トイレの神様について調べているうちに、うすさま明王のことを知りました。
よりご利益を受けるために真言を唱えてみたいと思っています。
しかし真言を使うのは危険だという噂を聞いてしまって…心配になったので詳しく聞きたいです。
確かに安易に真言を使う事は危険もありますね。
烏枢沙摩(うすさま)明王の真言を唱えるにはいくつか注意点があります。
うすさま明王の真言を唱えた時の効き目などについても詳しく解説していきます。
この記事でわかること
- うすさま明王の真言の危険性
- うすさま明王の真言についての解説
- うすさま明王の真言の効き目
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もくじ
うすさま明王の真言は危険という噂は本当なの?
まず「真言宗を信仰する人以外が真言を唱えるのは危険だ」という噂は真実ではありません。
真言宗自体は、確かに真言から名付けられた名前です。
しかし、例えば般若心経の「羯諦 羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶」なども真言の一種であり、真言宗以外の人にも唱えられています。
そのため、真言宗以外の人が真言を唱えても危険ではありません。
もちろん、うすまさ明王の真言のパワーは強力ですから、安易な気持ちで真言を唱えるのは危険かもしれませんね。
真言を唱える際には注意点がいくつかあるので解説していきます。
【烏枢沙摩(うすさま)明王の真言とは】仏様の真実の言葉、秘密の言葉
真言とは「仏様の真実の言葉、秘密の言葉」という意味になります。
仏様の真実の教えは宇宙の真理を明らかにしてくれるもので、実は人間の言葉で表すことが難しいのです。
真言とはサンスクリット語を漢字に音写したもので、仏の真理を凝縮した呪文的な言葉だといえます。
真言はマントラ(言葉)から来ており、うすさま明王の真言は以下の2つがあります。
うすさま明王の真言
- オン クロダノウ ウンジャク
- オン シュリ マリ ママリ マリシュシュリ ソワカ
意味は分からずとも発音することに意義があるので、ただ唱えるだけで良いとされています。
心を落ち着かせて深呼吸をし、瞑想しながら唱えるとより効果が高くなるのです。
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【守らないと危険!】真言を唱えるときに注意すること4つ
真言とは最強の言葉であり、とにかく一心不乱に唱える事で災いを避けることができます。
また真言を唱え続けることは、この世で功徳を積むことにもつながるようです。
真言を唱えても危険ではありませんが、かといって安易に唱えるのも考えものですね。
真言を唱える際には、これらの注意点を遵守しなければ効果は出ません。
真言を唱える時に注意すること
- 邪な想いで真言を唱えないこと
- 願いに執着しないこと
- 素人が印を結ぶのは危険であること
- 言葉を変えないこと
では順に解説していきますね。
邪な想いで真言を唱えないこと
邪な想いで真言を唱え続けると、危険を招く場合があります。
自身のエゴの満足を願ったり、ライバルを蹴落としたいという他者の不幸を願うようになれば、当然運から見放されるようになるのです。
願いに執着しないこと
生きていれば、いろんな悩みが生まれるものですよね…。
例えば恋愛で悩みすぎると、彼ばかりに固執してしまったり、相手が居なくなればいいのに…と他者の不幸を願ったりすることもあります。
もちろん、こんな気持ちを持ちながら真言を唱えても願いが叶うはずはありませんし、幸福にもなれないでしょう。
あなたの願いが叶う事ばかりに執着しないように注意してください。
素人が印を結ぶのは危険であること
真言を唱える際に「身密・口密・意密」と呼ばれる三密を守る必要があります。
身密とは手で印契(印)を結ぶことであり、口密とは声に出して真言を唱えること、意密とは心に仏様の姿を思い浮かべることです。
密教では、この三密の修行を正確に行うことが大切です。
しかし、修行していない素人が印を正確に結ぶことはとても難しいし、危険だといえます。
素人なら三密を守れなくとも、ただ真言を唱えるだけでも充分効果があります。
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言葉を変えないこと
先程も書いたように、真言はサンスクリット語から作られています。
マントラは古代の聖者たちによって、それぞれの音の波動を感じながら作られたものなのです。
つまり、真言の音の波動自体に強いパワーが宿っているといえます。
真言の言葉を訳すよりも、サンスクリット語のままで唱えるようにしてください。
うすさま明王の真言を唱えるご利益(効果)や回数は?
実は、うすさま明王には次のような異なる漢字表記があります。
うすさま明王の漢字表記
- 烏枢沙摩
- 烏枢瑟摩
- 烏蒭沙摩
- 烏瑟娑摩
その他にも「不浄潔金剛」や「火頭金剛」と呼ばれています。
そして、古代インド神話では「ウッチュシュマ」と呼ばれた炎の神であり、その音からうすさま明王と転じました。
このように炎の神であるうすさま明王は、自身から炎を出して邪気を全て炎で焼き払う神様なのです。
人間界と仏界を隔てている、天界の「火生三昧」という炎の世界に住んでいます。
その炎によって、人間の煩悩や欲望を焼き尽くすのがうすさま明王なんです。
炎の神から意訳して、うすさま明神はトイレの神様とされました。
不浄なものを浄化する力があるとされており、昔から寺院のトイレに祀られています。
古代において、トイレは怨霊の入口だと考えられており、うすさま明王を祀ることで怨霊が侵入を防いできたのです。
そんな、うすさま明王の真言を唱えることには、どんなご利益があるのでしょうか?
また真言を唱える回数や梵字などもご紹介します。
うすさま明王のご利益・効果
トイレの神様であるうすさま明王の真言を唱えると、次のようなご利益があります。
うすさま明王のご利益
- 不浄なものを浄化する
- 開運や金運
- 男児誕生
- 下半身の病の治癒
不浄なものを浄化してくれるパワーがあるので、浄化、ひいては開運や金運のご利益があるとされています。
うすさま明神はトイレの神様なので、泌尿器や婦人科などの下半身の病の治癒にもご利益があるようです。
生涯に渡って下の世話にされない(寝たきりにならない)ように健康祈願する方も多いです。
また、うすさま明王は「胎内にいる女児を男児に変える力がある」とのことで、戦国時代には男児を望む武将からの信仰を集めていました。
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真言を唱えると効果が高い時とその回数
うすさま明王の真言は、やはりトイレ掃除の時に唱えると効果が高いようです。
うすさま明王のお札をトイレに貼っておき、掃除をしながら真言を唱えましょう。
真言は心の中で唱えても、声に出してもかまいません。
本来は21回唱えると一番良いのですが、3回や7回という奇数回で唱えても効果があります。
他にも、どれだけ頑張ってもなかなか困難から抜け出せないと感じることもありますよね?
うすさま明王の真言を唱えると、困難へ向かう勇気を授けてくれると信じられているのです。
うすさま明王と紫陽花のおまじない
婦人科系の病気から身を守ってくれるといわれる、紫陽花のおまじないがあります。
おまじないで用意するもの
- 紫陽花1本
- 半紙が1枚
- 紅白の水引が1組
半紙に自分の名前と年齢を書き、紫陽花の茎に半紙を水引で括り付けます。
トイレのドアや壁などに「逆さま」にして吊り下げておきましょう。
このおまじないは、6月の6日・16日・26日のいずれかに行います。
その紫陽花は、それから1年間トイレに吊り下げたままにしておいてください。
次の6月を迎えた時に、同じような手順で新しい紫陽花に交換します。
うすさま明王のお札はトイレのどの位置に貼ると良い?
うすさま明王のお札は、トイレに座った時の目線よりも高い位置になるように貼ると良いです。
書かれている文字は南向き(もしくは東・南東向き)になるように祀ってください。
新しく家を建てた時・中古住宅に引っ越しする前の家祈祷などに、お寺からうすさま明王のお札をいただくことがあるので、もし頂いたらぜひ貼ってみましょう。
新築の場合や、引っ越ししたては元々キレイかもしれませんが、しっかり掃除をしてうすさま明王に失礼のないようピカピカな環境にしてから貼るようにしてください。
トイレにスリッパは必須!風水で良い色・素材は?他に必要なものは?
トイレの神様であるうすさま明王も、お札を貼る環境を整えてくれていないと、効果を発揮してくれません!
【真言の効果を実感した有名人】成功した人はトイレ掃除をしている!!
トイレ掃除をすることで、金運アップや幸運が続くという噂を聞いたことはありませんか?
風水的にも、家の中で一番きれいにすべきは「玄関とトイレ」なのです。
また億万長者や成功者はトイレの蓋を必ず閉めるといわれています。
ここで大切なのは水を流す時に蓋をしておくことだそうです!
蓋をせずに水を流すと、せっかく貯まった金運が一緒に流されてしまうのだとか。
ですから、トイレに入った後は流す前に必ず蓋を閉めるように心がけてください。
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効果があったとされる有名人
実はトイレ掃除に道具や洗剤さえ使わずに素手でされる有名人も多いようです。
そんな方には長年に渡って活躍されている人が多く、例えば次のような方々が有名ですね。
トイレ掃除する有名人
- 鍵山秀三郎さん(イエローハット創業者)
- ビートたけしさん(タレント・映画監督)
- 明石屋さんまさん(タレント)
- タモリさん(タレント)
- 郷ひろみさん(歌手)
- 松居一代さん(元女優)
実際にトイレ掃除をして蓋を閉めるようにしていると、思わぬ所から臨時収入が入ってくるそうです。
トイレ掃除をする素直さと行動力が、成功者への運を引き寄せるのかもしれません。
そんなトイレ掃除の時に、うすさま明王の真言も一緒に唱えれば最強です。
トイレ掃除と小林正観さん
トイレ掃除の効果を広めた人として小林正観さん(1948〜2011)という方がいます。
彼は学生時代から人間の潜在能力や超常現象に興味を持ち、独自で研究を40年以上続けてきました。
そこで「神様はきれい好きで、きれいな人を好む。きれいな人の条件として一つめは、見た目のきれいな人、二つめは心がきれいな人、三つめは身の回りをきれいにしている人。この条件のどれか一つに該当すれば、神様は喜ぶ」という宇宙の法則ともいえる真実を発見しました。
その身の回りというのは水回りのことであり、トイレ掃除をすることが一番手っ取り早いとある時気がついたそうです。
掃除用品を使っても良いのですが、素手でやった方が臨時収入の額もアップしたと、小林正観さん自らが実践されてきた実績があります。
トイレ掃除とヨーロッパ貴族
ヨーロッパ王族の屋敷では、どこもトイレ掃除が行き届いています。
王族の家に生まれた王子や王女は、3歳頃から徹底的にトイレ掃除をするように仕込まれるそうです。
トイレがきれいで蓋がきちんと閉まっている王家は、何千年の単位で繁栄し続けています。
烏枢沙摩明王の神話や容貌について
トイレの神様とはいえ、不動明王や愛染明王などと違ってうすさま明王はあまり知られていませんよね。
次はうすさま明王にまつわる神話やその容貌について、詳しく解説していきます。
うすさま明王の神話
先程で述べたように、うすさま明王はサンスクリット語の「ウッチュシュマ」から漢字音写したものです。
ウッチュシュマとは、燃えるという意味であり、古代インド神話の火神・アグニを仏教に取り入れたのが元になっています。
アグニは人間と神の媒介者であり、太陽・稲妻などに姿を変えて、邪悪を滅ぼす役目を持っていました。
うすさま明王の容貌
うすさま明王の像は、1つの面に3つの目、手は4本あり、それぞれに宝剣・羂索・三鈷杵・棒を持っています。
「1面4臂」で全身が火炎に包まれている姿であり、逆立つ頭髪や恐ろしい顔つき、片足を上げて踏みつけそうな姿勢をしています。
このように、うすさま明王は一見恐い風貌をされていますが、トイレの神様ということで長年に渡って民衆には親しまれてきました。
例えば、静岡県伊豆市・天城湯ヶ島に存在する明徳寺は、御本尊がうすさま明王です。
うすさま明王に日々の感謝をしながらトイレ掃除をすることで、末永い幸運が訪れると良いですね。
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【まとめ】うすさま明神の真言は危険ではない!トイレ掃除をして幸運を手に入れよう!
うすさま明王は私達の生活に欠かすことができないトイレを護ってくださる神様です。
うすさま明王の真言は唱えるだけなら危険ではありません。
しかし、邪な心を持ちながら唱えたり、遊び半分で言葉を変えたりすることは危険です。
真言は一心不乱に唱えることで災いを避けられたり、ご利益があったりします。
素手でトイレ掃除をすると臨時収入があったり、社会的に成功したりした例も数多くあります。
トイレ掃除をしながら、是非うすさま明王の真言を唱えてみましょう。