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黒猫が前を横切るのは幸運or不幸??左右どちらからで変わる!!

さっき黒猫に横切られたんだけど、幸運なんだっけ?

それとも不幸の象徴だったけ?

黒猫に前を横切られるのは、幸運・不幸どちらで捉えるパターンもあるようです。

国によって解釈が違うこともあるので、"日本においてはどうなのか"しっかり解説して行きます!

この記事でわかること

  • 日本では、黒猫が横切るのは幸運か、不幸か
  • 幸運と言われる理由
  • 不幸と言われる理由

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もくじ

黒猫が前を横切ると幸運?それとも不幸?

黒猫が横切ると幸せになるという説が有力

黒猫は、主に海外では“魔女の使い”や“不吉の象徴”と言われ、印象が悪いです。

しかし日本での印象は、昔から人との交流が深い動物として可愛がられてきており、幸運の象徴とまで言われているのです。

その為、黒猫が横切るという行為に対して、日本では幸せになる事が多いそうです。

これは意外ですね!

ここでからは、日本を含めた様々な国別の黒猫に対するイメージを紹介します。

日本では福猫とも呼ばれている

日本で黒い猫は、“福猫”とも呼ばれています。

そもそも猫は夜行性なため、暗くても目が利くので、様々な物事に対して見通しが効くと言われ、魔除けや厄除け、さらに幸運の象徴とされています。

尚、商売繁盛&千客万来でお馴染みの招き猫ですが、幸運を呼び寄せる役目を持つ招き猫の中でも、黒猫は更に効果があるとされています。

その為、黒い招き猫は魔除け&厄除け効果が高く御利益があると言われ重宝されてきました。

江戸時代には、左向きのカギしっぽの黒猫はお金をかき集めてくれるという噂が広がり、商人の家では人を使いお金を出してでも探し回ったという文献が残っているほどです。

黒猫に左右どちらから横切られるかで幸運か不幸か変わる

主にドイツの古くからの言い伝えです。

左右どっちから横切られるか

  • 右から左:幸運・縁起が良い
  • 左から右:不幸・縁起が悪い

ドイツでは上記のように言われています。

ドイツからこの話が日本に伝わり、日本でも左から右へ横切られると少し嬉しくなる方もいるようです。

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黒猫が前を横切るのは幸運・縁起が良いとされる理由

地域毎に様々な考え方のある黒猫ですが、縁起物として大事に扱われる理由やきっかけとなった昔話も紹介します。

我が輩は猫であるのモデルは黒猫だった?

夏目漱石は、その黒猫を眺めながらあの有名な“我が輩は猫である”を執筆したそうです。

“夏目漱石”の妻:鏡子が『福猫』として黒い猫を飼っていたそうです。

黒猫は頭が良く、もともと甘えん坊な性格をしているので、人に懐きやすく、そして、真っ黒い体がミステリアスな雰囲気と、甘えん坊の愛くるしさから黒猫を好んで飼う人は多いようです。

イギリスでは結婚式の幸せのシンボル

イギリスのある地方では、幸せのシンボルとして結婚する時に黒猫が横切ると幸せになるや、教会へ向かう花嫁の前を黒猫が横切ったら幸せな結婚が約束されるといった言い伝えがあるようです。

グリーティングカードにも黒猫が用いられ、新婚夫婦を幸せいっぱいにする動物として信じられているのです。

イングランドでは結婚式のお祝いに黒猫

イングランドでは、黒猫が道を渡ったり、自宅に入ってきたら、たいへん縁起が良いとされています。

さらに、黒猫が住み着くとその家には幸運がやってくると言い伝えがありますが、まるで座敷童子のような存在です。

そのためでしょうか、結婚祝いに黒猫を送ると新婦に幸せが訪れると言われています。

新しい新生活に黒猫は、癒しも与えてくれますね。

ベルギーのイーペルで行われる猫祭り

ベルギーのウェスト=フランデレン州にある町のイーペルでは、時計台から黒猫を投げ殺す“猫の水曜日”という行事が19世紀初頭まで行われていました。

この地域にも、動物愛護団体が異議を称えた事で悲惨な行事がなくなり、今では猫への反省から“猫祭り”という行事へと変化しました。

この猫祭りとは、時計台から黒猫の人形を投げ落とし、キャッチした人は幸せになるというお祭りだそうです。

黒猫が、意味も無く処分されていた時代は終わり、今では黒猫を掴むと幸運となると言われるほどに大きな変化があった地域もあります。

フランスでは黒猫は“魔法の猫”

フランスで黒猫は「魔法の猫」と呼ばれ、エサを与え敬意をもって接する飼い主には幸運をもたらしてくれる存在と言われています。

さすが紳士の国は、黒猫に対しても紳士ですね。

スコットランドでは妖精が黒猫に変身

スコットランドでは、黒猫は妖精の化身で幸福をもたらしてくれる存在なので、黒猫が目に前を横切ると幸運の印とも言われています。

ペルシャでは黒猫への痛みは自分に返ってくる

ペルシャで黒猫を虐待や危害をくわえる事は、自分を守護する霊やドッペルゲンガーと呼ばれるもう一人の自分を痛めつける事と同じ意味を持つとされています。

良い事も悪い事も、自分に返ってくるのです。

イギリスでは黒猫の事をラッキーキャットと呼ぶ

イギリスでは、幸運の黒猫というモノがあり、黒猫の事を“ラッキーキャット”と呼ぶ地域もあるそうです。

そのため、苦労して大変な時は黒猫を飼うと良いと言う話もあるくらいです。

そんなイギリスには、“ Kattenstoet(猫のパレード)”と呼ばれる黒猫装束の人が多数参加するお祭りもあるのです。

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江戸時代に伝わる結核を治した黒猫のお話

江戸時代に、労咳という大変な病気が大流行した時がありました。

労咳とは結核の事で、当時は不治の病とされ死亡率の高い病気でした。

そんな結核のを患った人達の間で、何故か黒猫が結核を治してくれる伝えられていたのです。

その噂のきっかけとなったお話を紹介します。

結核を患った一人の娘を救った黒猫

不治の病として、結核が日本全国に猛威を振るっていた最悪の時代に、一人の娘も流行病の結核を患ってしまいました。

結核は死の病とも呼ばれ、医者に連れていかなければただ死を待つだけという悲惨な状況の中、母親はただただ絶望していました。

母と娘の貧しい二人暮らしの家には、医者に診てもらうだけの余裕など無かったのです。

神に祈りすがることしか出来ない母親は、苦しむ娘に少しでも栄養をつけてもらおうと、芋粥を作りました。

しかし、娘は病の苦しみでその芋粥に手をつける事はありませんでした。

もうダメかも知れないと、ただただ泣く事しか出来ない母親を、月明かりの隙間から誰かが見ています。

恐る恐るのぞき込むと、そこには1匹の黒猫が夜の闇から母親を眺めていたのです。

黒猫は空腹でやせ細っていました。

母親は、娘が食べることが出来ないから代わりにと、芋粥を黒猫に与えました。

黒猫は、その芋粥を食べながら、その横で母親が話す娘の患っている病気の事を聞いていました。

猫に人間の言葉がわかるわけもなく、食べ終わった黒猫はそのまま夜の闇に消えて行きました。

翌日も、母親は熱に侵され苦しむ娘を必死に看病していました。

見ているのも辛い状況の中、きょうはいつもと違い何故か外がやけに騒がしかったので、表を覗いてみると、昨日の夜芋粥を一緒に食べた黒猫を一人の男性が追いかけて母娘の家に勢いよく向かって来たのです。

そうこうしているうちに、黒猫が母娘の家に逃げ込んだ勢いと一緒に、追いかけていた男性も入ってきてしまいました。

男性がこの家の猫かと尋ねると、驚いた母親は違うと答え、男性に事情を聞くと、この黒猫が盗みをしたから追いかけてきたと言う。

熱でうなされている娘の横で横になっている黒猫に、母親は優しく咎め男性に猫が咥えたモノを返しました。

猫の代わりにと頭を下げる母親に、男性はその娘は何かあったのかと尋ねました。

娘は結核にかかり、あと数日の命だと涙ながらに話すと、男性は急いでどこかに行ったかと思うと、若い男を数人連れて戻ってきた。

すると、男性は娘を抱えすぐに入院だと行って連れ出そうとしたのです。

聞けば、男性は医者ですぐに結核の娘を診てくれると言いました。

しかし、母親が医者に診せるお金のないと困惑していると、男性は黒猫から高価な薬を取り返してくれた。

その事が報酬代わりとして、娘の病気を治してくれると言ったのです。

母親はうれしさのあまり、その場で泣き崩れました。

その後無事娘は元気になって帰って来たのですが、後から聞く話では、あの男性は町で一番の人情肌な優しい医者だったとの事です。

そして、母娘と一緒に黒猫も家族として一緒に暮らしたそうです。

この噂がどこかで少し内容が変わりながら広がっていき、結果黒猫を飼うと結核が治るという迷信で伝えられてしまったそうです。

黒猫は結核治療の他に恋煩いに効験

ただの迷信に過ぎない黒猫と結核の繋がりでしたが、他にも恋煩いにも効験があると言われていたそうですが、黒猫にそこまでの効果は無くとも、想い相手と会話のきっかけくらいにはなったのではないかと思います。

黒猫が前を横切るのは不幸・縁起が悪いとされる理由

精神的に不安定な状況になった場合、特に黒猫が不幸の象徴として縁起の悪い印象を持たれやすいです。

悪いことは全て黒猫が目の前を通ったり横切ったせいだと、根拠がなくどこから来たのかや、その期限となる伝承を紹介します。

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欧米では魔女の使い魔として不幸の象徴とされている

欧米の、特に魔女文化や魔法に対して根強い歴史をもつ国や地域では、魔女の使い魔として見るだけでも縁起の悪いと思われています。

他にも、魔女繋がりで黒いカラスに似ている事からも不幸の象徴と呼ばれます。

昔あった魔女狩りの時も、多くの黒猫が一緒に処罰の対象とされていたそうです。

イタリア・トルコ・ポーランドにある猫の日

https://twitter.com/BOBtheCAT_japan/status/1494148466708447238?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1494148466708447238%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_c10&ref_url=https%3A%2F%2Fpublish.twitter.com%2F%3Fquery%3Dhttps3A2F2Ftwitter.com2FBOBtheCAT_japan2Fstatus2F1494148466708447238widget%3DTweet

最近まで、イタリアでは毎年数万匹以上の黒猫が不吉と言われ、殺処分されていました。

その行為を不当として、動物愛護団体が立ち上がり、この残忍な歴史にピリオドを打ったのです。

その後、黒猫に対する酷い行いを改める為の日が制定される事となりました。

それが、イタリアの11月17日の“猫の日”です。

幸運の象徴が素通り

確かに幸運の象徴として崇められている黒猫ですが、その黒猫が自分に興味を持たず素通りして行った場合に、幸運から見放されたや横切った事で幸運が遮断されてしまったという解釈を感じる場合もあるのです。

あの世とこの世を横切るとされる黒猫

暗闇でも見えて人々の目に触れず動き回る能力から連想された結果、猫は黒猫はあの世とこの世の境に生きる生物だから、黒猫が目の前を横切ると、その奥はあの世に繋がっている

とも言われているのです。

仏教でも黒猫は嫌われている

真っ暗闇に隠れてしまうと、黄色く光る目と、尖った白い牙しか見えなくなってしまうので、確かに恐怖を誘う見た目をしているのかも知れません。

その恐怖を与える見た目の影響なのか、民話において悪だくみを考えるキツネよりも狡猾な動物として描かれる事があります。

特に仏教の世界では、ブッダの死に悲しまなかったのは、蛇と黒猫だけと言われ嫌われているのです。

黒猫が横切ると不幸になる噂のルーツ

よく耳にする黒猫が目の前を横切ると不幸になると言いますが、これにはある言い伝えがきっかけとなっていました。

そのお話を紹介します。

とある村に住むごく普通の家に住む父と息子がいました。

二人で出かけたある日、帰りが遅くなり暗くなりかけの夕方だったので、急いで家路を帰る途中、突然息子の前に何か黒いモノが横切ったのです。

驚いた息子は近くにあった石を投げつけると、その黒い何かに命中しました。

黒い何かは、突然飛んできた石に驚き、ある一軒の家に逃げ込んだのです。

黒い何かが入っていった家は、村人と交流をあまり持たない老婆が住む家でした。

この家に住む老婆は、謎が多く噂では魔女だと言われ村人からも恐れられていたのです。

そんな不気味な家の窓に、一匹の黒猫が父子を見ている事に気がつきました。

その黒猫は、右顔面を怪我していたので、息子はさっきの黒いモノが黒猫だったのだと、そこで始めて気付きました。

その後何もなく家に着いた二人は翌日もいつものように目を覚まします。

ですが、家を出た二人の前に通り過ぎる老婆が目に入り、二人は驚いたのです。

なんと、老婆は右顔面に怪我を負っていたのです。

もしかすると、昨日の黒猫は老婆だったのでないかと思い、二人はすっかり怯えてしまいました。

それからです。

父子は次々と不幸な目にあい、最終的には崖から落ちて死んでしまったのです。

謎の死を遂げた父子を知る村の人達は、老婆は魔女で黒猫に化けて村を回っていたのではないか。

亡くなった二人は、偶然老婆が人間に戻ろうと家に逃げんだ所を目撃してしまい呪い殺されてしまったのだと噂するようになりました。

こんなお話がきっかけとなり、目の前を黒猫が横切ると不幸になるという伝承が伝わっていったと言われています。

黒猫が行く手を横切ったら伝染病で死ぬ

実際は根拠は無いのですが、噂として伝えられているモノを紹介します。

アイルランド月明かりの中、黒猫に行く手を阻まれたら、伝染病を患って死んでしまうと恐ろしい事を言われていました。

それこそ根拠はありませんが、闇夜を自由に歩き回る能力は魔女の使いだからとか、黒猫を飼っている事が悪魔崇拝である魔女の証とまで言われてしまう時代もあったのです。

黒猫は悪魔の化身

カラス猫と呼ばれ、死人にたかるカラスと同じ色というだけで不気味がられて、不吉の象徴のような扱いを受けています。

特に、各国の様々な伝承の中で悪魔の化身として描かれる事が多く、中でも黒猫は女性を殺し、その殺した女性に化けると恐れられているので、夜道に女性一人は色々な意味で危険だと言われています。

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クロネコヤマトのトラックにもジンクスがある?

トラックのクロネコが横切るのも不幸になるのか

その昔、クロネコヤマトのトラックが横切っただけで、黒猫と同じように不幸になるといった都市伝説が噂されていたそうです。

佐川急便とは大違いですね。

クロネコヤマトが黒猫を起用した理由

本当に不幸を呼ぶ不吉の象徴なら社名になんてしません。

ヤマト運輸の黒猫は、よく見ると子猫を咥えた親猫が描かれています。

これには、母猫が子猫を口にくわえて運ぶときのように、優しく丁寧にお届けしますという企業理念や精神を表しているのです。

クロネコヤマトは、幸せになるたくさんのギフトを届けてくれる会社です。

人を不幸にするようなマイナスのジンクスはないので、配送の方にも優しく接していきましょう。

ちょっと面白い黒猫の迷信

最後に、ついクスッと笑いたくなるような変わった迷信を紹介します。

幸せな迷信

  • 黒猫に出会ったら12歩下がってまた歩き出すと不吉な事は起きない
  • 黒猫にであった後、黒以外の猫が後を付いてくるとラッキーな事がある
  • 黒猫を呼ぶことなく黙って待っていて、黒猫が近づいてきたら幸せが来る
    (元々猫は、触れられるだけでストレスになるくらい警戒心の強い動物です。そのため、猫カフェでもだっこはご遠慮のお願いという説明書きが繊細な生き物です。)

不幸な迷信

  • 主にドイツに伝わる迷信として、黒猫が自分の前を右から左に横切ったら不吉、逆に左から右に横切ったらラッキー
  • 黒猫は不吉な動物なので、黒猫をまたぐと不幸が起こる
  • 13日の金曜日に黒猫を見ると不幸が起こる

黒猫の妖精“ケット・シー”

ケルト人の達が伝えてきたケルト神話には、“ケット・シー”という黒猫の妖精が伝えられています。

妖精のような妖怪の“ケット・シー”は、亡くなってすぐの供養する前の死者から魂を盗んでしまうという悪さをする妖精と言われる一方で、ハロウィンの時に“ケット・シー”の為、特別にミルクを用意しておくと、その家は幸運に恵まれるというのです。

そのため、“ケット・シー”という妖精は他にはない珍しい特徴として、良い面と悪い面の両方を持っているのです。

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【まとめ】黒猫に前を横切られたら、良いことがあると思おう!

黒猫に前を横切られたら幸運なのか、不幸なのかについて解説しました。

どちらの説もありましたが、幸運と思っていた方が横切られたら嬉しいですよね。

それに、悪いと思っていたら黒猫もかわいそうです。

そのため、黒猫に前を横切られたら、「良いことがあるかも?」と思うことにしましょう!

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