健康

風邪に牛乳はよい?その理由や注意点、お勧めの飲み方

よく食卓でも目にする牛乳

牛乳は、これから増える風邪の対策・予防に良いといえるのでしょうか?

そのため今回は、風邪に牛乳はよい?その理由や注意点、お勧めの飲み方をご紹介します!^^

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牛乳は風邪の対策・予防に良い?その理由

出典:http://worker-athome.com/25.html

風邪の対策・予防に牛乳が良いか悪いか、

その答えはずばり「良い」です。

よく、風邪の時に牛乳を飲むのは

あまり良くないといわれてきました。

ではなぜ、近年では風邪の対策・予防に

牛乳が良いとされているのでしょうか?

その理由を、牛乳に含まれる栄養素・成分からひもといてみます。

牛乳に含まれる栄養素・成分って?

牛乳には、普段の生活にはもちろん

風邪の対策・予防にも良い栄養素・成分がたくさん含まれています。

まず、牛乳には「ビタミンA」という栄養素が含まれています。

ビタミンAには、のどや鼻にある

ウイルスやホコリなどの侵入を防ぐ役割の粘膜を保護する働きがあります。

粘膜が強くなれば、のどや鼻から、風邪の原因となる

ウイルス・ホコリなどが体内に侵入することを予防することができますね。

こうしたビタミンAの働きによって

牛乳は風邪の予防に役立つというわけです。

またビタミンAは、タンパク質と結びついて、体内に蓄えられます。

牛乳にはタンパク質も豊富に含まれていますので

ビタミンAとタンパク質を同時に摂ることができる

牛乳は風邪予防にとても効率的な飲み物といえます。

 

ビタミンA以外にも「シスタチン」という成分が牛乳には含まれています。

シスタチンには、ウイルスの増殖を防ぎ

またウイルスによって、すでに荒れてしまった

鼻やのどの粘膜を修復してくれる作用があります。

ウイルスの増殖を防ぐことができれば

風邪が悪化する前に、自然治癒力で治すことができます。

またシスタチンによる粘膜の修復作用

特にのどの炎症を軽減するのに役立ちますので

のどが痛いときには、牛乳を飲むことで

のどの痛みが楽になる可能性があります。

 

また、牛乳に多く含まれる「ラクトフェリン」という成分は

強力な抗菌作用をもちます。

この成分は、風邪予防に特に効果を発揮します。

風邪の原因となる菌に対抗する作用で

風邪になる前に対処するというわけですね。

 

さらに、牛乳には

安眠効果をもたらす成分も含まれています。

風邪気味のときはよく眠れない……

そんな経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

そんなときに、牛乳を温めて飲むと

ほっとしてよく眠ることができそうですね。

 

そして、牛乳は糖質やタンパク質、カロリーが豊富で

風邪によって弱った身体に栄養を補給するのに

とても良い飲み物とされています。

風邪によって食欲がなくなってしまい

あまり食べることができなくても、牛乳を飲めば

手軽に栄養補給ができるというわけですね。

 

ビタミンAやシスタチン、ラクトフェリンなど

豊富な栄養素・成分が含まれる牛乳は

風邪の対策・予防に効果的だといえるのです。

冬の牛乳は栄養満点!

さきほど紹介した栄養素・成分は

通常に販売されている牛乳にも、もちろん含まれています。

しかし、冬場に販売される牛乳

これらの栄養素・成分を段違いに多く含んでいます。

冬の牛乳は、栄養満点

風邪の対策・予防にうってつけの飲み物なんですね。

 

寒くなって風邪をひきやすくなる冬には

牛乳をうまく活用して、風邪の対策・予防に役立てたいですね。

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風邪の時の牛乳を飲む際の注意点は?

出典:http://worker-athome.com/25.html

ただし、すでに風邪をひいてしまっている場合

風邪の症状によっては、逆にその症状を悪化させてしまう場合があります。

ここでは、牛乳を飲むことによって

風邪の症状を逆に悪化させてしまうパターンをみてみましょう。

 

また、風邪をひいたときにお世話になるであろう

薬と牛乳との飲み合わせについてもご紹介します。

お腹が弱っている時は要注意

胃腸風邪などで、お腹の調子が悪いときに牛乳を飲むと

余計にお腹が弱ってしまうことがあります。

これは、牛乳に含まれる乳脂肪分

胃腸に負担をかけてしまうためです。

この症状は、風邪で胃腸が弱っているときももちろんですが

もともと胃腸が弱い人によく見られるようです。

風邪などでお腹の調子が悪い時には、牛乳は控えたほうがよさそうですね。

せきがひどい時に牛乳はNG!

また、のど風邪などでせきがひどいときに牛乳を飲むと

たんが絡みやすくなってしまい、余計にせきがひどくなってしまいます。

ただし、牛乳に含まれる成分には

コーティング効果・抗菌作用をもつものがありますので

せきが出ていない時には、牛乳を飲むと

抗菌作用とコーティング効果によって、のどの症状悪化の対策になります。

風邪の時に限らずですが、体調不良の対策には

自分の症状をよく観察することが大事ですね。

水分不足にも要注意!

風邪のときは体内の水分や栄養が不足しがちになりますが

牛乳を飲みすぎてトイレに行く頻度が高くなると

体内の水分や栄養が排出されてしまい

さらに水分・栄養不足におちいってしまうこともあります。

水分不足になってしまうと、さらに免疫力が低下して

風邪の症状が悪化してしまう場合もありますので

飲み過ぎには気をつけたほうがよいでしょう。

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薬と牛乳の飲み合わせについて

薬と牛乳との飲み合わせは、基本的にはあまり良くないとされています。

ただ、頭痛・腹痛などを和らげる鎮痛剤については

胃にとって刺激が強く、空腹時に飲むことはよくないとされていますが

胃の粘膜を保護する牛乳を先に飲んでおくことで、

胃にあたえる影響をおさえることができます。

風邪で頭痛がするときに鎮痛剤を飲むときは

牛乳を先に飲んでおくのもいいですね。

一方で、便秘薬は、とくに牛乳との飲み合わせが悪いとされています。

便秘薬に含まれている抗生物質のうち

「テトラサイクリン系」といわれるものは、牛乳と一緒に飲むと薬の吸収が悪くなり

効き目が弱まってしまうことがあるためです。

また、他の薬でも、牛乳との飲み合わせによって

症状を悪化させてしまう場合もありますので

不安な方はお薬手帳などを持って、病院で相談してみましょう。

しかし基本的に、薬は水かぬるま湯で飲むことを推奨されていますので

風邪の症状を和らげたいからといって、牛乳で薬を飲むのはやめたほうがよいでしょう。

風邪の時の牛乳のオススメの飲み方

風邪の時はできるだけ身体を冷やさない方がよいので

風邪の時に牛乳を飲む際はホットミルクやホットココアにして飲むのがおすすめです。

また、風邪の時は、リラックスしてよく眠ることが

一番の対処法という方も多いのではないでしょうか。

牛乳に限らず、飲み物は温かいほうがよりリラックス効果を得られるため

風邪のときに牛乳を飲むなら、温めて飲むのがベストです。

また、風邪の時に不足しがちな栄養素を補うため

はちみつ・フルーツジャムなどを混ぜて飲むのも効果的です。

はちみつやジャムを混ぜた、甘くて温かい牛乳をゆっくり飲んで

リラックスしてよく眠ると、風邪も良くなりそうですね。

まとめ

いかがでしたか?

牛乳には、風邪の対策・予防に良い栄養素・成分がたくさん含まれています。

飲み方には気をつけて、これから増える風邪に対処しましょう!

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