ニュースで耳にする「今日は大寒」「暦の上ではもうすぐ春ですね!」といった言葉。
聞いたことはあるけど「大寒」って何の日かご存知でしたか?
知ってるようで、知らない季節の移り変わりを表す言葉。
そこで今回は、大寒とは?2018年はいつか、意味や由来、食べ物や過ごし方も紹介いたします^^
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もくじ
大寒とは?
出典:https://sk-imedia.com/daikan-9353.html
「大寒」は「だいかん」と読み、文字からのイメージ通り、1年で最も寒さが厳しくなる日(期間)を意味します。「大寒」のように、漢字二文字であらわされた「○○の日」。
カレンダーで見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。
出典:http://www.tenki.jp/dic/word/%E5%A4%A7%E5%AF%92(%E4%BA%8C%E5%8D%81%E5%9B%9B%E7%AF%80%E6%B0%97)/
四季(春夏秋冬)をさらに細かく、1年を24に分けたものを「二十四節気」と言います。二十四節気は「立春」から始まって、24番目に来るのが「大寒」です。
二十四節気は、季節・気候の移り変わりを把握するために作られました。
二十四節気が生まれた当時、暦は太陰暦に基づいて作られておりましたが、(現在の太陽暦と異なり)太陰暦では暦上の季節と実際の気温・気候にずれが生じていました。この暦上での季節のずれを正し、実際の季節の変化を表そうとした指標が、二十四節気です。
「大寒」「立春」「夏至」「秋分」など、24ある節気の名前に季節や気候を表す漢字が取り入れられている通り、実際の季節の移り変わりを詳しく知るための指標として、昔から天気・天候によって生活が左右されやすい農業従事者を中心に、暮らしの中に取り入れられてきました。
ひとつの節気がだいたい15日くらいですから、節気ごとに「この期間はこの仕事を」「この期間中にこの行事を」と仕事や生活のリズムが二十四節気を基準につくられ、今でもその名残は感じることができます。
大寒の2018年の時期はいつ?
出典:https://sk-imedia.com/daikan-9353.html
2018年の大寒は1月20日(土)
期間では、1月20日~立春(2月4日)までの期間を大寒と言う。
大寒をはじめ、二十四節気は毎年○月○日と決まっているわけではなく、太陽の動きに合わせて決めているため、年によって該当する日が異なります。
2018年の大寒は1月20日(土)。毎年おおよそ1月20日頃が大寒となります。
狭義では1月20日の「その1日」を大寒と言いますが、広義では大寒に当たる日から次の節気(大寒の次は立春)の前日までの「期間」を大寒と呼ぶことがあります。
期間で言うと1月20日から2月3日(立春は2月4日)までを大寒と呼びます。
大寒の前後の二十四節気には「小寒」と「立春」があります。
1月5日が「小寒(しょうかん)」、1月20日が「大寒」、2月4日が「立春」といい、小寒から立春まで期間は非常に厳しい寒さが続く期間となっていて、この期間のことを「寒(かん)」や「寒の内」「寒中(かんちゅう)」といいます。
寒の期間中に出す、季節の挨拶状が寒中見舞いですね^^
また本格的に厳しい寒さを迎える「小寒」の日のこと「寒の入り」といい、暦上では春を迎える「立春」の日のことを「寒の明け」とも呼ばれています。
大寒の七十二候
初候:款冬華(ふきのとうはなさく)
次候:水沢腹堅(さわのみずあつくかたし)
末候:鶏始乳( にわとりはじめてにゅうす)
季節の変化を詳しく知るための指標として作られた二十四節気ですが、24よりさらに、もっと細かく季節を分類したものがあります。
それが七十二候(しちじゅうにこう)といい、ひとつの節気がおよそ15日であるところ、さらに約5日ごとに3分割して、1年を72に分けて季節の変化を表しています。
七十二候は短文でできているのですが、いずれも気象の動きや動植物の変化に言及したものとなっています。
大寒の七十二候では、
初候ではふきのとうがつぼみを出す【款冬華(ふきのとはなさく)】様子を、
次候では沢に氷が厚く張りつめている【水沢腹堅(さわのみずあつくかたし) 】様子を、
末候では鶏が卵を産み始める【鶏始乳( にわとりはじめてにゅうす) 】様子をそれぞれ表しています。
昔の方は、こういった自然の変化をとてもするどくキャッチされていたんですね!
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大寒の意味や由来について
出典:http://blog.goo.ne.jp/hidemasakanbe_1946/e/36f92adf0e642b2144b39eff192b5667
呼んで字のごとくではありますが、暦上1年で一番寒い日です。
江戸時代に書かれた、暦についての解説書「こよみ便覧」には、大寒の日のことを「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」と記され、とにかく大変に寒い日であるとしています。
二十四節気では大寒の次は立春。暦の上では、大寒を過ぎると少しずつ気温が暖かくなっていき、春へと近づいていきます。
が、実際の気温でいいますと、1年間で最も寒い日は大寒の日の1月20日頃ではなく、1月26日~2月4日あたりの期間に最低気温を更新することが多く、実は本当に一番寒くなる日は大寒の1週間~10日ほど後に訪れます。
「季節のずれを正すための二十四節気なのに、ずれてんじゃん!」と思ってしまうかもしれませんね。(^^;
同じく二十四節気で、「立春」の日になるとニュースで「暦の上では今日から春です!」というのを聞いて「まだ全然寒いよ!!」と心の中でツッコミを入れたことは、誰しもあるんじゃないでしょうか。^^
なぜこんなズレが生じているかというと、二十四節気はもともと中国の黄河中流域で生まれたもので、その地域の気候をもとに作られたものだからです。
その後日本に伝わったのですが、かなりの距離を渡ってきたために、実はちょっとだけ季節のずれが生じているのです。
とはいえ、古くから生活の中に取り入れられてきた二十四節気。
今でも「1年で最も寒さが厳しい日」という大寒の日にまつわる慣習が、仕事や生活の中で見ることができます。
大寒の過ごし方や食べ物は?
出典:http://nagamitsufarm.com/blog/egg/daikan-tamago-2015/
「こんなに寒い日に、一歩も外に出たくないよ!」という気持ちもわかりますが、大寒の日におすすめの過ごし方・その日に買って食べたい食べ物があります!
「一年で最も寒さが厳しい日」にふさわしいものをご紹介します^^
大寒の過ごし方は?
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大寒の日になると、極寒の中をふんどし1枚になって川や海に入っていく人たちの様子を、テレビで見たりします。
全国各地で毎年の恒例行事として行われていることが多いので、ご存知の方も多いと思います。
寒稽古(かんげいこ)や寒修行と呼ばれ、極寒の中を薄着で運動したり泳いだりすることで、己を限界まで追い込み、いかなる苦境にも耐えうる強靭な肉体と強い精神力を養うのが目的とされる神事です。
もともとは武芸者や神職の方の間で、修行として行われていたものですが、現在では大寒の日の前後に、自分を鍛えたい人が参加できるイベントとして開催されていたりします。
ただでさえ1年で最も寒く、外を歩くのもおっくうになる時期なのですが、「最近たるみがちな自分に喝を入れたい」「今年1年の願掛けをしたい」という方は、大寒の日の寒稽古に参加してみてはいかがでしょうか?^^
寒稽古を行う場合、安全面にはくれぐれもご注意くださいね!
自分の体調やその日の外の気温・気候はもちろんですが、安全や万が一に備えた体制が整っているところで行うようにしてください。
主催者がいるイベントや行事であれば、安全面は十分に対策されているかと思いますが、決して個人で真似して海に飛び込んだりしないようにしてください!
また、大寒の日は寒稽古の他に、昔から味噌や醤油、日本酒の仕込みを行う時期ともされています。
味噌・醤油・日本酒のような長期間かけてつくる発酵食品では、不要な菌の混入を防ぐことが大切。
現在のように空調や水道が整備されていない時代には、これらの仕込みには気温が低く雑菌が少ない大寒の時期の水が、最も適しているとされていました。
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大寒の食べ物は?
玉子焼きでもスイーツでも、食べ方はご自由に!
大寒の日には、昔から卵を食べると良いとされていて、特に大寒の日に産まれた卵のことを「大寒卵(だいかんたまご)」と呼んで縁起物とされています。
なぜ卵が縁起物となっているかというと、それは寒の時期の卵が昔は非常に貴重だったから!
現在ではニワトリの品種改良によって、一年中卵を産むようになりましたが、昔は寒い季節には卵を産みませんでした。
寒の内(1月5日~2月3日)で卵を産むのは珍しく、寒の内に産まれた卵のことを「寒卵(かんたまご)」、その中でも特に、大寒の日に産まれた卵のことを「大寒卵(だいかんたまご)」「大寒の卵」といいます。
厳しい寒さに負けずに産まれた卵には滋養があり、強運を持っていると信じられ、子供が食べると体が丈夫に、大人が食べると金運がアップするとされています!
大寒卵の食べ方には決まりはなく、現在ではいろんな料理にして食べられています。玉子焼き・オムレツ・目玉焼きといった卵料理はもちろん、プリンなどのスイーツにして食べても良いですよ^^
その他にも、旬な食べ物はあります!
・果物:金柑(きんかん)
・魚介:牡蠣、公魚(こうぎょ)ワカサギ、鱈(たら)
等の食べ物が旬なので、食べて寒さを乗りきりましょう☆^^
大寒の俳句
二十四節気は俳句の季語としても用いられ、大寒を謳った俳句も多く残っています。
大寒の 大々とした 月よかな【高浜虚子】
大寒の 埃の如く 人死ぬる
【西東三鬼】
大寒や 転びて諸手 つく悲しさ【正岡子規】
薬のむ あとの蜜柑や 寒の内
声氷る 庭の小鳥や 寒の雨
大寒をうたった童謡
http://idea1616.com/daikan/
大寒の時期を歌った童謡です。
季節をテーマにした歌は多いですが、この歌からも大寒の時期の厳しい寒さが感じられますね。
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まとめ
寒さ厳しい大寒の日。
寒中稽古で鍛えるもよし!大寒卵で縁起を担ぐもよし!
四季の彩がある国だから訪れる節気。せっかくだから楽しんで過ごしてくださいね^^
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