二尊院の紅葉の2017年の見頃の時期は？混雑・アクセスや見どころも

京都の嵐山に位置する二尊院（にそんいん）は、本尊に重要文化財の木造釈迦如来立像と、阿弥陀如来立像が祀ってあることで有名ですが、秋になると、紅葉もまた素晴らしい景観を見せてくれます。
2017年の、二尊院の紅葉の見頃の時期は、いつごろでしょうか？見所は、どうでしょうか？
そのため今回は、二尊院の紅葉の2017年の見頃の時期は？混雑・アクセスや見どころもご紹介します！^^

二尊院の紅葉の2017年の見頃の時期は？

出典：https://www.youtube.com/watch?v=02_DyVR_nRc

今年の気温も例年通りなので、紅葉の色づき始めが、11月上旬ごろです。

紅葉のピークを迎えるのは、11月23日の勤労感謝を挟んだ頃です。
その頃は、すべての樹木が、赤や黄色などの秋の色彩に染まり、見る者の目を楽しませてくれます。

12月になると紅葉のピークは過ぎ、樹木たちは冬支度のために落葉し始めます。
その、サクサクとした感触を楽しみながらの、晩秋の二尊院の散策も、また風情があるものです。

二尊院の時間・料金・アクセス

二尊院へ行くには、電車とバスの二つの行き方があります。
電車の場合は、ＪＲ嵯峨野線の乗って、「嵯峨嵐山駅」で下車したら、徒歩で約15分、バスの場合は、ＪＲ京都駅か、四条河原町か、北大路バスターミナルから京都市バスで、「嵯峨釈迦堂前」で下車してから、徒歩約10分ぐらいです。

二尊院の拝観時間は、午前9時から午後4時までです。
拝観料金は、一般は500円、団体割引が300円(30人以上団体割引)、小学生以下は無料となっています。

二尊院の紅葉の2017年の混雑情報は？

出典：http://img.4travel.jp/img/tcs/t/pict/src/27/39/11/src_27391105.jpg?1354372543

二尊院がある嵐山の紅葉は実に見事ですが、紅葉の季節になると、やはり大勢の観光客が訪れます。
最近では外国からの観光客も増え、また、ＪＲ東日本の「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンにおいて京都の嵐山観光が紹介されているので、紅葉のシーズンのピークには、大混雑を覚悟して行かなければなりません。

また、バスノ本数も少なく、京福嵐山駅前（嵐電前）で1時間近く待たなければならないこともあります。
このような交通の便の悪さも、嵐山が混雑する原因の一つになっています。

二尊院の紅葉の見どころのスポットは？

出典：https://www.youtube.com/watch?v=omrFWzwk8T0&t=4s

二尊院は、平安初期の承和8年（841年）に、嵯峨天皇の勅願により慈覚大師が建立した天台宗山門派の寺院です。
二尊院の名前の由来は、釈迦如来坐像(発遣の釈迦)と、阿弥陀如来坐像(来迎の阿弥陀)の二体のご本尊をお祀りしていることから、二尊という名前がつきました。

二尊院の紅葉の見どころスポットは、二尊院がある嵐山の紅葉は実に見事ですが、特に紅葉の馬場と呼ばれる参道のモミジで、総門をくぐった参道で見ることができます。
のた、境内・本堂から無庭園に広がる紅葉のグラデーションの輝きは、この世の者とは思うないほどの美しさで、見る者たちの心を魅了します。

二尊院の紅葉の見どころ1：紅葉の馬場

出典：http://photograph.pro/bin/img/photo/10114628_HD.jpg

二尊院の総門から、広くゆるやかな石段の参道が続き、せり出した紅葉が、それを覆(おお)うようにトンネルを作り出していて、「紅葉の馬場」として、京都屈指の紅葉スポットと言われています。

二尊院の紅葉の見どころ2：勅使門

出典：http://photograph.pro/bin/img/photo/10114657_PH.jpg

真っ赤な紅葉が彩る二尊院の「勅使門」は、気品溢れる風格のある門で、「紅葉の馬場」を通り過ぎた後に振り向いた時のカエデが見事に紅葉し、絶景ポイントになっています。

二尊院の紅葉の見どころ3：八社ノ宮

出典：http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/008/982/91/N000/000/008/145897633539102310178.jpg

総門を入って、紅葉のトンネルを抜けていくと、重々しい八社ノ宮があります。

二尊院の紅葉の見どころ4：本堂

出典：http://photo53.com/img/nisonin13.jpg

二尊院の本堂前には、釈迦如来坐像(発遣の釈迦)と、阿弥陀如来坐像(来迎の阿弥陀)の二体のご本尊がお祀りしてあります。

二尊院の紅葉の見どころ5：龍神遊行(りゅうじんゆうこう)の庭

出典：http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/018/883/95/N000/000/022/132313782190313122472.jpg

二尊院の本堂前の庭は、その昔この地に龍女が住んでいて、正信上人により、解脱昇天した故事をもとに「龍神遊行の庭」呼ばれていて、秋の紅葉が見事なグラデーションを醸し出します。

二尊院の紅葉の見どころ6：寂光園

出典：http://photograph.pro/bin/img/photo/10114673_FHD.jpg

本堂の南側にある石庭は、仏教の浄土の世界を現したものとして、「寂光園」と呼ばれていて、紅葉に石庭のコントラストが秋の日本情緒を感じさせます。

二尊院の周辺の紅葉の見どころスポットは？

清凉寺(せいりょうじ)

出典：https://www.youtube.com/watch?v=GNsbOefK9Q8

国宝の釈迦如来立像が安置されている清凉寺の紅葉は、本堂の裏に美しく広がる庭園の紅葉と、紅葉に飾られる弁天堂が見所です。
とくに、小堀遠州の作と伝えられる「方丈の庭」の紅葉は、そのあまりの色鮮やかさに目を惹かれます。

常寂光寺(じょうじゃっこうじ)

出典：https://www.youtube.com/watch?v=VagfH0AHvvg&t=2s

百人一首で詠まれる小倉山の中腹の斜面にある常寂光寺境内の庭園には、200本以上の楓が植えられていて、秋には山全体が紅葉に包まれます。
楓の他にも、イロハモミジ、オオモミジ、イチョウの紅葉の色づきは鮮やかです。

祇王寺(ぎおうじ)

出典：https://www.youtube.com/watch?v=VRwtfyaMU8M

平家物語にも出てくる祇王寺の紅葉の見頃は、11月下旬から12月上旬で、草庵の中の吉野窓から、うっすらの紅葉の木漏れ日が静かに影を落とします。
祇王寺は、深い林と楓、そして、苔の緑に覆(おお)われたお寺で、茅葺きの山門をくぐれば、平家物語の世界に入り込んだかのような錯覚に陥るかもしれません。

祇王寺については、別の記事で詳しくまとめています☆

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まとめ

二尊院の紅葉の馬場の参道、そして、勅使門は、心が躍る真っ赤に染まった紅葉のトンネルです。
今年の紅葉の見頃の時期は、11月中旬～11月下旬ごろになります。