季節の雑学

初秋の候の意味や読み方は?時期はいつ・いつまで使える、例文も

お盆休みの、楽しい思い出はできましたか?この頃の手紙の時候のあいさつに「初秋の候」とうのがあります。では、その意味や読み方は何でしょうか?また、使う時期も気になりますね☆
そのため今回は、初秋の候の意味や読み方は?時期はいつ・いつまで使える、例文をご紹介します!^^

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初秋の候の読み方と意味は?

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「初秋の候」は、「しょしゅうのこう」と読みます。
時候のあいさつは、音読みすることがほとんどですから、難しく考えなくていいですね。

「初秋の候」の意味は、「秋のはじまりが感じられる頃」となります。

初秋とは、立春や春分、夏至、冬至などの旧暦二十四節気の、節気をふたつずつまとめたものが初秋・仲秋・晩秋とされています。つまり、二十四節気のうちの「立秋」と「処暑」が初秋にあたります。

立秋は8月8日頃で、まだまだ残暑が残っていて、秋の初めと言われても実感がわいてこないですね。でも、朝夕は秋の気配がそこかしこに感じられ、耳を澄ませば「コオロギ」や「鈴虫」などの鳴き声が聞こえ、秋の訪れは確実に近づいている時期なのです。

今のように天気予報がなかった昔の暮らしでは、この二十四節気の季節の区切りは春の作物の種まきや、秋の収穫の時期の目安としてとても大切なものでした。それで、今でも年中行事や手紙の時候のあいさつなどで使われています。

8月の別称には、「葉月」や「秋風月」「月見月」「雁来月」などがありますが、「葉月」は「葉が落ちる月」の意味があり、そろそろ秋というのを連想させる呼び名が付けられていますね。

「候」は、「季節」とか「気候」「自然現象」といった意味になります。

「候」を「そうろう」と使うと、「〜でございます」という古文の丁寧語になります。昔の文章で、現代文の「です」の代わりに使っていた言葉で、時候の挨拶の「こう」とは意味が違ってきますので、間違えないでくださいね。

普段はあまり使わなくても、丁寧な手紙の書き出しには「青葉の候」という時候の挨拶を入れます。日本語には四季を表現するこうした美しい言葉があるので、ちょっと頭に入れておくと役立ちます!

初秋の候の時期はいつ?いつまで使える?

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「初秋の候」は、8月7日頃(立秋)〜9月7日頃(白露の前日)まで使えます。
8月7日頃といえば、まだ夏の真っ盛りなのですが、暦の上では「立秋」を過ぎれば秋となります。

・立秋(8月7日頃〜8月22日頃)
・処暑(8月23日頃〜9月7日頃)
・白露(9月8日頃〜9月22日頃)

「立秋」の頃は、激しい残暑は続きますが、日本では古くからこの日を秋の始まりとしています。
この時期には、旧のお盆を前に各地で夏祭りや盆踊りが開催されます。また、この日以降から8月末までが、残暑見舞いを出す期間となります。
「処暑」は、厳しい暑さもようやく峠を越し、日中は暑いものの、朝晩の涼しさに初秋の風を感じる頃です。また、二百十日の台風シーズンに入ってきます。

現在の季節でいうと秋は9月〜11月ですが、旧暦の二十四節気では8月〜10月が秋で、約1ヶ月のずれがあるので気をつけてください。

使う時期としては暑い盛りになるので、もう少し季節に合った時候のあいさつを使いたい時は、「残暑の候」があります。残暑は、そろそろ夏も終わりですというニュアンもありますね。もっと涼しい感じがいいという時は、「納涼の候」も涼しげな言葉で8月中に使うといいですね。

この他にも同じ時季の時候のあいさつに、「残暑の候」「処暑の候」「納涼の候」「新涼の候」「早秋の候」「早涼の候」「孟秋の候」…などもあります。最近の気象事情では「初秋」という表現よりも、「残暑」のほうがぴったりくるかもしれません。あるいは、北海道や東北地方では8月下旬になれば涼しくなっているかもしれません。手紙を出す地域の気象状況を調べてから、時候のあいさつを選ぶようにしましょう。
「秋暑し」は、秋めいたかと想うとまた残暑がぶり返す数日のことですが、夏の疲れを感じながらも、確実に秋に向かっているのです。

いずれも、立秋〜白露の前日頃まで使います
残暑で暑いという印象より、秋の気配が訪れる涼しさを文面に入れるようにしましょう。

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初秋の候の例文と結び

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「初秋の候」の意味や使う時期はわかりましたね。手紙やハガキの作成など、何から書き始めればいいのか?
手紙の基本の頭語、時候の挨拶、結びの言葉などを実際に使ってみましょう。
8月7日頃(立秋)〜9月7日頃(白露の前日)は、季節感も8月中旬・8月下旬・9月上旬と徐々に変わります。時候のあいさつも微妙に違ってきますね!

【書き出し】
8月中旬
・初秋の候 新涼が心地よい今日この頃、貴社ますますご清栄のことと存じ上げます。
・初秋の候 お盆も過ぎて、朝夕はずいぶんしのぎやすくなりました。
8月下旬
・初秋の候 鈴虫の鳴く声が聞こえてくる時節となりました。
・初秋の候 暑さも峠をして、心なしか涼しい過ごしやすくなりました。
9月上旬
・初秋の候 九月に入ったとはいえ、なお厳しい暑さが続いております。
・初秋の候 台風一過の空が青く澄んで、心地良い秋晴れとなりました。
【結び】
8月中旬
・熱帯夜が続いていますが、夏負けなどなさららないようおすごしください。
・まだまだ暑い日が続きますので、お体をおいといください。
8月下旬
・8月も残りわずかとなりました。夏を乗り切りましょう。
・残暑厳しい毎日ですが、くれぐれも健康にご留意ください。
9月上旬
・清涼の季節、さらなるご活躍のほどお祈り申し上げます。敬白
・虫の音に秋を感じつつ、静かに読書を楽しんでいます。

「拝啓」で始めたら「謹啓」「敬白」で終わる、がセットになっています。女性は「かしこ」や、友達なら「では、また。」などフランクな言葉でもいいですね。

梅雨の入り前後という季節の変わり目のこの時期は、相手の健康や体調を気づかう言葉を忘れず入れましょう!
ただし、ビジネス文章では時候の挨拶を省いたり、季節に関係なく「時下」(この頃はの意味)とすることもあります。

初秋の候と一緒に使える季語

【8月中旬の季語】
向日葵、芭蕉、積乱雲、浴衣、夏草、涼し、緑陰、秋立つ、蝉時雨、蓮の花、花火、芙蓉、盆休み、星祭、桔梗、松虫、送り火、迎え火、カンナ…など。
【8月下旬の季語】
残暑、秋の夜、朝顔、無花果、糸とんぼ、萩、初嵐、つくつく法師、梨、木槿…など。
【9月初旬の季語】
秋の朝、野分、夜長、葡萄、秋高し、鳳仙花、風の盆、鈴虫、露、秋刀魚、稲穂、朝露、台風、蜩…など。

季語を手紙の中に取り入れてみましょう!身近な花や生きもの、自然を意識して、その思いを表せば、ありふれた光景もいきいきとしてきますね。
8月の季語は?俳句や時候の挨拶、手紙の書き出し・結びの文例も!
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