みなさん、こんにちわ!ちまきは端午の節句(こどもの日)に食べますよね!
では、そのちまきの由来はなんでしょうか?そして、ちまきの形や笹に包む理由にも何か意味があるのでしょうか?また、端午の節句に食べる理由も気になりますね!
そのため今回は、ちまきの由来は?形や笹の意味は?端午の節句に食べる理由は?をご紹介します!^^
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もくじ
ちまきの由来とは?
出典:http://xn--p9jb5c5cxiuc4n4f9927ao6r.com/2017/0110/timakiyurai/
では、ちまきの歴史と由来について詳しく紹介しようと思います。
「ちまき」がわからない人もいるかもしれないので、冒頭でちまきについて簡単に紹介しようと思います。
ちまきとは
ちまきとは、お餅、またはもち米を三角形または円錐形に作り、笹の葉で包んでイグサなどで縛った食べ物のことです。作ったちまきは笹の葉ごと加熱して、葉の部分をむきながら食べます。
味付けはしていないので、笹の香りがついたおにぎりを食べているような味です。端午の節句(こどもの日)に食べたりします。
ちまきの歴史と由来
日本でのちまきは、すでに平安時代の承平年間からすでに存在していました。ただ、日本独自で作り上げたものではなく、中国から伝わったという説が有力です。
その中国の説とは、中国の故事である(屈原:くつげん)というお話が元になっています。では、そのちまきの由来となった「屈原(くつげん)」のお話を見てみましょう。
ちまきが出来たとされるお話(屈原:くつげん)
2300年ほど昔、中国に政治家であり詩人でもある屈原という人がいました。有能な政治家として国王の側近として仕え、その正義感と愛国心から人々から大変慕われていました。
しかし、陰謀によって失脚し、屈原は国を追われてしまいます。国の行く末に失望した屈原は、汨羅(べきら)という川に身を投げ、死んでしまいます。その日が5月5日です。
国民は屈原の死を悲しみ、魚が川に沈んだ屈原を食べないように小舟の上から太鼓をたたいて魚を脅したり供物を投げたり弔いをしましたが、実は投げ込んだ供物は龍に食べられていました。
しかしある時、屈原の霊が現れ、こう訴えました。「淵には蛟龍(こうりゅう=龍の一種)が住んでおり、投げ込んだ供物を食べてしまう。厄除けに楝樹(せんだん)の葉で包み、五色の糸で巻けば蛟龍は食べないであろう。」
それから里人は教え通りに供物を作るようになったと言われています。これが「ちまき」の始まりだといわれれています。
昔と現在の違い、歴史について
ちまきは昔、灰汁の中で煮込んで作られていました。灰汁が持つ殺菌力や防腐作用がもち米の保存に適しており、江戸時代の戦が盛んにおこなわれていたころ、武士が携帯して食べる食料として用いられていたからと言われています。
その後、ちまきは日本の各地で改良され、現在ではお餅の中にあんこを包んだり、お餅そのものの素材が変わったりと、主に和菓子へと変化してきています。そして、今では灰汁で煮込んだ「ちまき」は時代とともに廃れていきました。
今と昔を比べると、ちまきもだいぶ形や作り方などが変わってきているのですが、昔からみんなに食べられているということには変わりはありませんね。
ちなみに?鹿児島では、ちまき(あくまきとも呼ばれている)というとまったく別物なので注意してくださいね!
ちまきの名前の由来
ちまきという名前がついた由来は、もち米を包む葉の種類から来ており、今のちまきは笹に包むのが主流でしたが、昔は「チガヤ」というイネ科の葉で包まれていて、「ちがやまき」と呼ばれていました。
それが次第に転訛していったことが、ちまきと呼ばれるようになった由来とされています。
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ちまきの形や笹の由来や意味は?
出典:http://xn--cbktd7evb4g747sv75e.com/2015/0206/timakinoyurai/
ちまきの由来や形、笹の意味についてですが、調べてみると様々な意味が込められていました。では、その形や笹の葉、名前の由来について確認していきましょう。
ちまきを笹の葉で包む意味、理由は?
ちまきの笹の葉の意味ですが、笹の葉でくるむことにより、災難や病気などから身を守ってくれる効果があると言われています。
何故、笹の葉で包むと災難や病気から守ってくれるのか?と言うと、中国の故事(屈原:くつげん)の話で、川に投げ込まれるちまきが悪い龍に食べられることがないよう、龍が苦手とする笹の葉に包んだという説が有力だと思います。
ちまきの形の意味は?
ちまきといえば、笹の葉に包まれた三角や三角錐の形をした食べ物ですよね。ちまきは何故このような形なのでしょうか?
それは、ちまきを毒蛇に見立てたからと言われています。では、何故、毒蛇に見立てられて作られたのでしょうか?その理由は端午の節句に食べられるようになった理由に繋がってきます。
ちまきの形や笹にもしっかりと意味がありましたね。無病息災を込められてこのような形になったのは、今も昔も変わらないようです。
端午の節句にちまきを食べる理由は?
出典:http://xn--cbktd7evb4g747sv75e.com/2015/0206/timakinoyurai/
端午の節句に食べられるようになった理由ですが、蛇の形に見立てられた事と中国の故事である「屈原」がカギになっているようですね。
端午の節句はこどもの日で、こどもの健やかな成長を願い、お祝いする日でもありますよね?ちまきの形の意味でも少し説明しましたが、毒蛇に見立てた理由と何が繋がってくるのでしょうか?
それは、毒蛇に見立てられた「ちまき」を食べることによって免疫がつき、病気や災難から身を守ることが出来ると考えられているからです。
そして、邪気を払う五色(赤・青・黄色・白・黒)の糸は子供が無事に育つようにとの魔よけの意味を込められており、鯉のぼりの吹流しの色にも反映されています。それから中国では、5月5日にちまきを作って災いを除ける風習ができ節句とともに日本へ伝わったとされています。
食べられない方の厄除けに使われる「ちまき」
それと似たようなものですと、京都の祇園際にある「ちまき」です。こちらは食べ物ではなく、笹の葉で作られた厄除けのお守りとなっています。
毎年、祇園際の時期にだけ販売され、京都では多くの人がこれを買い求め、玄関先に飾るなどして一年の厄病や災難から身を守るものとして使われています。
ちなみに、京都の祇園際は食べる方のちまきも売っているようです。
こどもの健康を祈って食べられている「ちまき」、1年の無病息災を願って作られた「ちまき」どちらにしても、無病息災を願われて作られたもので、とても縁起のよい食べ物だということがわかりますね。
私は、端午の節句(こどもの日)にちまきを食べているのは何かの厄除けなんだろうとわかってはいましたが、こんな意味が込められていたとは知りませんでした。これで、自分のこどもにもわかりやすく教えることが出来そうですね^^
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ちまきの楽天の人気商品を紹介☆
ちまきに関する楽天の人気商品を紹介したいと思います。こちらの商品は、お母さんにも優しい手軽でおいしい「ちまき」を食べることができます。是非ともチェックしてみてください。
角煮入りちまき
主役の角煮はホロリと柔らかく。みりんや老酒で仕上げています。そして、美味しいさたっぷりのもち米です。
たっぷり 中華ちまき
国産のもち米、鶏肉を使用し丁寧に手で包んであり中ももっちり&ふっくらです。電子レンジで温め可能です。
【初回限定】【送料無料】【粽】\にこにこセット/海ちまき&山ちまき
期間限定商品。海と山のちまきを同時に食べることが出来きて、忙しい方もすぐに食べられることが出来ます。
まとめ
ちまきは昔も今も変わらず、みんなに親しまれて食べられていたということがわかりましたね。
そして、ちまきの由来や成り立ちを知ると大切な人の身を案じるたくさんの想いが詰まっていることがわかります。
こういう由来や意味を知ることはとても大切だと思うので、自分のこどもにも話してみるのはいかがでしょうか?^^
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