お正月気分の終わりを印象づける国民的行事の一つとして定着しているどんど焼きですが、行うのはいつでしょうか?また、そもそもどんど焼きの意味は由来はなんでしょうか?さらに、持って行くと断られてしまう場合のある物等も気になりますね☆
そのため今回は、どんど焼きの2019年はいつ?意味や由来、各地域の呼び方や燃やす物は?ご紹介します!^^
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もくじ
どんど焼きの2019年はいつ?
出典:https://www.youtube.com/watch?v=KkON_jyMQw8
・1月14日
もしくは
・15日
2019年に行われるどんど焼きの開催日程は、1月14日(日曜日)の夜、もしくは1月15日(月曜日)の朝に行われることが多いでしょう。
毎年何気なく気付いたらどこかでやっているといったように感じるどんど焼きですが、実はある程度決まった日程で行われています。
そもそも、どんど焼きは小正月の定例行事です。
小正月は1月14日の日没から1月15日の日没までを表すので、基本的にはこの2日間内で行われます。
しかし、開催する地域によってはさらに少しずつ変わる可能性もあります。
以前までは1月15日の成人の日が休みだったため、成人の日に合わせて日曜日に行うという所が多かったのですが、成人の日が1月の第二月曜にへと変更されてから、15日前後の土日に行われることが増えてきました。
そして、細かい日時は各地域事で決められています。
ネットで『“地域名+どんど焼き+日程”』を検索したり、
地域の回覧板などに載っているので、事前に開催日時をしっかりと確認しておきましょう。
一般的にどんど焼きは昼間行われることが多いですが、地域によっては火を焚くお祭りということから夜に開催する場所もあります。
夜のどんど焼きは、寒く澄んだ空気の中燃え上がる炎に、どことなく安心感を感じます。
どんど焼きとは?その意味は?
出典:https://www.youtube.com/watch?v=WuOJnYj3y8Q
正月飾りを燃やすことにより、その年の歳神様を見送る行事・祭り
正月は、その年の歳神様をお迎えするため正月飾りを飾り、小正月に御炊き上げでその正月飾りを燃やすことにより歳神様を見送るという祭りです。
どんど焼きでは、竹や藁、茅で小屋(どんどや)を組み、その下に持ち寄った門松、しめ縄、だるま、鏡餅、羽子板、お札、お守り、書初め等のお正月飾りを御炊き上げします。
お盆の迎え火や送り火と同じような火祭りの一種ですが、道祖神の祭りとしている地域も多くあります。
一年間良い年になりますようにという願いを込めた火祭り
御炊き上げで正月飾りを燃やすことで、その年一年間の豊作・大漁・商売繁盛・無病息災・家内安全を祈るという意味を持ちます。
昔は村境で行われる民間行事の一つとして行われており、けがれを祓い清める御炊き上げの浄火にあたると体が丈夫になるや、どんどに当たればその年元気で無事に過ごせるという伝承もあります。
また、どんど焼きで正月飾りを御炊き上げすることによって、正月気分から普通の日常生活へと気持ちを切り替えるためにも行われています。
ま。
書き初めを火にくべた時に、高く上がると字が上手になるとも言われています。
そして、御炊き上げの後に残る灰を家の周りにまくと無病息災や厄除けの効果があると言われていたので、昔の参加した人達は灰を家に持ち帰ったそうです。
どんど焼きの由来は?
平安時代に陰陽師が吉凶を占うために行った“左義長”が由来
鎌倉時代には行われていたどんど焼きの起源は、平安時代の“左義長(さぎちょう)”と呼ばれる宮中行事とする説が有力です。
平安時代に行われていた左義長とは、青竹を束ねて毬杖(ぎっちょう)を三本結び、その上に扇子や短冊などを添え、陰陽師が謡いはやしながら焼くことで吉凶を占う行事です。
そのため、三本の毬杖を結ぶことから“三毬杖(さぎちょう)”とも呼ばれていました。
左義長は小正月の15日に毎年行われ、その後この左義長が一年の厄除け行事として一般の人々へ広まり、今のどんど焼きとなりました。
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どんど焼きの呼び方の由来は?地域による呼び方の違いは?
出典:http://www.i-nekko.jp/hibinotayori/2017-011400.html
どんど焼きは、御炊き上げの炎を「尊(とうと)や尊(とうとう)」とはやし立てていたのがなまった説や、どんどん燃える様子からどんど焼きと呼ばれるようになった
説などいろいろあります。
音の響から名前が定着した・神様に由来した呼び方など地域によって異なりそれが定着した
他にも、竹を燃やした時のドンッと始める音から付いたや、小屋(どんどや)を組み御炊き上げをするところからという説もあります。
さらに、歳神様を見送る行事ということで、歳神様を歳徳神(とんどさん)と呼んでいたことからもどんど焼きと言われるようになりました。
他にも、道祖神の祭りとして行われる地域では、神様にちなんだ呼び方となっている地域もあります。
そんな各地方でバラバラの名前で呼ばれるどんど焼きは、最初聞いただけではどんど焼きとわからないような名前も多くあります。
あわんとり(千葉県南部・茨城県南部)
お焚き上げ(神社で行事としてする場合)
おんべ焼き(単におんべとも)
御柴灯(おさいとう)
かあがり(長野県南佐久郡小海町、南佐久郡南相木村、北相木村)
かんじょ(新潟県村上市岩船)
さいと焼き(神奈川県横須賀市鴨居八幡)
さぎっちょ(富山県、石川県、福井県、岐阜県、高知県、福岡県)
しんめいさん(広島県東広島市安芸津町)
道祖神祭り
とうどうさん(愛媛県東予地方)
とんど(奈良県、広島県、岡山県)
とんど焼き(近畿とその周辺、東京都)
とんど正月(兵庫県播磨地方)
どんと
どんどや(九州)
とんどさん(鳥取県)
ほっけんぎょう(九州)
やははいろ(東北)
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8
どんど焼きは海外にもあり、韓国の小正月にはタルジプ焼きと呼ばれる火祭りが行われています。
どんど焼きで燃やして良いもの・悪いものは?お守りは?
出典:https://sk-imedia.com/dondoyaki-4401.html
どんど焼きでは、基本的には正月飾りや書き初めといったモノなどを燃やします。
しかし、燃やしてはいけないモノもあるので注意しなくてはいけません。
量販店やスーパーといった場所で最近売られているしめ縄飾りなどの正月飾りには、プラスチックが使われています。
そのため、燃えないモノはどんど焼きの御炊き上げへ出す前に必ず外しておきましょう。
他にも、燃やして良いモノと悪いモノは事前にチェックしておくことをオススメします。
・しめ縄飾り(先に不燃部分を分別しておく)
・門松
・お守り(できない場合も)
・書き初めの習字用紙
・だるま(できない場合も)
・プラスチック
・針金
・橙(みかん)
他にも、どんど焼きは歳神様を見送る神事なので、お札などの神社に関するモノは一緒に燃やして良いとされています。
しかし、お守りだけは場所や地域によって少し対応が違います。
お守りは、本来お返しするモノです。
そのため、正式にはお守りを買った時と同額、もしくは千円ほどを目安に納め、どんど焼きとは違う時に改めてお炊き上げをお願いするのが正しいやり方です。
さらに、お守りを買った場所によっても変わります。
もしも手持ちのお守りをお寺で買ったのであれば、どんど焼きなど神事の御炊き上げ出すことは出来ません。
そのため、手持ちのお守りがお寺のモノか神社のモノかを確認してから持ち込むようにしましょう。
そもそも、神社は神様、お寺は仏様なので、加護を願う対象が違います。
出来れば、お寺も宗派に合わせて持ち込むようにすると良いでしょう。
地域によっては神社以外で行われるどんど焼きであっても、お守りだけは返納されるように言われる所もあります。
それは、どんど焼きでもお守りは燃え残りやすく縁起が悪いとされているからです。
お守りだけでなく、だるまも事前の確認が必要なモノの一つです。
神社で行われるどんど焼きの場合、だるまは断られてしまうことがあります。
元々だるまは仏教由来のモノで、新道の神社では扱えないモノです。
地方によっては、目を入れるだるまを火で燃やすことは、目が潰れるというイメージに繋がるとされ、焚かない地方もあります。
だるまも、どんど焼きとは違うときにお寺で御炊き上げしてもらった方が良いでしょう。
どんど焼き行われる場所は?
神社・田んぼや畑・川の土手や河川敷・海岸
地域の行事として行われる場合は、田んぼや畑、もしくは川の土手や河川敷、さらに海岸といった水場のある広い場所で行われることが殆どです。
歳神様を送る神事として、近所の神社で行っている場合もあります。
地域によっては、その土地の恒例行事として行われていることもあるので、事前に確認しておくと良いでしょう。
全国でも有名などんど焼きといえば、無形民俗文化財に指定されている“大磯海岸の左義長”です。
規模も大きく、神々しく燃えるどんど焼きに集まった人々の厄払いや1年の健康を願い、毎年行われています。
なぜどんど焼きには団子がつきものなの?
どんど焼きで焚いた火は、歳神様を送る火で若返りの効果がるとも言われおり、そのどんどの火で焼いたお餅や団子を食べると、その年一年間を健康に過ごせると言われています。
そんな、御利益のあるお団子ですが、単純に寒い日の暖かい焼きたてホカホカのお団子は、寒い体を温めるので、お腹だけでなく心も温まります。
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昔は近所の神社だけでなく、様々な場所でどんど焼きは行われていました。当時は子供のお祭りとされ、組み立てや飾り付けも子供達が行っていましたが、現代では子供の数が減り、さらに安全性のため子供は近づけないようになっています。どんど焼きは日本の伝統行事なので、住んでいる地域で行われることがあれば、1年の健康や安全を祈願して見物だけでも良いので参加してみてはどうでしょうか☆
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