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盛り塩が溶けるのは湿気が原因?理由はなぜか、対策や意味も紹介!

盛り塩がベトベトに溶けていたり、水浸しになっていたりしたことはありませんか?

「なんだか不吉なことが起こるのでは?」と怖くなってしまいますよね。

この記事では原因と盛り塩が溶けないようにする方法についてご紹介するので、ぜひご参考にしてくださいね。

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盛り塩が溶けると不吉なことが起こる?盛り塩が溶ける原因とは!

出典:写真AC

盛り塩が溶ける原因は湿気

ずばり、盛り塩が溶ける原因は「湿気」です。

塩は湿度が高い時には空気中の水蒸気を吸収し、湿度が低い時には空気中に放出するという性質をもっています。

そのため、部屋の湿度が高いとそこに置いている盛り塩が水蒸気をたくさん吸って、その水分により溶けてしまうのです。

この、ある物質が空気中の水蒸気を吸収して水溶液になる化学反応のことを「潮解(ちょうかい)」と呼びます。

食塩に含まれる塩化マグネシウムは潮解の性質を顕著にもっているため、盛り塩がベトベトに溶けてしまうのです。

塩に含まれる成分が化学反応している

塩は主に「塩化ナトリウム」という成分でできており、その他、にがりの成分である「塩化マグネシウム」などのミネラルが含まれています。

塩に多く含まれている塩化ナトリウムは、室温25℃・湿度約75%以上で潮解が起こり、塩化マグネシウムは室温25℃・湿度約33%以上で潮解が起こります。

潮解が起こる湿度
塩化ナトリウム 75%以上
塩化マグネシウム 33%以上

塩化マグネシウムの方がより低い湿度でも潮解してしまうのです。

塩化マグネシウムは「にがり」の主成分であり、精製塩よりも粗塩に多く含まれているので、粗塩を盛り塩に使った時に潮解が起こりやすいといえます。

盛り塩が溶けるのは塩の浄化作用?

「霊がいる時、運気が悪い時に盛り塩が溶ける」「盛り塩が溶けるのは、悪い気を浄化できた証拠」など、盛り塩が溶ける原因が「浄化作用」だという説もあります。

しかし、塩が溶ける原因は前述のとおり湿度の高さによる化学反応のことが大きいです。

そのため盛り塩が溶けるのは塩の浄化作用というのは迷信程度にとらえて、過度に怖がる必要はありませんよ。

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盛り塩を溶かさないための対応策は?手軽にできる4つの方法

出典:写真AC

ここからは、盛り塩を溶かさないためにできる対応策を4お伝えします。

  • 部屋の湿度をコントロールする
  • 塩の種類を変えてみる
  • 盛り塩の交換頻度を早める
  • 湿度の高い季節は盛り塩を休む

部屋の湿度をコントロールする

まずは、塩が溶ける原因である「湿度」をコントロールする方法を2つご紹介します。

  • 除湿器で湿度を下げる
  • 換気をして空気を循環させる

除湿器で湿度を下げる

前述のとおり、塩は湿度が高くなった場合に潮解を起こします。

この対処法として、除湿器を使って湿度を下げることで潮解を抑えることができます。

特に梅雨時期や、湿度の高い水回りに盛り塩を置く場合に有効ですよ。

換気をして空気を循環させる

部屋の窓やドアを開けるなど、定期的に換気をおこない新しい空気が循環するようにしてください。

窓やドアを閉めきりがちな部屋は、湿気がこもってホコリや汚れ、カビの原因となってしまいます。

そのため、部屋に置いている盛り塩も湿気を吸収して、汚れやすい環境となってしまうのです。

換気の時間は510分でも充分なので、気づいた時に短時間でも換気してみてくださいね。

窓を開けても空気が循環しにくい場所は、扇風機などを使用すると部屋の空気をかき混ぜてくれますよ。

トイレなど狭くて空気や臭いがこもりがちな場所は、換気扇を常時つけておくのもおすすめです。

塩の種類を変えてみる

塩には種類があり、大きく「精製塩(食塩)」と「粗塩(自然塩・天然塩)」に分けられます。

盛り塩に使うとよいとされる粗塩ですが、粗塩は塩化マグネシウムの含有量が高いため溶けやすい性質があります。

「溶けにくい」という観点からみれば、塩化マグネシウムの含有量が低い精製塩の方が、溶けにくい盛り塩を作ることができますよ。

それぞれの塩の特徴は下記の通りです。

塩化ナトリウム 備考
精製塩 99%以上 精製する際に、塩化マグネシウムなどのミネラルがほとんど取り除かれている。
粗塩
( 自然塩や天然塩 (岩塩や天日塩) )
約80% 塩化マグネシウムやカリウム、亜鉛、カルシウムなどのミネラルを含む。

盛り塩にはできるだけ自然な状態の粗塩を使うことが推奨されていますが、精製塩を絶対に使ってはいけないということではないので、溶けるのが気になるなら精製塩も試してみてくださいね。

また、粗塩の中にも塩化マグネシウムの少ないものもあるので、購入時に栄養成分の表示をみて試してみるのもおすすめします。

盛り塩の交換頻度を早める

盛り塩を交換するサイクルを早めるのも、盛り塩を溶かさないようにする方法の一つです。

盛り塩の交換頻度として「最低でも月に2回」は交換することをよくいわれますが、交換サイクルを早めて1週間ごとや毎日交換することで、溶けることを防げますよ。

交換サイクルを早めることで常に新しい盛り塩を置くことができ、盛り塩の効果も持続します。

無理のない頻度で交換頻度を早めてみてくださいね。

湿度の高い季節は盛り塩を休むという手も

梅雨時期などは湿度が高く、通常よりも盛り塩が溶けやすい状態です。

いつもよりも早いサイクルで交換する必要がありますが、交換が難しい場合は一定期間盛り塩をお休みすることも選択肢に入れて大丈夫ですよ。

交換ができずに溶けたままの盛り塩を放置するよりも、思いきって休むことも考えてみてくださいね。

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盛り塩が溶けやすい置き場所ベスト4!各部屋の最適な置き場所は?

出典:写真AC

家の中で湿度が高くなりやすい部屋は下記の4つです。

  • 洗面所・浴室
  • トイレ
  • キッチン
  • 寝室

洗面所・浴室

洗面所も浴室も湿気がとても多く、盛り塩も溶けやすい場所です。

洗面所に置く時は、水が飛び散りにくい蛇口から離れた場所や、邪魔になりにくい部屋の隅に置くとよいでしょう。

浴室に置く時は、シャワーが飛び散りにくい棚の上などに置くことが望まれます。

しかしそれでも浴室は湿気が多くてすぐにドロドロになってしまうので、できれば浴室内ではなく脱衣所に置く方がよいです。

間違っても、溶けた盛り塩をバスソルトに使用しないでくださいね。

盛り塩が吸収した悪い気を身体が吸収し、運気ダウンにつながる可能性があります。

トイレ

トイレは水回りなので盛り塩が溶けやすく、特に窓際などは湿気の影響を受けやすい場所です。

湿度の観点からみれば、手洗いや窓際の周辺に盛り塩を置くのは避けた方がよいでしょう。

トイレの奥の隅の方などは、湿度の影響を受けにくいですよ。

また、トイレ使用後には便器のフタを必ず閉めることや、換気扇をつけておくことも湿度が上がらない方法としておすすめします。

キッチン

キッチンでは、盛り塩をコンロやシンクまわりに置くことが推奨されていますが、キッチンのコンロ周辺は蒸気が発生しやすく、シンクまわりも水回りなので湿気が多いです。

盛り塩を溶けにくくするという観点では、避けた方がよい場所です。

この場合は換気扇をつけ、料理を作るのに蹴ってしまわない場所に置きましょう。

寝室

意外かもしれませんが、寝室は湿度の高くなりやすい場所の一つです。

「水回りではないのになぜ?」と思われるかもしれませんが、寝ている間に人は呼吸し、汗もかいています。

呼吸や汗から出る水蒸気が空気中に放出されるため、寝室のドアを閉めきって寝ると、寝室の湿度が上がってしまうのです。

風水的にも、湿度の高さの観点からも、ベッドや布団からは離れた場所に置きましょう。

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溶けた盛り塩はどうする?盛り塩の正しい捨て方も解説

出典:写真AC

溶けた盛り塩の放置は運気ダウン

溶けた盛り塩を放置していると、運気ダウンしてしまうといわれています。

できれば週1回、最低でも月に2回は交換しましょう。

交換周期を待たずに溶けてしまった場合は、その日がくる前に交換してください。

溶けたまま放置すると、さらにカビが生えてしまう原因になってしまいます。

盛り塩の正しい捨て方

使い終わった盛り塩は、感謝の気持ちを持って紙に包み、ビニール袋に入れて燃えるゴミとして処分しましょう。

1回の交換であれば、燃えるゴミの日の朝に盛り塩を捨てると、悪い気を吸った盛り塩を家の中にとどめることなくすぐに家の外に出せるのでおすすめですよ。

溶けた盛り塩は、大量に水を流しながらシンクに流したり、トイレに流したりしても大丈夫です。

川に流す・土に埋めるといった方法は塩害となる可能性があるのでおすすめしません。

使い終わった盛り塩は、食べる・掃除に使う・バスソルトにするなど、再利用は決してしないでくださいね。

せっかく吸収した悪い気を、また取り込んでしまうこととなります。

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盛り塩が黒く変色!黒ずむ原因と対応策

出典:写真AC

盛り塩が黒ずむ原因は、空気中のホコリや排気ガスを吸収したことによるものです。

また、長期間交換せず置きっぱなしにしていると、湿気を吸った盛り塩にカビが生えて黒くなる場合や、鉄分に反応をして酸化したため黒くなる場合もあります。

定期的な交換をした上で、黒ずんだ盛り塩を見つけたらその時点ですぐに交換をしてください。

常にきれいな状態の盛り塩を置いておくことが大切ですよ。

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まとめ+関連記事

この記事をまとめると
  • 盛り塩が溶ける原因は湿気で、潮解(ちょうかい)という化学現象が起こっている
  • 塩に含まれる塩化マグネシウムは潮解性が高い
  • 溶けない盛り塩にするには、塩化マグネシウムの含有量が少ない塩を使うこと
  • 盛り塩が溶けないように、部屋の換気や交換サイクルを早める
  • 溶けた盛り塩を放置するのは、運気ダウンにつながる

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