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クラゲの寿命はどれぐらい?種類ごとの違いや不老不死のベニクラゲもいる?

水中をフワフワと漂うクラゲは、見ていてとても癒されますよね♪水族館でも人気者のクラゲですが、クラゲの寿命はどのくらいなのでしょうか?また、生態やベニクラゲの不老不死についても気になりますよね☆
そのため今回は、『クラゲの寿命はどれぐらい?種類ごとの違いや不老不死のベニクラゲもいる?』をご紹介します!^^

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クラゲの寿命はどれぐらい?

出典:http://urx.space/4VoZ

ミズクラゲ

出典:http://u0u0.net/YCWA

ミズクラゲの寿命は8ヶ月程度といわれています。

ミズクラゲは多くの水族館で飼育されている種類のクラゲで、成長すると25センチ程の大きさになります。
クラゲと聞いて想像するのが、ミズクラゲの姿かもしれません。
長寿のイメージがあるクラゲですが、長寿として有名なのは後ほど上げる「ベニクラゲ」のみで、基本的にクラゲの寿命はとても短いんです><

また、クラゲは小型種ほど寿命が短く、大型種ほど寿命が長くなる傾向にあり、大型種であるミズクラゲはクラゲの中でも長寿な部類に入ります。

エチゼンクラゲ

出典:http://u0u0.net/T5Zs

エチゼンクラゲの寿命は8ヶ月程度といわれています。

エチゼンクラゲはミズクラゲと同じく大型のクラゲで、個体によっては傘の大きさが2メートル程にもなります。
エチゼンクラゲが日本海で大量発生し問題になったのは記憶に新しいですよね。

水産業に深刻な被害を与えるとして、日本では厄介者の扱いを受けているエチゼンクラゲですが、中国では古くから食用として親しまれています。

マミズクラゲ

出典:http://u0u0.net/TEDi

マミズクラゲの寿命は3~4ヶ月程度といわれています。

マミズクラゲは体長2センチ程度の小型のクラゲで、クラゲの中では珍しく淡水域に生息しています。
小型なので、ミズクラゲ、エチゼンクラゲと比べると寿命が短い傾向にあります。

ハネウミヒドラクラゲ

出典:http://u0u0.net/W5WY

ハネウミヒドラクラゲの寿命は数時間程度といわれています。

ハネウミヒドラクラゲは体長0.5センチ程度の小型のクラゲです。
小型なほど寿命が短い傾向にあるとは言っても、数時間というのは驚きですよね。

ハネウミヒドラクラゲは現在確認されているクラゲの中で最も寿命が短いクラゲといわれています。

不老不死の『ベニクラゲ』!人間の研究にも使われている?

出典:http://urx.space/KFMV

ベニクラゲは最大でも体長1センチ程度の小さなクラゲで、「不老不死」のクラゲとして知られています。

クラゲは通常、孵化をしてから「プラヌラ幼生→ポリプ→ストロビラ→エフィラ→成体」と姿を変えながら成長し、有性生殖の後に死んでしまいます。
ですが、ベニクラゲの場合は、成熟後に触手やサイズを収縮させ、再びポリプの状態になることができます。
この過程を繰り返すため、ベニクラゲには他の生物に捕食されない限り、寿命という概念がありません。

ベニクラゲの不老不死のメカニズムについては未だ解明されていませんが、ベニクラゲと人間の遺伝子構成は似ているため、メカニズムが解明できれば人間にも若返りのしくみを応用することができると考えられています。

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クラゲの生態は?

出典:http://urx.space/UvU9

クラゲの体の特徴

クラゲは浮遊生活をする刺胞動物で、体の95%が水分、残りの5%は塩分と有機物で出来ています。

95%というと、ほぼ水ですね・・・!
そして、後ほど詳しくご紹介しますが、クラゲには脳や心臓はありません。
脳や心臓が無く、わずかな有機物だけで傘を開いたり閉じたりと、動くことが出来るなんてとても不思議ですよね。

クラゲの触手には刺胞が付いており、餌となるものに毒を注入して捕食します。
クラゲの口は傘の裏側(触手が生えている中央)にあり、そこからプランクトンを食べたり、種類によっては小魚などを丸呑みしたりもします。

触手には毒がある!?

出典:http://urx.space/RnQE

刺胞動物門に属するクラゲは、触手に毒液を注入する針が付いています。

毒を持ったクラゲに刺されると、赤く腫れたり、触手が触れた部分がミミズ腫れになったりします。
毒性の強いクラゲの場合、呼吸困難や痙攣を起こすケースもあるので、海水浴などでは十分注意が必要です。

海水浴などで最も見かける機会が多いのは「ミズクラゲ」で、ミズクラゲの場合は、毒はあるものの毒性は弱いため、刺されても症状が出ることは殆どありません。
刺されても痛みを感じることも少ないので、比較的安全なクラゲといえます。

次に多く見かけるのは「アンドンクラゲ」で、アンドンクラゲはミズクラゲに比べ毒性が強いので、刺されると強い痛みを感じ、先にあげたようにミミズ腫れなどの症状が現れます。

日本の海水浴場で遭遇する可能性があるもので、最も強い毒を持つものは「カギノテクラゲ」という種類です。
カギノテクラゲは強力な神経毒を持つので、刺されると呼吸困難、吐き気、頭痛、痙攣などの症状が現れます。

水中をフワフワ漂っていて、プルプルしたゼリーのようなクラゲ。
つい触ってみたくなりますが、大なり小なり毒を持っているものが多いので、素手で触らないように気を付けましょう・・・!

脳も心臓もない!

クラゲには脳や心臓がなく、その代わりにクラゲの体には散在神経が張り巡らされています。

人間のように脳や心臓を持たないのに、どうして動くことができるのか、不思議ですよね。
脳を持たないクラゲが水中で動くことができるのは、散在神経の反射によるものなんです。

クラゲは傘を動かしてゆらゆらと漂っており、一見泳いでいるようにも見えますが、泳ぐ能力は殆ど無く、水の流れに逆らうことはできません。
なので水中では、体勢を制御しながら流れに身を任せ、浮遊しています。

また、心臓がないので血液もありません。
血液がないので、血管も存在しないのですが、血管の代わりに「水管」と呼ばれる官を持ち、水管を利用し栄養などを全身に循環させています。
循環させるには、心臓のような「ポンプ」が必要になりますが、心臓を持たないクラゲは傘を開いたり閉じたりすることが「ポンプ」の役割を果たしています。

クラゲの成長!数段階に変わる姿

出典:http://urx2.nu/Yrly

クラゲは姿を変えながら成長します。

クラゲは卵から産まれますが、卵から産まれた時点ではまだ私たちに馴染みのあるクラゲの姿をしていません。
赤ちゃんの姿から徐々に大きくなっていくというわけではないんですね。

クラゲの成長過程は下記のようになっています。

  1. クラゲの卵は雌の体内で孵り、幼生はプラヌラと呼ばれます。
    画像からも分かるように、この時点では丸い形をしており、触手などはありません。
  2. しばらくすると触手が生え、ポリプと呼ばれる状態になります。
    ポリプになると海底の岩などに張り付き、イソギンチャクのような姿になります。
    イソギンチャクのような姿になったポリプは、触手を使いプランクトンを捕食します。
  3. ポリプが成長するとくびれができ、ストロビラという状態になります。
  4. くびれの一つ一つが離れると、それぞれがエフィラと呼ばれる姿になります。
    ミズクラゲの場合では、それぞれのエフィラは1~2週間程でクラゲらしい姿へと成長します。

このように、クラゲは様々な姿に変わりながら成長していく、とても面白い生き物なんです^^

クラゲはプランクトン?

クラゲはプランクトンの一種とされています。

プランクトンというと、ミジンコのような微生物をイメージしがちですよね。
確かに、プランクトンというのは一般的に「水中の微生物」という意味で使われることが多いのですが、その他にも「水中の浮遊生物」という意味でも使われているんです。

なので、水中の浮遊生物であるクラゲは、その大きさに関係なく「プランクトン」に分類されるというわけです。

クラゲの生態に関しては、別記事でもご紹介しています☆↓↓↓

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まとめ+関連記事

クラゲの寿命は平均すると1年程度で、小型な種類ほど寿命が短くなる傾向にあります。
ベニクラゲの不老不死の研究については、今後も注目していきたいですね^^

関連記事も良かったらご覧ください↓↓↓☆

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