季節の雑学

大暑の候の読み方や意味!時期はいつ・いつまで使うか、例文や結びも

セミの鳴き声が暑さにいっそう拍車をかける毎日です。この頃の手紙の時候のあいさつ文に「大暑の候」というのがあります。その読み方や意味が気になりますね。また、いつ頃使うといいのでしょう。
そのため今回は、大暑の候の読み方や意味!時期はいつ・いつまで使うか、例文や結びもご紹介します!^^

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大暑の候の読み方と意味は?

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「大暑の候」は、「たいしょのこう」と読みます。

時候のあいさつは、だいたい音読みすればいいので、難しく考えないでくださいね。

「大暑の候」の意味は、「大変に暑い季節になりました」「厳しい暑さを感じる季節」となります。

文字通り、ジリジリと強い日差しが肌を差す、夏の真っ盛りの頃を表わしています。

大暑とは二十四節気のひとつで、一年を24等分に分けた季節の区切り、旧暦で季節を表すためのものです。

四季それぞれに節気があり、立春や春分、夏至、冬至などはよく使われているので、聞いたことがありますよね。

「候(こう)」の意味は、「季節」とか「気象」「自然現象」を表わしています。
普段はあまり使わない言葉ですが、「候」を「そうろう」と読むと「〜でございます」という古文の丁寧語になり、時候のあいさつとは意味が違うので注意してください。

この暑い時期を一日も早くやり過ごしたい気分ですが、昔から日本の夏の蒸し暑さは耐え難いものだったようで、涼しくするための工夫がされてきました。

例えば、「打ち水」「風鈴の音」「夕涼み」「土用の丑の日」など、江戸時代から庶民に親しまれてきた夏の風物詩です。

なかでも「打ち水」は、庭や道路に水を撒いて涼しくしようというもので、結構涼しくなるものです。

手紙のあいさつ文は、涼しい印象を与える季語を加えながら、暑さを和らげるのがポイントです。手紙を受け取った人は、しばし暑さを忘れて「ふぅ~っ」とした涼感と風情を感じてもらえます!

ちなみに、大暑の頃は「土用の丑の日」でもあります。土用の日とは、土用の入りになって最初に来る丑の日のことで、この日にうなぎを食べると暑い夏も乗り切れるという意味があります。

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大暑の候の時期はいつ?いつまで使える?

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「大暑の候」は、7月23日頃〜8月7日頃(立秋の前日)まで使うことができます。

暑中見舞いを出すのは、小暑から立秋の前日までの7月7日〜8月7日頃までとなり、ちょうど「大暑の候」を使うとぴったりですね。

・小暑は7月7日〜7月22日
・大暑は7月23日〜8月6日
・立秋は8月7日〜8月23日

「大暑」は夏の季語でもあり、イメージ的に8月いっぱい使えそうですが、暦の上では、8月8日から秋に入ります。最も暑い季節となると8月の旧盆あたりになりますが、その頃は暦の上ではもう秋で「大暑」は使えなくなります。実際のカレンダーとはズレがあるので、間違えないようにしてくださいね。

この頃の時候のあいさつには、「大暑の候」の他、「盛夏の候」「炎暑の候」「酷暑の候」「烈暑の候」「猛暑の候」「仲夏の候」「極暑の候」なども使えます。

盛夏、炎暑、酷暑、烈暑、猛暑、どれも字を見ただけで厳しい暑さが想像できますね。高温続きで体調も崩してしまいそうな日々ですが、せめて手紙で涼感を出したいものです。

例えば、この時期の風物などを取り入れた季語に置き換えて、手紙のあいさつ文に入れることもできます。

「祇園祭」「海の日」「夕涼み」「打ち水」「金魚」「ふみの日」「夏休み」「ほおずき市」「土用干し」「土用の丑の日」などを、自分なりに手紙のあいさつ文に入れたら、季節感あるしかも涼しげな文章ができあがるのでおすすめです。

いくつか季語の意味をご紹介しますので、参考にしてみてください。

「祇園祭」
祇園祭は7月17日〜24日まで京都の八坂神社で開催される祭礼で、山鉾の巡行が繰り広げられます。山鉾から聞こえる「コンチキチン」を聴くと、京都の夏が始まります。
「夕涼み」
団扇片手に夕涼みの姿は、昭和の懐かしい光景です。クーラーがなかった頃の暑さしのぎで、夕方になると縁台を玄関先に出して、詰将棋などをしながら近所の人とのコミュニケーションの場でした。
「金魚」
金魚は室町時代に中国から渡来し、観賞用に飼育されるようになったのは江戸時代からです。金魚の祖先はフナですが、もとの体型に近い「和金」、ずんぐりした体の「琉金」、目が飛び出した「出目金」など、金魚鉢は涼しいインテリアですね。

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大暑の候の例文と結び

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「大暑の候」の意味や使う時期はだいたいわかりましたね。手紙やハガキの作成など、何から書き始めればいいのでしょうか?
手紙の基本の頭語、時候の挨拶、結びの言葉などを実際に使ってみましょう。

「大暑の候」を使った例文です

【書き出し】
ビジネス文章
・謹啓 大暑の候 貴社におかれてはますますご清祥のことお慶び申し上げます。
・拝啓 大暑の候 本格的な暑さを迎え、益々ご壮健のこととお喜び申し上げます。
改まった相手へ
・拝啓 大暑の候 セミの鳴き声と相まっていっそう暑さに拍車をかける毎日です。
・拝啓 大暑の候 今年は冷夏とのこと、例年になく過ごしやすい日々です。 

親しい相手へ
・大暑の候、暑さもひとしおですが、いかがお過ごしでしょうか。
・海に山にと活動的な季節になりました。もう夏休みの計画は決まりましたか。
 「拝啓」より、「謹啓」のほうがより敬った言い方です。手紙の最初の一言は、好印象を与えられます。受け取った人も季節感を感じられてうれしいですね。

【結び】
ビジネス文章
・暑さ厳しき折、皆さまのご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げます。

・酷暑の折、何卒ご自愛くださいますようお祈り申し上げます。
改まった相手へ

・寝苦しい夜が続きます。健康にはくれぐれもご留意くださいませ。
・暑さはしばらく続きそうですが、乗り切って参りましょう。
親しい相手へ

・時節柄、うなぎでも食べて体力をつけましょう。
・夏風邪や寝冷えなどにお気をつけください。

 「拝啓」で始めたら「謹啓」「敬白」で終わる、がセットになっています。女性は「かしこ」や、友達なら「では、また。」などフランクな言葉でもいいですね。

暑さが本格的なこの時期は、相手の健康や体調を気づかう言葉を忘れず入れましょう!
ただし、ビジネス文章では時候の挨拶を省いたり、季節に関係なく「時下」(この頃はの意味)とすることもあります。

時候のあいさつ文は、相手のお宅を訪ねた時の「ごめんください」と同じような意味があります。手紙は、時候のあいさつ〜本文〜結びというルールがだいたい決まっているので、コツを覚えてしまえば意外と簡単です。

今はメールが主流になりましたが、改まった内容や目上の方へは不向きとされています。転勤のあいさつやお祝い、お礼状などをメールで済ませるというわけにはいかないですね。社会人になると、いずれ手紙をかく機会がやってくるはずです。そんな時、慌てなくていいように手紙の書き方を覚えておくと役に立ちますよ!

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まとめ

「大暑の候」は、「たいしょのこう」と読みましたね。意味は、「厳しい暑さを感じる時」でした。外はうだるような暑さですが、涼感あふれる手紙を書きたくなったら、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。
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