同性の先生を好きなのは変なこと？気に入られるなら良い生徒になろう

同性の先生を好きなのはおかしいこと？

今あなたは、「同性の先生を好きになった私っておかしいよね？」、「これは恋なのかな？憧れなのかな？」のように不安な気持ちでいっぱいですよね。

しかし、「同性」の「先生」を好きになることは、決しておかしいことではありません。

「同性」を好きになることは、おかしくない

「同性」を好きになることは、おかしいことではありません。

確かに約10年前までは、「同性を好きになるのはおかしい」という風潮があり、いじめの対象になることもありました。

しかし今日、同性を好きになることは、社会的にも認められてきています。

あなたは、「LGBT」という言葉をご存じですか？

LGBTとは、「Lesbian（レズビアン）」、「Gay（ゲイ）」、「Bisexual（バイセクシュアル）」、「Transgender（トランスジェンダー）」の頭文字をとって組み合わせた言葉で、同性愛者や身体と心の性が一致していない方を指しています。

法務省では多様な性を尊重しており、「自分らしく生きられる社会を作ろう」と働きかけも行われています。

LGBTについて詳しく知りたい方は、法務省ホームページをご覧ください。

また、世界には同性婚が認められている国もあり、オランダでは2001年4月1日に世界で初めて同性婚が承認されました。

日本においては、同性婚は認められていませんが、2015年11月5日に東京都渋谷区と世田谷区で同性パートナーシップ制度が認められています。

同性パートナーシップ制度とは、自治体が独自にカップルに対して「結婚に相当する関係」とする証明書を発行し、様々なサービスや社会的配慮を受けやすくする制度です。

2022年5月時点で200を超える自治体が同性パートナーシップ制度を導入しており、日本でも同性愛を社会的に認める動きが加速しています。

世田谷区同性パートナーシップ宣誓

渋谷区パートナーシップ証明

「先生」を好きになることは、おかしくない

「先生」を好きになることも、おかしいことではありません。

同級生にはないカッコ良さや美しさ、包容力などを感じられる、魅力的な先生もいますよね。

「悩みを相談したら、真剣に向き合ってくれた。」、「苦手な科目を時間をかけて丁寧に教えてくれた。」など、親身になってくれたことから、先生を好きになった経験がある方もいるでしょう。

Peachy「16%が経験あり！先生との恋愛経験ある？」によると、20～30代の女性のうち、14％が先生を好きになった経験があると回答しています。

つまり、7～8人のうち1人は、先生を好きになった経験があるということです。

クラスの人数が30人だとすると、4～5人は先生を好きになった経験がある計算になります。

以上のことから、先生を好きになることもは珍しいことではないのです。

同性の先生に「好き」を伝えるべき？

同性の先生を好きになることは、おかしいことではありませんが、好きという気持ちを伝えた方が良いのでしょうか？

筆者としましては、「急いで気持ちを伝えるべきではない。」と考えます。

では、先生に急いで気持ちを伝えるべきではない理由を2つ紹介しますね。

相手の仕事は「先生」

1つ目の理由は、「相手の仕事は『先生』である」ということです。

相手の仕事は「先生」であり、先生は生徒に平等に接さなければなりません。

たとえ先生があなたに好意を持ってくれていたとしても、露骨に他の生徒と態度を変えるようなことがあれば大問題です。

先生と生徒という関係性を考えると、急いで気持ちを伝えるべきではありません。

先生を困らせたり、接し方がぎこちなくなる可能性がある

2つ目の理由は、「先生を困らせたり、接し方がぎこちなくなったりする可能性がある」ことです。

どんなことがあっても生徒に平等に接さなければなりませんが、先生だって人間です。

先生もあなたと同じように、困ったり悩んだりします。

生徒としての関係のあなたから、急に好きという気持ちを伝えられたら、戸惑って接し方がぎこちなくなる可能性もありますよ。

気持ちを伝えて先生を困らせたり、接し方がぎこちなったりするより、もっと仲良くなって接する機会を増やしてみましょう。

好きな同性の先生に気に入られたいなら「良い生徒」になろう

「先生に急いで気持ちを伝えるべきではないけど…もっと仲良くなりたい！」

先生ともっと仲良くなるためには、どうしたら良いのでしょうか？

その答えは、あなたが「良い生徒」になることです。

先生は、クラスの授業や進路指導、部活動、保護者対応など、多くのことをしなければならない大変な仕事ですよね。

そんな大変なときに、一生懸命勉強をしたりクラスをまとめてくれたりする生徒がいると、先生は非常に助かり「良い生徒だな」と思ってくれるでしょう。

では、先生に「良い生徒だな」と思ってもらうための具体的な方法を３つ紹介します。

一生懸命勉強を頑張る

1つ目の方法は「一生懸命勉強を頑張る」です。

先生の最大の喜びは、自分が教えたことが生徒に伝わり、結果を残してくれることです。

まずは一生懸命勉強し、苦手な分野や不明な箇所があるときは、積極的に先生に質問しましょう。

先生は生徒に対して平等でなければなりませんが、全く勉強しない生徒よりも、一生懸命勉強する生徒に好感を持ってしまうものです。

先生との距離が自然と縮まり、学力も向上するので一石二鳥ですね。

一生懸命勉強してテストの点数が上がったり、わからなかった問題ができるようになったりしたら、きっと先生はあなたを褒めてくれるでしょう。

先生が顧問の部活に入る

2つ目の方法は「先生が顧問の部活に入る」です。

先生が部活の顧問をしている場合は、その部活に入ることをオススメします。

「運動なんて全然できない…」「楽器を触ったことがないのだけど…」など、今まで自分が経験したことがない部活の顧問の場合もありますよね。

経験のない部活に入って続くのか、と思われるかも知れませんが、経験や興味がなくても心配せず入部して良いですよ！

先生に褒められたいという気持ちから、一生懸命部活に取り組むので、どんどん上達するはずですから。

そうすると、先生はあなたの努力を認め、何事にも一生懸命な良い生徒と評価してくれます。

その他にも、部活に入ると、放課後や休日も先生と過ごすことになるので、お互いの人柄をより理解できます。

一生懸命部活動に打ち込むことで、先生との信頼関係が深まり、部活以外でもあなたを頼りにすることが増えるでしょう。

学級委員になる

3つ目の方法は「学級委員になる」です。

先生がクラスの担任の場合は、学級委員になるのもオススメですよ。

先生だけでクラスの生徒全員を管理することは難しいので、学級委員になって先生を助けてあげると、先生から「良い生徒」と思ってもらえるでしょう。

学級委員は雑務が多く大変なので、自分から進んでやりたがる人は少ないため、ぜひ立候補してみてくださいね！

先生との距離も縮まり、マネジメント力も身に付くため、自分の成長にも繋がりますよ。

問題行動を起こすのは絶対ダメ！

「問題行動を起こす」、これだけは絶対にしてはいけません。

相手のことを好きなのに、意地悪をしてしまう人がいますよね。

一見矛盾した行動に見えますが、このような行動は、心理学では「反動形成」と呼ばれています。

反動形成とは、無意識に自分の気持ちを抑圧していて素直に表現できず、その反動で正反対の行動を取ってしまうというもの。

「拒絶されたくない」や「好きだと知られるのが恥ずかしい」と思っているのに、授業をサボったり非行に走ったりして、問題行動を起こしてしまうケースが見られるのです。

生徒が問題行動を起こした場合は、先生は正しい方向に生徒を導かなければならないので、時間をかけて対応してくれます。

しかし、あくまで仕事として丁寧に対応しているだけです。
問題行動を起こしている人に、「良い生徒だ」と感じて対応しているわけではありません。
むしろ、先生の心があなたから離れてしまいますよ。

先生に気に入られるための行動とは真逆になってしまうので、問題行動は絶対に起こさないようにしましょう。

卒業が近いなら連絡先を聞いてみよう

勉強や部活、学級委員を頑張って、先生から良い生徒と思ってもらえ、先生からも気に入られている感じがしています。

しかし、卒業してしまうと先生とはもう2度と会えないかもしれません。

大好きな先生には、卒業した後も会いたいですよね。

もしも卒業が近いなら、卒業後も会えるよう連絡先を聞いてみましょう。

好きな先生に連絡先を聞くのは緊張しますが、聞き方はいくらでもあります。

例えば、「成人してからお酒を飲みに行きたいから連絡先教えてください！」「先生みたいな教師になりたいので、進学後のことで相談したので連絡先教えてもらっても良いですか？」などですね。

勇気を出して、先生に連絡先を聞いてみましょう。

相手が誰でも「好き」は素敵な気持ち

相手が誰であろうと、好きになるという気持ちは素敵なものです。

今回はたまたま、相手が「同性」で「先生」であったので、悩んでしまったのだと思います。

年齢を重ねると、経済面や社会的地位などが気になり、人を「純粋に」好きになる気持ちが薄れていきます。

「その人自身を好き」という、今持っている素敵な気持ちを大切にしてくださいね。

まとめ＋関連記事

今回は、同性の先生のことを好きになったあなたへ、「好きな気持ちを伝えるべきか」や「好きな先生に気に入られる方法」を紹介しました。

同性の先生を好きになることは、おかしいことではありません。

しかし焦って先生に気持ちを伝えてしまうと、気まずくなったり距離を置かれたりして、残りの学校生活を楽しく幸せに過ごせなくなってしまいます。

まずは今回紹介した方法で「良い生徒」になって、先生に気に入られる努力をしてみてくださいね！

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