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たんぽぽの時期や季節は?開花や咲くのはいつか、綿毛になるのは?

春先になると、道端などでよく見かける「たんぽぽ」。いち早く季節を教えてくれる可憐な花です。でも、花が咲く時期やあのふんわりした綿毛って何?って、聞かれるとあまり知らないという人もいるのではないでしょうか。そのため今回は、たんぽぽの時期や季節は?開花や咲くのはいつか、綿毛になるのは?をご紹介します!

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たんぽぽの開花の時期や季節はいつごろ?

出典:http://ur0.work/IqXb

たんぽぽの花が咲くのは、3月~5月ごろです。最盛期は、4月になります。

地域によって違いがありますが、暖かい九州地方では2月頃から見かけますし、春が遅い東北や北海道では5月~6月頃にかけて咲きます。

春になると身近で元気をくれる花ですが、開花から花が咲いているのは7~10日位だそうです。朝、日が差すと開いて、日暮れには閉じて、開閉を繰り返しながら1週間ほど咲き続けます。

土手や道端でもよく見かけるので、もっと長いあいだ咲いているかと思いましたが、開花の期間は約1週間。今度、見かけたら、たんぽぽがいつまで咲いているか観察してみましょう。

たんぽぽの花が咲く時期を、春から秋と言われることがありますが、これは西洋たんぽぽの開花時期のことで、日本の在来種のたんぽぽは3月~5月で、春の真っ盛りに咲きます。

実は全国の気象台では、さくらと同じように、たんぽぽの開花日を観測しています。それは、寒い時期から咲いている西洋たんぽぽでなく、在来種の日本たんぽぽのことを指しています。昨年・2017年を調べてみると、開花日は福岡が2月25日大阪が3月7日東京が4月6日盛岡が4月25日などとなっています。さくらと同じように南から北上して、春の訪れを知らせてくれるんですね。

西洋たんぽぽと日本のたんぽぽの見分け方は、花びらの付け根の部分を総苞片といいますが、その緑色の小さな葉片がつぽみの時から下にそり返っているのが西洋たんぽぽです。日本の在来種は、葉片が花を包むような形で付いています。そして、茎の背丈が短いのが在来種、背の高いのが西洋たんぽぽで、夏頃に咲いているのはほとんど西洋たんぽぽです。

たんぽぽの種類は?

出典:https://www.pakutaso.com/20170540151post-11794.html

日本に昔からある在来種のたんぽぽは、60種類ほどもあります。地域によっても異なり、関東たんぽぽ、東海たんぽぽ、関西たんぽぽ、信濃たんぽぽ、白花たんぽぽなど。その中でも、代表的な種類をご紹介します。

「関東たんぽぽ」は、関東周辺で見られる在来種で、葉片の総苞片の先に角状の突起があるのが特徴です。分布の中心が都市圏にあるので減少傾向が著しく、近年は、関東たんぽぽを探そうと思ってもなかなか見つからないのは残念です。

「信濃たんぽぽ」は、その名の通り、信州でさくらが咲く頃、りんご畑や道端で見かけます。どこの地域でも西洋たんぽぽに押され気味ですが、信州では、しっかりと群生して生き残っています。以前は「蝦夷たんぽぽ」と同じとされていましたが、今は「信濃たんぽぽ」として区別されています。関東北部から中部地方で見かけることができます。

「白花たんぽぽ」は、日本に昔からあるたんぽぽの一種です。その名の通り、花の色が白〜薄いクリーム色です。四国や中国地方などを中心に大阪・京都など西日本には比較的広く分布していて、地域によってはこちらを身近に感じる人もいます。黄色いたんぽぽが大多数という地域でも、ある地域にまとまって群生してることもあるそうです。ちなみに、気象台のタンポポ開花の観測対象として、この白花たんぽぽも認められています。

たんぽぽって可愛い名前ですが、日本名の「たんぽぽ」は、別名「ツヅミグサ」と言って、花の形が鼓に似ていたことに由来します。そして、つづみの音が「タン、ポンポン」と聞こえることから「たんぽぽ」となったそうですよ。

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たんぽぽが綿毛になるのはいつ頃?飛ぶ時期はいつごろか、いつまで飛ぶの?

たんぽぽが綿毛になるのはいつ頃?


出典:https://www.youtube.com/watch?v=UQ_QqtXoyQw&feature=youtu.be

綿毛になる時期としては、受粉から花を落として、一旦しぼんでから1ヶ月ほどかかります。

花が咲いている期間は、1週間位でしたね。花が咲いている間にも、綿毛も徐々に準備をしています。そのあとずっと枯れているように見えますが、中では新たな活動が始まっています。

タンポポの花全体を「頭花」といい、その花びら一枚一枚を「舌弁花」といいます。この小さな舌弁花の下には実になる子房があり、その上に毛状の突起の「冠毛」が生えていて、これが綿毛になります。子房が熟して種ができると、冠毛が乾燥して放射状に開いて、真っ白な綿毛になるという仕組みです。

綿毛って不思議な形をしていますが、風に飛びやすい形をしていて、種を遠くに飛ばすための工夫なんです!

スロー画像で見るとよく分かる綿毛ですが、ヨーロッパでは女の子が恋占いに使っていて、花言葉も綿毛に由来しているといわれます。綿毛を一本ずつ「好き〜嫌い」と抜いて、最後の一つが好きなら恋が成就すると言われています。花びらではなく、綿毛を使うというのは知らなかったですね。

たんぽぽの花言葉は、「愛の信託」「真心の愛」「思わせぶり」など、恋に関係したものばかりです。また、綿毛は軽く息を吹きかけると飛んで行ってしまうので、「別離」という花言葉もあります。

飛ぶ時期はいつごろ?いつまで飛ぶの?

出典:https://www.pakutaso.com/20120522123post-1439.html

綿毛が飛び始める時期は、4月~6月初旬位です。

春に花を咲かせて、綿毛になるまで約1ヶ月でしたね。ちょうどゴールデンウィークの頃に、公園やたんぽぽが群生している場所に行くと、まだ花を咲かせたたんぽぽと綿毛が付いたたんぽぽが、同時に見られるかもしれません。せっかくなので、綿毛で彼との恋占いもしてみましょう!

綿毛はすごく軽いので、わずかな微風があれば、ずっと空中を漂って飛んでいきます。だいたい数百メートルは飛び続けられるのですが、気流に乗って10キロ以上も飛んだという記録もあるそうです。

ふわふわした綿毛が風に乗って飛んで行く光景って、何だか幻想的でいいですね。

小さい頃に、綿毛が耳の中に入ると良くないと言われましたが、これには気をつけましょう。

たんぽぽの綿毛の数はどれくらいあるの??

ふわふわの綿毛ところを「冠毛」と言うのでしたね。一本の柄には60~80本近くの冠毛1つの種が付いています。この冠毛が西洋たんぽぽだと200個くらい、日本たんぽぽでは60個〜120個くらい付いています。

西洋たんぽぽの冠毛は数が多く、しかも軽いので遠くまで飛んでいきます。日本の在来種は数が少なく、冠毛が重たいのであまり遠くまで飛べないそうです。それが、西洋たんぽぽが日本各地に広まってしまった原因の一つです。

西洋たんぽぽの学名は、Taraxacum officinaleといい、「薬用の」という意味が付いています。古くから、ヨーロッパや中東では食用にされています。また、乾燥して根を煎じて飲むと、胃痛や消化促進などに効果があると言われています。たんぽぽの蜜は早春に蝶が好んで食べます。日本でも、江戸時代には食用・薬用として、栽培されていたそうです。栄養価が高く、ビタミンAやビタミンC、ビタミンK、鉄分、カリウム、カルシウムなどが豊富に含まれています。

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まとめ

いかがでしたか?たんぽぽは、春真っ盛りの3月〜5月頃に咲く花でしたね。ふんわりした綿毛は、種を遠くまで飛ばすためのものでした。たかがたんぽぽ、小さい花ですが、自然の生命力を感じさせてくれますね。春先、たんぽぽを見つけたら、よく観察してみてくださいね☆

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