近年ちょっと送る枚数も減ってきた年賀状。
「まぁ別に送らなくていいかな」なんて油断してると、相手からは年賀状が届いて、嬉しいんだけど焦ったりしたこと、ありませんか?
そこで今回は、年賀状の返事・返信はいつまで?文例やマナー、寒中見舞いとの違いは?をご紹介いたします^^
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年賀状の返事・返信はいつまで?
出典:http://lipgrape.com/new_year/1846.html
年賀状(=年賀はがき)は、一般的には松の内と呼ばれる期間内に届けるのがマナーとされています。
「松の内??なんじゃそりゃ?」
あまり聞きなれない言葉かもしれませんね。
お正月の門松を置いている期間のことを「松の内」と言いまして、正月(と呼べる期間)=松の内だと思ってください。
で、この松の内ですが多くは1月7日までとされています。
・・・なんでこんな風に、ちょっともったいぶった言い方をするかというと、松の内の期間は実は地域によって多少変わるんですね。
特に関西圏では、旧暦の正月にあたる1月15日までを松の内とすることが多く、そのほか1月10日にしている地域もあります。
年賀状も、この期間に届けるのがマナーなのですが、ご近所さんならともかく、遠方の方へ年賀状を送る場合、相手の地域の松の内の期間を調べるのも難しいです。
なので、基本的には年賀状は1月7日までに届けるものという意識を持っておきましょう!
要注意!年賀状は1月7日までに「届ける」こと!!
さて、年賀状を出す期間がわかったものの、ひとつ注意しておきたいことがあります。
それは1月7日までに相手に「届いていること」!
当然、郵便物はポストへ投函して、当日相手宅へ届くものではありません。
差出方法や、相手方の住所などによって配達にかかる日数は変わりますが、年始の時期は郵便の量や交通機関の混雑によって、通常より時間がかかってしまう場合があります。
できるだけ配達期間に余裕を持たせて、差し出すようにしましょう!
そしてポストへ投函する場合は、投函する時間にも注意を!
ポストの集配時間を逃してしまうと、翌日扱いになってしまい、自分で思っているよりも日数がかかってしまいます。
急ぎたい場には、ご自分の地域にある郵便集配局(地域の大きな郵便局です)の窓口に直接持参するようにしてください。
ポストへ投函するよりは早く先方へ到着する場合が多いです^^
1月7日までに届くかどうか、微妙なら寒中見舞いにする
準備がぎりぎりになってしまったり、相手が遠方にお住まいだったりで、1月7日までに届くかどうかが微妙な場合、年賀状ではなく寒中見舞いとして差し出すのが良いでしょう。
寒中見舞いは1月5日から差し出すことができる、季節の挨拶状です。
「ちょっと間に合いそうにない!」という場合は、こちらに切り替えましょう。
ちなみに、年賀はがきを差し出しても、1月8日以降に差し出したものについては消印が押されます。
消印付きの年賀状というのも、あまり見栄えが良くありませんので、通常ハガキで寒中見舞いとして出した方が良いでしょう。
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年賀状の返事・返信の文例やマナー
出典:https://37sumai.31sumai.com/article/3868
年賀状の返事・返信として出す際、文面はどうすればよいのでしょうか?
ここでは気を付けたいポイントと文例をご紹介します!
年賀状の返事・返信のマナー1:お礼とお詫びの2点は必ず!
まず何より書かなくてはいけないのは
・挨拶が遅くなってしまったことへのお詫び
この2点はかならず文章中に入れるようにしてください。
この時に、なぜ年賀状を出せなかったのか、遅くなったのかの『理由』については特に言及する必要はありません。お詫びの一言だけ添えていれば大丈夫です!
上記2点を述べたうえで、昨年先方にお世話になったお礼や、体を気遣う文章が望ましいです。
年賀状の返事・返信のマナー2:日付は「1月吉日」
1月1日に届くように差し出した年賀状には、日付のところで「元旦」や「元日」と書いたかと思います。
これらはいずれも「1月1日」を指す言葉ですので、1月2日以降に届く年賀状に沿えるのは間違いとなります。
日付は1月吉日としてください。
ちなみに、「元旦」と「元日」よく似ていますが、厳密には意味が異なります。
・元旦は1年の最初の「朝」。1月1日の朝のことを指します。
※「旦」という字が、この字の形のごとく、日の出を表します!
年賀状を追加で印刷するときに、うっかりそのままにしないようにご注意ください!
上司や同僚など職場関係の一言文例
それでは実際に年賀状を出す際の文例を見ていきましょう!
まずは上司や同僚など仕事上のつながりがある方へ出す文例です。
この場合は賀詞に「謹んで」や「恭しく」といった言葉を含むのが望ましいとされます。
・恭賀新年
・謹んで新年のお慶びを申し上げます
・謹んで新春のお慶びを申し上げます
・謹んで新春のご祝詞を申し上げます
上記のような賀詞を使って文面を作ります。
謹んで新年のお慶びを申し上げます
ご丁寧な年賀状をありがとうございました。
新年のご挨拶が遅れまして誠に申し訳ございません。
お健やかに新年を迎えられましたご様子、心からお喜び申し上げます。
まだまだ寒い日が続きます、どうかお体を大切になさって下さい。
今年も宜しくお願い申し上げます。
新春のお慶びを申し上げます
ご丁寧な年賀状を頂きながらご挨拶が遅れ、誠に申し訳ございません
旧年中は職場にて大変お世話になりました。
本年も何かとお世話になることと存じます。
今年もどうか宜しくお願い致します。
友人や親戚の場合の一言文例
基本的には仕事関係の方へ差し出すのと同様、年賀状をいただいたお礼と、返事が遅れたお詫びを添えたうえで、相手の体を気遣ったり、お世話になったお礼を伝えます。
友人や近しい親戚への年賀状には、相手との関係性を考慮しながら、丁寧な言葉遣いからくだけた言葉遣いまで、使える文面の幅が広がります。
・新年おめでとうございます
・新春のお慶びを申し上げます
・Happy New Year
もちろん、先に紹介している賀詞も使用して大丈夫です。
堅めの賀詞からカジュアルなものまで使えますので、相手のことを考えながら文面を考えるといいですね^^
具体的な文例としては、こんな感じで
明けましておめでとうございます♪
年賀状ありがとね!
新年のあいさつが遅くなってしまってごめんなさい。
今年も一緒に遊びに行きましょう。
お互いにいい一年になりますように♪
これに加えて、しばらく会っていない友人や親戚などには、自分の近況なども添えてあげると、より喜ばれるでしょう。
年賀状の返事・返信を遅れて出す、『寒中見舞い』の文例
出典:https://4kioriori.com/archives/48
年賀状を遅れて出す場合、1月7日の松の内に届くように出せるのであれば、年賀はがきを使って年賀状として差し出します。
もし1月7日までに届くのが難しいな、と思われる場合は普通はがきを使って寒中見舞いとして出すようにしましょう!
寒中見舞いは年賀状とは異なり、「謹賀新年」や「新年おめでとうございます」などの賀詞は用いません。
寒中見舞いの意味としては、寒さが厳しい季節に、相手の体を気遣う便りですので、書き出しは「寒中お見舞い申し上げます」から始めるようにしましょう。
その上で、年賀状をいただいたお礼と、挨拶が遅くなったお詫びを添えます。
文末には、相手の体調を気遣う言葉や、自分の近況などを書き加得ると、受け取った相手にも喜ばれます。
文例としては以下のようなものを参考にしてください^^
寒中お見舞い申し上げます
ご丁寧な年賀状を頂き、ありがとうございました。ご挨拶が遅れ申し訳ございません。
皆様におかれましては良いお年を迎えられましたご様子、心からお喜び申し上げます。
おかげさまで私どもも元気に過ごしております
本年もよろしくご厚誼のほどお願い申し上げます
寒中お見舞い申し上げます
素敵な年賀状をありがとうございました。
ご挨拶が遅れ、大変失礼いたしました。
昨年は大変お世話になりありがとうございました
寒い日が続きますので
風邪など召されませぬようご自愛ください
本年もよろしくお願い申し上げます
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年賀状と寒中見舞いの違いは?
出典:https://www.tegamiletter.com/kisotisiki/
新年を祝う意味を持つ年賀状と異なり、寒中見舞いは寒さが厳しい季節に相手のことを気遣うものです。
お祝いの意味を持ちませんので、喪中の方が差し出したり、受け取ったりしても大丈夫です。
差し出す時期も年賀状と異なります。
年賀状が松の内(~1月7日まで)とするのに対し、寒中見舞いは1月5日~立春(2月4日)までの間に出すものとされています。
年賀状を差し出すのが遅くなってしまった場合や、喪中で出せなかった方への返事として差し出すことができます。
寒中見舞いを出す際にも、いくつか注意しなければならない点があります。
注意点①余った年賀状を使わない!
年賀状の返事として出すことも多いのですが、上記の通り年賀状と寒中見舞いでは意味が異なります。
面倒だからと言って、余った年賀状に「寒中見舞い申し上げます」と書いて出すようなことは避けましょう。
必ず、普通はがきを用意するようにしてください。
ちなみに、余った年賀状は郵便局の窓口にもっていけば1枚5円で普通はがきに交換してもらえます。
裏面に印刷してあったり、宛名を書き損じたものでも交換してもらえますので利用してみてください。
注意点②立春(2月4日)を過ぎてしまったら「余寒見舞い」
寒中見舞いを出そう、出そうと思っているうちに、もう2月!
今からでは2月4日には先方へ届かないかもしれない。。。
もしそこまで遅れてしまった場合は「余寒見舞い」として差し出します。
余寒見舞いは「立春を過ぎてもまだ寒さが続きますが、お体はいかがですか?」という意味を持った見舞状です。
ですので、意味としては寒さが続く限り出せるものですが、おおよそ一般的には2月下旬ごろまでに差し出すものとされています。
ここまで遅れることもなかなかないかもしれませんが、どんなに遅れても、年賀状の返事は出すようにしましょうね!
年賀状が喪中に届いたら?
喪中で年賀状が出せなかったとき、知らなかった(知らせていなかった)方から年賀状をいただくこともあります。そんなときも、返事は出すのがマナー。
ですが、もちろん服喪中には年賀状は出せませんので、松が明けてから(1月8日以降)に寒中見舞いや挨拶状として出しましょう。
その際に注意点としては
① 故人を明らかにして、喪中であった旨を伝える
年賀状を出せなかった理由は、通常は触れませんが、喪中の場合には明記します。
故人の名前と間柄を記して、喪中であることを伝え、その上であいさつが遅れたことを詫びましょう。
② 「賀」などのおめでたい文字は避ける
「年賀状をいただき、ありがとうございました」などと書いてしまいがちですが、服喪中に「賀」などのおめでたい文字は避けましょう。
「年賀状をいただき」→「年始状をいただき」と言いかえて文面を作ってください。
日付も「1月吉日」としていましたが、「吉」の字は使えませんので、そのまま差し出した日の日付を入れます。
③ 故人宛ての年賀状が届いたら、代わって返事を出す
故人宛てに年賀状が届いた場合、その方へは故人が亡くなった際にお知らせできておらず、ご存じないと考えられます。
この場合は、故人に代わって返事をお出ししましょう。
松が明けるのを待って(1月8日以降に)寒中見舞いや挨拶状として送ります。
返事を出す際には、故人が亡くなった際に連絡が行き届いていなかった旨、お詫びの一言を添えて、「故人に代わりまして生前のご交誼(こうぎ)に対し御礼申し上げます。」といった言葉を添えて差し出します。
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まとめ
いただいた年賀状の返事は、もちろん早い方がベター!
できる限り1月7日までに届くように、早めに書いてポストへ投函するようにしてくださいね!^^
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