季節の雑学

処暑の候の意味や読み方は?時期はいつ・いつまで使える、例文や結びも

朝と夕方あたりの時間帯はなんとなく涼しく感じる頃合い、二十四節気でいうところの「処暑」の時期がやってきます。時候の挨拶でも「処暑の候」という使われ方をしますが、この意味や読み方、いつ頃使えばいいのでしょうか?
そのため今回は、処暑の候の意味や読み方は?時期はいつ・いつまで使える、例文や結びもご紹介します!^^

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処暑の候の読み方と意味は?

出典:http://kerokero-info.com/what_today_calendar/what-today-0823-1/

「処暑の候」とは、手紙や葉書を書く際に用いる時候のあいさつのひとつです。

「処暑の候」は「しょしょのこう」と読みます。

時候のあいさつでは、音読みすることがほとんどです。今夏はそれほど難しい漢字ではないため、読み方は大丈夫かと思います。
ただ、「候」に関しては間違って「そうろう」と読んでしまいがちなので気をつけましょう。

また、「処暑」は暑さが終わるという意味で、まだ昼間は暑い日が続きますが朝夕は涼しい風が吹き渡り気持ちのよい時期をさします。
これは「暑さが峠を越して秋が近づいている」、という意味になります。

また、初暑は「二十四節気」という日本の季節を24等分にわけて表した季節の一つを刺します☆
こちらに関しては、後述しています!

そして「候」は、「季節」という意味を表しており、「◯◯の候」は「◯◯の季節になってきましたが」となります。
つまり、「処暑の候」とは、「暑さが峠を越して秋が近づいてくる季節になってきましたが」という意味になります。

処暑の候の時期はいつ?いつまで使える?

出典:http://lemion.kachoufuugetu.net/kabegami/1106/1106.htm

「処暑の候」はいつ頃まで使えるのか気になりますよね。
実はその年によって時期がずれたります。これは「春分の日」や「秋分の日」が毎年同じ日ではないのと一緒です。

ちなみに今年から2023年まで「処暑」は8月23日となります。
次に、二十四節気である「白露」の時期ですが、2018年と2019年は9月8日となります。

つまり、「処暑の候」を使用する期間は「処暑(8月23日)〜白露の前日(9月7日)まで」となります。
この期間を「処暑」とも表現するところからきています。

二十四節気は他に何がある?

ちなみに、二十四節気にはどのようなものがあるのかといいますと、以下のようになっています。

【春】

  • 立春(りっしゅん)    2月4日頃
  • 雨水(うすい)        2月19日頃
  • 啓蟄(けいちつ)    3月6日頃
  • 春分(しゅんぶん)    3月21日頃
  • 清明(せいめい)    4月5日頃
  • 穀雨(こくう)        4月20日頃

【夏】

  • 立夏(りっか)        5月6日頃
  • 小満(しょうまん)    5月21日頃
  • 芒種(ぼうしゅ)    6月6日頃
  • 夏至(げし)        6月21日頃
  • 小暑(しょうしょ)    7月7日頃
  • 大暑(たいしょ)    7月23日頃

【秋】

  • 立秋(りっしゅう)    8月7日頃
  • 処暑(しょしょ)    8月23日頃
  • 白露(はくろ)        9月8日頃
  • 秋分(しゅうぶん)    9月23日頃
  • 寒露(かんろ)        10月8日頃
  • 霜降(そうこう)    10月23日頃

【冬】

  • 立冬(りっとう)    11月7日頃
  • 小雪(しょうせつ)    11月22日頃
  • 大雪(たいせつ)    12月7日頃
  • 冬至(とうじ)        12月22日頃
  • 小寒(しょうかん)    1月5日頃
  • 大寒(だいかん)    1月20日頃

このように、季節や時期によって節気を使い分けることになります。

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処暑の候の例文と結び

出典:https://www.pakutaso.com/20170529142post-11594.html

それでは、実際に「処暑の候」の使い方についてご紹介します。
手紙での基本の頭語、時候のあいさつ、結びの言葉などを使ってみましょう。「処暑の候」を使うのは手紙の前文です。

この全文とは、おもに3つに分けることができます。

  1. 頭語
    「拝啓」や「謹啓」などのことを「頭語」と呼び、「処暑の候」という表現ではかしこまった堅い表現になりますので、頭語は「拝啓」または「謹啓」を使うと自然になると思います。
  2. 時候のあいさつ
    今回ご紹介する「処暑の候」が時候のあいさつに当たります。ちなみに同じ8月に使われるほかの時候のあいさつとしては、「晩夏の候」「立秋の候」「初秋の候」「避暑の候」などがあります。
  3. 相手の安否を尋ねる内容
    相手の状況を気遣う気持ちを表現します。たとえば、「お変わりなくお過ごしでしょうか」「ご健勝のこととお喜び申し上げます」などがあります。

この3つの構成で手紙の前文を作成します。

「処暑の候」を使った例文です!

書き出しは、以下のようになります。

【ビジネス文書】
・拝啓 処暑の候 貴社におかれてはますますご清祥のことお慶び申し上げます。
・謹啓 処暑の候 本格的な夏を迎え、益々ご壮健のこととお喜び申し上げます。
【改まった相手へ】
・拝啓 処暑の候 夏の日差しがまぶしいこの頃ですが、お変わりございませんか。
・謹啓 処暑の候 紫陽花が雨に濡れて美しく咲く季節となりました。
【親しい相手へ】
・処暑の候 ◯◯様にはその後お変わりなくお暮らしのことと存じます。
・処暑の候 ◯◯様におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

なお、「拝啓」と「謹啓」がありますが、「謹啓」のほうがより敬った言い方となります。
続いて、結びです。

【ビジネス文書】
・残暑厳しき折、皆さまのご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
・時節柄、どうか体調を崩されませんようご自愛ください。
【改まった相手へ】
・夏の暑さに負けないよう、ご自愛のほどお祈り申し上げます。
・暑さますますきびしい折、ご健康にてお過ごしください。
【親しい相手へ】
・これからますます暑さが厳しくなります。どうぞ体調には気をつけてください。
・夏本番となります。暑気払いに冷たいビールを飲みに行きましょう。

手紙の場合、時候のあいさつ〜本文〜結びというルールが決まっています。慣れるまで難しい部分もありますが、
相手に気持ちよく読んでもらえるように正しく書きましょう。

処暑の候と一緒に使える季語

出典:https://www.pakutaso.com/20170841220post-12794.html

「処暑」の時期の草花や生き物、風物などを取り入れた季語をご紹介します。
季語を使う場合は、「処暑の候」の次に続けると良いでしょう。

綿花(めんか)・酢橘(すだち)・カサゴ・伊奈の綱火(いなのつなび)・吉田の火祭り(よしだのひまつり)・カボス・青柚子(あおゆず)など。

風情ある季語がたくさんありますね。うまく使い分けることで、相手にちょっとお洒落な手紙を送れるかもしれません。

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「処暑の候」は「しょしょのこう」と読み、「暑さが峠を越して秋が近づいてくる季節になってきましたが」という意味でしたね。ぜひこの夏は大切な人に手紙を出してみてはいかがでしょうか☆
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