季節の雑学

新茶の時期や季節はいつ?八十八夜との関係、茶摘みや収穫のタイミングで品質が違う?

新茶は、八十八夜に採れる縁起物とされています^^ では、新茶の時期や季節はいつ頃になるのでしょうか?八十八夜や、茶摘みの時期の違いについても気になりますよね☆
そのため今回は、『新茶の時期や季節はいつ?八十八夜との関係、茶摘みや収穫のタイミングで品質が違う?』をご紹介します!^^

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新茶の時期や季節はいつ?八十八夜に関係が?

出典:http://u0u1.net/PLje

新茶とは、その年の最初に採れたお茶のこと

新茶とは、その年の新芽で作られるお茶のことをいいます。

茶摘みをする時期は一年で4回あり、その中でも年が明けてから初めて採る新芽で作られたお茶が「新茶」と呼ばれます^^

後ほど詳しくご紹介しますが、新茶は「一番茶」と呼ばれることもあります。

新茶の時期、季節

新茶の時期は一般的には5月頃になりますが、地域によって気候が異なるので新芽の採れる時期も少しずつズレています。

新茶の時期を地方別にご紹介します^^

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新茶の時期

  • 鹿児島県・・・3月下旬から4月中旬頃
  • 宮城県・・・4月中旬から5月上旬頃
  • 福岡県・・・4月中旬から5月上旬頃
  • 京都府・・・4月下旬頃
  • 三重県・・・4月中旬から5月上旬頃
  • 静岡県・・・4月中旬から5月中旬頃
  • 埼玉県・・・5月上旬から5月下旬頃

南から暖かくなるので、新茶の時期も南の方が早くなっているのが分かりますね^^
全国的に、春から初夏にかけて、新芽の採れるシーズンになります。

八十八夜の頃に新茶が採れる

八十八夜とは、「立春」の日から「88日目」のことをいいます。

二十四節季では、毎年2月4日頃が「立春」となるので、立春の日を1日目として数えて88日目ということです。
つまり、「立春」が2月4日なら、「八十八夜」は5月2日となるわけです^^

童謡唱歌の「茶摘(ちゃつみ)」に『♪夏も近づく八十八夜~』という歌詞があるように、八十八夜は多くの地域で丁度茶摘みの時期となっています。

新茶と一番茶、他のお茶との違いは?

出典:http://u0u1.net/PLjG

新茶と一番茶は同じ意味

一般的に、「新茶」と「一番茶」は同じ意味で使われます。

先に説明したように、茶摘みをする時期は一年で4回あります。
最初の茶摘みは4月から5月にかけて行われ、その茶葉で作られたお茶は「新茶」や「一番茶」と呼ばれます。

2回目の茶摘みは6月中旬から7月上旬にかけて行われるので「二番茶」、3回目の茶摘みは7月下旬から8月上旬に行われるので「三番茶」、4回目の茶摘みは9月下旬から10月上旬に行われるので「四番茶」と呼ばれます。

また、「一番茶」は、その茶葉で最初にいれたお茶という意味で使うこともあります。
その場合は、2回目に入れたお茶は二番茶、3回目は三番茶となるというわけですね^^

ただ、「その茶葉で何回お茶を入れたか」という時は、「一煎目」「二煎目」「三煎目」という表現の方が一般的です。

一番茶、二番茶、三番茶のお茶の味の違い

一番茶、二番茶、三番茶には、それぞれ味に特徴があります。
一般的に、一番茶は旨味が強く、二番茶は渋みが強いと言われています。

一番茶が一番美味しいというイメージを持っている方も多いでしょうが、渋みのある二番茶の方が好きという人も中にはいます。
三番茶以降はあまり味が良くないので、出荷されなかったり、出荷されても安い値段しかつかなかったりします。

「その茶葉で何回お茶を淹れたか」という意味合いでの「一番茶」「二番茶」「三番茶」では、二煎目、三煎目と徐々にお湯の温度を上げ、お湯の量を増やし、蒸らす時間を短くすると、上手に淹れることができますよ^^

新茶には、製法によって様々な種類がある

出典:http://ur2.link/PZDg

一口に新茶といっても、製法、加工法によって、様々な種類があります。

新茶を使った代表的なお茶の種類をご紹介します^^

  • 煎茶・・・新茶を蒸した後、揉みながら乾燥させたもの
  • 深蒸し茶・・・煎茶よりも蒸す時間を2~3倍長くしたもの
  • 玉露・・・新芽に覆いをかけ、日光を避けて育てたもの
  • 抹茶・・・日光を避けて育てた茶を、蒸した後揉まずに乾燥させ、粉状にしたもの

これらのお茶は全て同じ品種の茶葉からできますが、製法や加工法の違いにより、味や風味の違うものとなります。

緑茶以外でも、新茶はあるのか?

新茶とは、一般的には緑茶(日本茶)のことを指しますが、緑茶以外でも、その年に初めてとれたお茶のことを新茶と呼ぶことがあります。

  • 麦茶・・・5月中旬~6月は、麦茶の原料「大麦」の収穫時期です。
    この頃に採れた麦を使った麦茶を、新茶と呼ぶことがあります。
    この時期の麦茶は特に風味がいいと言われています。
  • 烏龍茶・・・烏龍茶の茶葉は元々は緑茶と同じ品種で、春に新茶の時期を迎えます。
  • 紅茶・・・紅茶の茶葉も、緑茶と同じ品種ですが、世界各地で栽培されているため、紅茶の種類によって時期は違いますが、一年中新茶がとれます。
  • 番茶・・・番茶というのは、品質の悪いお茶(三番茶、四番茶など)のことを指す言葉なので、必然的に番茶に新茶はありません。
  • ほうじ茶・・・ほうじ茶は、一般的に香りの悪い茶葉(新茶ではないもの)を焙煎したものなので、新茶はありません。

緑茶以外でも、その年の最初に採れたお茶のことを、新茶と呼ぶことがあるんですね♪

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茶摘みや収穫のタイミングは?

出典:http://u0u1.net/PLjs

茶摘みのタイミング

お茶は、摘むタイミングによって品質が大きく変わってきます。
また、早めに摘んだ方が品質は良いが収穫量が少なく、遅めに摘むと品質は劣るが収穫量が多くなるという特徴があります。

一般的には、開いた葉の割合が50%~80%のうちに収穫すると良いとされています。

二番茶の収穫は、一番茶の2ヶ月ほど後

二番茶の収穫のタイミングは、一番茶の2ヶ月ほど後になります。

先にも紹介したように、一番茶の収穫の時期は地域によって3月下旬~5月下旬なので、二番茶の収穫は5月下旬~7月下旬ごろということになります。

三番茶の収穫は、二番茶の2~3週間後

三番茶の収穫のタイミングは少し早く、二番茶の2~3週間ほど後になります。

三番茶の収穫は、地域にもよりますが、6月上旬から8月上旬ごろです。

地域や農園によっては、四番茶、五番茶(秋冬番茶)を収穫するところもあります。

茶摘みの時期による品質の違いがある?

出典:http://u0u1.net/PLjB

早くに摘まれた茶の方が、品質が高い

新茶の中でも、早くに摘まれた茶の方が柔らかくて重く、品質が高いものになります。
葉は、成長するにつれて固く、軽くなっていくので、早くに摘まれたものほど、値が高くなります。

ですから、同じ一番茶の中でも早摘みされたものの方が高い価格で取引されています。

一般的に一定の商品価値を持つものは二番茶までで、三番茶以降は「番茶」として格安で売りに出されます。

一番茶と二番茶の成分の違い

旨味の強い一番茶に対して、二番茶は渋みが強いのですが、その味の違いは、成分の違いからきています。

4月から5月にかけて採れる新芽で作られた新茶(一番茶)には「テアニン」や「アミノ酸」などが豊富に含まれており、中でも旨味成分である「テアニン」は、二番茶の約3倍含まれていると言われています。
これが、一番茶が旨味が強いと言われている理由でもあります^^

6月中旬から7月中旬に作られる「二番茶」は、旨味成分であるテアニンは少なくなりますが、一番茶に比べ「カテキン」の量が多いのが特徴です。
渋くさわやかな味が魅力なのは、初夏の日差しを浴びているからですね^^

7月下旬から8月上旬に作られる「三番茶」は、一番茶や二番茶と比べると風味が落ちてしまいますが、血糖値を下げる効果が特に高いといわれています。

三番茶は、血糖値を抑える効果がある

味という面ではあまり評価の高くない三番茶ですが、最近は血糖値を下げる効果があるということで注目されています。

三番茶には、ポリザッカライドという血糖値を下げる役割をする成分が含まれています。

ポリザッカライドは熱に弱いため、水で淹れる「水出し番茶」が高血糖には良いといわれています。

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新茶のおすすめをご紹介


いろいろ選べる日本茶お試しセットです☆
コクと旨みの強い「掛川茶」、香りと清涼感が特徴の「あら茶」、まろやかな甘さが特徴の「かぶせ茶」の3種類です♪
それぞれのお茶を飲み比べて楽しむことができます^^


美味しいお茶のお得な福袋です☆
鹿児島茶、嬉野茶、熊本の美味しいお茶を集めた福袋は、全6タイプからセットを選ぶことができます^^
全て現地仕上げなので、本物の味が楽しめます♪


福岡県内で作られたお茶のブランド「八女茶」です☆
歴史と伝統が作り出す深みのある味わいが魅力です♪
渋くないので子供でも飲みやすく、味が出やすい茶葉の形状なので何度でも同じ茶葉で飲むことができます^^

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4月~5月は新茶の時期です^^ 1年間を無業息災に過ごすためにも、この時期には新茶が欠かせませんね☆
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