季節の雑学 生活お役立ち・雑学

初盆の祭壇で必要な物と飾り方!お供えやお盆飾りとの違いも紹介!

初盆とは、亡くなった人が初めて迎えるお盆のことです。お盆に、祭壇を飾って霊を迎える行事ですが、何から揃えればいいのでしょう?その飾り方や風習なども気になりますね!
そのため今回は、初盆の祭壇で必要な物と飾り方!お供えやお盆飾りとの違いもご紹介します!^^

スポンサーリンク

初盆の祭壇で必要な物は?

出典:https://nadesico-magazine.jp/obon-butsudan/

・祭壇(盆棚)
・白提灯
こちらが祭壇に必要なものとなります☆

祭壇(盆棚)

初盆は、「故人が亡くなって、四十九日を過ぎてから初めて迎えるお盆」のことです。
・お盆前に四十九日を迎えた場合は、同じ年のお盆が初盆
・お盆中あるいはお盆を過ぎて四十九日を迎えた場合は、翌年が初盆

亡くなった家族の霊が仏様となってはじめて家に帰って来る年なので、精霊棚(しょうりょうだな)盆棚(ぼんだな)と呼ばれる祭壇を設けます。いわば、仏様に特別におもてなしをするための部屋のようなものです。

よく見るのは、このような祭壇を使って、お仏壇の前に飾ったり、床の間に飾ったりします。床の間のない場合は、窓際や空いているスペースに白い布をかけ、その前に祭壇を作ってもいいですね。

初盆の祭壇は、白木の三段飾りで白紋天の「白提灯」で迎えるのが、古くからの慣わしとなっています。その脇に盆提灯などの飾り付けをするのが一般的です。地域や宗派によって、少しずつ飾り方や風習が違うこともあります。

白提灯

白提灯は、亡くなった人の霊が迷わず戻って来ることができるよう、目印のために飾ります。盆提灯には2種類あり、初盆の時は「白提灯」を飾り、それ以降の年には華やかな「盆灯籠」を飾ります。こうした提灯は家で準備してもいいですし、亡くなった人の子供や孫たちから贈られる場合もあります。

初盆以降の盆飾りに必要な物

先にご紹介した通り、初盆だけに使うものは、「祭壇」と「白提灯」でしたね。それに併せて、「回転式提灯」や「精霊棚」なども準備しておくと、毎年お盆に出して使うことができます。こうした道具を、どこで揃えたらいいかわからないという人や、マンションなどで祭壇を置く場所がない場合は、並べるだけで手軽に盆棚ができるセットが便利です。

こちら↑↑↑の「初盆用の吊り提灯・置き提灯・お盆飾り」セットには、迎え火と送り火で焚く麻がら・蓮の葉・机の上に敷くまこも・牛馬の4つが揃っているので、あちこち買い求めることなく、初めてのお盆も安心して迎えられるのでおすすめです☆

吊り提灯は、初盆の年だけ使用する提灯です。軒先や窓際、仏壇の近くに吊り下げ、仏様が灯りを目印に帰って来るといわれています。お盆が終わると、白提灯は燃やしたり処分するところもあります。

また、内部は安全なLEDローソク電池灯なので、火事の心配もありません。また、骨組みは厚紙に木目の印刷で仕上げ、送り火として燃やすこともできます。

スポンサーリンク

初盆の祭壇(盆棚)の飾り方は?

出典:https://item.rakuten.co.jp/e-butsudanya/bon015-060/

盆棚を、これまで見たことがないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。画像で見てみると、何となくイメージがつかめますね☆
※こちらはあくまで初盆以降の画像です。
ついでに、お盆の飾りも準備しても良いですね☆

盆棚

盆棚と呼ばれる組み立て式の祭壇が用意できたら、次はその飾り方を見ていきましょう。多くの宗派や地域で、仏壇とは別に画像のように盆棚をつくります。

初盆と毎年のお盆飾りに、そんなに違いがあるわけではありません。初盆のために「祭壇」や「白提灯」を準備する必要がありますが、祭壇やその他の道具はその後も使えます。盆棚の一番上の中央に亡くなった方の遺影と位牌を置くのが一般的です。お盆の期間、霊が盆棚に戻って来ると考えられているからです。

お盆の初日の13日朝に、白い布を垂らした盆棚に、そうめんや水、果物や故人の好物などをお供えしたり、精霊馬をお供えしたりします。精霊馬とは、ご先祖の霊が牛に荷物をひかせ、馬に乗って行き来するという言い伝えによるもので、茄子やきゅうりなどの野菜に割り箸などを刺し、足に見立てた物を作ります。

ほうろく・麻がら

出典:https://item.rakuten.co.jp/kb-hayashi/131-008/

お盆の送り火や迎え火で、火を焚く時に使用します。ほうろくの上に麻がらという箸木を組み、火を焚きます。お盆の初日の「迎え火」、最後の日の「送り火」がご先祖さまの道しるべになるといわれています。

盆提灯

初盆の翌年からは、華やかな盆提灯を盆棚の左右に各一つ飾ります。和紙張りの提灯には菊や芙蓉といったお盆にちなんだ花々が描かれており、骨組みに蒔絵が施された立派な物もあります。回転式で灯りがゆらめく幻想的な飾りつけでご先祖さまをお迎えしましょう。

真菰(まこも)のゴザ

お釈迦様が真菰(まこも)で編んだゴザに病人を寝かせて治癒されたという言い伝えから、盆棚の下に敷くようになりました。現代では、大きなサイズのゴザを用意するのも大変なので、小さなサイズの真菰を敷き、その上にお供え物を載せます。

初盆の盆棚のお供え物は?

出典:http://iroiroshitteru.com/165.html

<盆棚のお供え物の一例☆>

【なすときゅうり】
なすときゅうりに麻がらを刺し、牛と馬に見立てた物を飾ります。あの世から帰って来る時はきゅぅりの馬に乗って早く帰ってきてもらい、あの世へ戻っていく時は、なすの牛でゆっくりと戻るという意味があるそうです。
【そうめん】
あの世から戻って来る時の馬の手綱に見立て、そうめんをお供えします。
【ほおずき】
赤くて提灯に形が似ていることから、ほおずきを飾るという説があります。
【水の子】
蓮の葉に載せる、きゅうりと茄子をさいの目に切って蓮の葉の上に供えた物で、地域によっては洗米をその上から振りかけます。ご先祖さまが渇いた喉を潤せるよう、毎朝、新しい物を作ってお供えします。【閼伽水(あかみず)とみそはぎの花】
器にきれいな水を入れ、みそはぎの花を5〜6本供えます。あの世から帰って来た時に付いて来た、悪霊を払う意味があります。
【生花】
白い菊をメインにした仏花をお供えします。棘のあるバラや、つるのある物などは避けます。
供物台

盆棚や、仏壇などにお菓子や果物などのお供え物を供える時に使う丸型の供物台です。初盆や法事で、お菓子や果物を載せて供えます。置くスペースなどに合わせて、1個でも2個でも用いることができます。

初盆に限らず、お盆には盆棚に季節の野菜や果物をたくさん盛ってお供えします。夏の百味五果(ひゃくみごか)といって、スイカやモモが盆棚に飾られることも多いです。また、亡くなった人の好物があれば、一緒に供えておきます。

スポンサーリンク

初盆や新盆の盆棚とそれ以降の盆飾りの違いは?

基本的には、初盆も通常のお盆の飾り付けと大きな違いはありませんが、最も違うところは提灯です。お盆の時期は盆棚と同様に盆提灯を準備して飾りますが、初盆の年だけ使う白提灯を特別に飾ります。

初盆の風習やしきたりは地域や宗派、お寺によってさまざまです。初盆を迎える家では、わからないことがあると思いますが、どんな形にしても、亡くなった人が初めて家に戻って来る日と考えられています。ですから、こうして迎えることで生きている人の悲しみが癒され、また無事に過ごさせてもらっている感謝の気持ちを伝える期間でもあります。

また、家族や親戚など故人とつながりが深かった人々とともに思い出の時間を共有し、故人を偲ぶことも大切ですね。

初盆の盆提灯は?

出典:www.mosyu.net/niibon.html

上のタイトルでも取り上げましたが、初盆の盆提灯は初盆だけに使う特別なもので、翌年以降のお盆では使いません。大切な人を初めて迎えた盆提灯なので、こちらも心を込めて供養しましょう。

初盆のお返しは?

初盆に参列してくださった方やお香典、お供えなどをいただいた方には、お返しをしなければいけません。初盆の法要を営まなくても、お供えを持って来る人もいます。あらかじめお返しの品物を準備していればその場でお返しをし、準備していない場合は、後日お返しの品を贈りましょう。

初盆のお返しの「のし紙」は、「志」、関西は「粗供養」が多く、地域によっては「初盆供養」「初盆会」とするところもあります。

まとめ+関連記事

初盆には盆棚と呼ばれる祭壇や、白提灯、真菰のゴザ、ほうろく、供物台など準備しなければいけませんね。初めての方には難しいですが、こういう物ほどネットでまとめて注文するのが便利なのでおすすめです!^^
関連記事も良かったらご覧ください↓↓↓^^

記事がお役に立ちましたら、ブックマーク・お気に入り登録をお願いします☆

スポンサーリンク

-, 季節の雑学, 生活お役立ち・雑学
-