みなさんはお正月に使った門松やしめ縄などの「正月飾り」をその後どうしてますか?そんな処分や扱いに困るお正月飾りは、どんど焼き(どんと祭り)に持っていくのが良いようです!また、どんど焼きとはどんな行事でしょうか?行う意味や由来は何でしょうか?また、いつやお守りは持って行っていいのでしょうか?
そのため今回は、どんど焼きとは?意味や由来、2019年はいつ、お守りやお札の処理は?をご紹介します!^^
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もくじ
どんど焼きとは?
出典:https://www.youtube.com/watch?v=KkON_jyMQw8
正月に飾った門松やしめ縄などの飾りを火にくべて焼き払う、伝統的なお祭り
どんと焼きとは、お正月に飾ってもう時間が経ったもの、捨てるか迷うものは実はたくさんあります。
例えば、門松、しめ縄、だるま、鏡餅、羽子板、お札、お守り、書初めなどがあります。
それらのお正月関連のものを「焼くため」の伝統的なお祭りです。
お正月に天から降りてきた神様は、どんと焼きの炎とともに天に帰る、と言われています。
ですので、それをお見送りするために行われるのがどんと焼きなのです。
どんと焼きでは、まず、神社の境内に木のやぐらや小屋を組み、火を燃やします。
その燃えているやぐらの中にお正月の飾りである門松やしめ縄、だるま、書き初めなどを入れて、
激しく燃える火とともに燃やしていきます。
この時に出る「煙」に乗って、お正月にお世話になった歳神様は天にお帰りになるのです。
ここで気をつけていただきたいのが、環境面への配慮として、飾りを燃やす際にはビニール、針金などを外す事が必要になります。
正月飾りや書き初めを燃やした後、残った火で、柳の木や細い竹にさした団子、餅などを焼いて食べることがあります。
どんと祭ではこのようなおいしいおやつが売っていることも多いです。
後に詳しく説明しますが、この残り火で焼いたおやつには縁起の良い意味もあるので、ぜひ食べる事をおすすめします☆
かねてからどんと焼きは「子どものお祭り」とされており、
以前は子どもたちがやぐらの組み立てや飾り付けを行い、子どもと一体となって祭りを行っていました。
ですが、最近は子どもの数の減少や火災の危険などが心配されたことから、地域の子どもたち中心のどんと焼きは数が減っていることがあるそうです。
ですので、どんと焼きが今でも行われている地域では、どんと焼きにぜひ参加して、
日本の伝統行事を子どもたちにもしっかりと理解してもらい、いつまでも絶やさないように大切にしていくことができたら、と思います。
どんど焼きの意味は?
出典:https://www.youtube.com/watch?v=WuOJnYj3y8Q
歳神様をお正月飾りを焼いて炎とともに見送る意味があり、無病息災、五穀豊穣の効果がある。
どんと焼きには、門松やしめ飾りでお正月に出迎えた歳神様をお正月飾りを焼き払う事によって、炎とともに天に見送る、という意味があります。
お盆に行われる「迎え火」「送り火」と似ており、同じような意味をもつ「火祭り」の一種です。
どんと焼きの効果として、どんと焼きの火にあたると若返る、どんと焼きの火で焼いたお餅や団子を食べると病気をしない、
虫歯にならない、その1年は健康に過ごす事ができる、などと言われています。
先ほど紹介した火に焼いたお餅はただおいしいだけではなく、
このような健康面にありがたい効果があると言われています。
どんと祭に行った際には、その時期にしか食べられないこのお餅や団子をぜひ食べたいものです。
また、「書き初め」を燃やすことにも深い意味の言い伝えがあります。
書き初めを燃やして紙が高く舞い上がると、習字が上手になり、さらに勉強も合わせてできるようになると言われています。
子どもたち、お子さんを持つ親御さんには必見ですよね!
書き初めを燃やすのは珍しく抵抗があるかもしれませんが、お家で捨ててしまうならどんと際に持っていき、
一緒に燃やす事によって、お子さんの学業成就を祈願をしながら伝統を教える良い機会にもなります。
高く上がれば上がるほど上手になるとされているので、焼いて立ち上る様子を家族みんなで眺める、なんてのも楽しいかもしれませんね。
また、どんと焼きで出た肺を家に持ち帰って、家の周辺にまいておくと、魔除けの役割にもなるそうです。
灰にまでありがたい効果があるのがどんと焼きなのです。
その他どんど焼きには、無病息災、家内安全、身体健康、五穀豊穣など、良い意味が沢山あります。
自分や家族、友人がが幸せに過ごせるように、豊な農作物がたくさん採れるように、
商売が繁盛するように、病気にならずに心身ともに健康でいられるように、など
たくさんの願いがかなうとされており、どんと焼きはとにかく縁起の良いお祭りだということがわかります。
どんど焼きは2019年はいつ行われる?
出典:https://tashlouise.info/%E9%80%9A%E5%B9%B4%E8%A1%8C%E4%BA%8B/%E3%81%8A%E6%AD%A3%E6%9C%88/5949.html
・1月14日
あるいは、
・1月15日
一般的には1月15日ですが、14日や16日に前後する地域もあります。
この風習は全国各地に広まり、全国で行われている行事です。
2019年は成人の日が1月14日なので、
1月12日~14日または本来の15日あたりが候補の日にちになります☆
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どうして『どんど焼き』と言うの?名前の由来
出典:http://www.i-nekko.jp/hibinotayori/2017-011400.html
炎がどんと燃える様子、「尊(とうと)や尊」とはやしながら火を燃やしたのがなまって「どんと」に変化した
「どんと焼き」の名前の由来には諸説があります。
炎がどんと燃える様子、「尊(とうと)や尊」とはやしながら火を燃やしたのがなまって「どんと」に変化したと言われています。
ですが、どれも音の響きからついたものが由来になります。
どんど焼きの由来は?
平安時代の宮中行事「左義長(さぎちょう)」が起源という説が有力です。
宮中で当時の貴族たちの平安遊びで「毬杖(ぎっちょう)」という木でできた杖で、毬(まり)をホッケーのように打ち合う遊びをしていました。
左義長とは、その遊びで使われてた杖を青竹を使って3つにまとめ、その上に扇子や短冊、天皇の書などを結び、
陰陽師がうたい囃(はや)しながら焼いたため、「三毬杖(さぎちょう)」と呼ばれるようになったことが由来のようです・
この平安時代の三毬杖(さぎちょう)が庶民の間にも広まり、今のどんと焼きになりました。
昔は神事からはじまりましたが、現在では宗教的な意味合いは少なくなっており、
宗教に関係なく、お正月に関わる物を燃やす行事となっています。
そもそも、火はけがれを清め、新しい命を生み出すと言われています。
また、その煙に乗って正月の神様が天に帰ります。
そのため、どんと焼きは祓(はら)い清めの役割と、正月に受かれた人々を現実世界に戻す、
といった二つの役割がある行事と言われています。
どんど焼きは、どこの場所で行われる?地域によって呼び方が違う?
出典:http://blog.goo.ne.jp/c0513yi0c/e/7351857b0c156538e19ff79033484ab5
NPO地域資料デジタル化研究会の10年にわたる調査によると、
北は北海道、南は沖縄の全国47都道府県で行われていることが明らかになりました。
ですので、どんと焼きは全国で行われる「国民的行事」と言えます。
町内会や子供会などの小さな集団が主催をし、神社だけではなく、田んぼや畑、空き地で神社と同じように木材のやぐらを作ってどんと焼きを行うこともあります。
ですので、自分の家の近くでも行われているかもしれません。
どんと焼きの呼び方は、地域によって異なります!
ちなみに、全国でどのように呼ばれているかをご紹介します。
あわんとり(千葉県南部・茨城県南部)
お焚き上げ(神社で行事としてする場合)
おんべ焼き(単におんべとも)
御柴灯(おさいとう)
かあがり(長野県南佐久郡小海町、南佐久郡南相木村、北相木村)
かんじょ(新潟県村上市岩船)
さいと焼き(神奈川県横須賀市鴨居八幡)
さぎっちょ(富山県、石川県、福井県、岐阜県、高知県、福岡県)
しんめいさん(広島県東広島市安芸津町)
道祖神祭り
とうどうさん(愛媛県東予地方)
とんど(奈良県、広島県、岡山県)
とんど焼き(近畿とその周辺、東京都)
とんど正月(兵庫県播磨地方)
どんと
どんどや(九州)
とんどさん(鳥取県)
ほっけんぎょう(九州)
やははいろ(東北)
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8
ここまででもたくさんあります。
全部で20種類以上あるそうです!調べたらたのしくなりそうですね。
また、東日本では「才の神焼き」、東海地方から西日本では「左義長」とも呼ばれています。
こんなにも沢山の地域で異なった呼ばれ方をしておりますが、
1月に行われる火で燃やすお祭り!と言ったら「どんど焼き」なのだ、と思って大丈夫です。
全国的に有名などんど焼きを行うお祭りとして、
宮城県仙台市の大崎八幡宮で行われる「松焚祭(まつたきまつり)」が有名です。
参拝数は全国で一番多く、例年10万人ほどの人が訪れる大きなお祭りです。
JRの駅から歩いていける距離にあるため、遠方からの観光にもぴったりです。
近所でどんど祭りをやっていない、なんて方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
その全国一の規模と迫力に感動することでしょう。
古いお札やお守りは、どんど焼きにもっていってもいいの?
出典:https://sk-imedia.com/dondoyaki-4401.html
持っていっても良いです。
お守りを持っていき、燃やす事は可能です!
ですが、一般的には、お守りはいただいた神社にお返しすることがマナーとされており、
自分で起こした火で焼き払うのは厳禁とされています。
しかし、どんど焼きの火であれば、神様を天にお返しするための行事となっているので、古いお札やお守りを正月飾りと共に火にくべて焼いても良い、とされています。
神社によっては火にくべるものの制限がある場合がありますので、事前に持参してよいかを問い合わせすることをおすすめします。
また、火にくべない場合でも、お守りやお札は神社に引き取ってもらえるため、家でどうしようかと迷った際には神社の方に引き取ってもらいましょう。
「古札納め所」と呼ばれる専用の箱がある場合もあります。
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どんど焼きは、火を使うとは言え、その待ち時間や道中はかなり寒いので、暖かくしましょう!
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まとめ+関連記事
どんど焼きの歴史は難しく考えず、神様をお返しするもの、と認識して大丈夫です。そんな歴史も少し楽しみながら、家族の無病息災や自身の健康のために、ぜひどんど祭に足を運んでみてはいかがでしょうか。お餅や団子を楽しむのもお忘れなく♪
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