夕方になると集団で空を飛んでいる光景が印象的なムクドリですが、ムクドリの雛を見つけた時はどうしたらいいのでしょうか?保護する方法なども気になりますよね☆
そのため今回は、『ムクドリの雛は保護したら危険?保護する方法やその後どうすればいいか、巣立ちの時期も』をご紹介します!^^
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もくじ
ムクドリの雛は保護したら危険?
出典:http://parts1-osaka.com/?p=3906
鳥獣保護法に注意
ムクドリなどの野鳥は「鳥獣保護法」によって保護されている鳥なので、許可なく保護し飼育すると法律違反となってしまうため注意が必要です。
「弱っている雛を保護しただけなのに法律違反になるなんてヒドイ!」と思ってしまいがちですが、「鳥類保護法」というのは生態系を守るために必要な法律なのです。
「例え傷付いた鳥獣であっても、野生の鳥獣は自然のまま生きていくのが本来の姿であり、下手に人間が手を出すべきではない」という考えが元になっているというわけですね。
「鳥獣保護法」というのは、正式には「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律」といい、法律に違反すると、1年以上の懲役または100万円以下の罰金が科せられる可能性があります。
人間にとっては残酷な法律のように思えますが、野生鳥獣は自然の中で生きていくもので、ヒナに雛に限らず、様々な要因でケガをしたり、天敵に食べられてしまうこともあります。
こうした生態系を守ることも、とても大切なことなんです。
とはいっても、傷付いたり弱ったりした雛を見つけてしまったら、心配で放っておくこともできませんよね・・・。
このような雛を保護し、飼育する場合には必ず許可が必要になります。
逆をいうと、許可さえ下りれば、傷付いた野鳥が元気になるまで飼育することができるというわけです^^
ムクドリの雛を保護する方法!
出典:http://urx.red/RZKc
まずは様子を見守る
ムクドリの雛を見つけたらむやみに保護せず、まずは「本当に保護が必要かどうか」を判断しなければいけません。
ムクドリは、巣立ってからも一ヶ月程は親鳥と一緒に行動し、エサをとる練習や飛ぶ練習などをします。
その際、まだうまく飛ぶことができず落下してしまうことや、巣から落ちてしまうこともあります。
ムクドリの雛を見つけ、人間からすると「弱っている・傷付いている・迷子になっている」と思っても、実は訓練をしているだけで、近くで親鳥がしっかりと見守っていたりもします。
なので、雛を見つけたからといってすぐに手を出したりせず、様子を見守りましょう。
その際、人間が近くにいると親鳥も警戒してしまうので、できるだけ離れたところから見守ることが大切です。
ただ、雛を見つけた場所が、車の通る場所であったり、雛の天敵であるカラスから狙われそうな場所であった場合は、安全な場所へ移動させてあげましょう。
次の項で詳しく説明しますが、雛を移動させたり保護する場合は素手で触らないように気を付けましょう。
素手では触らない
ムクドリの雛を保護する際には、素手で触らず、軍手やマスクをするようにしましょう。
ムクドリなど、鳥の巣はダニの温床となるので、ムクドリの雛にもたくさんのダニが寄生しています。
このダニは家ダニとは別の種類のダニなので、アレルギー反応が強く出る可能性もあります。
軍手などがすぐに用意できなければティッシュやハンカチなどで構いません。
素手で触らないようにすることで感染症などを予防することができます。
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ムクドリの雛を保護した後は?
出典:https://youtu.be/v6-PgghzB6c
応急処置・保温をする
ムクドリの雛を保護したら、まず25℃~30℃に保温しましょう。
保温用のものを直接当ててしまうとヤケドしてしまう可能性があるので、部屋に暖房を入れたり、ペットボトルにお湯を入れ、タオルで包み、雛のそばに置いておいたりするといいですね^^
応急処置・保温をする際も、雛を素手で触らないようにしてくださいね。
保温をしたら、布や紙素材の箱に空気穴を開け、その中に入れてあげましょう。
箱の中は暗くして、安静にさせてあげることが大切です。
保護した後も必要以上に触れたりせず、そっとしておくことが大切です。
鳥獣保護センターに連絡する
ムクドリの雛を保護したら、鳥獣保護センターに連絡し、指示を仰いでください。
先に説明したように、野鳥を保護した場合には、「鳥類保護法」に違反しないようにしなければいけません。
各都道府県に「野生鳥獣保護担当窓口」があるので、連絡するようにしましょう。
保護した野鳥をどうしたらいいか、相談することができます。
雛に与えるエサは?
保護したムクドリの雛には、昆虫、すり餌、茹で卵の白身などを与えましょう。
あくまでも自然に戻すことが目的となるので、できるだけ自然でエサとなっている昆虫などを与えるのが望ましいです。
昆虫は青虫、コオロギ、バッタなどの小さめのものを与えます。
ミルワームなどでも良いですね^^
昆虫を用意するのが難しければ、すり餌や茹で卵の白身などを与えましょう。
すり餌や茹で卵の白身は人肌より温かくします。
雛が口を開けたら、喉の奥の方に入れてあげましょう。
口を開けない場合には、人の手で口を開けてあげてエサを与えます。
最初は口を開けなくても、慣れると口を開けてくれるようになります^^
ムクドリの雛の巣立ちはいつ?
出典:http://ur2.link/vCFR
ムクドリの雛は春に孵化し、1ヵ月ほどで巣立ちをします。
ムクドリは3月下旬~7月頃に繁殖期を迎えます。
繁殖期には、巣作り、産卵、巣立ちが行われます。
ムクドリが巣立ちするまでの過程についてご紹介します^^
巣作り
ムクドリは3月下旬の暖かくなる時期に巣作りを始めます。
巣を作る場所は開け閉めしない窓の戸袋などで、巣作りを始める前に、窓の開け閉めがないかを何日か見張ります。
開け閉めがある窓かどうかは、1日では判断できませんもんね><
そして、巣作りに適した場所であると判断したら、警戒をしながら巣作りをするのです。
産卵
巣作りを終えるとすぐに産卵し、1~2週間で卵が孵化します。
雛は1ヵ月ほど巣の中で過ごします。
そして雛が成長すると、巣立ちの準備に入ります。
巣立ち
孵化して1ヵ月ほど経過すると、親鳥に見守られながら巣立ちをします。
巣立ち直後はまだ上手く飛ぶことが出来ないので、飛ぶ練習や、エサをとる練習などをします。
ここで気を付けたいのは、雛が飛ぶ練習やエサをとる練習をしている最中に迷子や弱っていると勘違いして保護してしまわないようにすることです。
先に説明したように、雛が一匹だけいるように見えても、少し離れたところから親鳥が見守っていたりします。
ヒナを見つけたらまずは様子を見守るようにしましょう。
近年では誤認保護がとても増えているので気を付けたいですね。
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ムクドリを保護する時のおすすめ☆
引き出し式トレイが魅力の小鳥用ケージです☆
天井に扉があり、上からもペットの様子が見やすくなっています^^
側面にも扉があるので用品の出し入れや掃除がしやすく、ムクドリを保護する時におすすめです♪
多数飼育も可能な、広々としたバードゲージです☆
お手入れに配慮した大きなドアで、隅々までお掃除することができます♪
エサ入れ、3本の止まり木、ブランコ付きです^^
より自然に近い、皮付きの小鳥用フードです☆
アミノ酸、クロレラ、ビタミンミネラル、オリゴ糖を配合しているので栄養満点です^^
オゾン洗浄により、カビや雑菌を抑えており小鳥に安心して与えることができます♪
まとめ+関連記事
ムクドリの雛を見つけたら、本当に保護する必要があるのかを考え、誤認保護にならないよう気を付けましょう。保護する場合は、「野生鳥獣保護担当窓口」への連絡も忘れないでくださいね^^
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