今回はカブトムシの餌についてです。カブトムシというとスイカが思い浮かびますが、実際のところ、スイカはあげて大丈夫なのでしょうか?
そのため今回は、カブトムシの食べ物・餌は?スイカはだめか、あげていい物・悪い物は?をご紹介します!^^
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もくじ
カブトムシにあげていい食べ物・餌は?大好きなのは?
出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/735609
昆虫ゼリー
最近ではカブトムシにあげる食べ物として、昆虫ゼリーが最もポピュラーになっています。
手軽で保管もしやすいので、利用される方が多いんですね。
昆虫ゼリーと言っても大きくは2種類あり、見た目が透明な黒糖ゼリータイプと濁ったような色の高たんぱくゼリータイプがあります。
もっと細かく分けると沢山の種類があり、価格もピンからキリまであります。
この昆虫ゼリーは1袋に30個から50個ほど入っているタイプが多く、普通のカブトムシ1頭であれば、1袋で2か月程度はもちます。
ちなみに価格は安いものだと30個入りで200円ほどのものもあり、栄養がある上に、コストも抑えられて魅力的です。
昆虫の体内から活動を活発化させるグルコースや、符節取れ・生殖能力の要になるガラクトースを豊富に含み、トレハロースや各種ビタミンをバランス良く配合する事により、産卵・長寿を可能な限り引き出せるように研究開発した究極のゼリーです。
昆虫にとって必要な栄養素を特殊配合したハイグレードゼリーで嗜好性も高く、食いつきはバツグン!
☆ホワイトタイプは、産卵促進・産卵数アップを考え栄養配分を調節しました。
☆レッドタイプは、樹液成分をメインに栄養配分を調節しました。
こちらは、ゼリー薄皿広口タイプ☆
クワガタのオスや大型のカブトムシも食べやすい!
硬め仕上げで液垂れしにくく、使いやすいのもポイントです。
野菜・果物
昆虫ゼリーが登場する前のカブトムシの食べ物といえば、やはり最も多かったのは野菜や果物で、中でも多く与えられていたのはリンゴやバナナです。
その他には、サトウキビやトウモロコシ、トマトなども、野外のカブトムシはよく食べます。
バナナは特におすすめです。
バナナは栄養価が高く、適度に水分を含んでいることと、果物の汁が飛び散らないので飼育スペースも清潔に保てます。
ただ、一度にたくさんあげると腐ってしまうので、2㎝程にカットをしたものをカブトムシ1頭につき1カットあげるようにしましょう。
バナナは価格も安定していて、コストを抑えられるという点でもオススメです。
高タンパク質の食べ物
昆虫ゼリーや野菜・果物以外では、加糖されたヨーグルトや牛肉の脂身なども食べます。
特に、産卵前のメスは動物性のタンパク質を必要とするため、このような食べ物も好んで食べます。
ちなみにカブトムシに限らず、昆虫の多くは産卵前に動物性のタンパク質を欲しがる傾向にあります。
手作りの食べ物
自分で作った餌をあげることもできます。
黒砂糖と焼酎、はちみつを使って簡単に作れますので、かわいいカブトムシに食べ物を手作りしてあげるのもいいですね。
作り方は、水200mlに黒砂糖を100gほど混ぜ、鍋で煮込んだ後に焼酎を100mlとはちみつを大さじ2杯入れて混ぜるだけです。樹液に近い状態のものができるので、カブトムシも喜んでくれますよ。
簡単に作れますので、一度挑戦してみてはいかがでしょうか。ちなみにこの餌は昆虫を捕まえに行くときにも使えるので、試してみてください。
また、バナナとヨーグルトをミキサーで混ぜたものもオススメです。
手軽に作れることと、産卵前のメスならバナナの栄養とヨーグルトのタンパク質が摂れるのも良いですね。
カブトムシはとても食欲が旺盛な昆虫です。
とはいえ、なんでも与えていると体調を崩してしまったリ、おしっこの量が増え過ぎてしまい、飼育するスペースが不衛生になってしまうこともあるので注意が必要です。
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カブトムシにあげてはだめな食べ物・餌は?嫌いなのは?
出典:https://pepy.jp/4994
水分が多い野菜や果物
水分が多い果物などはカブトムシのおしっこが増え、飼育スペースが不衛生になってしまうのでおすすめできません。
特にきゅうりは水分が豊富ですが栄養価は低いので、カブトムシは弱ってしまいます。
はちみつ
はちみつは糖分が高く、よく食べますが糖分が高すぎるために固まりやすく、カブトムシの体内で固まってしまうと死んでしまいます。
また、もしも口のまわりで固まってしまうと、それ以降食べることができなくなります。
この場合も死んでしまうことがあるので注意しましょう。
ちなみに、はちみつを原液のまま与えるのはNGです。
水で薄めたりしてあげるようにしてくださいね。
カブトムシにスイカはだめ?その理由は?
出典:https://www.photo-ac.com
カブトムシにはスイカと思う人も多いのでは?でも実は、カブトムシにスイカを与えるのはあまり良いことと言えません。
実際、カブトムシはスイカを好んで食べますが、スイカは水分が多いものの栄養価は低く、カブトムシの食べ物としては適していません。
さらに夏場は腐りやすいという理由でもおすすめはできません。
食べてすぐ死ぬようなことはないでしょうが、水分が多いためにお腹を壊すこともあるので、主食として与えるのには適していません。
それでもスイカを与える時は水分が多い赤い果肉部分を切り落とし、皮に近い部分だけを与えるようにしましょう。
そしてあまり食べていなくても、腐ってしまうまえに回収してください。
スイカがだめな理由は、別記事でも詳しく紹介しています☆↓↓↓
■カブトムシにスイカはだめ?その理由やあげていい食べ物・餌は?
その他の食べ物
カブトムシは、乳酸菌飲料を水で割ったものも好んで食べます。
ただし原液は糖分が多すぎるので、そのまま与えるのはNGです。
水で薄めた乳酸菌飲料を脱脂綿に含ませて与えれば大丈夫ですが、ただこれも腐りやすいので、あまり長い時間置いておくのは避け、早めに回収しましょう。
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餌を与えても食べないときは?
出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1146723
カブトムシが餌を与えても食べない場合、羽化後すぐの成虫であれば、餌を食べないので心配いりません。
しかし、餌を食べ始めた後に突然食べなくなってしまったら要注意です。
この場合はとても残念なことですが、カブトムシが弱ってきている可能性が高いと考えられます。
弱ったカブトムシをそのまま放置すると、徐々に衰弱して死んでしまう可能性もあります。
そんな時、ちょっとした裏技があるのをご存知でしょうか。
なんだかウソのような話ですが、弱ったカブトムシにユンケルを与えるというのです。
脱脂綿にユンケルをしみこませて吸わせると元気になるというのが、カブトムシのブリーダーさんたちの中では定説になっています。
この時に使うユンケルは安物ではなく、1本1000円以上の物を選ぶのが大切です。
1000円でかわいがっているカブトムシの命が助かるのなら、安いものですよね☆
カブトムシが食べる餌の量
カブトムシは、昆虫ゼリーで換算して16gほどのゼリーを1日で食べます。
産卵前のメスは、それ以上に食べます。
クワガタなどと比べ、カブトムシはかなりの大食いといえます。
カブトムシに餌は必要か?
出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/514386
カブトムシに餌は必要かということについて、実際にあったというお話を紹介します。
その方はカブトムシのペアを大きな衣装ケースで飼育していましたが、倉庫の中で飼育をしていたためにカブトムシの存在を忘れてしまい、3年ほど放置してしまいました。
3年後に倉庫の中を整理しているときにたまたまケースが目に入り、中を開けてみたところ、なんとカブトムシの成虫が生きていたというのです!
最初は3年間も長生きしたのか?と思ったものの、実際カブトムシは数ヶ月しか生きることができません。
そのためペアだったカブトムシが卵を産んで成長し、また卵を産んでと繰り返し、飼い主さんが目にしたのは初代から何代目かの子孫でした。
このことから、カブトムシは餌を与えなくても生きていけるだけの生命力があると考えられます。
ただ、いろいろと良い環境が重なったとも考えられるので、実際はちゃんと餌を与えないと長生きできません。
飼った以上はしっかりと餌を与えてかわいがってくださいね。
まとめ+関連記事
カブトムシに限らずどんな生き物もそうですが、ちゃんと合った餌を正しく与えて、健康に長生きさせてあげましょうね。
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