく聞きます。
潜在意識に働きかけるための具体的な方法やその効果を知りたいです。
潜在意識から思考を変えるにはどうしたら良いのでしょうか？
潜在意識に働きかけることの重要性は、ビジネスパーソンにもスピリチュアル好きな方にも、よく知られている話です。
しかし、実際にどうしたら潜在意識に働きかけることができるか知らない人の方が多いでしょう。
今回は潜在意識に働きかけるための具体的な方法や効果について解説しますね。
この記事でわかること
- 潜在意識に働きかけることの意味や効果
- 潜在意識に働きかける11の方法
- 潜在意識を書き換えるためのブレーキの外し方
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潜在意識に働きかける意味や効果は？
スピリチュアルに興味がある方にとって、幸せな人生を送るために「潜在意識」が鍵を握っていることは有名な話です。
潜在意識に最初に注目したのは、かの有名なオーストリアの精神科医・フロイトです。
潜在意識とは、過去の経験などから蓄積された価値観や思い込みから形成された自覚のない意識のことを指します。
潜在意識は意識全体の9割以上を占めており、ひらめき・思考・緊急時の対応などを決定させる要素となります。
つまり、人間は潜在意識の方が遥かに大きいので、潜在意識を書き換えれば、人生レベルで脳をアップデートできるということなのです。
しかし潜在意識を書き換えるには、まず頭の中の「ブレーキ」を解除する必要があるようです。
潜在意識に働きかけると、実際にどんな効果があるのでしょうか？
成功脳になれる
フロイトが発見した潜在意識を、人生の成功や幸せに導くために応用した人物がジョゼフ・マーフィー博士です。
マーフィー博士は、若い頃に悪性腫瘍になりましたが、潜在意識に「私は治る」と思い込ませたことで病気を完治させたのです。
実は他人と話をするより頭の中で考えている事の方が圧倒的に多いのです。
もしネガティブな考え方ばかりしていると、それを自分に言い聞かせることになるので、潜在意識に「自分はダメな人間だ」と刷り込んでしまいます。
ならば逆にポジティブで良い情報を口にすれば成功に導いてくれるはずです。
どれだけ良い言葉を口にするかで、人生は必ず成功脳に近づいていきます。
アイデアが自然と閃くようになる
もしあなたが車を買いたいと思っていれば自然と欲しいタイプの車を見つけますし、妊娠すれば街なかで妊婦さんをよく見かけるようになります。
脳は普段から考えていることの答えを、無意識の時でも探しています。
問題を解決したい時や、こうなりたいという願望がある時には、いつか必ず答えを探してくれるのです。
ですから潜在意識に働きかけることができるようになると、アイデアが自然に閃くようになり、思いつきが冴えてきます。
自分のなりたい願いに向かって、潜在意識が導いてくれるのです。
紙に書き出した願いが自然と叶う
潜在意識に働きかけると、以前紙に書き出しておいた願い事が自然と叶うという現象が起きます。
後で詳しく解説しますが、潜在意識に働きかける方法として「願望を紙に書き出す」というものがあります。
その紙に書いた願いを叶えるのが、潜在意識に働きかける最終目標となるのです。
人生を成功に導くには、潜在意識に働きかけることが最も近道な方法なのです。
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潜在意識に働きかける11の方法
意識の話としてよく比喩されるのが、水に浮かぶ氷山の話ですね。
水面から出ている氷山の部分を顕在意識、水面よりも下に沈んでいる大部分を潜在意識と考えると分かりやすいでしょう。
つまり、自分の人格や行動を左右しているのは、潜在意識が大部分だということがこれまでで分かっていただけたかと思います。
しかし潜在意識は無意識なのにどうやって働きかければ良いのでしょうか？
潜在意識に働きかけるための具体的な方法を解説していきます。
寝る前に目標と疑問点を書き出す
メンタリストDaiGoさんも推奨している「エクスプレッシブ・ライティング」。
自分がその日思ったことや感じたことを紙に書き出すという方法です。
ストレスとは「自分の感情を抑えよう」と思った時に起こるので、自分の感じたことを素直に紙に書いて吐き出すとストレス解消になるそうです。
紙に書き出すのは潜在意識に働きかけるにも良い方法です。
寝る前に最低8分、あなたの目標や疑問点なども書いてみましょう。
また叶えたいことは「完了形の形」にすると、さらに叶えやすくなります。
寝る前に書くほうが良いのは、寝る前が最も脳の長期記憶に残りやすいからです。
しっかり睡眠を取る
脳は寝ている間に、身体や記憶のアップデートを行っています。
睡眠とは体力を回復させるだけでなく、寝ている間に嫌な出来事の記憶を消してくれたり、残すべき重要な記憶を定着させたりする働きがあります。
潜在意識に働きかけるためにも、平均7時間は睡眠を取るように心がけてください。
朝起きてすぐに脳内のアイデアを書き出す
目が覚めてすぐ、頭に浮かんでくること全てを書き出していくと、潜在意識に働きかけることができます。
何でも思いついた脳内のアイデアを出すことを「ブレインダンプ」といいます。
寝ている間に整理されたアイデアを、忘れないうちに余すことなく書き留める方法です。
朝にブレインダンプすると、その日の行動が大きく変わることがあり、それを積み重ねていくことで人生が変わっていくのです。
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相手を褒める
人の脳は人称を区別することができないので、相手に発した言葉も主語は全て自分になってしまいます。
つまり相手に「お前は使えない人間だ」と言った場合でも、その言葉はあなたに返ってきてしまうのです。
逆に相手を褒めれば、その褒め言葉は自分に向けられた言葉になり、潜在意識に働きかけることができます。
ポジティブな言葉を使う
潜在意識は言葉や五感に反応する特徴を持っています。
全ての言葉をできるだけポジティブなものに変えることが、潜在意識に働きかける方法となります。
例えば「すみません→ありがとう」「忙しい→充実している」「空気が読めない人→他人に流されない人」という風に、ネガティブな言葉はポジティブなものに置き換えてみてください。
自分が発している言葉は、自分の耳が一番よく聞いていますから、ポジティブな言葉は必ず良い影響を与えてくれるでしょう。
ネガティブを遠ざける
自分で発する言葉はポジティブなものに変えられても、他人の発言や目に入る言葉を変えることは難しいですね。
巷で流れる情報は、基本的に事件・事故などのネガティブなものが多いですから、テレビやネットニュースを見ないようにするのも一つの手です。
また不平不満や愚痴の多い他人とは、少しずつ距離を取った方が良いかもしれません。
自己暗示を行う
願いを口に出したり、イメージすることで自己暗示を行うことができます。
自己暗示とは「アファメーション」とも呼ばれていて「私には価値がある」など、自分のなりたいイメージを声に出して唱えることです。
または、夢が既に叶った形で感謝の言葉と合わせて唱えるというやり方もあります。
叶えられた時の状況や感情を一緒にイメージしておくと、更に強く潜在意識に働きかけることが可能です。
潜在意識には想像と現実を区別できない特徴があるので、想像であっても効果があるのです。
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他人に合わせる事をやめる
たとえ壮大な夢を持っていても、他人に話してしまうと否定されてしまうことがあります。
「ドリームキラー」と呼ばれる、他人の夢を全否定するような人には近づく事をやめましょう。
他人の言うことばかりを信じ、行動を他人と合わせていたら、何のために生きているのか分かりませんよね。
潜在意識を変えるには、自分の意思や気持ちを一番大切だということに気がついてください。
今のことに集中する
目の前のことに集中できないあなたは、完璧主義な性格なのかもしれません。
過去の失敗をクヨクヨしていたり、逆に先の事を考え過ぎて不安になったりすると、細かい事が気になって先を進めることができないからです。
しかし、人は自分の過去や他人の行動を変えることはできません。
変えることができるのは、自分だけであり、それも「自分の現在と少し先の未来」だけです。
とにかく今、与えられたことに集中してみましょう。
潜在意識には時間という概念がなく、全てが「今」なのです。
根拠のない自信を持つ
潜在意識上では、あなたの自信に根拠があるかの区別はできないので、どちらでも同じなのです。
周りに否定されていても「自分はできる人間だ」と自己暗示を行うことが大切です。
たとえ今は根拠がなくても、根拠のない自信を持っていれば、結果的には出来るようになるのです。
瞑想する
人は過去や未来のことばかり考えて、実は今この瞬間を生きていません。
そこで今に心を向けることを「マインドフルネス」と呼び、瞑想するとマインドフルネスに近づく事ができます。
瞑想には「呼吸」や「音」に集中するやり方があります。
瞑想していると、脳波がα波（アルファ波）やθ波（シータ波）の状態になっていきます。
これらは人がリラックスしている時の脳波で、潜在意識に働きかけるのが容易になります。
瞑想を寝る前にする効果とやり方！動画やおすすめ通販も紹介
潜在意識のブレーキの外し方
実はあなたの潜在意識のブレーキは、あなた自身が形成してきたものです。
スピリチュアルでいうと、人の魂は「情報の記憶装置」だと捉えます。
幼少期に触れた情報は、魂の内側に刻まれてしまいます。
特に親から言われた言葉は「潜在意識の土台形成」に結びついて、ある種呪いのようになっています。
そこにあなたの行ってきた経験や、友人から言われた言葉が積み重なって、あなたの性格を形成しました。
失敗が多い人生だったり、周りが慎重派だったりすると、新しいことをやる前からチャレンジを諦めてしまうのです。
チャレンジしたいなら潜在意識のブレーキを外すしかありません。
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できることにフォーカスする
実は潜在意識は現状維持を好んで、変わる事を嫌がります。
それで人は毎日同じような事を考えていて、しかも答えの出ない問題に延々と悩んでいるものです。
これをずっと続けていると、顕在意識ばかりでなく潜在意識も疲れてしまいます。
「できない」にフォーカスするのではなく「できそうな事はないか」に集中したほうが、潜在意識は答えを見つけやすくなります。
自分に質問してみる
片方の足でアクセル全開なのに、片方の足でブレーキを踏んでいれば前に進みませんよね？
その状態で思考や行動がとまっている場合は、自分自身に質問してみると良いでしょう。
自分自身への質問
- 思考がとまってしまう理由は何か？
- あなたが尊敬する人はどう行動すると思うのか？
- 未来のあなたは、今の思考がとまっているあなたを見てどう思う？
こういった具体的な問いかけをすると、脳は答えを探そうとし始めます。
そういった質問を考えると潜在意識に働きかけることができ、本当にやりたいことが見えてきます。
ブレーキは一瞬で外すのは難しい
人間には常に元に戻ろうとする「ホメオスタシス」があるので、習慣になったものをなかなか変えることはできません。
高所恐怖症を克服するのに、一回バンジージャンプにチャレンジしても、結局怖い気持ちは無くならないことが多いです。
潜在意識を書き換えるには、一瞬で外そうと考えるのは無理です。
じれったいですが、ゆっくり習慣を変えていくしかありません。
新しい作業を毎日続けていき、それが習慣化されれば潜在意識も書き換えられていくはずです。
ロンドン大学の研究によると、新しい作業が習慣化するのは、平均66日かかるといわれています。
潜在意識に働きかけるために大切なこと
人は楽しいから笑うのではなく、口元が笑うから楽しくなるという話を聞いたことはありませんか？
面倒くさいと思う時も、とりあえず手を動かしてみたら早く終わったという経験はありませんか？
潜在意識に働きかけるためには、深く考えずにまずは行動してみることが大切です。
そして潜在意識が人生を変えてくれるパワーであることを信じましょう。
行動を継続すること
「○○のために○○しないといけない」という風に、行動のために理由を付ける人がいます。
実は継続して行動していくうちに理由が明確になるということもありますから、理由は後付けで大丈夫です。
潜在意識の書き換えを信じること
大部分の人たちが、自分にこんな夢を実現させるのは無理だと思いこんで、叶えたい現実を逃しています。
まだやってもないのに諦めるのは、思い込みで現実が作られているからです。
これまでの価値観で自分を変えるのは大変だと思い込まされています。
もちろん簡単ではないけど、絶対に変えられるという信念を持ってください。
まずは「潜在意識は書き換えられると信じる」ことが大切です。
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【まとめ】潜在意識に働きかけると夢が叶う
潜在意識に働きかけるというと、自己啓発的で嫌だという方もいるかもしれません。
しかしこの方法は、スティーブ・ジョブズや京セラの稲盛和夫さんといった錚々たる面々が活用してきた方法なのです。
彼らは潜在意識を活用することにより、難易度が高いことを達成することができたのです。
あなたの夢がそこまで壮大な夢でなかったとしても、あなたが願望として紙に書いた物は全て叶うくらいの実現力が潜在意識にはあります。
ですから今回の記事を読んで、できそうなことがあれば早速実践してみてください。
運命を変えるには思考が大切といわれますが、実際には行動しなければ何も変わりません。
潜在意識に働きかけることができれば、必ず人生は好転していきます。