イカやタコですが、実は血があるんですが、何色がご存じですか?
あまり見たことがないと思いますが、生きているものをさばくと見えにくいですが流れているんです!
しかし、実は赤色ではないんです!!! なんと驚きですね!
では何色なでしょうか?
そのため今回は、イカ・タコの血液は青色?その理由は、ヘモグロビンとヘモシアニン?おいしい通販のおすすめもご紹介します!^^
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イカやタコの血液色は?
出典:http://www.taringa.net/posts/imagenes/19082652/Pulpos.html
イカやタコも生物なのでもちろん血は流れていますが、それを陸の上で確認する事はとても難しい事です。
結果から言ってしまえば、イカやタコの体内を流れる血液は、実は基本的に“無色透明”だからです。
イカやタコを調理している最中、血が流れていないように見えるだけと言うことなのです。
新鮮な赤身の生肉をお刺身で食べる時と同じように、イカやタコをお刺身で食べる際透明に見えるのは、もともと血液に“色がついていない”ということです。
生きているイカやタコの血液の色は?
出典:出典:http://app.m-cocolog.jp/t/typecast/29697/31002/71141769
ちなみに、いつでも無色透明という訳ではなく、生きているイカやタコの血液にも普段はちゃんと色があります。
それでは、スイスイと海の中を泳いでいるイカやタコの体内を流れる血液はどんな色をしていると思いますか?
それは、海のように“青い色”をしているのです。
エイリアンのような青い血が
出典:https://www.youtube.com/watch?v=qaFFH1nBkls
(※タコをさばく動画が流れますので、グロが苦手な人はご注意ください。)
画像の紹介になりますが、穫れたてすぐの生タコを実際に捌くと青い血が流れます。
一瞬ですが、足のつけ根中心部から青い血液が流れます。
これは、本当に新鮮の意味で生きたまま穫れたてということです。
映像は、まるでエイリアンのように触手が動いていますが、食べるとめっちゃ美味しいですよね!^^
どうしても青い血を見たい人は
出典:http://app.m-cocolog.jp/t/typecast/29697/31002/71141769
釣ったばかりのイカやタコを、その場で刺身にすれば青い血を見ることも出来ると思います。
もしくは、船内冷凍をした産地直送のお取り寄せをすれば、青い血液を確認する事も出来ることでしょう。
ちなみに、どうしても“青い血”を見てみたいという方は、過酸化水素水を生のイカやタコにかけると、血管の中にのこった血液と反応して青色へと変化するようです。
勇気のある方は、一度試してみてはいかがでしょうか?
イカやタコが、キレイな青色へと変化する様子が見れるそうです。
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イカとタコのような青い血液と赤い血液で違う理由は?
生き物全てが赤い血を流しているわけではないという事を知った上で、何がどう違うと色が変わるのかについて説明します。
生き物は大きく二つに分類分けされる
出典:http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4889803.html
世界の様々な生き物は、背骨を含めた骨(脊椎)が有るか無いかで大きく二つに分けることが出来ます。
背骨など、多くの骨で形作られている生物を“脊椎動物”。
逆に、骨が無く違う形態で体を構成している生物は“無脊椎動物”となります。
基本的に、“脊椎動物”の血液は“赤い色”をしており、“無脊椎動物”の血液は“青い色”をしています。
遙か昔のカンブリア紀の頃、進化の分岐点があったとされ、そこで骨を持つ者と持たない者に分かれたようです。
無脊椎動物の中でも
“無脊椎動物”の中でも軟体系と甲殻系と様々な形で進化しています。
軟体系は、イカやタコなど触手で獲物の捕獲や、移動手段として進化している生物の事を指します。
甲殻系のエビやカニなどは身を包む固い甲羅を使い、外敵から身を守ると同時に他の生物への攻撃手段とします。
血液成分の違い
“脊髄動物”と“無脊椎動物”で血液の色が違うのは、体を巡る酸素を運ぶタンパク質の核となる成分が違う為に起こる現象になります。
脊髄動物の血液
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%84%8A%E6%A4%8E%E5%8B%95%E7%89%A9
まずは、脊髄動物の体内で酸素を運搬する能力を持っているタンパク質ですが、皆さん一度は聞いたことがあると思います。
それは、“ヘモグロビン”という成分です。
この“ヘモグロビン”の核となっている成分は“鉄”です。
酸素は、“ヘモグロビン”の中の鉄にくっついて体の各所へ運ばれていきます。
酸素と鉄が結合すると、赤い色をした“酸化鉄”へと変化します。
さらに、“ヘモグロビン”自体に元々赤い色素成分を含んでいる為、我々人間はもちろん、アジやマグロなどの血液は赤い色をしているのです。
無脊椎動物の血液
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E8%84%8A%E6%A4%8E%E5%8B%95%E7%89%A9
そして、無脊椎動物の体内を巡る酸素を運搬するタンパク質は、“ヘモシアニン”と呼ばれる成分になります。
この“ヘモシアニン”は、銅を核としている為、酸素を体中へ運搬する際“酸化銅”となって全身に行き渡ります。
酸素と結合した銅は、青い色をした酸化銅へと変化していくので、血液の色も“青い色”になるのです。
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海の中と陸の上で血液の色が違う訳
“ヘモグロビン”も“ヘモシアニン”も、血液内で全身に酸素を運ぶ役割を持っています。
分かり易く説明すると、2種類のタンパク質は酸素を各部へ届けますが、結合した酸素を配った後、もう一度酸素を運ぶために酸素貯蔵庫のような場所へ戻る際、酸素を含んでいない状態になる為、鉄を核とする“ヘモグロビン”は赤黒い色へ、銅を核とする“ヘモシアニン”は透明な色に戻ります。
以上のことから、酸素を運んでいない状態の“ヘモシアニン”の色素は透明なので、イカやタコのお刺身が青色ではないという理由になります。
“ヘモシアニン”の特徴
少し難しい話になりますが、血液成分として、“ヘモグロビン”はタンパク質+金属(鉄)+色素(赤)で構成されています。
そして“ヘモシアニン”は、タンパク質+金属(銅)で構成されています。
この事からも、“ヘモシアニン”が体内で血液の一部として流れるイカやタコといった無脊椎動物の体は透明となっているのです。
あとは白い筋肉と赤い筋肉で身の部分の本来の色味が関係しているので、身が白いイカのお刺身は半透明のキレイな白身となります。
ちなみに、1つの鉄原子は1つの酸素原子とくっつく事しか出来ないのですが、1つの銅原子は2つの酸素原子と一緒になることが出来ます。
その為、“ヘモシアニン”を持つイカやタコは体中にたくさんの酸素を取り込むことが出来るのです。
いわゆる“化学反応”
全身を巡る血液は、何かしらの金属と酸素がくっつくことで全身へ酸素を運びます。
金属は“酸化”する性質をもっており、銅で出来た10円玉の腐食や、遺跡などから発掘された銅製の埋蔵品が青い色をしているのは、銅が酸化して酸化銅となっているからです。
“ヘモシアニン”は血液中で酸素を運んでいる時だけ青い色へと変化し、呼吸で体内を巡っている酸素と結びつく事で化学反応を起こし“酸化銅”となっているのです。
青い血を流すイカやタコを見たことがない?
とはいえ、どれだけ新鮮な生タコやイカ刺しであっても、目の前に出てきた刺身に青い色がついているところを見たことがないという方が殆どだと思われます。
そもそも、酸素を運ぶ役目を持った成分なので、刺身の状態では酸素を運ぶ理由がないので酸化銅になっていないのです。
しかも、“ヘモシアニン”は元々無色透明なので、ぱっと見ではわかりません。
青い血液・赤い血液に関する豆知識
名前が似ているインクの“シアン”とタンパク質の“ヘモシアニン”
コピー機でよく耳にする“シアン”という色があります。
これも“ヘモシアニン”同様、銅由来の成分で作られているのです。
イカの心臓は3個もある
“ヘモシアニン”は酸素を多く運ぶ事が出来る事は説明しましたが、実はイカはたくさんの酸素を必要としているのです。
酸素で動く臓器の一番大事な部分といえば心臓ですが、イカの心臓は全部で3個あります。
ちなみに、メインで使用する触手は長い2本です。
この触腕(しょくわん)と呼ばれるメインの2本に加え、残りの8本ある足を自在に操っているので、血液がたくさん必要になります。
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イカ・タコのおいしい通販のおすすめを紹介
色々と難しい事を説明してきましたが、なにはともあれ生イカやタコが美味しい事に違いはありません。
最後に、通販でお取り寄せ出来る極上の一品を紹介します。
日本海産スルメイカ
瞬間冷凍された日本海産の穫れたてスルメイカを2kgも堪能出来るセット。
船の上で急速凍結してあるので、鮮度は抜群。
産地直送なので、釣りたてのおいしさがご自宅に届きます。
北海道から自慢の釜揚げタコ
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キズタコと呼ばれる訳あり商品ですが、本来市場に出回らない一級品の味や鮮度をそのまま食べられる贅沢品。
魚問屋が送る大人気のイカセット
青森は八戸の穫れたて新鮮なイカを船内凍結。
姿そのままの新鮮なイカは、自宅でオリジナルの塩辛を作る事も出来るのです。
漁師メシでしか味わえないような、肝を使った肝醤油でイカそうめんが食べられる贅沢な一品。
まとめ
イカ・タコの血液が青色とは驚きでしたね! ちょっとエイリアンっぽくて不気味でしたが、食べると超美味しいので大丈夫ですね!笑
上の通販もかなりおいしくておすすめなので、是非見てみてください☆
また、個人的にはイカとタコがこうだったので、深海魚の血液とかも気になってきました!機会があったら紹介していこうと思います!^^
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