暖かくなってくると田植えの時期が来るようです!では、具体的な田植えの時期はいつ頃なのでしょうか?
そのため今回は、田植えの時期はいつ?地域や種類・品種で違うのか、その理由は?をご紹介します!^^
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もくじ
田植えの時期はいつ?
出典:http://mdr.blog.so-net.ne.jp/_pages/user/iphone/article?name=2013-05-09
全国的な田植えの時期は?
全国的には、田植えの時期は、3月下旬〜6月中旬頃となります。
普通、暖かい地方から順に北上していくのかと思っていましたが、その反対で北から南へと田植えの時期は南下していきます。なぜかというと、稲の品種の違いや、田植えの時の気温、日照時間に関係しているからです。
稲は気温が15℃以下で成長が止まり、10℃以下で枯れてしまいます。ですから、寒い地域のほうが暖かい地域より田植えの時期を早くして、日照時間をたっぷり与え、秋に気温が下がる前に収穫するためです。
また、最近は「兼業農家」が多くなりサラリーマンをしながら農業をしている家では、ゴールデンウィークの休みを利用して田植えを済ませたいとうこともあります。
農業だけで収益をあげている専業農家のことを「プロ農家」と呼びますが、その人たちは、連休の後〜5月下旬にかけて田植えをします。稲作の裏作に麦をなどを収穫した土地に肥料を施し、6月頃に田植えをすることもあります。裏作をしていなくても、稲にとって梅雨時の6月に植えるのが最適という人もいます。
早場米を出荷する農家では、3月下旬〜4月中旬頃に早世品種の田植えを済ませてしまいます。どこよりも早く、秋一番に「新米」を出荷するための工夫です。
このようにさまざまな理由で、5月中旬〜6月初旬に田植えをしていた地域でも、その時期が変化してるのです。
全国各地域の田植えの時期は?
出典:http://blog.goo.ne.jp/hamadafarm/e/10883e0605da470aa72245b372be4fd4
基本的には北が早く、南は遅めの傾向 です!
では、実際の自分たちが暮らしている地域ではどうなのでしょう?
日本各地の田植えの時期はいつ頃なのか調べてみました。
2期目8月上旬
早性品種は3月下旬〜4月初旬
南九州の方では二毛作もあり、6月中旬に田植え
極早世品種は4月中旬頃
三重は5月初旬
新潟含む
千葉は4月下旬
出典:農林水産省平成27年産水稲8月現在の作柄状況
沖縄や九州で二期作などを行っているところを除くと、各地の田植えの時期は、早いところと遅いところでは3ヶ月の違いがあります。全国的に言えるのは、基本的には北が早く、南が遅くなっていますね。
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二期作や二毛作にもよる
いちがいに、北が早く南が遅くとは言えない興味深いデータも出てきました。
田植えの時期を表した、都道府県別の田植えの最盛期平均値です。
出典:https://goanai.net/archives/1499.html
農林水産省の「都道府県別の田植えの最盛期平均値」(平成15年〜19年の5年間)によると、最も早いのはブルーの沖縄で3月上旬で、次いで三重と千葉が4月下旬、北海道が5月下旬、九州が6月中旬となっています。
沖縄では「二期作」が行われることが多いので、早い時期から田植えをします。3月頃に田植えをすることで、6月には一期目の新米を収穫しても、まだ半年残っていますね。そのため、もう一度田植えをして12月に二期目のお米を育てているところもあります。
次に早いのは九州です。と言いたいところですが、九州の多くの地域では6月に入ってから田植えが行われます。それは、九州も「二毛作」が可能だからです。冬に「小麦」を育てる地域が多く、その収穫が終わってから田植えです。もちろん早い時期に田植えをする地域は4月頃がシーズンとなります。
北海道や東北、北陸で田植えの時期が早いのは、温かな地域の九州や沖縄より日照時間の確保と秋の気温が下がる前に収穫しなければならないからでしたね。
かつては、田植えは梅雨の時期に行われていた初夏の風物詩でしたが、品種改良が進むなかで稲の早植えが出来るようになり、地域によっては一ヶ月以上繰り上げられるようになったところもあるそうです。
各地で田植えの時期が違う理由は?
出典:https://www.pakutaso.com/20130558128post-2699.html
日本のお米の種類は、300品種もあるそうですよ。地域ごとに作られている品種も違っていて、収穫までの日照時間や気温などによって田植えの時期がちがいます。
お米の品種は大きく3つの種類に分けることができます。
8月に収穫できる「早生(わせ)品種」
9月下旬から10月中旬に収穫できる「中手(なかて)品種」
現在は各地で大部分を占める品種です。
10月下旬から11月初旬に刈り取りされる「晩生(おくて)品種」
米作りは難しいと言われていた北海道でも、今は稲作がとても盛んです。ただ、気温はとても大切な要素です。
稲が光を感じて穂を出す性質のことを「感光性」といいます。晩生品種は短日性と言って、昼より夜が長くなる秋口になって出穂する性質を持っています。「コシヒカリ」などは感光性が低く、逆に温度に敏感な「感温性」が高いという特性があります。
また、稲穂が実るまでには、20℃の温度で100日必要となります。ですから、2000℃/日の「積算温度」に達成すると稲が成熟します。そこで、稲の収穫期から逆算して寒冷地では夏に出穂するように早く田植えをし、温暖地では暑い夏が過ぎてから出穂させるために田植えが遅くてもいいのです。
こうした理由から、お米の品種によって田植えの時期が少しずつ違っているのです。
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田植えの条件は?
出典:https://www.sozailab.jp/sozai/detail/9690/
田植えの日の2つの条件!
天候や気温など、田植えには適した条件があります。
(10℃以下になると成長せず枯れてしまいます)
・植えた後の稲の成長する積算温度
最近の真夏の気温は異常に高くなることがあり、田植えの時期は変わらないのに、出穂が半月も早くなり、猛暑の最中の8月末に稲刈りというケースも出ています。こうした事態を避けるには、田植えの時期を遅くするの方法もありますが、あまり遅く植えると栄養成長をしないまま出穂することになるので、農家の人にとっては最近の夏の猛暑は頭の痛いことだそうです。田植えは風のない曇りの日が最適で、気温の低い日にすると苗が成長しないこともあります。
作業は機械化されたとはいえ、米作りは刈り取るまで安心できない、手間ひまのかかるものということがわかりましたね。
なぜ「コシヒカリ」は人気がある?地域の人気銘柄は?
出典:https://www.pakutaso.com/20161112328post-9611.html
「コシヒカリ」は、日本だけでなく海外でも人気の高い銘柄です。なぜそんなに人気があるのでしょう。
もともとは病虫害に強い「農林100号」という品種が昭和31年に誕生しました。甘くて適度な粘りがあり、香りもよく、さめても美味しい品種です。
味が良かったので、その品種改良を進め全国的にコシヒカリの名前が広がっていきました。なかでも、「魚沼産コシヒカリ」でフランド米の産地の新潟県魚沼地方は、昼と夜の寒暖差が大きいことが米の産地に適しています。
種類もたんさんあって迷うほどですが、近年は「あきたこまち」「ヒノヒカリ」「ひとめぼれ」「森のくまさん」がよく知られています。また、北海道の「ゆめぴりか」「ななつぼし」、山形県の「つや姫」「はえぬき」、福岡県の「元気つくし」、昨年デビューした石川県の「ひゃくまん穀」など、ネーミングも個性的なものばかりで、ぜひ食べてみたいですね!
「新米」は、収穫してその年の12月31日までに精米されたものです。米屋さんやスーパーなどの店頭に「新米」のシールを貼ったものを見つけると秋を感じますね。炊きたてのご飯はピカピカして、まさに「銀シャリ」!
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まとめ
全国的な田植えの時期は3月下旬〜6月中旬でした。また、各地での田植えの時期は寒い地域から暖かい地域へが基本ですが、それだけではなかったですね。さらに、田植えの条件や農家の事情、天気の心配など、お米作りは子育てのように愛情の賜物です。そんなことに思いを寄せながら、美味しくいただきたいものですね!^^
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