相手の「ミラーリング効果」を狙った行動に気づいて
うざいし不快な気分。どうしたらいいの?
露骨なミラーリングに気づくと不快で残念ですよね。
今回は、そんな露骨なミラーリングへの対処法を紹介します!
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もくじ
露骨なミラーリング効果はうざい!
ミラーリング効果を露骨に狙った行動は、気づいてしまうと「うざい!」と感じてしまうものですね。
特に好意を持っていた相手が露骨なミラーリング効果を狙ってきたら、好意の気持ちが冷めてしまうこともあるでしょう。
ミラーリング効果を狙った行動として、たとえば以下のような行動が挙げられます。
ミラーリングの例
- 行動をまねする
- 飲み物を飲むと相手も飲み物を飲む
- 腕を組むと相手も腕を組む
- 足を組むと相手も足を組む
- 言葉をまねする
- 「○○したんだ」というと「へぇ~○○したんだ」
- いわゆるオウム返し
例えばあなたが水を飲んだら相手も水を飲み、あなたが腕を組んだら相手も腕を組むなど、いつも同じ行動ばかりだとさすがに気づきますよね。
行動だけではなく、あなたの言葉を「オウム返し」することもミラーリングです。
例えばあなたが「この前映画を見た」というと「へぇ~映画を見たんだ」とわざわざ同じ「映画を見た」というキーワードを入れてきます。
毎度の様にオウム返しされると話が前に進まなくてイラっとするし、逆に「こっちの話をちゃんと聞いてるの?」ってなりますよね。
このような露骨なミラーリング効果を狙った行動をされて困っているあなたに、対処法をご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧いただいて試してみてくださいね。
うざいミラーリングへの対処法①考え方を変えてみる
うざいミラーリングに気づいて嫌悪感を感じてしまうことは、ごく自然な反応ですから、仕方ない面も当然あるでしょう。
でも、ミラーリングというのは、相手に好意を持ってほしい時のテクニックだという点に注目してみてください。
あなたに対する相手の「好意を持ってほしい」という思いの現れとしてミラーリングをしている、と考えることはできませんか?
そう考えると、うざく感じたミラーリングも、「不器用だけど一生懸命のアピールなんだな」と相手がかわいく感じられるはずですよね。
うざいミラーリングへの考え方を変える
- 今の気持ち
- ミラーリングがうざい
- 行動そのものよりも気持ちを考える
- ミラーリングは好意の現れ
- 思いは良いが行動が失敗しているだけ
- 不器用なアピールとして受け入れる
- ポイント
- 考え方を変えて、相手を受け入れられるか?
考え方を変えようと努力しても相手に対する不快な感情が収まらないようなら、相手にミラーリングをやめるように伝える必要があります。
次の項目で、相手に直接ミラーリングをやめるように伝える対処法を紹介しますので、ぜひ試してみてください。
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うざいミラーリングへの対処法②直接伝える
自分が考え方を変えようと努力しても気持ちが収まらないなら、相手に変わってもらうしかありません。
露骨なミラーリングに気づいているということや、それが嫌であるということを、相手に直接伝える必要があるということです。
しかし、強い口調でストレートに伝えてしまうと、関係がギクシャクしてしまうかも知れないので注意が必要ですね。
最初は冗談ぽく、架空の第三者を批判するようにして、それとなく伝えて様子を見てみると良いでしょう。
もしかするとあなたが勘違いしているだけで、相手はミラーリングしようなどと考えていない場合もあるかも知れませんよ。
冗談ぽく伝える例
- さりげなく相手に伝える手順
- 「ミラーリングって知ってる?」
- 「わざとだってわかっちゃうと嫌だよね」
- 「そういう人に限って露骨にやりそう」
- 「そんなテクニックに頼る人は自信がないのかな?」
- 「私そういう人ムリかも!」
このようにさりげなく、相手を批判せずに、「自分は露骨なミラーリングが嫌だ!」と相手に伝わるようにしてみましょう。
また、相手への共感力が高い人などは、テクニックではなく本能的にミラーリング効果を発揮してしまう場合もあるようです。
例えば「八方美人タイプ」の人は共感力が高く、常にミラーリング効果を発揮するので、誰からでも好かれるのかも知れません。
いずれにしても、まずはそれとなく伝えて、少し様子を見てみましょう。
そのうえで意識的なミラーリングであると確信したら、静かな口調でハッキリとミラーリングが嫌だと直接伝えましょう。
ハッキリと伝えても改善されないなら、さらに次の対処法が必要かも知れません。
うざいミラーリングへの対処法③距離を置く
「ミラーリングされるのが嫌!」とハッキリ伝えても、やめないし回数も減らない、改善する気配が感じられないという場合もあるでしょう。
その場合はつまり、対処法①と②を試しても「自分も相手も変われなかった」という段階になったということです。
ここまでの流れ
- 対処法①:考え方を変えてみる
- ミラーリングの行動ではなく気持ちを見る
- 理屈ではわかってもやっぱりムリ
- 自分は変われない
- 次の対処法へ
- 対処法②:直接伝える
- ミラーリングが嫌とハッキリ伝える
- 伝えても相手がやめてくれない
- 相手も変われない
- 次の対処法へ
- 対処法③:距離を置く
「自分も相手も変われなかった」場合どうしたらよいのか、次の対処法で具体的に見ていきます。
結論、自分も相手も変われないのであれば、しばらくの間、相手との距離を置きましょう。
生活習慣や環境を変えて、可能な限り相手に会う機会を減らしてみるのです。
例えばあいさつ程度の関わり合いだけになれば、ミラーリングされて嫌な思いをする機会も減るはずですよね。
ぜひ生活パターンを見直して、相手と距離を置く対処法を試してみてください。
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ミラーリングしてくる相手の心理は?
ミラーリングしてくる相手は、その時どのような心理状態なのでしょうか?
おそらく大半の場合、ネットで知った情報をもとに、ミラーリングの効果を狙って行動しているのでしょう。
ミラーリング効果は心理学用語で「同調効果」とも言い、もともとは、親密な関係で動作や発言が自然に同調してくることを言います。
同調効果(同調現象)とは、無意識に自分の考えや行動を、周囲に合わせて同調してしまう心理効果のことです。
Theory
そして、この同調効果は、非常に強い効力があると知られており、例え周囲の意見が間違えているとわかっている場合でも、それに倣ってしまうのです。
この効果を応用して、反対に動作や発言を同調させると、親密な関係だと脳に錯覚させることが可能だと言われているのです。
つまり、テクニックとしてミラーリングを使うということは、相手はあなたと親密な関係になりたいと願っていることです。
ミラーリングは距離を縮めるテクニック!
一般的に「ミラーリング効果」というと、相手との距離を縮めたい時に使える心理学を応用したテクニックのことを指しますね。
しかし、応用したテクニックに気を取られ、本来の心理的な「ミラーリング効果」の内容を理解していないとトラブルを招きかねません。
ここで、心理学でいう「ミラーリング効果」の概要をもう一度確認しておきたいと思います。
心理的ミラーリングの概要
- 関係が親密になると自然に
- 動作や発言が同調してくる
- 同じ行動をとるようになる
- 同じ言葉を使うようになる
関係が親密になると動作や発言が次第に同調してきて、無意識のうちに鏡のように同じ動作や同じ言葉をお互いに使うようになってきます。
ミラーリングはそれを逆に応用し、動作や発言を同調させて親密な関係だと感じさせるテクニックだということですね。
過度なミラーリングは逆効果
ここまで読まれたあなたはすでに十分理解していると思いますが、過度で露骨なミラーリングは逆効果であると、改めてお断りしておきます。
ミラーリングを試される場合は、相手に配慮して、相手が不快に感じない程度に留めるようにしましょう。
関係が親密になってくると、相手に共感して同調するので同じ動作が多くなってくるのが本来のミラーリング効果です。
相手に好意を持ってもらいたいという気持ちはわかりますが、意識的に同じ動作や発言をしていると、どうしても不自然になってしまいますよ。
過度なミラーリングは逆効果になると、肝に銘じておきましょう。
では、どうしたら自然なミラーリングができて、相手との距離を縮めることができるでしょうか?
その方法は、相手に「共感」すること。
動作そのものよりも相手の感情に意識を向けると、うわべだけではない自然なミラーリングになってきますよ。
ミラーリングはビジネスにも応用できる!
ミラーリングは恋愛や友人知人の人間関係だけでなく、ビジネスの場面でも応用できます。
特に営業などのビジネスにおいては、初対面の相手に良い印象を持ってほしいですし、「この人と気が合いそう!」と感じてもらいたいものですよね。
そのような場面でも、ミラーリングは効果を発揮します。
例えば自分が客側で、初めて会う営業の人なのに「話しやすい人だな」「相談しやすい人だな」と感じたことはありませんか?
話していくうちに出身地や趣味に共通の項目を見つけ、共感しながら自然なミラーリングをされたら、すっかり打ち解けてしまいますよね。
ここで、直接お客さんの家に訪問する場合を例にとり、自然なミラーリングを考えてみましょう。
自然なミラーリングの例
- 会話のきっかけ
- 「何のお仕事をされているんですか?」
- 「お子さんはいらっしゃるんですか?」
- 「ご実家はどちらですか?」
- 相手の答えに共通の項目を見つけ共感する
- 「親戚がその仕事をしています。大変ですよね。」
- 「いとこがそのくらいで…かわいいですよね。」
- 「親戚がその近くにいます。いいところですよね。」
- 話している相手の感情に合わせてミラーリングする
- 相手が笑顔なら自分も笑顔
- 手を前に組んだら手を前に組む
- あくまでもさりげなく自然に
- 全部ミラーリングはやり過ぎ
ポイントは、いきなり最初から露骨にミラーリングをしないということです。
初対面で打ち解けるためには時間やきっかけが必要なはずですが、いきなりミラーリングしてしまうと、脳が親近感よりも違和感を感じてしまいます。
そのため、共通点をきっかけとして共感が生まれ、同調してミラーリングしていくという自然な流れを意識すると良いでしょう。
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【まとめ】うざいミラーリング効果には適切な対処をしてみよう!
今回は、ミラーリング効果を狙った露骨でうざい行動への対処法やミラーリングをする心理について紹介しました。
ミラーリング効果はもともと、親しい間柄である人たちの言動が自ずと同調してくるというものでしたね。
そのミラーリング効果を露骨に故意に狙ってしまうと、相手に不快な思いをさせたり、相手から不快な思いをさせたりして、人間関係のトラブルに発展しかねません。
「露骨なミラーリングがうざい!」という方は、ミラーリング効果へ対処法や利用法を身に付け、良い人間関係を築くのに役立ててくださいね!
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