ハロウィンコーナーが作られると必ず目に付く多くのかぼちゃ達ですが、実はかぼちゃの前は『かぶ』だったのはご存知でしたでしょうか?驚きですね!
では、いつから『かぶ』ではなくかぼちゃだったのか、何故かぼちゃになったのか等色々気になる点がありますね!
そのため今回は、ハロウィンはカブがかぼちゃの前のもともとの野菜だった?由来・意味・起源や、通販の人気の商品もご紹介します!^^
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もくじ
ハロウィンはカブがかぼちゃの前のもともとの野菜だった?
出典:https://matome.naver.jp/odai/2141164919053139201/2141165535160896703
あのかぼちゃの名前は“ジャックランタン”と言って、“ジャック・オー・ランタン”伝説というお話が元であの形になっています。
そして、一般的にかぼちゃのおばけに似せて作られていますが、元はかぼちゃではなかったのです。
まずは、かぼちゃになる前はどんなモノが使われていたのかという点を紹介します。
ハロウィンと言えばかぼちゃの照明
ここ数年で、大人気イベントとなってきたハロウィンですが、ザ・ハロウィンと言えるほど必要で、あって当たり前のモノといえば、大きなかぼちゃがくり抜かれた照明です。
照明のランタンという扱いになり、“スカルパンプキン”もしくは“ジャックランタン”と呼ばれています。
さらに、そのかぼちゃで出来たランタンを持ったおばけを“ジャック・オー・ランタン”と言って、ハロウィンでは一番必要で有名なおばけです。
ハロウィン発祥の地ヨーロッパで使われていた野菜は『かぶ』だった?
出典:http://www.newstalk.com/Forget-pumpkins-and-go-back-to-our-roots-with-Irish-turnip-JackoLanterns
ハロウィンはアメリカの仮装を含めたお祭りと思っている方も多いと思いますが、元々はヨーロッパ地方のケルト人が崇拝していたドルイド教の風習として行われていた行事が起源となっています。
秋の収穫祭としてドルイド教の諸聖の日に行われていた行事を、同じ暦だったキリスト教の万聖節として引き継がれ、それが今でも行われているのです。
ただ、元々の発祥とされるドルイド教と、現在の世界的に有名なハロウィンでは一つ大きな違いがあります。
それは、お馴染みのかぼちゃで出来たジャックランタンが、ドルイド教では“カブ”が用いられていたのです。
アメリカで『カブ』から『かぼちゃ』に変わった
出典:https://specialdeals.pw/1127.html
大きなかぼちゃをくり抜いて使う方法はアメリカで発展した形式です。
アメリカ式になる前、元々はカブが使われていました。
なので、現在の一般的に知られているハロウィン自体が、実はアメリカ式でヨーロッパからアメリカにこの風習が渡った時に、カブからかぼちゃへと変化し世界中へと広がっていきました。
起源となった大きなカブは存在していない?
そんな大きなカブがあるのかと、疑問を持つ方も多いことでしょう。
実は、そんなカブはないんです。
と言うのも、ハロウィン発祥の地でヨーロッパの北部にあるアイルランドで“カブ”と呼ばれている植物があり、それが伝説でも用いられたと言われ今でも伝えられているのです。
大きなカブの正体は『ルタバカ』
出典:https://matome.naver.jp/odai/2144164852448572201?&page=1
伝説で登場する“カブ”とは、“ルタバガ”と呼ばれる作物です。
本来植物のカテゴリーとして、ルタバガはカブではないのですが、形状がカブに似ている事から現地では“カブ”と呼ばれています。
アブラナ科アブラナ属と実り方など同じように思えるのですが、植物的には違うようです。
日本でも、“カブラ”や“西洋カブ”と呼ばれ、一般的なカブと少しだけ品種の扱いが違います。
ですが、実はカブもカブラも漢字で書くと“蕪”と同じなので、細かいことは気にせず“カブ”で良いのではないかと思われます。
ルタバガとは
ルタバガは、アイルランドやイギリスでよく知られる作物の一つです。
日本のカブと違い大きく育つので、手持ちのランタンくらいの大きさにもなるようです。
この起源とされるカブで出来たジャックランタンですが、出来上がりの見た目が驚く程グロテスクで恐い顔をしています。
しかし、あくまで魔除けとしての効果があるとされています。
そして、そのカブをくり抜いて作られるジャックランタンの由来となる伝承が伝えられています。
ジャック・オー・ランタンの伝説
ハロウィンで用いられるジャックランタンを灯すきっかけとなったお話が、“ジャック・オー・ランタン”の伝説です。
後ほど、“ジャック・オー・ランタン”と言うお話がどう繋がっていくのかを紹介します。
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ハロウィンがカブからかぼちゃになった理由・由来は?
出典:http://www.onionboz.com/hpgen/HPB/entries/113.html
かぼちゃが実はカブだったのですが、何故いつからかぼちゃになってしまったのかという点について紹介します。
ハロウィンで、カブからかぼちゃになった理由・由来1:アメリカではカブがとれなかった
カブからかぼちゃになった大きな理由として、それは各国で栽培されている野菜が違う事が原因の一つとなっています。
歴史的にも大発見とされる新大陸(アメリカ大陸)の発見ですが、その後多くのヨーロッパの人達がアメリカ大陸へと渡りました。
もちろん、多くのアイルランドの人々もアメリカへ移住して行きました。
その移住が一気に多くなるきっかけとなった事件は、1800年頃アイルランドをジャガイモ飢饉という食料問題です。
食べるモノや疫病で困った多くのアイルランド人が、さらにアメリカ大陸へと移住する事になったのです。
アメリカに移住してきたケルト人は、今までのようにハロウィンを行うつもりだったのですが、ここで一つ大きな問題が発生しました。
それは、アメリカではカブが殆ど栽培れていなかったのです。
カブが手に入らない時に思いついたのが、アメリカで一般的によく収穫されていたかぼちゃを使う事でした。
そして、かぼちゃをつかった現在のような形式のハロウィンへと変化していきました。
カブからかぼちゃになった理由・由来2:かぼちゃは大きく、ランタンへの加工もしやすい
かぼちゃはよく採れる作物の一つとして入手し易かった事と、ランタンへの加工もし易かったので、その後も継続的に使われるようになりました。
かぼちゃもハロウィンに適した大きく育つ品種が用いられるようになり、アメリカで行われるハロウィンではかぼちゃはカブの代わりに主役へとなっていきました。
ということで、ジャックランタンかぼちゃを使うようになったのはアメリカが最初だったのです。
イギリス北部に位置するスコットランドでは、今でもハロウィンでカブが用いられているようです。
ヨーロッパでは、カブを使っている所もあるんですね!
ハロウィン=かぼちゃをイメージが広まった理由は?
出典:http://neta-net.net/disney-halloween-costumes
現在のように、世界中でハロウィンにかぼちゃが使われるようになった一番の理由は、やはりディズニーの影響大きいのではないでしょうか。
かぼちゃでできた“ジャックランタン”、顔だけのかぼちゃのおばけが登場したのは、ディズニー短編作品の「Trick orTreat」、日本語名「魔法使いのドナルド」です。
作中には、現在よく見かける大きなかぼちゃで出来たジャックランタンが登場します。
様々なイタズラで驚かす魔女すらも驚くかぼちゃのおばけとして、映画デビューしてしまいました。
作品最後の締めも、かぼちゃのおばけが出てくるというハロウィンのイメージとして印象付けました。
また、カボチャのユーモラス感があったからだろうとも言われています。
出典:https://matome.naver.jp/odai/2138124099235752401?page=2
確かに、カブだと怖すぎて子供がハロウィンを嫌いになっていたかもしれませんね!笑
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ハロウィンのジャック・オー・ランタンに由来!かぼちゃではない?
ジャックランタンの由来となるおばけ、“ジャックオーランタン”のお話を紹介します。
ジャック・オー・ランタンの由来を説明
出典:https://matome.naver.jp/odai/2147489066601833901
このお話は、アイルランドの古い伝説で、現地では有名な昔話となっています。
つり下げランプのジャックと呼ばれる“ジャック・オー・ランタン”ですが、その主人公となった“ジャック”はとても酷い人間でした。
【ダメ人間のジャック】
その昔、アイルランド人のジャックという酒好きの乱暴者がいました。
このジャックという男は、鍛冶屋の仕事をしていましたが、ケチで嘘つき、さらに怠け者と何処を取ってもだらしなく、どうしようもない人間でした。
【ジャックの優れている才能】
一つ人より優れているかも知れない点は、頭の回転がよく機転がきくのですが、ただその使い方を間違った方法にしか使わなかったのです。
そのため、周りからはずる賢い人間だと言われていたようです。
【ジャックの前に現れた悪魔】
出典:http://xn--l8je.net/1364.html
あるハロウィンの夜に、ジャックはいつも通り酒場で酒を呑んいました。
良い気分で酔っ払っていると、目の前に突如悪魔が現れ「魂を取ってやる」と脅してきたのです。
少し驚いた様子のジャック。
しかし、ここで魂を取られる訳にはいかない、まだ生きたいと思ったジャックはある案を悪魔に提示しました。
【悪魔を騙すジャック】
それは、「魂を取られる前に最後の一杯酒が飲みたい。でももう金が無いから、コインになってくれないか」と悪魔にお願いしたのです。
悪魔にそんな情けが通用するのかと思いましたが、悪魔は一杯ぐらいならとお酒を買うためのお金に変身したのです。
まんまとジャックの口車に乗せられコインになった悪魔を、ジャックは財布にしまい、さらに十字架を一緒に入れて口を固く閉じたのです。
【最初にした悪魔との約束】
十字架と共に閉じ込められた悪魔は苦しみました。
そして、ジャックに「今後10年は魂を取らないから出してくれ」と頼んだのです。
悪魔との約束を交わしたジャックは、まんまと生きながらえたのです。
【悪魔改めて登場】
それからあっという間に10年の月日がたちました。
すっかり悪魔との約束を忘れていたジャックでしたが、何気なく歩いている時、突然目の前に悪魔が再び現れたのです。
悪魔は、「約束の10年という期限が来た。だから今度こそおまえの魂をもらっていく。」
と言ってジャックに襲いかかりました。
【またしても悪魔を騙すジャック】
しかし、ずる賢いジャックはまだ生き続けたいと考えました。
そこで、魂を渡すふりをしてこう言ったのです。
「最後の願いに、あそこの木の上にあるりんごを取ってきてくれないか。」
と悪魔にお願いをしました。
どこまでお人好しな悪魔だったのでしょう。
ジャックの口車に乗せられて悪魔は木の上にりんごを採るため上っていきました。
悪魔が木の上へ上った事を確認したジャックは、その隙になんと悪魔の上った木の幹に十字架を刻み、悪魔を木の上から下りられないようにしたのです。
【運命を分けた悪魔との約束】
木の上から下りられなくなってしまった悪魔は、ジャックにその十字架を消してくれないかと頼みました。
そこでジャックは「この十字架を消す代わりに、もう二度と魂を取らない事と、俺が地獄へ落ちることはないと約束しろ。」と取引をし、悪魔はそれを承諾しました。
そして、悪魔はなくなく地獄へ帰り、ジャックはまたしても魂を持って行かれず生き延びる事に成功したのです。
【寿命を迎えたジャック】
しかし、ジャックも人間です。
やがて月日はたち、ずる賢いジャックも寿命には逆らえず、その生涯を終え亡くなりました。
【行き場を失ったジャック】
寿命でなくなったジャックでしたが、たくさんの罪を犯していたために天国へ行っても、門を開けてもらうことが出来ませんでした。
死んでしまったので、人間界へ戻る事が出来ずしょうが無くジャックは地獄へ向かいました。
地獄へ到着し、地獄の門を開こうとしたジャックの前に現れたのは、ジャックに散々な目に合わされたあの悪魔だったのです。
行く当てもないから、地獄へ入れてくれないかと悪魔に頼んだのですが、二度と魂を取らない事と地獄へは連れていかないという約束があるから、地獄の門を開くわけにはいかないとジャックを追い払いました。
【悪魔から最後の情け】
死んでしまったジャックは人間界へ戻れるわけもなく、行く当てを失ってしまったのです。
行き場のないジャックは、しょうがなく暗く寂しい道を戻ることにしました。
最後のお願いだからと、ジャックは悪魔に灯りを分けてはくれないかと頼みました。
すると悪魔は、地獄の炎で燃えいている石炭を一つジャックに渡したのです。
ジャックはカブでランタンを作った
出典:http://s.webry.info/sp/jack8.at.webry.info/200910/article_2.html
ジャックは、近くに転がっていたカブをくり抜きランタンを作りました。
そのカブで出来たランタンの中に悪魔からもらった石炭を入れ、暗く寂しい道を歩いて行ったのです。
そして、行き場を無くしたジャックは、ランタンを持ったまま、永遠に天国と地獄を繋ぐ道を彷徨い続ける事となったのです。
この伝説が元となり、ハロウィンで使うカブで作ったランタンが“ジャック・オー・ランタン”と呼ばれるようになりました。
ちなみに、この時点では、お馴染みのかぼちゃではなくカブのままです。
その後アメリカで、カブがかぼちゃへと姿を変え現代になってもなお、“ジャック・オー・ランタン”は天国と地獄の間をずっと彷徨っているのかもしれません。
ハロウィンでかぼちゃを使う意味
カブからかぼちゃになった事について紹介してきましたが、そもそもそこまでかぼちゃにこだわる理由はあるのでしょうか。
次に、かぼちゃを使う意味を紹介します。
アメリカ大陸でのかぼちゃとは
アメリカではカブの栽培は少なく、圧倒的にかぼちゃとなっています。
そのため、身近なモノとして使われています。
大昔からあったかぼちゃ
アメリカ大陸で重要な作物として栽培されているのが、トウモロコシ、インゲン、そしてかぼちゃです。
アメリカ大陸のある遺跡では、トウモロコシよりも古い地層からかぼちゃが発見された事もありました。
食べるだけじゃないかぼちゃの利用方法
なんと古代のアメリカ大陸では、固いかぼちゃの皮を乾燥させ器として使っていたという形跡も残っているのです。
アメリカではかぼちゃが多く栽培されているのは確かでしたが、その起源は古く大昔から栽培されていた伝統的な作物だったのです。
ハロウィンに適したかぼちゃ
ハロウィンで用いられるかぼちゃは、オータムゴールドと呼ばれる大きく育つように作られたかぼちゃです。
外が固く中身の柔らかいこのかぼちゃは、大きく育つ事が原因なのか、かぼちゃの装飾向きとなっており、味は甘みが少なくあまり美味しいとは言えないモノとなっています。
カブよりもかわいい見た目のジャック・オー・ランタン
カブのジャック・オー・ランタンは見た目も恐く、まるでミイラ男の首だけのような雰囲気もあり、子供が泣くくらい恐い仕上がりになっています。
それに引き換え、かぼちゃの方が身近で親しみやすく、見た目もかわいいので、やはりかぼちゃの方が知名度もありどんどん人気になっていきました。
ジャック・オー・ランタンに関しては、別記事で詳しくご紹介しています↓↓↓
詳しくなると、よりハロウィンが楽しくなると思います^^
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まとめ
ハロウィンでお馴染みのかぼちゃでしたが、ルーツはカブにあったのは驚きでしたね!
伝説上では良いところなしのジャックでしたが、今ではジャック・オー・ランタンとして、悪霊を遠ざけて良い霊を惹きつける役目があるとされています。さらに、その灯りは子供たちに悪い霊が来ないよう守ってくれているのです。
そんなかぼちゃへと進化したジャックへを思いつつ、ハロウィンパーティーをたくさん楽しみましょう。ハッピー・ハロウィン♪
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