季節の雑学

読書感想文の題名・タイトルの書き方とその例文!書く場所は?

学校の宿題で読書感想文を書くことになったとき、どういう題名にすればいいのか迷うことがありますよね。では、題名はどのように書けばいいのでしょうか?
そのため今回は、読書感想文の題名・タイトルの書き方とその例文!書く場所は?をご紹介します!^^

スポンサーリンク

読書感想文の題名・タイトルの書き方とその例文!

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/326080

題名には必ず本の題名を入れなければいけないと思っている人も多いですが、必ずしもそうではありません。色々なパターンで題名を付けられるので、実際にその例を紹介します。

簡単に自分自身と本を関連づける

本のタイトルと、自分自身を関連づけて題名を付けるパターンです。その本を読んで自分が感銘を受けたこと、感動したことを端的に表すのがコツです。

たとえば、本のタイトルと「私」を並べて表し、以下のように題名を付けます。

・『走れメロス』と私
・『走れメロス』を通して私が学んだこと
・私は『坊ちゃん』に勇気をもらった

本のテーマに沿った題名を

読んだ本には、それぞれテーマがあったはずです。たとえば、「友だちの大切さ」「努力することの尊さ」「家族のありがたさ」などですね。そのテーマに沿って、読書感想文の題名を付ける方法もあります。

例えば、以下のように題名を付けることができます。

「友だちの大切さ」や「友情」がテーマの本の場合
・かけがえのない友情
・何よりも大切な友だち
「努力することの尊さ」がテーマの本の場合
努力はきっと報われる
・努力の先に見えるもの
「家族のありがたさ」がテーマの本の場合
・大切な家族
・家族がいて、私がいる

本を読んだ感想を入れてみよう

本を読んで感じた率直な感想を、そのまま題名にするという方法もあります。この場合、あまり長くならないように気を付けます。原稿用紙の1行以内に収まるように、短く感想をまとめましょう。

感想は、肯定的な内容だけでまとめなくても構いません。もしその本を読んで、あなたが全然感動できなかった、面白くなかったと感じたのなら、それもまたひとつの感想です。その場合はなぜ感動できなかったのか、面白いと思えなかったのかをまとめましょう。

本を読んだ感想を入れた題名の例は、以下の通りです。

・平和な世の中を守りたい
・私も夢を持ち続けていたい
・おかあさん、ありがとう
・メロスは間違っている

印象に残った言葉や文章を使う

読んだ本の中で印象に残った言葉や文章を、読書感想文の題名に使うという方法もあります。もしまだ本を読んでいないのであれば、印象に残った言葉や文章に線を引いたり、付箋を貼ったりしながら読むと、あとで役に立ちます。ただし、あまり長すぎると題名に使えないので、短い言葉や文章を選ぶ必要があります。

印象に残った言葉や文章をそのまま題名にしてもいいですし、自分の言葉と結び付けても構いません。もし印象に残った言葉や文章だけで題名を付けるのなら、かぎかっこは付けなくてもいいでしょう。自分の言葉と結びつけた題名にする場合は、印象に残った言葉や文章の部分にかぎかっこを付けた方が分かりやすくなります。

例としては、以下のような題名が考えられます。

・みんなちがって、みんないい
・時間は夢を裏切らない
・「人間だもの」と思える自由
・みんなに「ありがとう」と言いたい

主人公の名前や特徴を入れる

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1516983

題名に主人公の名前や特徴を取り入れることもできます。

たとえば、『走れメロス』の主人公・メロスは正直者で、友だち思いの誠実な青年です。あるいは、『蜘蛛の糸』の主人公・カンダタは優しい面もあるのですが、一方でとてもエゴイスティックな、自分勝手な面も持っています。

そこから題名を決めると、以下のような例が考えられます。

・正直者すぎるメロス
・メロスは友だちを守った
・私もメロスのように生きたい
・人間はみなカンダタだ
・エゴイストとしてのカンダタ

疑問形にして読み手の注意を惹きつける

読書感想文もやはり読み手に読みたい、この先が気になるという気持ちを持ってもらうことが大切です。それにはまず読み手の注意を惹きつけるために、題名を疑問形にするという方法があります。

・戦争はなぜ起きるのか?
・いじめはなくせないのか?
・カンダタは悪人だろうか?
・私がメロスならどうしただろうか?

逆説の題名で興味を引く

逆説の題名とは、その本を読んで多くの人が抱くであろう一般的な感想とは異なる感想を元に作られた題名です。一般的な感想とは異なる感想を示すことで、読み手の興味を引くことができます。

たとえば、一般的には主人公が努力によって成功したと読まれている物語を、努力ではなく友人を大切にする心によって成功が導かれたと読むなど、物語を一般的なものとは違う形で解釈します。あるいは、ハッピーエンドと一般的には思われている物語をハッピーエンドではないと読んだり、正直者、善人と一般的に見なされている主人公をそうではないと解釈したりもします。

この逆説の題名を元に題名にすることで、以下のような題名が付けられます。

・かわいそうなメロス
・善人としてのカンダタ
・努力よりも友情だ
・戦争はなくならない

スポンサーリンク

読書感想文の題名を付ける際のポイント

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/687140

では、ここからは読書感想文の題名を付ける際のポイントを見ていきます。

先に内容を書いて題名を付けると内容とズレにくい

なかなか題名が決まらなくて書き始められない…というのはありがちなことですが、題名よりもまず先に本文の方を書いてしまいましょう。本文を書き終わった後、その本文の内容に合わせて題名を付けるようにすると、案外スムーズに思いついたりします。

先に題名を付けても、書いている間に本文の内容が題名とズレてきてしまうこともあります。ですから、まずは先に本文を書いてしまうのもアリです。

簡潔な題名で読み手に伝わりやすくする

読書感想文の題名は、簡潔にするよう心がけましょう。あまり題名が長すぎるとかえって読み手に伝わりにくく、読み手の興味を削いでしまう可能性があります。

題名は、言ってみれば内容の予告です。つまり、これからどういう内容の読書感想文が展開されるのかを分かりやすくまとめているものです。ですから、短く簡潔に要点をまとめた題名の方が、読み手にその内容が伝わりやすくなります。

詳しい感想は本文に書くことになるので、題名に詳しく感想などを入れる必要はありません。あくまでもポイントをおさえた題名にしましょう。

題名が長くなるときは改行の場所が大切

題名は簡潔かつ短くまとめるのがポイントですが、「○○○を読んで」といったシンプルな題名にしたいのに、本の題名自体が長すぎて1行にまとまらないこともあります。

そういう場合は2行にわたってしまっても仕方がないのですが、ポイントとなるのは改行の場所です。1行目の一番下のマスまで書いて改行するのではなく、題名のキリのいいところで切って改行した方が読みやすくなります。

メインタイトルにサブタイトルが付いているような題名なら、メインタイトルを1行目、サブタイトルを2行目に書きます。メインタイトルだけで1行に収まりきらないくらいの長さなら、文節の切れ目、単語の切れ目など、キリのいいところで2行目にうつりましょう。

読書感想文の題名の書き方

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1497177

次に、読書感想文を書く際の原稿用紙の使い方についてみていきましょう。題名はどこに書くのか、2行にわたる場合はどうするのか、自分の名前はどこに書くのかなど、原稿用紙の基本的な使い方を紹介します。

3マスあけて見やすく記載しよう

読書感想文の題名は1行目に書きますが、上から3マスは使わずに4マス目から書くようにします。もし題名が2行にわたってしまう時には、2行目は上から4マス以上空けて書き始めましょう。

2行目を上から何マス空けて書き始めるかは、見やすいバランスを考えて決めます。読み手にとって見やすい配置になるようにバランスがとれていれば大丈夫です。1行目に書いた部分の末尾より、2行目に書いた部分の末尾が下にくるように配置できるのが理想です。また、1行目の長さと2行目の長さがほぼ同じになるようにするのも、見やすいバランスになります。

題名を書いた次の行に、自分の名前を書きます。
姓と名の間は1マス空け、一番下のマスは空けるようにして書きます。

スポンサーリンク

読書感想文の書き方のや基本ルールも紹介☆

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/375700

ここからは、読書感想文の文体や構成について紹介していきます。

「ですます調」と「である調」

読書感想文を書く文体は、小学生は「ですます調」、中学生以上は「である調」で書くのが一般的となっています。

たとえば、小学生は「私は○○○を読みました。読んで一番感じたのは、戦争の恐ろしさです」と書くところを、中学生以上は「私は○○○を読んだ。読んで一番感じたのは、戦争の恐ろしさだ」と書きます。

とはいえ決まったルールがあるわけではないので、小学校高学年くらいから「である調」を使っても構いません。ただし、「ですます調」で書くか「である調」で書くかを決め、文章全体を統一した文体で書くことが大切です。

起承転結が書きやすい

読書感想文を書く際に何から書き始めるかを悩んだ時は、起承転結にのっとって書いていきましょう。

起 = 自分がその本を選んだ理由・読んだ感想を簡単に書く
承 = その本の簡単なあらすじ・自分が感動したポイントを書く
転 = なぜ感動したのかを説明していく。自分の体験などと絡めてもいい。
結 = まとめ。本を読んだ感想をまとめ、これからの抱負などを書く。

このような流れで書いていくといいですね。

起承転結それぞれの部分が同じ長さになるようにする必要はありませんが、一番大切な「転」の部分が中心になるようにまとめていきましょう。

句読点や記号を正しく使う

読書感想文を書く際には原稿用紙の使い方を守り、句読点や記号や正しく使いましょう。

句読点は「、」「。」を使い、「,」「.」は使いません。また、句読点は原稿用紙のマスの右上にくるように書きます。また、本のタイトルは二重カギ括弧(『 』)を使って表し、本の本文を引用する際にはカギ括弧(「 」)を使います。カギ括弧や括弧も、1マス分使って書きます。

読書感想文で使われるのは「 」『 』( )くらいで、基本的にそれ以外の【 】〈 〉などの括弧や記号は使いません。ただし本の中で記号が使われている部分を引用する時には、本と同じ括弧や記号をそのまま使います。

読み手を意識して書く

読書感想文を書く際には、常に読み手を意識して書くように心掛けます。読み手が興味を持つように、伝わりやすいように書くことが大切なポイントです。

どんな人を読み手として想定するのか、イメージを固めてから書き始めましょう。多くの場合、読み手として想定されるのは、学校の先生や読書感想文コンクールの審査員ですね。その人に向かって書くように心掛けることで、分かりやすい文章が書けるようになります。

読み手は自分自身ではない他人、しかも多くの場合、自分よりも年齢がはるか上の大人なので、自分の持っている感覚や常識、価値観とは異なる可能性があります。ですから、同世代の友だちにはあえて説明しなくても通じることが、通じないことも考えられます。自分が思っているのとは違った受け取り方をされないよう説明は丁寧に行い、少し分かりにくいかなと思ったところは、さらに詳しく説明するようにしましょう。

まとめ+関連記事

読書感想文の題名は、本文の内容に興味を持ってもらうきっかけになります。題名の付け方には様々なパターンがあるので色々と試してみて、その中から一番しっくりくるものを選ぶといいですね^^
関連記事も良かったらご覧ください↓↓↓^^

記事がお役に立ちましたら、ブックマーク・お気に入り登録をお願いします☆

スポンサーリンク

-, 季節の雑学
-