健康

風邪で温泉に入ると治る・悪化する?効果と効能や症状別の注意点も

冬は、いろいろな原因で風邪をひきやすくなりますね!^^;
そんな冬は『温泉』に入ることで、身体の免疫を高め、風邪に強くしてくれます!
では、風邪の時には温泉は入っていいのでしょうか?風邪は治るのでしょうか、それとも悪化するのでしょうか?また、その効果も気になりますね!
そのため今回は、風邪で温泉に入ると治る・悪化する?効果と効能や症状別の注意点もご紹介します!^^

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風邪で温泉に入ると治る・悪化する?

出典:https://www.ac-illust.com/

風邪の時に温泉に入ってもいいか:症状によります。

風邪といっても、症状の重さから、症状の種類まで、多様多種にわたります。
鼻風邪から、高熱でうなされるような風邪まで、色々な種類がありますね。

そのため、風邪の重さ別、症状別に入っていいのか、その効果をご紹介します!

軽微の風邪の場合は?

症状が比較的軽い風邪の場合、温泉に入ると、症状を緩和したり、早く治癒する可能性があります。
温泉が血行を促進して、新陳代謝を促します。

浴室の水蒸気は、喉に適度の湿りを与え、鼻のつまりも軽くしてくれます。
湯船にゆっくり浸かっていると、筋肉がこわばっている場合は、ほぐしてくれます。

風邪で発熱する時は、皮膚にはジットリと汗もかきます。
温泉の湯船に浸かって、皮膚を清潔にすることで発汗作用もスムーズに働き、細菌類やウイルスに対する免疫力も格段に高まります。

温泉で体温が上がってくると、体は熱を逃がそうとして、解熱剤よりもゆっくりと体温を下げることが可能です。
ただし、疲労感が出るほどの長時間の長湯や、温度が高いお湯は、逆に体力を消耗してしまうので、注意してください。

体が冷ないよう湯冷め防止のために、風邪をひいている時には、急いで体を乾かして、洋服を着るようにしましょう。
特に、シャンプーは控えるか、髪の毛が濡れていたら、ドライヤーでしっかり乾かしてから休むようにしましよう。

重症の風邪の場合は?

温泉に入ったら、風邪が治るどころか、逆に症状を悪化させる場合もあります。
特に、38℃以上の熱があるとき、悪寒がひどいとき、めまいや頭痛がつらいとき、全身の倦怠感があり動くのもつらいなどのとき、嘔吐や下痢がひどいときには、絶対に温泉に入ってはいけません。

風邪症状は、その他の様々な病気の初期症状だったりしますので、今出ている症状が、肺炎をはじめ呼吸器系疾患、また肝炎や癌の初期症状なのかもしれません。
もし、身体がそういう状態にあるとき温泉に入るのは、それらの持病を悪化させることにもなりかねません。

また、温泉に入ることによって体力を消耗し、かえって風邪を悪化させる原因にもなりますし、さらに、他人に風邪を移してしまう可能性もあるのです。
風邪はウィルスの感染ですから、そういう意味では、一般的に温泉入浴は禁じられています。

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風邪の症状別に温泉に入っていいか、その効果も

どんな症状の時に、温泉に入っても良いかどうかを見ていきましよう。

頭痛

発熱がない頭痛の場合には、温泉に入っても大丈夫です。
温まることで血管が拡張し、血流がよくなり、頭痛を緩和します。

風邪ウィルスは、熱に弱い種類が多いので、温泉に入ることで効率的にウィルスを排除することができます。
また、体の清潔も保てるので、身体のウィルスや新しいウィルスも入ってきにくくなります。
ただし、頭痛の症状が軽度な場合や引き始めで体力に余裕がある時にしましょう!

鼻水

温泉の水蒸気で、鼻づまりが緩和します。
温まることで血管が拡張し、血流がよくなり、鼻水が出るのを緩和します。

喉の痛み

温泉の水蒸気が、喉の痛みを緩和します。
温まることで血管が拡張し、血流がよくなり、喉の痛みを緩和します。

関節の痛み

発熱がない関節の痛みの場合には、温泉に入っても大丈夫です。
温まることで血管が拡張し、血流がよくなり、関節の痛みを緩和します。

発熱

熱がある場合には、温泉に入ってはいけません。
特に、高熱が出ている場合に温泉に入るのは危険です。

咳が出る場合は、温泉の水蒸気が、咳を緩和しますが、咳がひどい場合は、たとえ発熱がなくても、温泉に入るのはやめておいたが良いかもしれません。
他に温泉に入っている方に、風邪をうつす可能性もあるからです。

インフルエンザ

インフルエンザにかかっていたら、温泉に入ることは、絶対にお勧めできません。
症状をこじらすばかりではなく、インフルエンザを蔓延させてしまう可能性もあるからです。

風邪の時に温泉に入る効果は?

風邪をひいている時に温泉に入ることで、低下した身体の免疫力を上げることができます。
その主な効果は、「血行促進」と「発汗作用」です。

血行促進

温泉に入った時には身体中が温まり、筋肉の緊張も和らげられて血管の拡張が促(うなが)され、血行の流れが促進されます。
また、お風呂場は水蒸気が立ち上り、湿度が高く、喉や鼻の保湿対策に効果的で、ウイルスの活動を抑える環境ができていますので、血行が良くなった状態で喉や鼻の不調もかなり緩和されるはずです。

発汗作用

風邪をひいて、多少熱っぽくなると、全身にジトっと嫌な汗をかくことがあります。
そういう時に温泉で暖まると、発汗作用が促進されることで嫌な汗も毛穴から流され、さらに汗をかくことで、皮膚を清潔に保つことができます。

免疫力が上がる

もう一つ、温泉の湯船にゆっくり浸かり体温を上げることで、身体の免疫力を飛躍的にアップさせることができます。
例えば、平熱が低体温の人は必然的に免疫力が低下していて、体温37度を基準にすると、1度体温が低下するごとに、免疫力は30%も落ちることが研究により分かっています。

もし、免疫力が低下していれば、体内に侵入した風邪のウイルスに対して抵抗することができないため、当然、風邪も引きやすくなります。
体温が1度上がると、免疫力が5~6倍増加するので、温泉にゆっくり浸かり免疫力が高くなれば、それだけ抵抗力も上がり、風邪ウイルスを撃退することができるのです。

風邪の時にお風呂はなぜダメと言われているの?

昔から、風邪をひいたらお風呂に入るなと言われます。それは、なぜなのでしょうか?
外国では、そのようなことを言われることはないそうです。

ということは、日本独自の考え方のようです。
昔の日本の一般家庭では、家の中に風呂があるという場合が少なく、大体はお風呂は外に入りに行くという風習だったそうです。
そのため、お風呂の行き帰りに体が冷えて、風邪の症状を悪化させるというのが一般常識だったようで、その風習が残った知識ではないかと思われます。

でも確かに、体力が消耗している時や、重症の時は入らない方がいいですね^^;

風邪のときの適切な温泉の温度は?

風邪をひいている時に適した温泉の入浴温度は、41度です。
体温を1度上げれば免疫力が5~6倍増加するなら、もっと暑い温度でもいいのではと思ってしまいますが、それは違います。

湯船の41度という温度は、身体が適度に温まり、長時間入っても、身体への負担も比較的少ない温度です。
入浴時間は、だいたい20~30分ぐらいを目安にするといいでしょう。

風邪の時に、無理やり体温を上げようとして温度が高い温泉に入ったとしても、その熱さに耐えるために筋肉が硬直して血管が収縮するため、逆に血流が悪くなり、血圧が上がり、心臓への負担も大きくなります。
ですから、風邪の時には暑すぎる温泉は避け、適度に温まるということを念頭に置くようにしましよう。

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まとめ

風邪をひいた時、温泉に入ると免疫力がアップされて、風邪の症状が緩和される可能性があります。
しかし、熱が高かったり症状が重い場合には、温泉に入ってはいけません。

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