もうすぐクリスマスですが、今年はどう過ごされますか?
やはりご家族や恋人と過ごすクリスマスパーティーは楽しみですね。
ところで、クリスマスの定番の一つといえばサンタですが、サンタはなぜトナカイが引くソリに乗ってやってくるのか不思議に思った事はありませんか?
サンタのソリをトナカイが引くのは何故でしょうか?またサンタがソリに乗る理由や由来、トナカイは何頭いるのでしょうか?
そのため今回は、サンタのソリをトナカイが引くのは理由は?由来や何頭いるかを詳しくご説明します☆また、クリスマスの楽天の人気商品もご紹介します!^^
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もくじ
サンタのソリをトナカイが引く理由は?
出典:http://blog.goo.ne.jp/blog-nonstyle/e/cca701f9f1f05561506db1a1ed8d956c
クリスマスのサンタの持つイメージといえば、必ずソリに乗って登場します。
まずは、そのサンタとソリの関連について紹介します。
サンタのソリをトナカイが引く理由
出典:http://syouraku.jp/staff/log/eid86.html
最初にサンタがソリに乗ってやってくる姿が描かれたのは、モデルとなった聖ニコラス(聖ニコラウスとも言う)を元にした“聖ニコラスの訪問”という本です。
この物語では、すでにトナカイの引くソリに乗ったサンタが描かれています。
その後、クライメント・クラーク・ムーアが1822年に自分の子供達のために書いたお話“The children's friend(子供達のお友達)”でもサンタがトナカイにソリを引かせているとの記載があります。
ここで、サンタ=トナカイ&ソリという設定が定番化されました。
1823年12月23日に、アメリカで発表された詩“A Visit from St.Nicholas(サンタクロースが来た)”で、さらにイメージが定着していきました。
詩の内容も少し紹介します。
クリスマスの前の晩、子供の父親が目を覚まし夜空を見上げると、トナカイが引くソリに乗ったサンタクロースが贈り物を持ってやってきました。
この詩には挿絵が入っていますが、オズの魔法使いで有名なウィリアム.W.デンスロウが描いた絵が印象的な作品です。
この詩の絵にはトナカイが8頭描かれています。
突然トナカイの数が8頭に増えましたが、サンタがそれぞれのトナカイの名を呼びながら勢いよく走らせるシーンもあり、現代伝えられているサンタの原型となっています。
なぜサンタの乗り物はソリなの?
一般的に知られているサンタの格好は、暖かそうな素材で出来た真っ赤な服を着ています。
服装が暖かそうな理由として、サンタ発祥の地とされている国が、フィンランド・デンマーク・スウェーデン・カナダといった寒い国が殆どだからです。
そして、寒い地域の北欧にサーミ人という民族が住んでおり、サーミ人はトナカイと共に暮らす遊牧民だった事も理由の一つです。
サーミ人は、トナカイにソリを引かせ雪の中重たい荷物を持って長い距離を移動します。
雪国に住む民族が生み出した生活の知恵の一つとして、動物にソリを引かせて移動する手段が昔からあり、サンタ発祥の地に加えトナカイ&ソリという設定が結びつきました。
こうして様々なイメージが繋がり、サンタは寒い国からトナカイが引くソリにたくさんのプレゼントを乗せてやってくるという今のスタイルになりました。
場所によっては、ソリ以外の乗り物に乗ってくるという言い伝えのサンタも
ソリが定番となっているサンタの乗り物ですが、他の乗り物に乗って登場する場合も実はあります。
そんな、サンタが乗ってくる別の乗り物を紹介します。
馬車に乗ってやってくるサンタ
出典:http://anzubiyori.blog.so-net.ne.jp/2009-12-22
発祥とされるヨーロッパの伝統的なサンタは、ソリだけでなく空を飛ぶ馬や単純に馬車に乗っている姿も伝えられています。
とりあえず、空を飛ぶのは共通したイメージのようです。
サーフボードに乗ってやってくるサンタ
出典:https://ameblo.jp/fellow--ship/entry-11964106402.html
国によってサンタのイメージも様々で、オーストラリアのサンタは半袖や水着姿という格好に加え、海からサーフボードに乗ってやってくるとされています。
南半球にあるオーストラリアでは、クリスマスは夏のイベントです。そのせいか、サンタもアクティブなイメージで伝えられています。
サンタのソリをトナカイが引くという言い伝えになった理由は?
出典:http://siritakatta-info.com/archives/1500.html
もしかしたら、サンタ=トナカイ&ソリという定番に対して、なぜトナカイじゃなければいけないのかという疑問を持つ方もいるかと思います。
最後に、ソリを引くトナカイの凄さについて様々な角度から紹介します。
ソリを引くトナカイの持つ能力
トナカイは、北欧のメジャーな動物として知られています。
体が大きく、育ちによっては馬よりもはるかに大きな巨体へと成長します。
そして、見た目に圧倒的なインパクトを与える立派な角に加え、力も強く時速80キロで走る事が出来るので足も速いです。
そんなトナカイは、ふくよかな体型をしたサンタクロースだけでなく、大量のプレゼントを乗せながら重たいソリを引く事のできそうな頼もしい相棒です。
トナカイの角で空が飛べそう
出典:https://chu-channel.com/%E3%83%88%E3%83%8A%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%81%A8%E9%B9%BF-7311
サンタの相棒となっているトナカイは、その能力だけでなく迫力ある大きな角が関係しています。
昔、サンタとトナカイのイメージを繋ぐきっかけとなったサーミ人の事を、かつてのアメリカでは魔法が使えると考えられていました。
加えて、トナカイの角は鹿や他の動物に比べるととても大きだけでなく面積も広いので、見方を変えると翼のようにも見えます。
そのせいか、サーミ人が行動を共にしているトナカイは、頭から大きな翼を生やしているから、きっと空も飛べるはずだという噂が広まりました。
そして、トナカイの角が翼となることでサンタの空飛ぶソリの原動力になり、空中を自由に飛べそうだという空想から、サンタの相棒にトナカイが選ばれたのではないかという説があります。
物静かなトナカイで良かった
立派な角を持ち体の大きなトナカイの他にも、雪国でソリを引く動物はいます。
寒い地域といえば、犬ぞりなどで用いられる犬もメジャーな動物です。
もしも犬がソリを引いていたらどうなっていたでしょう。
きっと、眠っている子供達を吠えて起こしてしまうかもしれません。
そっと近づくためには、やはりトナカイで良かったのかも知れませんね。
トナカイは鹿とは違う
サンタのソリを引く動物を、鹿だと勘違いしたことはありませんか?
ビジュアルだけなら鹿も同じような見た目をし、トナカイと鹿は同じシカ科の動物なので間違えても仕方のない事ですが、一つ大きく違う点があります。
それは、角です。
シカは雄にしか角が生えない点に引き替え、トナカイは雄雌両方に立派な角が生えます。
基本的に春から夏の暖かい季節に角が生え冬になると抜けてしまうのが雄で、冬場の寒い季節に角が生え温かくなると抜けてしまうのが雌です。
ということは、クリスマスにソリを引くトナカイはみんな雌ではないのか?という疑問が残ります。
そもそもサンタクロースは夢も与えるファンタジーな世界なので、その辺はあまり深く考えないことにしましょう。
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サンタのソリを引くトナカイは何頭?
出典:http://xmas-count-down.com/b4/rudolph.htm
次に、プレゼントやサンタを乗せ重たくなったソリを引くトナカイに注目します。
このトナカイが何頭でソリを引き、そしてどんなトナカイ達なのかを紹介します。
最初のお話では2頭だった
サンタの乗った空飛ぶソリを引くトナカイが登場した“聖ニコラスの訪問”では、まだ2頭のトナカイで子供達に金貨や食料を配っていました。
トナカイが8頭へ突然増えた
その後の“A Visit from St.Nicholas(サンタクロースが来た)”で登場するトナカイは、突然8頭に増えます。
世界中の子供達にプレゼントを配って回るには、きっと2頭では大変だったのでしょう。
ちなみに、この時に描かれているサンタの衣装は赤ではありません。
現在は全部で9頭のトナカイがソリを引いている
出典:http://xmas-count-down.com/b4/rudolph.htm
ロバートの“赤鼻のトナカイ”が世界中に広まった事で、さらに1頭追加され現在は9頭のトナカイがサンタのソリを引いています。
サンタクロース協会の公認を受ける9頭のトナカイ達は、クリスマスになるとおなじみのフォーメーションを組み、世界中の子供達へ駆け回ります。
8頭の頃からトナカイ全てに名前と性格が設けられ、今でもその設定は変わりません。
それでは、9頭のトナカイを紹介します。
《トナカイの名前と並び順:サンタクロースに近い順》
・ダッシャー (足に自信があり突進者という意味を持つ)
・ヴィクセン (何かとうるさく口やかましいという意味)
○中間後方の3列目
・ダンサー (踊り子の意味を持つ)
・プランサー (踊り跳ねる者という意味)
[ちなみにこの2頭はメスで姉妹という設定です]
○中間前方の2列目
・コメット (彗星の意味を持つ)
・キューピット (恋愛の神の名を持つ)
○力強く全体を引っ張る1列目
・ドンダー (人見知りで雷という意味を持つ)
・ブリッツェン (堂々とした性格で稲光という意味を持つ)
○先頭で道案内をする役目
・ルドルフ (歌やお話で有名な赤鼻のトナカイ)
赤鼻のトナカイの『ルドルフ』は、サンタクロースを引くトナカイの中では最後の加入メンバーです。
他のトナカイと違う事がコンプレックスだったルドルフが、先頭でみんなを引っ張っていく姿は感動です^^
出典:https://www.youtube.com/watch?v=36l9ngO2gLA
以上、サンタクロース協会で紹介されているこの9頭のトナカイ達が、知る人ぞ知る有名なトナカイ達です。
サンタとトナカイ誕生の詳しい由来は?
サンタのモデルとなった聖ニコラス司教
出典:https://matome.naver.jp/odai/2144576816039109101
有名になってきましたが、サンタのモデルとなった人物は、東ローマ帝国に実在したと言われるミラの司教、ニコラスです。
名前の呼び方が、ニコラウスとニコラスの2種類ありますが、日本語での呼び方なのでどちらでも問題ありません。
ニコラスのいた時代は、とても貧しい家が多くありました。
そんな生活を強いられている人たちへ、ニコラスは家を訪れては金貨や食料を恵んでいたと伝えられています。
ニコラスが本当にいたかどうかは不明ですが、本や記録には残っているので、実在の任物という可能性が高いです。
ニコラスは善意の気持ちで人々を助けていました。
そんな、心優しい男性が起源となり、現代のサンタへとなっています。
ニコラスがサンタクロースと呼ばれるようになるまで
キリスト教の司教だったニコラスは、死後に聖人として崇められた事で、聖ニコラウス(セント・ニコラウス)と呼ばれるようになりました。
この名がオランダで“シンタクラース”という名に変わり、オランダからアメリカに渡った際、今の“サンタクロース”と呼ばれるようになりました。
ニコラスがサンタと呼ばれるようになったのは、伝言ゲームのように呼び名が少しずつ変化していった事が原因です。
ちなみに、イギリスではサンタのことを“ファザークリスマス”と呼ぶそうです。
サンタが赤い衣装になったきっかけ
“ファザークリスマス”と呼ばれるイギリスサンタは、緑色の衣装に身を包み子供達へプレゼントを配っています。
100年以上も昔に書かれたお話から誕生した初代のサンタも、青や緑の衣装に身を包み、トナカイの引くソリにのって夜空を駆け巡っていました。
そんなサンタが赤い衣装に身を包んだコスチュームとして広まるきっかけを作ったのは、なんと世界中で有名な“コカコーラ社”です。
コカ・コーラ社から発売されている飲料には赤をモチーフにしたパッケージが多く、1930年頃コカ・コーラ社がイメージキャラクターとしてサンタを起用しました。
そして、そのキャラクターデザインで描かれたのが、現在よく知られている赤い衣装に身を包んだサンタです。
その後も、クリスマスキャンペーンとして赤い衣装に身を包んだサンタを大々的に売り出しました。
こうして、赤い服に身を包んだふくよかなおじさんが、プレゼントを持ってやってくるというイメージが定着し、世界中に広まっていきました。
真っ赤なお鼻のトナカイは即興で作ったお話
出典:https://www.youtube.com/watch?v=OYT317Sm4Wc
誰もが知っている“赤鼻のトナカイ”は有名なお話です。
この物語は、最初子供を納得させるために父親の思いつきによって誕生しました。
では、どんな状況でその父親が“赤鼻のトナカイ”というお話を作り出したのか紹介します。
20世紀の初期、シカゴに住む貧しい家族がいました。
フリーライターをしていたロバート・メイは、一家の大黒柱として働いていました。
安い給料でしたが、妻とまだ2歳の幼い娘と慎ましく暮らしていたある日、妻が病に倒れてしまいます。
治療費はもちろん、薬代も払えないほど貧しい状況の中、妻の病状は改善されることはありませんでした。
そんな日々が続く中、成長し4歳になった娘は、自分の家庭が他の家と違う事に疑問を感じ、父ロバートに質問しました。
「何故自分だけ他の人と違うの?」
悩んだロバートは、即興で“赤鼻のトナカイ”というお話を作り娘に聞かせました。
まわりと違っても、誰かの役に立てるという内容に娘は大喜びしました。
ロバートはこのお話を本にまとめ、娘にプレゼントしました。
その後、ロバートが当時勤めていたシカゴの大手デパート“モンゴメリワード”のパーティーでこのお話を朗読すると、拍手喝采の大反響をうけました。
会社はロバートの思いつきから生まれた“赤鼻のトナカイ”を宣伝用の無料冊子として作り、多くに人に配りました。
題名は“Rudolph the Red-Nosed reindeer(ルドルフ 赤鼻のトナカイ)”とし、さらにクリスマスセールの広告で使ったトナカイのキャラクターを広めるきっかけにもなりました。
クリスマスセールの宣伝として、人気キャラクターだったサンタとのコラボも大盛況です。
本と共に、宣伝用のテーマソングも作られました。
その曲がクリスマスソングの定番“赤鼻のトナカイ”です。
こうして、赤鼻のトナカイは歌と共にアメリカ全土へと広まっていきました。
悩む娘へ聞かせるために、即興で作ったお話をきっかけとし誕生した赤鼻のトナカイことルドルフは、サンタを世界中へ連れて行く世界でもっとも有名なトナカイとなりました。
トナカイの鼻は本当に赤く光る
赤鼻のトナカイでおなじみのトナカイのお鼻ですが、本来は黒っぽい茶色などの色合いなので赤くありません。
しかし、トナカイの鼻は血管が集中しているために、激しい運動をすると血液が集中し、そこへ照明を当てると鼻が赤く見えるようです。
この実験は、昔の偉い人が実際に行った実験を元にした検証結果です。
なので、本当にトナカイの鼻は本当に赤くなります。
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まとめ
サンタ=トナカイ&ソリという定番のきっかけは、偶然や空想だけでなく子供達への愛情も理由の一つです。
もしも、クリスマスパーティーでサンタ役に抜擢されたら、子供達に夢と優しさをたくさん詰め込んでプレゼントを渡してあげましょう。
今年もあと少しです。
何かと忙しい時期ですが、健康で笑顔の年末を過ごしましょう。
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